フィリピンのセブ支社で働いているしゅんです。
私はオフショア開発先として人気の国であるフィリピンで約2年半、フィリピン人の方と開発を行ってきました。
この記事では現地で感じたフィリピンのオフショア開発の実情やメリット・デメリット、さらにはフィリピンでのオフショア開発を成功させるポイントについてまとめています。
安いというイメージが先行しているオフショア開発ですが、実はそれ以外のメリットもたくさんあります。この記事を読めば、フィリピンのオフショア開発をすべきか否かの判断材料になるはずです。
- オフショア開発を成功させるには…
- オフショア開発の成功には、実績のある依頼先を選ぶことが大前提です。オフショア開発の実績豊富な会社はこちらの記事でまとめています。
目次
フィリピンのオフショア開発の現状
フィリピンは、オフショア開発の委託先としてベトナムに次いで人気の国です。
その理由は、やはりIT人際の人件費の安さと言えるでしょう。特にセブ島は、首都マニラよりも物価水準が低いため、オフショア開発先として人気が高いエリアです。
ここではオフショア開発におけるフィリピンとはどんな国なのか、その特徴をまとめました。
公用語や人口推移などの基礎データ
フィリピンは、東南アジアに位置する約7,100の島々からなる島国です。英語が公用語として採用されており、国民のほとんどが英語を話すことができます。
外務省のフィリピン基礎データ(令和5年3月1日)によるとGDPは右肩上がりで、10年前と比較すると約150%の成長率です。日本は約109%であることを踏まえると、その凄さが際立ちます。
2012年 | 2015年 | 2018年 | 2021年 | |
---|---|---|---|---|
GDP(億米ドル) | 2,619 | 3,064 | 3,468 | 3,936 |
人口は1億を超え、国民の平均年齢は約24歳! 日本国民の平均年齢が約48歳なのに比べると、若く勢いのある国であることがわかります。
人口ピラミッドも綺麗な富士山型になっています。
国民性
フィリピン人の国民性としては、オープンな性格の人や温厚な人が多いと言われています。私が仕事を一緒にしているフィリピン人も、ホスピタリティがあり、人と人とのつながりを大切にする人が多いです。また、家族を第一優先にする文化であるのも、日本と違うところだと思います。
仕事には献身的に取り組み、ストレートに自分が思っていることを表現する人が多く、日本人のような「空気を読む」という文化はあまり感じられません。
陽気な性格である反面、緻密に計画を立てる、といったことは苦手な傾向があります。時間にもルーズなので、開発を進める上では細かな進捗チェックや、時間に関する重要性をしっかりと伝えなくてはなりません。
フィリピンは親日国としても知られており、国交も良好です。
他国との比較
続いてここまで紹介した特徴について、他国と比較した結果をみてみましょう。オフショア開発先として人気のある、ベトナム・中国・インドと比較してみました。
関連記事:オフショア開発の人気国5カ国の特徴、オフショア開発の国別の費用相場
フィリピン | ベトナム | 中国 | インド | |
---|---|---|---|---|
公用語 | タガログ語、英語 | ベトナム語 | 中国語 | ヒンディー語、英語(南部) |
GDP成長率 (2021年通年)*1 |
5.6 | 2.6 | 8.1 | 8.7 |
時差 | +1時間 | +2時間 | +1時間 | +3.5時間 |
特徴 | 英語が公用語。人件費はやや高騰しているが、日本よりも安く人材も豊富。 | オフショア開発先としてもっとも選ばれている国。IT教育に力を入れており、若い世代の優秀なエンジニアが育っている。 | オフショア開発の先駆けとなった国。コストがやや高くなっているが優秀な人材が揃っている。 | スキルの高いエンジニアはいるが、単価は中国と同等程度。 |
*1.出典:ジェトロ「ビジネス短信」添付資料 表「フィリピンの実質GDP成長率」、在ベトナム日本国大使館経済班「2021年ベトナム経済統計」、ジェトロ「ビジネス短信」添付資料 図「実質GDP成長率の推移」、ジェトロ「ビジネス短信」添付資料 表 2021年度(通年)の需要項目別GDP成長率
関連記事
【2024】ベトナムのオフショア開発の現状-スキルや単価、選ばれる理由 【2024】中国におけるオフショア開発の現状と特徴を解説
フィリピンのオフショア開発のメリット
フィリピンがどんな国かわかったところで、続いてはフィリピンでオフショア開発をおこなうメリットを見ていきましょう。
- フィリピンのオフショア開発のメリット
-
- 英語力が高い
- 時差が1時間
- 高い技術力
- IT人材の豊富さ
- 人月単価(人件費)が安い
それぞれ詳しく解説します。
英語力が高い
フィリピン人の凄さはなんといっても英語力。フィリピンは学校の授業がほとんど英語で行われる国で、フィリピン人の約9割は英語が話せるといわれています。
世界的に見ても英語人口はアメリカ、インドに次ぐ堂々の3位です。英語能力指数ランキングでは、アジアで2位とフィリピンの英語能力が高いことがわかります。
私も現地で長く生活してみて、英語が伝わらなくて困った経験はほとんどありません! 日本企業側にも英語が話せる人がいれば、スムーズにコミュニケーションをとることができます。とくに高い教育を受けてきたIT系エンジニアやデザイナーは、綺麗な英語を話します。
時差が1時間
オフショア開発を進める上で、日本と現地との時差は重要です。時差が大きければ、それだけコミュニケーションが取りづらくなります。その点、フィリピンは日本の時差は1時間。急遽連絡をとりたいときにも、連絡がつきやすくまた会議などの調整もスムーズです。
また、成田空港から約4時間半で気楽に行き来できる距離にあり、日本企業のオフショア開発先として最高の立地といえます。
高い技術力
国全体で見ると、ITの技術力はこれからという意見もありますが、私が一緒に働いているメンバーはとても優秀だと感じます。
私は日本人のエンジニア・デザイナーとも仕事をしたことがありますが、フィリピン人メンバーの技術力やコミュニケーション能力も、弊社LIGの日本人メンバーと引けを取りません。
優秀な大学出身のエンジニアやデザイナーが多く、期待以上の成果を出してくれます。また、とても真面目で働きものです。
そんなイケてるフィリピン人メンバーの記事も過去に書いたので、ぜひ覗いてもらえると嬉しいです! フィリピンの東大出身!憧れの日本企業で、夢を追う。 (フロントエンドエンジニア・Anna) セブ支社の盛り上げ番長!誰かの記憶に残る人に。(デザイナー・Van)
IT人材の豊富さ
IT人材不足が拡大している現在の日本。求める人材を確保することは、予算的にもなかなか難しいと思います。フィリピンも徐々に物価も人件費も高騰してきている印象はありますが、日本人に比べるとやはりIT人材の確保はしやすい印象があります。
人月単価(人件費)が安い
最後にお伝えするフィリピンでのオフショア開発のメリットは、「人月単価(人件費)の安さ」です。以下にフィリピンの人月単価をまとめましたが、日本と比較するとかなりコストを抑えることができます。
人月単価(万円) | プログラマー | シニアエンジニア | ブリッジSE | PM |
---|---|---|---|---|
フィリピン | 36.25(+6.9%) | 49.63(+3.7%) | 71.07(+6.6%) | 65.83(-11.0%) |
出典:【2022年最新版】フィリピンオフショア開発の人月単価相場 ※()内は前年比
フィリピンのオフショア開発のデメリット
文化の違い
フィリピン人の方々の根本の考え方にあるのが、「家族ファースト」です。家族が絡む用事、イベントは最優先。あくまで仕事の優先順位は、家族の後にあります。
日本では仕事優先の文化がありますが、ここは文化の違いとして理解することが大切です。
品質の基準が異なる
Webサイトひとつとっても、日本人とフィリピン人の合格ラインは異なります。日本は世界的に見ても品質水準が高いので、フィリピンに限らずオフショア開発をするときは合格ラインの基準をしっかりと共有するようにしましょう。
- どこまでていねいに機能テストをするか
- どこまでデザインの再現度を実装に求めるか
などなど、ここは研修や日々の業務をこなす中で、お互いの足並みをしっかりと揃える必要があるポイントです。
コミュニケーションコストがかかる
フィリピンでは、日本語を話せる人はほとんどいません。「言語」と「距離」という2点から、オフショア開発は、日本での開発に比べコミュニケーションコストがかかります。
英語に自信がなくても、Google翻訳などを使ってなんとかコミュニケーションを取ることはできるのですが、やはり細かいニュアンスなどを伝えるときには、使用言語が異なることは大きな壁になります。
また、フィリピンは時差が1時間しかないので就業時間の問題はありませんが、ディレクター・デザイナー・エンジニアが隣り合って作業することができません。
MTGはビデオ会議ツールでできるのですが、細かい進捗管理やメンバーのモチベーション管理などは、やはり同じ開発現場にいた方がスムーズに進みます。
デメリットの解決策
上述したデメリットをどう解消していくか、詳しく解説していきます。
文化の違いを理解する
どんな文化を持っている人と仕事するにしても、「プロジェクトを円滑に進めるプロジェクトマネジメント」を行うことが一番の解決策になると思っています。
フィリピンでは家族を優先するので、休日出勤や残業することへの拒否感がことさら強いです。
「リリース前だし気合いで対応してくれるはずだ……」と、つい開発者に甘えたくなることもあると思いますが(本当はよくないことなのですが)、フィリピンでは通用しません。
これは日本人、フィリピン人に限らず、メンバーが健康的に働くために、いかに要件定義をしっかり行うか、現実的なスケジュールをクライアントとの同意の上で定めることができるか、日々の進捗管理を行っているか、リスクを常に洗い出せているか、などの「プロジェクトマネジメント力」で解決できる問題だと思います。
フィリピン人は本当に真面目ですし、作業スピードも早いです。余裕を持ったスケジュールで、常に作業者のモチベーションを気遣うことができれば、問題なくプロジェクトを成功に導けると考えています。
品質基準の共通認識を持つ
品質の基準をそろえるために実施すべきことはたくさんあります。
例えば、コーディングやデザインルールのマニュアル化やマニュアルを浸透させるための研修、日々の業務で厚めのフィードバックを行うことによって、「日本と同等の厳しめの基準」を徹底するなどです。
品質のレベルが染み付いたメンバーが新しいメンバーに指導することによって、組織全体に品質の基準を浸透させることができます。
日本語ができるオフショア開発先に依頼をする
コミュニケーションに対する不安は、英語でのコミュニケーションに慣れていない人はとくに感じる点だと思います。
「今すぐ語学を習得して何とかうまくやってくれ!」というのは不可能ですので、現地に日本語ができる人がいるオフショア開発先を選ぶようにしましょう。
ちなみにLIGでは、日本とフィリピンの間に英語が堪能な優秀な日本人トランスレーター(ブリッジSE)を配置しています。
日本人に細かいニュアンスまでヒアリングを行い現地の開発者に正確に伝える、といった体制をとることによって、コミュニケーションによるストレスが溜まらないプロジェクト進行をしています。
フィリピンでのオフショア開発の成功事例
一例として、LIGで経験したフィリピンでのオフショア開発の成功事例を紹介いたします。
- 状況
- エンジニアの人手が足りなく、LIGに問い合わせをしてきたA社。人手不足解消のために、エンジニア5人をA社に提供。さらに開発を円滑に進めるために、LIGからブリッジディレクターもアサイン。いざ、協業して開発スタートだ!
▼Step0:現地視察
まず重要なことは、なんといっても「現地視察」です!
基本的にクライアントはブリッジディレクターを介してフィリピン人メンバーとやりとりをすることになりますが、実際にフィリピンに来て開発現場を肌で感じてもらうことで、以後のコミュニケーションが劇的に変わります。LIGでは、一度開発メンバーとご飯に行っていただくことをお願いしています。成功事例のA社さんも、実際に現地視察にきていただき、メンバーと仲良くなったことで、視察前よりも断然にコミュニケーションが取りやすくなり、開発をさらにスムーズに進めることができました。
▼Step1:要件定義(クライアント)
この案件の要件定義は、クライアント側で行っていただきました。ブリッジディレクターが要件定義資料を確認し、不備や疑問点があった場合は、随時クライアントに質問して不明点をゼロにしていきます。
▼Step2:フィリピン人スタッフに伝達(LIG)
LIGのブリッジディレクターが、フィリピン人スタッフに要件を伝えるために、翻訳した資料を用いて社内共有会を行います。疑問点があればその場でクライアントにチャットをして、理解度を100%まで高めていきます。
▼Step3:ガンガン開発!(LIG)
要件の理解を終え、開発環境も整っていれば、スケジュールを作成しどんどん開発していきます。都度クライアントには「Asana」を用いて進捗報告を行い、認識を合わせるようにします。
▼Step4:定例会(LIG/クライアント)
週に一回は定例会を行い、進捗の報告、疑問点の解消、リスクの洗い出しなどを行います。また、開発を終えた週には、リリースしたサイトや機能のレビューを行います。
開発対象物の規模にもよりますが、基本的に上記Step1〜4がぐるぐると回っていくようなイメージで、プロジェクトを進めていきます。より多くのサイトや機能を開発したい場合は、随時ヒアリングし、増員やアサインの変更、進め方の提案などを行うことによって、クライアントの問題を柔軟に解決していきます。
オフショア開発の成功事例については以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
オフショア開発の成功事例-失敗例や進め方のポイントも解説
フィリピンでおすすめのオフショア開発会社
株式会社LIG|日本語で開発を進められる
出典:株式会社LIG
先ほど成功事例でも紹介したように、弊社LIGでもフィリピンでのオフショア開発を支援しています。
デメリットとして挙げた言語の問題についても、LIGでは日本語でのコミュニケーションが可能です。
また、大手外資系コンサルティングファーム出身のメンバーが事業戦略の策定や業務体制の構築を支援することもでき、これまで数々のデザインアワードを受賞したLIGのデザイナーたちがチームに加わり、顧客視点のサービス設計にを支援いたします。
クライアントのみなさまに安心して依頼してもらうためにも、ぜひ現地視察にお越しください。また不安な点は、事前のお打ち合わせでぜひお気軽になんでも聞いてください。
開発拠点 | フィリピン(セブ)・ベトナム・東京 |
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設立年 | 2007年 |
電話番号 | 03-6240-1253 |
従業員数 | 約300名 |
得意分野 | Webサービス開発、アプリ開発 |
代表実績 | 「おでかけEV」アプリの開発事例(株式会社ナビゲート) 営業支援AIプロダクト「ACES Meet」の開発(株式会社ACES) ※事例紹介記事へ遷移します。 |
株式会社モンスターラボホールディングス|アプリ開発で豊富な実績
世界20ヵ国・33都市に拠点を構えるモンスター・ラボ。デジタルコンサルティング事業、プロダクト事業(RPAツール、音楽配信等)を行っており、開発実績は2,200件を超えというかなり実績豊富な開発会社です。
ネイティブアプリ(iOS・Android)、ハイブリッドアプリ(PWA・Flutter)、スーパーアプリ(LINEアプリ・WeChatミニプログラム)など、さまざまなアプリケーション開発にも対応可しています。
開発拠点 | フィリピン(マニラ、セブ)を含む、世界20ヵ国33都市 |
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設立年 | 2006年 |
従業員数 | 約1,200人(グループ全体) |
得意分野 | デジタルコンサルティング事業、プロダクト事業(RPAツール、音楽配信等) |
実績・事例 | ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの公式アプリの開発(シンガポール植物園) 起業・開業支援アプリ『起業時代』の開発(freee株式会社) |
株式会社Sun Asterisk|DX推進・新規事業開発支援を得意とする上場企業
株式会社Sun Asterisk(サンアスタリスク)は、日本とフィリピン、ベトナム、カンボジアの4カ国6都市に拠点をもち、1,500人以上のエンジニアやクリエイターが在籍する東証プライム市場の上場企業です。
システム開発やアプリ開発の実績が豊富で、事業課題の解決に向けて企画や戦略といった上流工程から、サービスのグロースまでのトータルで支援可能です。
業界・業種問わず、幅広い開発実績があります。
開発拠点 | 日本、フィリピン、ベトナム、カンボジア |
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設立年 | 2013年 |
従業員数 | 約2,000名(グループ全体) |
得意分野 | 新規事業・デジタルトランスフォーメーション(DX)・プロダクト開発 |
実績・事例 | 日産レンタカー公式アプリの開発(株式会社日産カーレンタルソリューション) 身近な街の何気ない道をエンターテインメント化する「膝栗毛」アプリの開発(三菱地所株式会社) |
>>その他のおすすめのオフショア開発先はこちらの記事でまとめています。
まとめ
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
「IT人材の確保を行い、最適な開発体制を組み、プロジェクトを成功までもっていく」というのは、なかなか難易度が高いことだと思います。
LIGのフィリピン拠点では、そんな悩みを持つ多数の企業様のお手伝いをさせていただき、成功に導いてきた実績があります。開発部分だけでなく、LIGのコンサルタント、テクニカルディレクター、ブリッジが総力をあげて、最良のソリューションを提案させていただきます!
「あとは任せた!」という受託形式ではなく、日本とフィリピン、両拠点にいるLIG社員がみなさんと一緒のチームに加わって進めていきます。
一緒にチームを作り、一緒に最高のプロダクトを作りましょう!
ご相談をご希望の方はこちらから。お待ちしております!
※LIGがどんな思いでオフショア開発をサポートしているのか、代表大山の思いを語った記事も合わせてご覧ください。 いま「オフショア開発」に改めて目を向けてほしい理由
よくある質問・疑問
オフショア開発って安かろう・悪かろうでは?
「オフショア開発は一度失敗したので遠慮します」という拒絶反応は、過去とても多く見受けられました。ただ現状は、開発力や品質管理能力も著しく向上しており、開発パートナーとしてフィリピンでのオフショア開発を選択する企業が増えています。
もはや、オフショア開発は品質がよくないというイメージは、過去の話といってもいいでしょう。もし過去に失敗された経験があり、それが「期待値のズレ」や「アサインされたエンジニア自身」にあったのなら、新たなパートナーと改めてチャレンジしてみてほしいです。
円安の影響もあるし、今やるべきではないのでは?
結論からいうと、なるべく早めの方がいいと私は考えています。というのも、二の足を踏んでいる間に、海外エンジニアが日本企業の仕事を積極的に受けてくれなくなることを危惧しているからです。
これはフィリピンではなくベトナムの話ですが、10年ほど前、日本企業が現地でエンジニアの求人を出すと、100〜200人の応募がくるのが当たり前でした。しかし現在は「日本企業は給料が低く出世の見通しがたたない」というイメージが広がっており、もはや優位性はないと感じます。
つまり日本で起こっているようなIT人材の不足が、近い将来フィリピンでも起こる可能性があるということです。だからこそ手遅れになってしまう前に、いまオフショア開発にチャレンジしてチームを作っておいてほしいと心から思います。