こんにちは。メディア編集者のカナメです。
オウンドメディアはリード獲得や採用強化、ブランディングといった幅広い企業課題を解決できる手段として注目を集めている一方で、「運用方法がわからない・成果がでない」と悩まれる企業が多いのも事実。
そこでこの記事では、オウンドメディアの運用に成功している事例や、よくある失敗事例を解説。実際にお客様のオウンドメディアの運営のご支援をする中で感じた、成功のポイントまで紹介します。
これからオウンドメディアの立ち上げを検討している人はもちろん、Web関連のマーケティング課題を持っている人にも事例を通して「オウンドメディアとは何か」を理解し、解決の糸口にしてもらえたらうれしいです!
「オウンドメディアを運用しても成果がなかなかでない」「施策の立て方が難しい」などとお困りではありませんか?
・SEO対策で自然流入が14倍。うち10位以内は0%→7%に
・認知拡大を目的とするオウンドメディアで、コンテンツ企画〜制作までを継続的に支援し、月間40万PVまで成長
など、15年近くオウンドメディアの運営・支援をおこない実績をだしてきた弊社が、オウンドメディア運用支援プランをご用意しました。オウンドメディア運営における課題を明確にし、最短で成果を出すためのノウハウを提供します。ぜひ一度、資料をご覧ください。
目次
※最終更新日:2023年5月30日(2021年7月に公開されたものを、最新情報を踏まえ編集部で校正・更新しています。)
そもそも、オウンドメディアの成功とは?
本質は経営課題の解決
そもそもオウンドメディアの成功とは、どのような状態なのでしょうか。問い合わせ数やPV数が増えれば、それは成功といえるのでしょうか。
オウンドメディアは、ここ10年ほどでマーケティング施策の一つとして一般的になり、現在では多くの企業が取り組んでいます。そんな背景から、「すぐにオウンドメディアの運用を始めたい」という企業も増えている印象です。
しかしここで注意したいのは、オウンドメディアの成功の基準は、あくまでも経営課題を解決できているかどうかだということです。ここを見失ってしまうと、オウンドメディアは意味のないものになってしまいます。
事実、長い時間や労力をかけたのに「オウンドメディアの訪問数は増えたけど、事業成長につながっていない(もしくはその判断がつかない)」となってしまう企業は本当に多くいらっしゃいます。
オウンドメディアを成功させるには、まずは自社の経営課題を明確にしそれに応じた運用方法を設計することが大切です。
オウンドメディアを運用することで得られる効果
オウンドメディアの本質を理解し運用を行うことで、次のような効果が期待できます。
①製品・サービスの認知を拡大できる
まずひとつめは、潜在顧客層との接触機会をつくれることが挙げられます。潜在顧客層とは、まだ自社の商品やサービスを知らないような、未来のお客さんになりうる顧客層のことです。
オウンドメディアは、企業自身が保有するメディアであり、企業は自由にコンテンツを作成して公開することができます。そのため、幅広いユーザーの興味関心に寄り添ったコンテンツを配信することが可能であり、製品・サービスの認知拡大に貢献します。
②ファンの獲得とブランディングができる
ふたつめの期待できる効果は、オウンドメディアと接触したユーザーを、商品やサービス、ひいては自社(ブランド)のファンへと育てられることです。これはナーチャリング(顧客の育成)と呼ばれる手法で、記事コンテンツ以外にも、ホワイトペーパーやメールマガジンといった多種多様なコンテンツを活用することによって、ユーザーとの信頼関係を構築していきます。
💡オウンドメディアで成功するための記事制作方法を知りたい方はこちら
オウンドメディアの記事制作方法をSEO記事と企画記事別に解説
オウンドメディアの成功事例一覧
今回紹介するオウンドメディアの成功事例を一覧表としてまとめています。気になる企業があれば、クリックまたはタップして詳細をご覧ください。
ブログ名(会社名) | 目的 | 特徴 |
---|---|---|
LIGブログ(株式会社LIG) |
・Webサイト制作やシステム開発をはじめとするBtoBやBtoCの認知拡大、問い合わせ獲得 ・ブランディング |
社員が自らコンテンツを執筆。テクノロジーやデザインに関する最新トレンドやノウハウコンテンツを発信している。 |
ferret(株式会社ベーシック) |
・BtoB(マーケティング担当者)のリード獲得 ・ブランディング |
“マーケターのよりどころ”をキャッチコピーとする、マーケティングに関する幅広い疑問に答えるオウンドメディア。 |
knowledge / baigie(株式会社ベイジ) | ・Webサイト制作の問い合わせ獲得 | 自社に興味を持ったユーザーに対して、Webサイトの導入事例記事を公開。 |
ボーグル(株式会社ベネフィット・ワン) | ・福利厚生のアウトソーシングサービスの問い合わせ獲得 | 「企業の働き方改革は『分かる』から『やってみる』へ」をコンセプトとし、導入事例や働き方に関するナレッジなどを発信。 |
経営ハッカー(freee株式会社) |
・クラウド会計ソフト freee会計の認知拡大 ・ブランディング |
経営者や個人事業主に向けて、会計や経理、確定申告などをテーマとしたコンテンツを発信。 |
Money Forward Bizpedia(株式会社マネーフォワード) | マネーフォワード クラウド経費の認知拡大、問い合わせ獲得 | 経営者、個人事業主に向けて、会計や経理、確定申告などバックオフィスをサポートするコンテンツを発信。 |
サイボウズ式(サイボウズ株式会社) | 多様な働き方のブランディング | 働き方に関するお役立ち情報を発信するオウンドメディア。 |
北欧、暮らしの道具店(株式会社クラシコム) | サイト内での商品の購入、ブランディング | 商品・ブランドのブランディングに重きをおいたECサイト。 |
FASHION HEADLINE(株式会社ファッションヘッドライン) | 認知拡大、業界全体のブランディング | 「百貨店業界を元気にしたい」という思いで、ファッション業界のニュースやトレンドなど、多様なコンテンツを発信。 |
キャリアハック(エン・ジャパン株式会社) | テック業界で働く人のキャリアを応援する | 第一線で働く人の生き方やノウハウなどを発信。 |
ジモコロ(株式会社アイデム) | 求人サイト「イーアイデム」の利用者増加 | その地域ならではのくすっと笑ってしまうようなおもしろ記事を発信 |
mercan(株式会社メルカリ) | 採用強化・社内向けブランディング | メルカリで働く人にフォーカスし、社内の様子を発信 |
OnLINE(LINE株式会社) | 採用強化・社内向けブランディング | メルカリで働く人にフォーカスし、社内の様子を発信 |
LIGブログ(株式会社LIG)
オウンドメディアの成功事例として、手前味噌ではありますが弊社の「LIGブログ」の事例をピックアップします。LIGブログは2007年に立ち上げ、2023年現在、平日毎日コンテンツを公開し続けているメディアです。
主な運営目的
「LIGブログ」は今やとても巨大なオウンドメディアであり、サイトの運営目的も多岐にわたります。大きな軸となっているのは、次の2つとなります。
- BtoBやBtoC分野での認知拡大と問い合わせ獲得
- トラフィック獲得
LIGでは、この目的に沿って社員自身が記事コンテンツを執筆しています。
発信している内容
さまざまなジャンルのコンテンツを発信していますが、ここではLIGが力を入れているDXやテクノロジーの文脈におけるコンテンツについて紹介します。この文脈のコンテンツとしては、DXやシステム開発支援の会社を探している企業に向けたノウハウコンテンツや、テクノロジー分野の最新トレンドなどがあります。
このようなコンテンツを発信していくことで「この分野に関して強い会社」というイメージを持ってもらうことを目指しています。
▼記事コンテンツの紹介 2022年EC業界のトレンドと今後の展望 Web3.0においてエンジニアが身につけるべき技術とは?
成功のポイント
LIGブログは、今や事業を支える大きな柱となっていますが、その成功の秘訣は以下の2つあります。一つ目は、「経営陣が情報発信を楽しむ気持ちを強く持っている」こと。そうでなければ、LIGブログは始まることも広がることも、そして続くこともなかったはずです。
二つ目は、「会社の変化に合わせて柔軟に体制を変更し、改善を積み重ねている」ことです。こちらはまだまだ道半ばですが、15年以上もオウンドメディアを運用する中で、市場や事業変遷に伴い、共にLIGブログも変わってきました。この柔軟性は、オウンドメディアを成功させるためには必要不可欠な要素かと思います。
LIGブログのあゆみについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。 LIGブログの昔といま、そして未来【2022年現在】
ferret(株式会社ベーシック)
“マーケターのよりどころ”をキャッチコピーとする「ferret」は、「ferret One」などのマーケティングツールを展開する企業・ベーシックが運営するWebマーケティングメディアです。2014年のスタート以来、今では月間550万PV、会員数45万人を誇り、このジャンルでは日本最大級の規模まで成長しています。
主な運用目的
BtoBの問い合わせ獲得
発信している内容
マーケティングに関するナレッジコンテンツがメイン。
成功のポイント
SEO対策にも力を入れており、媒体のターゲットであるマーケティング担当者と親和性の高い「SEO対策」といったビッグワードも上位表示されています。その他のマーケティングに関するトピックも充実しており、これらも多くの割合で上位表示されています。
ターゲットを明確にしてキーワードを設計し、高品質なコンテンツを公開するといったオウンドメディア運用における基本をしっかりと行なっている結果かと思います。また、記事広告のサービスもあり、自社メディア内でのマネタイズにも成功しています。
knowledge / baigie(株式会社ベイジ)
出典:https://baigie.me/officialblog/
BtoB企業のWebサイト制作に特化した制作会社・株式会社ベイジのオウンドメディアです。クリエイターの仕事のナレッジやキャリアについての記事、自社で作ったWebサイトの導入事例記事を公開しています。
主な運用目的
BtoB(Webサイトの制作会社)の問い合わせ獲得
採用強化など
発信している内容
サイト改修のナレッジ、導入事例、社内の動向、所属しているデザイナー、Webディレクター、ライターのキャリアや仕事のナレッジなどが中心です。
成功のポイント
記事の文字数は10000字前後と毎回超大作ですが、長くても有益な情報が詰まっているので気づくと最後まで読んでいます。「有益なコンテンツであれば長くても読まれる」ということを体現していますね。
現場社員にしか書けない一次情報を発信することで、読者から信頼され、問い合わせにつながっています。
ボーグル(株式会社ベネフィット・ワン)
ボーグルは、企業や官公庁に福利厚生のアウトソーシングサービスを提供する株式会社ベネフィット・ワンが運営するオウンドメディアです。
「企業の働き方改革は『分かる』から『やってみる』へ」をコンセプトとして掲げ、導入事例から働き方に関するナレッジまで、情報発信をおこなっています。
主な運用目的
企業や官公庁をはじめとするBtoBの見込み顧客の創出、問い合わせ獲得
発信している内容
働き方改革に関する企業事例や、健康経営・人材育成に関するナレッジコンテンツや展開するサービスの導入事例を発信しています。
成功のポイント
運営当初からSEO対策に力を入れていて、「働き方改革」や「福利厚生」といったビックキーワードで上位を獲得。さらにこのキーワードを中心とし、関連トピックのコンテンツも制作しており、幅広いニーズに応えています。
また、サービスの導入事例を多く公開しているのも特徴の一つです。BtoBサービスにおいて導入事例を紹介するコンテンツは、同じ悩みをもつ企業への宣伝効果が高く、また実力を客観的に証明することにもなります。
バックオフィスの基礎知識(freee株式会社)
出典:https://www.freee.co.jp/kb/
主な運用目的
BtoB、BtoCにおけるクラウド会計ソフト「freee会計」の認知拡大、ブランディング
発信している内容
経営者や個人事業主に向けて、会計や経理、確定申告などをテーマとしたコンテンツを発信しています。
成功のポイント
同社は業界内でもSEO対策にかなり力を入れている会社です。コーポレートサイトドメイン下でノウハウ記事を発信するブログを運営しており、近年のドメインパワーを重視するGoogleのアルゴリズムをうまく活用している事例です。
また、サイト構造もSEO対策で上位表示をするために、かなり緻密に設計されています。おそらくかなりのリソースをSEO対策に割いているはずです。
これからオウンドメディアを立ち上げる場合、ここまでリソースを割くのは難しいかもしれませんが、ブログ内の構造やコンテンツの書き方などは多いに参考になると思います。
Money Forward Bizpedia(株式会社マネーフォワード)
出典:https://biz.moneyforward.com/blog/
主な運用目的
BtoB(マネーフォワード、クラウド経費)の認知拡大、問い合わせ獲得
発信している内容
経営者や経理担当、個人事業主に向けて、会計や経理、人事労務、確定申告などバックオフィスをサポートするコンテンツを発信しています。
成功のポイント
Money Forward Bizpediaの成功のポイントとしてあげられるのは、第一にコンテンツの網羅性です。経理・確定申告、人事労務などの関連トピックに関するコンテンツが充実しており、専門性の高いオウンドメディアとして認知されています。
特に経営や会計に関する分野は、YMYLと呼ばれるGoogleによって厳格な評価基準が定められている領域であり、SEO対策で成果を出すには相応の品質が求められます。同社では、クラウド公認メンバーの税理士・公認会計士をはじめとした専門家のサポートの下でコンテンツの執筆・監修を進めており、これも成果につながっている要因といえるでしょう。
サイボウズ式(サイボウズ株式会社)
出典:https://cybozushiki.cybozu.co.jp/
チームワークの向上を目的としたクラウドベースのグループウェアを開発する企業・サイボウズ株式会社が運営するオウンドメディア「サイボウズ式」。“新しい価値を生み出すチームのメディア”をキャッチコピーとする同メディアは2012年にスタートし、今やオウンドメディアの成功事例として確固たる地位を築いています。
主な運用目的
「サイボウズ」の認知拡大、多様な働き方のブランディング
発信している内容
働き方に関するお役立ち情報を発信しています。
成功のポイント
製品のPRはほぼなく、徹底的に働き方に関するお役立ち情報を発信しています。これが功を奏し、企業認知度の向上だけでなく、採用面でのブランディングでも成果を挙げています。
北欧、暮らしの道具店(株式会社クラシコム)
株式会社クラシコムが運営するライフカルチャープラットフォーム。2007年にECサイトとしてスタートしましたが、今はさまざまなコンテンツを発信するオウンドメディアの役割も担っています。
主な運用目的
サイト内での商品の購入(BtoC)、ブランディングなど
発信している内容
世界中の商品やオリジナル商品、コラム・ドキュメンタリー・ドラマ、そしてポッドキャストや劇場映画まで幅広く発信しています。
成功のポイント
商品をただ羅列するだけのECサイトではなく、コンテンツと一体型になっており、商品の魅力を存分に引き出しています。
また、コラムやラジオなどサイト内のコンテンツの世界観が統一されていることで、メディア自体のファンをつくれていることも成功の要因といえるでしょう。
FASHION HEADLINE(株式会社ファッションヘッドライン)
出典:https://www.fashion-headline.com/
三越伊勢丹ホールディングスと株式会社イードの合弁による株式会社ファッションヘッドラインが運営するオウンドメディア。「百貨店業界を元気にしたい」という思いで立ち上げた背景があります。
主な運用目的
認知拡大、業界全体のブランディング
発信している内容
ファッション業界の最新動向、ファッショントレンドに加えて、アート、デザイン、ライフスタイルに関するコンテンツを発信しています。
成功のポイント
レディースファッション、メンズファッションなどファッション感度の高いファッショニスタが集まるサイトとして、世界観のあるコンテンツを発信しています。
中立性があるコンテンツが評価され、立ち上げ2年で300万PVを突破。業界全体を盛り上げています。
キャリアハック(エン・ジャパン株式会社)
出典:https://careerhack.en-japan.com/
キャリアハック(CAREER HACK)は、「エン転職」や「AMBI」など、転職支援サービスを提供する株式会社エン・ジャパンが手がけるオウンドメディア。テクノロジーとアイデアで世の中を沸かす人たちの行動思想・ストーリーから、キャリア=仕事・人生の選択のヒントを届けることをテーマとしたコンテンツを発信しています。
主な運用目的
テック業界で活躍する若い人たちを増やす、応援する
発信している内容
テック業界の第一線で働く人たちに取材をし、生き方やノウハウなどを発信。先パイたちの新人時代の過ごし方について聞く「ぼくらの新人時代」や、経営者たちの「現在に至るまでの困難=ハードシングス」をテーマにした連載特集など、読者が進みたいと思うキャリアを実現できるよう応援しています。
成功のポイント
キャリアハックは、「コンテンツの企画力」に強みを持つオウンドメディアです。キャリアハックでしか見られない唯一無二のコンテンツが多く、業界内からの信頼も得ています。
人にフォーカスをしたオウンドメディアの場合、誰に取材をするかが重要になります。同メディアの編集部では、自分の足や人脈を活用、さらにはSNSで気になる人をウォッチするなど常にアンテナを高くはることで、独自性の高いコンテンツ制作につなげています。
ジモコロ(株式会社アイデム)
出典:https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/
ジモコロは地元の求人に強い求人サイト「イーアイデム」と、ゆるいコンテンツ制作が得意な株式会社バーグハンバーグバーグによる共同運営のWebメディアです。
その地域ならではのおもしろい記事を発信し、地域の仕事を探せる求人サイト「イーアイデム」への流入を作っています。
主な運用目的
求人サイト「イーアイデム」の利用者増加
発信している内容
地方の文化、働く人などにフォーカスした、くすっと笑ってしまうようなおもしろコンテンツを多数発信。
成功のポイント
ジモコロは、ライターさんと一緒につくっているオウンドメディアです。よい意味で属人的で、ライターさんのらしさや強みが前面にでるコンテンツが多くあります。
このような背景からバラエティに富んだコンテンツが多くあり、メディア自体のファンもたくさんいます。
mercan(株式会社メルカリ)
出典:https://mercan.mercari.com/
フリマアプリを運営する企業・メルカリが、“メルカリの「人」を伝える”をコンセプトに2016年にスタートしたオウンドメディアが「mercan(メルカン)」です。
いち早く採用活動にオウンドメディアを活用した事例として有名で、求職者に会社の魅力とリアルを伝えるとともに、採用のミスマッチを減らすことを目的としています。
主な運用目的
採用強化/社内向けブランディング
発信している内容
メルカリではたらく人を軸に、チームの紹介や社内での出来ごとを発信しています。
成功のポイント
グループメンバー全員が発信可能なコンテンツプラットフォームと銘打つように、社員が自分の言葉で取り組んでいるプロジェクトや転職の経緯を語るコンテンツがあり、具体的に入社後の働き方をイメージしやすいオウンドメディアを実現しています。
さまざまな角度からのコンテンツがあるため、採用系コンテンツでお困りの方には何かヒントになるものがあるはずです。
OnLINE(LINE株式会社)
株式会社LINEが運営するオウンドメディアで、「LINE HR MAGAZINE」という名前で運営していましたが、2020年8月のリニューアル以降「OnLINE」という名前になっています。LINEでの働き方や取り組みについて発信しています。
インタビュー記事が多く、社員の方の生の声を聞くことができるメディアです。
主な運用目的
採用強化/ブランディング
発信している内容
LINE内でのたくさんの「チャレンジ」を発信するメディア。さまざまな職種における取り組み事例や、社内の様子がわかるコンテンツが多く公開されています。
成功のポイント
大企業であるLINEでは、どうしても社内の様子が見えづらくなります。OnLINEでは、中途・新卒の求職者に向けてLINEの社風や文化、社員のインタビュー記事、社内の様子など、多彩な情報を提供しています。これにより、応募者が会社理解を深めたり、より多くの人に興味を持ってもらうといった効果をもたらしています。
目的別で事例を見る
目的別でオウンドメディアの代表的な事例を紹介します。
BtoB向けの認知拡大・リード獲得を目的とした事例
株式会社LIG
「LIGブログ」は2006年にスタートしたオウンドメディアということもあり、その目的も今では多岐にわたっています。現在、サイト運営において大きな軸となっているのは、次の2つとなります。
- ナレッジを発信し、認知拡大と問い合わせを獲得
- トラフィック獲得
LIGでは、上記の目的に沿って社員自身で記事コンテンツを執筆しています。
メインではLIGが力を入れているDXやテクノロジー、デザインの文脈でナレッジを発信し、DXやシステム開発支援の会社を探している企業さんにLIGのことを認知してもらえることに加え、継続的に特定の分野の記事を発信していくことで「その分野に関して強い会社なんだ」という認識を持ってもらうことを目指しています。
ferret(株式会社ベーシック)
“マーケターのよりどころ”をキャッチコピーとする「ferret」は、「ferret One」などのマーケティングツールを展開する企業・ベーシックが運営するWebマーケティングメディアです。2014年のスタート以来、今では月間550万PV、会員数45万人を誇り、このジャンルでは日本最大級の規模まで成長しています。
検索エンジンからの流入施策にも力を入れており、媒体のターゲットであるマーケティング担当者と親和性の高い「SEO対策」といったビッグワードも、検索上位を記事コンテンツで押さえています。
また、記事広告のサービスもあり、自社メディア内でのマネタイズに成功しています。
knowledge / baigie(株式会社ベイジ)
https://baigie.me/officialblog/
BtoB企業のWebサイト制作に特化した制作会社・株式会社ベイジのオウンドメディアです。クリエイターの仕事のナレッジやキャリアについての記事、自社で作ったWebサイトの導入事例記事を公開しています。
特徴は、なんといっても記事の内容が充実していること。現場で働かれている社員の方だからこそ発信できるナレッジが詰まっています。記事のPVを可視化している点も他のメディアにはないユニークな点で、「こんなに読まれているんだ」と記事やメディアの信頼につながります。
ボーグル(株式会社ベネフィット・ワン)
企業や官公庁に福利厚生、社員研修、健康経営、タレントマネジメントなど人事に必要なあらゆるサービスの導入や代行をサポートする株式会社ベネフィット・ワンが運営するオウンドメディアです。「企業の働き方改革は『分かる』から『やってみる』へ」をコンセプトとして掲げ、導入事例から働き方に関するナレッジまで、情報発信をおこなっています。
運営当初からSEOに力を入れていて、「働き方改革」や「福利厚生」というキーワードで上位を獲得しています。
経営ハッカー(freee株式会社)
経営ハッカーは、freee株式会社が運営するオウンドメディアです。
経営者や個人事業主に向けて、「会計、経理、人事労務、税務、確定申告、給与計算、起業、会社設立」をテーマとした記事を発信しています。
また、SNSでの発信にも力を入れています。記事を拡散するのはもちろん、イベントの情報をリアルタイムで更新したりするなど、積極的に発信活動をおこなっています。
Money Forward Bizpedia(株式会社マネーフォワード)
https://biz.moneyforward.com/blog/
マネーフォワード クラウドシリーズを提供する株式会社マネーフォワードが運営するオウンドメディアです。
経営者、個人事業主に向けて、会計や確定申告、経費精算、給与計算などのバックオフィス業務の効率化をサポートする情報を発信しています。
BtoC向けの認知拡大・リード獲得を目的とした事例
サイボウズ式(サイボウズ株式会社)
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/
チームワークの向上を目的としたクラウドベースのグループウェアを開発する企業・サイボウズが運営するWebメディア「サイボウズ式」は“新しい価値を生み出すチームのメディア”がキャッチコピー。
2012年にスタートし、今やオウンドメディアの成功事例として確固たる地位を築いています。一番の特徴は、製品のPRではなく、徹底的に働き方に関するお役立ち情報を発信することに重きを置いていること。これが功を奏し、企業認知度の向上だけでなく、採用面でのブランディングでも成果を挙げています。
北欧、暮らしの道具店(株式会社クラシコム)
株式会社クラシコムが運営するライフカルチャープラットフォームです。2007年にECサイトとしてスタートしましたが、現在では世界中の商品やオリジナル商品、コラム・ドキュメンタリー・ドラマ、そしてポッドキャストや劇場映画まで幅広く発信しています。
商品を魅力的に紹介しているのはもちろんですが、コラムやラジオなどサイト内のコンテンツの世界観が統一されていて、メディア自体のファンも多いです。
FASHION HEADLINE(株式会社ファッションヘッドライン)
https://www.fashion-headline.com/
三越伊勢丹ホールディングスと株式会社イードの合弁による株式会社ファッションヘッドラインが運営するオウンドメディア。「百貨店業界を元気にしたい」という思いではじめられたオウンドメディアで、三越伊勢丹ホールディングスの商品も紹介されているものの、ファッション業界のニュースやトレンドなど、多様なコンテンツが発信されています。
中立性があるコンテンツが評価され、立ち上げ2年で300万PVを突破。業界全体を盛り上げています。
キャリアハック(エン・ジャパン株式会社)
https://careerhack.en-japan.com/
「エン転職」や「AMBI」など、転職支援サービスを提供する株式会社エン・ジャパンが手がけるオウンドメディア。
テック業界の先パイたちの新人時代の過ごし方について聞く「ぼくらの新人時代」や、経営者たちの「現在に至るまでの困難=ハードシングス」をテーマにした連載特集など仕事に関する記事を発信することで、読者が進みたいと思うキャリアを実現できるよう応援するメディアです。
「エン転職」の認知拡大やブランディングに寄与しています。
ジモコロ(株式会社アイデム)
https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/
ジモコロは求人サイト イーアイデムと、コンテンツ制作をおこなう株式会社バーグハンバーグバーグ、ローカルに強いライター&編集チーム株式会社HuuuuによるWebメディアです。
その地域ならではのおもしろい記事を発信し、地域の仕事を探せる求人サイト「イーアイデム」への流入を作っています。バラエティに富んだコンテンツが人気で、メディア自体のファンもたくさんいます。
採用課題の解決を目的とした事例
mercan(株式会社メルカリ)
フリマアプリを運営する企業・メルカリが、“メルカリの「人」を伝える”をコンセプトに2016年にスタートしたオウンドメディアが「mercan(メルカン)」です。
いち早く採用活動にオウンドメディアを活用した事例として有名で、求職者に会社の魅力とリアルを伝えるとともに、採用のミスマッチを減らすことを目的としています。
グループメンバー全員が発信可能なコンテンツプラットフォームと銘打つように、社員が自分の言葉で取り組んでいるプロジェクトや転職の経緯を語るコンテンツもあり、具体的に入社後の働き方をイメージしやすいことも特徴です。
OnLINE(LINE株式会社)
株式会社LINEが運営するオウンドメディアで、「LINE HR MAGAZINE」という名前で運営していましたが、2020年8月のリニューアル以降「OnLINE」という名前になっています。LINEでの働き方や取り組みについて発信しています。
インタビュー記事が多く、社員の方の生の声を聞くことができるメディアです。
オウンドメディアでマネタイズをしている事例
オウンドメディアでマネタイズをおこなう場合、広告枠として販売する方法やアフィリエイト広告で収益を得る方法などがあります。
LIGブログ(株式会社LIG)
LIGブログでは、問い合わせやリード獲得の他に、記事広告を使ってマネタイズも行なっています。記事広告とは、Webサイト内に通常の記事と同じような体裁で出稿される広告のことで、タイアップ広告とも呼ばれます。
記事広告でマネタイズをおこなうには、メディア自体の集客力に加え、ユーザーが読み続けたくなるようなコンテンツの企画力も必要です。
オウンドメディア運用でよくある失敗事例
一般的に目に見える成果が現れるまで、少なくとも1年は必要とされているオウンドメディアですが、中長期的に運営していくために必ずぶち当たってしまう「壁」が存在します。
ここではそんな壁を乗り越えるためのヒントにしてほしい、運営における失敗例をご紹介していきます。
コンセプト設計が不明瞭
一番多いケースがこれではないかと思います。特に「注目されている施策だから」「競合企業もはじめたから」といった理由からオウンドメディアをスタートした場合、そのコンセプト設計が曖昧になりがちです。
曖昧な状態のままでは、会社が事業を整理するタイミングなどでメディア自体の存在意義を問われることとなり、結果として社内からの協力・理解が得られないという状態に陥ってしまいます。
オウンドメディアのコンセプト設計方法【コンサルタント直伝】
スタートの段階で、KGI・KPIをしっかり策定した上で、メディアの目指す方向性がサービスの問い合わせ数の増加なのか、採用応募数の増加なのかなど、明確にしておきましょう。
宣伝に偏りすぎる(メディアバランス、第三者性の欠如)
読者ターゲットについて、詳細なペルソナ設定ができていないケースで陥りがちな失敗例です。コンテンツ内容が自社サービスの宣伝だけに終始してしまうと、ターゲットが抱える本質的な課題解決に結びつかず、結果としてターゲットの離脱を招くことになりかねません。
まずは潜在層へのアプローチも念頭に入れた、読者ターゲットの課題を真摯に解決するような、第三者性の高いお役立ちコンテンツの制作に注力していきましょう。一見遠回りのようですが、メディアのファンづくりに貢献し、顧客のナーチャリングにもつながっていくのです。
SEO対策ができていない
日本語にすると「検索エンジン最適化」を意味するSEO対策。これは、サイトへの流入経路として、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの流入を想定し、読者ターゲットの検索意図(流入キーワード)に寄り添ったコンテンツを制作することです。
この施策ができていないと、ユーザーのサイトへの流入経路について、外的要因が強いSNSやコストがかかる広告からの流入に頼ることになってしまい、ユーザーがサイトへ安定的に訪問してくれる状態を作り出すことが難しくなります。
また、先ほど解説した宣伝に偏りすぎているケースと同様、ペルソナ設定を詳細に固めておくことが、読者ターゲットの検索意図にフィットするコンテンツ制作にもつながりますので、潜在層に効率よくアプローチする意味でも重要な施策となります。
▼SEOについて、こちらの記事もぜひご参考に! オウンドメディアのSEO対策を月間200万PVの運営が徹底解説!
事例の共通点からみる成果を出す法則
弊社では、これまで数々のオウンドメディア運用をご支援してきました。それらの事例の共通点から、オウンドメディアを成功させるためのポイントをまとめました。
コンセプトを設定する
コンセプトを設定することで、メディアのテーマやスタイル、言語などに一貫性を持たせることができます。さらにはコンテンツ方針を立てるにも役立つため、コンテンツ内容にも一貫性がでて、オウンドメディアのブランドイメージ向上にもつながるでしょう。
事実、成功している多くのオウンドメディアではコンセプトを設定しており、それに基づいたコンテンツを発信しています。
- オウンドメディアのコンセプト例
-
- ボーグル「企業の働き方改革は『分かる』から『やってみる』へ」
- メルカン「メルカリの“いま”を正しくかつ遠くまで届け、エンパシーの総量を増やす。」
もし発信するコンテンツに一貫性がなければ、ユーザーはオウンドメディアに対するイメージも定まらないまま、他のコンテンツを見ることなく離脱してしまうでしょう。コンテンツに一貫性があれば印象にも残りやすく、入口のコンテンツ以外にもさまざまなコンテンツを見てくれる可能性があります。
継続的な運用・改善をおこなう
いずれのオウンドメディアを見ても、短期間で成果がでている企業はほぼありません。オウンドメディアで成果を出すには中長期的な運用が前提のため、しっかりと運用体制を整え、改善を繰り返していくことが成功の秘訣です。
オウンドメディアの適切な運用体制
オウンドメディアを継続的に運用していくためには、体制を整えることが重要です。社内で運用していく場合は編集部をおき、そこを中心として運用体制を築いていきます。
編集部の役割は、コンテンツの企画や編集、品質担保など、オウンドメディア全体の管理おこなうことです。なお、最初からこのような体制を作るのが難しいこともあるかと思います。この場合でもまずは1人、オウンドメディア運用にコミットできる人をおきましょう。その人を中心に社内を巻き込んでいく、あるいは外部リソースを活用することで、継続的に運用できる体制を目指します。
コンテンツの制作体制
コンテンツの制作体制については、内製化・外注化のふたつの選択肢があります。例えば、弊社のオウンドメディア「LIGブログ」では、以下のような体制でコンテンツ運用を内製化しています。
LIGブログ編集チームで記事の企画をおこない、現場社員が執筆、記事の編集・公開は編集部がおこなうという体制です。
社内に編集スキルをもった人材がいない場合、コンテンツ制作の代行企業に外注する方法もあります。企画立案からスタッフディレクション、原稿納品までワンストップで依頼することもできるため、プロジェクトスタート時に非常に重宝する存在です。
ユーザーの態度変容を理解する
オウンドメディアで成果を出すには、マーケティング知識を元にコンテンツを制作してく必要があります。なかでも重要なのが、「ユーザの態度変容を理解すること」です。
ユーザーは以下のように、購買までに段階的に心理状況や行動が変化します。
- 商品やサービスを認知する
- 商品やサービスに興味を持つ
- 興味を持った商品やサービスを比較する
- 購買する
態度変容を理解することで、どのようなコンテンツが適切なのかが考えやすくなります。例えば、商品やサービスを認知しているユーザーに興味を持ってもらうにはどんなコンテンツを届ければいいのか、他商品と比較しているユーザーに自社製品を選んでもらうためにはどんなコンテンツを届ければいいのか、などです。
このように、態度変容をベースに運用をしていくことで、より成果が出やすいオウンドメディアを作ることができます。
オウンドメディアを立ち上げるまでの流れ
オウンドメディアを立ち上げるには、さまざまな準備が必要です。
オウンドメディアの事例を見て、立ち上げに興味がわいた方は、成果を上げるために必要な準備もチェックしておきましょう。
なお、詳しく解説すると長くなってしまうので、ここでは簡単に解説をしています。より詳しくお知りになりたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。こちらの記事では、準備編・サイト制作編・コンテンツ制作編に分けて詳しく解説しています。
成果が出るオウンドメディアの作り方|立ち上げ手順・費用相場まで解説
オウンドメディアの目的・コンセプトを決める
まずはオウンドメディアの目的やコンセプトを決めます。オウンドメディアの目的は主に①BtoB問い合わせ獲得、②BtoC購買促進、③ブランディング・採用強化の3つがあります。
目的が決まったらペルソナを設計します。ペルソナとは、「20代女性」のようなざっくりとしたターゲット像をさらに具体化したもので、「商品やサービスを実際に利用する顧客の架空の人物像」のことです。
また、ペルソナにあわせてコンセプトも設計します。「このメディアはどういうメディアなのか」、「何を目指しているメディアなのか」を言語化し、ペルソナにとって価値あるオウンドメディアを目指しましょう。
オウンドメディアを制作する
続いてオウンドメディアを制作します。ノーコードツールなどを利用して内製する方法もありますが、できれば専門知識のある制作会社に依頼することをおすすめします。というのも、オウンドメディアで成果を出すには、サイト構造やSEO対策の観点もふまえて制作する必要があるからです。
サイト構造が適切でない場合、のちに大幅な改修が必要になったり、場合によってはコンテンツのURLを変更しなくてはいけないかもしれせん。コンテンツのURL変更は、流入数の減少につながる可能性があるため、避けた方が無難です。
コンテンツの企画・制作
箱ができたら、そこに入れるコンテンツの制作です。オウンドメディアコンテンツの企画は、初期段階で30~50ほど案を出しておくと、あとから自転車操業のような事態になることを防げます。
コンテンツを公開するときは1つずつ公開するのではなく、10〜20記事ほどまとめて公開するようにしましょう。
オウンドメディアを成功させたい方へ
この記事ではオウンドメディアを成功させるためのポイントを、成功事例と失敗例をあわせてご紹介しました。
オウンドメディア立ち上げを検討される企業さんは、本記事を参考にしていただきつつ、ぜひとも課題解決の成功に向けてチャレンジしてみてください。
LIGは自社メディア「LIGブログ」で培ってきた経験をもとに、オウンドメディア立ち上げ初期の企業様のお手伝いをすることができます。オウンドメディア運用でお悩みの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
LIGのオウンドメディアコンサルティングサービスの強みについては、以下で詳しくご覧いただけます。
戦略設計・メディアグロース・運用代行まで。LIGのメディアコンサルティングの強み
よくある質問
オウンドメディアを運用するにはどんな体制が必要?
オウンドメディア運用の理想的な体制は下記のとおりです。
- 記事制作担当(編集長、エディター、ライター、カメラマン、デザイナー)
- マーケ担当(マーケター、データアナリスト)
- コンサルティング担当(必要に応じて)
記事制作の担当者だけでなく、数字の分析しオウンドメディアのKPIを立てるマーケター、また外部からアドバイスするコンサルティング担当も、必要に応じて外部に依頼するのが理想的です。
オウンドメディア立ち上げ初期の場合、すべてのポジションを社内で採用するのは難しいと思うので、どの部分を自社で賄ってどの部分を外注するか、見極められるといいでしょう。(オウンドメディアの運用体制について詳しくはこちら)
オウンドメディアのマネタイズ方法は?
オウンドメディアでマネタイズするには、問い合わせやリード獲得など、自社事業の営業活動に貢献する方法と、記事広告やバナー広告など他社の広告を掲載し収益化する方法があります。
どちらの方法をとりたい場合も、まずはオウンドメディアへの流入を増やし、集客することが大切です。(オウンドメディアの運用のポイントについて詳しくはこちら)