オフショア開発を加速させる「フィリピン・セブ島視察プラン」の魅力とは?

オフショア開発を加速させる「フィリピン・セブ島視察プラン」の魅力とは?

Noriaki Iwata

Noriaki Iwata

セブ拠点長の岩田です。

今や多くの企業に認知してもらえるまでになったオフショア事業ですが、多くの方が胸に抱いているのが「顔も知らない人たちに任せて大丈夫?」という不安ではないでしょうか。

そこでLIGではセブ視察プランを提供しています。実際にセブの開発拠点に脚を運んでいただき、エンジニアたちとコミュニケーションしていただくプランです。

実際に開発をおこなうエンジニアたちと顔を合わせることで、その後のコミュニケーションもスムーズになり、効率的に開発を進められるようになります。

今回はセブ視察プランの目的やメリット、事例をもとにしたモデルケースをご紹介いたします。

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現地視察の目的やメリット

そもそもなぜセブ視察プランをはじめたのか、その目的や得られるメリットについてご紹介していきます。

クライアントとエンジニアの相互理解が深まる

オフショア開発では、エンジニアと直接会う機会がないため、不安を感じるお客様も多くいらっしゃいます。その不安を払拭してもらうために視察プランを始めました。

進行前・進行中のプロジェクトにおいて直接コミュニケーションを取ることで、お客様だけでなくセブで開発をしているエンジニア達も、クライアントの製品・サービスや人の理解がより深まることにも繋がります。

現地法人を視察し、直接コミュニケーションをとっていただくこと、お互いの共通認識を持ちながらより相互理解を深めてもらうことがこの視察プランの主な目的です。

効率的なコミュニケーションができる

オンラインのままでは、どうしても報告ベースなど「情報の共有」だけになってしまったり、双方向のコミュニケーションがしづらかったりすることがあります。

直接会うことでディスカッション等もスムーズに進み、効率良くコミュニケーションを取ることができます。現地でのたった数日間がオンラインの数週間に匹敵するほど、濃密な関係性の構築が可能になるでしょう。

プロジェクト開始後に手探りしながら関係性を築く時間を、無駄にせずに開発を進められます。

プロジェクトの生産性が上がる

また長期プロジェクトのお客様の中には、期間中に定期的に視察に訪れるケースもあります。視察に行くたびにお互いの理解度が高まり、プロジェクトの生産性も上がっていくはずです。

こんな企業様におすすめ

ラボ型開発を予定している

とくにお客様側でPMを立てて開発を進める「ラボ型」開発の企業様の場合、視察は必ずおこなっていただきたいと考えています。

ラボ型ではエンジニアと直接コミュニケーションを取っていただくことになりますが、直接会ったこともない、バックグラウンドも知らないメンバーと、いきなりオンラインでプロジェクトを立てることは容易ではありません。そのため、プロジェクトを立ち上げる際に、セブを視察していただきお互いの理解度を高めていただくのです。

「ラボ型」開発の企業様はぜひご検討ください!

オフショア開発に不安を持っている

はじめてでなにもわからない、または過去に失敗したご経験があるなど、オフショア開発に不安をお持ちの企業様におすすめです。

現地視察で、実際に開発しているエンジニアと直接顔を合わせたり、開発環境の様子を見学いただいたりすることで、未知からくる不安や懸念事項の払拭にも繋がります。

スムーズにプロジェクトを立ち上げるためにも、ぜひ現地視察をご検討ください。

チームに英語を話せるメンバーがいない

オフショア開発を検討しているが、チームに英語や現地の言葉を話せるメンバーがいないという場合にも、視察をおすすめさせていただいております。

プロジェクトでは、通常日本人のブリッジディレクターが中継役となり現地のエンジニアとコミュニケーションをおこなうため、必ずしもお客様側で直接コミュニケーションを取る必要はございません。しかし視察をとおして、エンジニア一人ひとりの人となりや価値観、文化に触れていただくことで、言語の壁を超えたチームビルディングが可能となります。

もちろん滞在期間中は日本語ができるメンバーがアテンドさせていただきますので、ご安心ください。

フィリピン・セブ視察プランのご案内

スケジュール

スケジュールに関しては、目的などによって1泊2日~4泊5日で調整いたします。以下で、実際に弊社オフィスを視察された2社のケースをご紹介いたします。

モデルケース①


▼1日目

時間 コンテンツ
10:30-10:45 オフィスツアー
11:00-11:30 キックオフMTG
12:00-12:30 エンジニアMTGの見学
12:30-13:30 ランチMTG
14:00-17:30 アプリの仕様詳細についての協議
18:00 会食

▼2日目

時間 コンテンツ
10:30-12:00 アプリの今後の展望についての協議
12:30-13:30 ランチMTG
14:30-15:30 週次定例会
16:30-18:00 次フェーズ開発の優先度についての協議

上記は株式会社ナビゲート様が視察した際の2日間のスケジュール。1日目の午前中にオフィス見学とキックオフをおこない、午後から2日目にかけて協議を繰り返しました。

ナビゲート様には英語が話せる方がいらっしゃいませんでしたが、私たちがサポートし、充実した時間を過ごしていただきました。

ナビゲート様の開発インタビューは以下よりご覧いただけます。

モデルケース②


▼1日目

時間 コンテンツ
10:00-11:00 自己紹介
11:00-12:00 開発マスタースケジュールすり合わせ
12:00-13:00 ランチMTG
13:00-13:20 オフィスツアー
14:00-15:30 交流会
15:30-17:15 キックオフMTG
18:30 会食

▼2日目

時間 コンテンツ
10:45-12:00 アジャイル開発現場見学
12:00-13:00 ランチMTG
13:00-14:30 オンラインメンバーとのMTG
14:30-15:30 セブ開発スタイル説明
15:30-17:00 プロジェクトアプローチ協議
18:30 会食

▼3日目

時間 コンテンツ
10:00-11:00 スプリント計画協議
11:00-12:00 オンラインMTG
12:00-13:00 ランチMTG
13:00-15:00 タスク整理、レポートフォーマットすり合わせ
17:00 会食

▼4日目

時間 コンテンツ
9:30-11:30 タスク進捗確認・すり合わせ
12:00-13:00 ランチMTG
13:00-16:30 タスク進捗確認・すり合わせ
16:30-17:30 振り返りMTG、今後の開発スケジュール確認
18:30 カンパニーイベント参加

一方で上記は、英語が話せる方も同行されたA社の場合のスケジュール。プロジェクト立ち上げ時の訪問だったこともあり、滞在期間を長く確保いただき、多くの時間をチームビルディングに割いていただきました。現地チームのミーティングに参加していただく時間も設けています。

こちらは先方が主体となってプロジェクトを進めていくラボ型開発でした。十分なチームビルディングの後、具体的な開発スケジュール・スコープのすり合わせ、開発アプローチ確認、タスク整理からアウトプットのチェックまでおこなうなど、より実務的な視察となりました。

費用

費用について、主にかかるのは航空費と宿泊費と食費です(基本的に航空券とご宿泊の手配はお客様側でおこなっていただきます)。

航空費は、季節や利用する航空会社によって大きく変わってきます。以下の表では、大手航空会社とLCCの場合でかかる金額の目安についてまとめています。ぜひ参考になさってください。

大手航空会社の場合 3泊4日 15〜18万円/人(航空費・宿泊費・食費込)
4泊5日 18〜20万円/人(航空費・宿泊費・食費込)
LCCの場合 3泊4日 12〜15万円/人(航空費・宿泊費・食費込)

お客様の声

今回は実際にセブ視察をおこなったナビゲート様に、その目的や感想について聞きました。

――セブ視察はいかがでしたか?

率直に良かったと思います。それまではオンラインでやり取りしていたのですが、時間もかかりますし、双方向なコミュニケーションがしづらくて。朝礼のように一方的に話すのであればいいのですが、それぞれの考えをすり合わせたり、会議のようなコミュニケーションには不満を持っていました。

また、実際に現地のエンジニアに会ってみると「こんな子たちが開発してくれるんだな」という実感が持てましたし、どうやって開発を盛り上げるか考えなければいけないと思いました。オンラインだけでは考えもしなかったことを考えるきっかけになり、とても有意義な視察になったと思います。

――直接会ったことで、なにか新たな発見はありましたか?

ほとんどすべてです。それまではディレクターの方としかコミュニケーションをしていなかったですし、直接開発している様子も見たことがなかったので。直接話すことで、エンジニアの方の人柄がわかりますし、誰がどこを担当しているのかも明確になりました。

日本に帰ってからも「ここは彼が作っているんだな」というのがイメージできて、コミュニケーションもしやすくなったと思います。

――どのタイミングで視察に行かれたのでしょうか?

私たちはプロジェクトの最初ではなくて、ある程度プロジェクトが始まって本格的に進めていこうと思ったタイミングで行きました。エンジニアたちのモチベーションを上げるのが目的だったのですが、少し開発が進んでからのほうがイメージしやすかったですね。

一方で、会社によっては最初にどんな人が開発するか知っておきたいという企業もいると思うので、目的によって使い分けるといいのではないでしょうか。

よくある質問

――英語が話せませんが、視察に行けますか?

滞在中は、基本的に現地の日本人スタッフがアテンドするため、英語が話せなくても安心して視察していただけます。

――現地の移動手段はどうすればいいですか?

タクシーでの移動をおすすめしています。現地のタクシーアプリなども紹介しているので、不安な方はお尋ねください。

逆におすすめしないのがレンタカー。セブは左ハンドルで日本とは逆ですし、交通事情も決してよくないので、慣れていない方にはおすすめしません。

――どのエリアでホテルを取るのがよいですか?

私たちのオフィスの周りは、同じようなWeb関係の開発会社が多く集まっているので、そのエリアの近くで宿泊するのがおすすめです。車で45分〜1時間ほど離れたマクタン島にリゾートエリアがありますが、朝夕のラッシュに巻き込まれてしまう可能性が高いため、宿泊には注意が必要です。

さいごに

エンジニアとのコミュニケーションの重要性と、オンラインコミュニケーションの限界は、多くの企業が気づいていると思います。その限界を取っ払うためにご用意したのがセブ視察プランです。

オフショアでスムーズに開発を進めたいとお考えの企業様は、ぜひご検討いただけますと幸いです。

現地視察プランの資料請求はこちら

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Noriaki Iwata
Noriaki Iwata 取締役 / 管理本部長 / 海外事業部 部長 / Cody Web Development Inc., COO / 岩田 憲昭

楽天株式会社に入社後、広告事業にて営業を担当。全社MVPを3度受賞する等して、当時事業史上最年少でリーダー・マネージャーへ昇格。2017年にメディア事業へ異動し事業責任者に就任、シンガポールに渡星した後アドロール株式会社とのJV立ち上げを機に帰国。 その後株式会社ファーストリテイリングに入社、グローバルECに関するPMとして様々なプロジェクトの担当を経て、2021年株式会社LIGに参画。

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