グラフィックデザイナーは未経験だと厳しい?スクール運営が解説

グラフィックデザイナーは未経験だと厳しい?スクール運営が解説

Yohei Ueda

Yohei Ueda

昨今注目を集めるデザイン業界。グラフィックデザイナーに未経験でなるのは厳しいと思う方もいるかもしれませんが、結論、なれます。

この記事では、未経験からグラフィックデザイナーになるのは厳しいと言われる理由や、グラフィックデザイナーになる方法について解説していきます。

本当に未経験からグラフィックデザイナーになれるの?と不安な方へ
「グラフィックデザイナーになりたい!」と意気込んでも、「本当になれるの?」と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?


確かに未経験からグラフィックデザイナーになることは簡単ではありません。ただ、しっかりと学習し、就職対策をおこなえば、未経験からでもグラフィックデザイナーになれます!

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)は、

  • 現役デザイナーが講師だから現場に通用するスキルを身につけられる
  • クリエイター業界に精通した運営スタッフによるポートフォリオ添削
  • 面接対策や求人紹介などの就職支援サポートを卒業後も受けられる
  • 企業からオファーがもらえる就活イベントを定期開催
  • Web制作会社LIGだからこそのネットワークで求人紹介ができる

デジLIGは就転職支援が手厚いので、受講生の多くの方が転職を目的に入学されています。
同じような目標や悩みを持っている受講生が多いので、お互いの状況を共有しながら学べるところもモチベーション高く学習を続けられる秘訣です。

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未経験からグラフィックデザイナーを目指すのは厳しい?

はじめに、未経験からグラフィックデザイナーを目指すのは厳しいのではと不安になっている方もいるかと思います。

冒頭でもお伝えしましたが、結論、なることはできます。ただし、厚生労働省が運営する
職業情報提供サイト「jobtag」によると、グラフィックデザイナーの有効求人倍率は0.16と狭き門です。なんの知識・スキルもなしに目指すのは少し壁が高すぎます。

では、なぜなれると言えるのか? その理由からご説明します。

未経験でもグラフィックデザイナーになれる理由

理由は大きく3つあります。

未経験可の求人もあるから

出典:求人ボックス

求人ボックスで未経験可のグラフィックデザイナーの求人を絞り込むと、2024年12月12日時点で17,583件掲載されていました。

有効求人倍率が低いとはいえど、未経験可の条件で絞り込んでも求人数自体が少ないわけではありません。

ポテンシャルを見て採用されるから

未経験可で募集している企業は、スキルよりもポテンシャルを重視して採用している場合も多いです。

たとえば以下のようなポイントをチェックしています。

  • 仕事への向き合い方や考え方
  • コミュニケーションスキル
  • 自社のカルチャーとマッチしているかどうか
  • キャリアパスが明確で成長が期待できるか など

とはいえ、ここでいう未経験とは仕事として取り組んだことがないという意味合いです。「デザインの知識やソフトの使い方さえ分からない……」という状態で応募するのはやめましょう。

企業によって求めている人材が異なるから

デザインを事業の軸としている会社と、その他の事業が軸の会社では、募集背景やニーズも異なります。

デザイン専業の会社ならクライアントワークに携わることになるため、経験豊富なデザイナーを求めている場合が多いでしょう。

一方で自社メディアのブログ記事用画像の制作など、社内制作物の対応がメインの場合は、必ずしもクライアントワークを経験している必要はありません。

企業が何を求めて募集しているのかをしっかり確認すれば、自身のスキルや経験をより的確にアピールでき、採用につながる可能性も高まるでしょう。

未経験からグラフィックデザイナーになる方法

では具体的にどのようにグラフィックデザイナーを目指せばいいのか。方法は大きく分けて以下の4パターンあります。

  1. 新卒採用で目指す
  2. スクールで学んで転職
  3. 独学で学んで転職
  4. フリーランスになる

1.新卒採用で目指す

もしこの記事を読んでいるあなたが学生ならば、チャンスは大いにあります。学生の新卒採用であれば、ある程度ポテンシャルの部分を汲み取ってもらえますし、どの会社にも染まっていないあなたを新卒から大事に育てよう、という企業も世の中には多くあります。

新卒採用で必要になってくるのは、その業界に入りたいもっともな理由や、情熱です。また、イラレやフォトショの知識もあれば選考も進んでいける確率が高くなります。

2.スクールで学んで転職

学生はもちろん、ある程度社会人経験を積んだ方であっても、スクールで学んで転職という道もあるでしょう。

スクールでは基本的なソフトの使い方からデザイン思考、いわゆるデザインの考え方まで網羅的に学ぶことが可能です。

また、独学では取り組むのが難しい課題に挑戦したり、何より現場のプロのフィードバックを受けられるのはスクールならではのメリットです。

最短でスキルを付けて、確実にグラフィックデザイナーを目指したいという方はスクールに通うことも検討するのがおすすめです。

3.独学で学んで転職

グラフィックデザイナーは美大を卒業していないとなれない!と思っている方も多いかもしれませんが、免許や特別な資格がなくてもなれるため、独学でも目指すことができる職業です。

また、スクールに通うことが一般的ですが、グラフィックデザインに関する本やYoutubeなどを活用することで、独学でも必要なスキル・知識を身に付けることが可能です。

4.フリーランスになる

フリーランスになれば、会社に入らずにグラフィックデザイナーとして働くことも可能です。

働く時間や場所も自分で選べて、頑張り次第で稼ぎも自分で決められます。ですので、ライフワークバランスを大事にしたい人にとっては良い選択肢になるでしょう。

ただ、一つ意識しておいてほしいのは、フリーランスのキャリアは自由度が高い反面、自分ですべての責任を負う必要があります。

案件獲得からクライアントへの提案、顧客対応、納品まで自分をマネージメントする力がないとなかなか難しいです。また、案件を取るためにはそもそもある程度の実務経験がないと壁が高いです。

そういった背景も踏まえて、スクールに通って案件を得るか、一度は業界に転職して実務経験を積んだあとに独立するのが望ましいでしょう。今フリーランスで活躍されている方も、元々は企業勤めだったという方も多くいらっしゃいます。

未経験から転職するための会社の選び方

さきほどもお伝えしたように、企業によって求めている人材やスキルセットは異なります。グラフィックデザイナーが関わる企業には以下のようなものがあります。

  • 事業会社のインハウスデザイナー*
  • Web制作会社
  • グラフィックデザイン会社
  • 広告代理店
  • 印刷会社

*インハウスデザイナー:自社内の制作物のデザインを手掛けるデザイナーのこと。たとえばブログ記事に使用する画像やWebサイトに掲載するバナー、会社によっては広報誌やポスターなどを制作する

それぞれの特徴を整理しました。

会社の種類 仕事内容 未経験での
就職ポイント
インハウスデザイナー
  • クライアントワークではなく事業会社などで社内制作物を担当
  • 自社サイト、バナー、ポスターなど会社により幅広く扱う
  • 未経験でも比較的ハードルは低い
  • その分求職者も集まりやすい
  • ポートフォリオも重要
Webデザイン会社
  • BtoC/BtoB向けのクライアントワーク
  • マーケティングやメディア運営を行う場合も
  • 企業規模はさまざま
  • 未経験でもポテンシャルをみて採用となるケースもある
  • 新卒採用の場合はその限りではない
グラフィックデザイン会社
  • 広告やブランディングなどを専業で手掛ける会社
  • 経験豊富なデザイナーやプランナーが在籍
  • 未経験でいきなり入社は厳しい
  • キャリアステップを踏んで中途転職を目指すのがおすすめ
広告代理店
  • クライアント企業の広告活動を請け負う
  • 大手から中小まで企業規模はさまざま
  • テレビCMや紙媒体など、幅広いSPツールを制作
  • 大手になるほど未経験採用は少ない
  • キャリアステップを踏んで中途転職を目指すのがおすすめ
印刷会社
  • チラシやパンフレットなど、印刷物のデザインをおこなう
  • そのためDTPのスキルが求められる
  • 未経験での募集もある
  • WebやDTPなど、業務範囲は企業により異なるため要確認

未経験からグラフィックデザイナーを目指すなら、インハウスデザイナーの募集を狙うのがおすすめです。
その他の職種は基本的にクライアントありきの仕事となり、未経験でいきなり採用されるのはかなりハードルが高いです。

まずは社内制作物の仕事に慣れたうえで、次のステップへと進んでいくのが未経験からの王道のキャリアステップといえます。

なれるかどうかはポートフォリオが鍵になる

グラフィックデザイナーだけでなく、クリエイターを目指す上で欠かせないのが「ポートフォリオ」。いわゆる、デザイン業界の名刺代わりのようなものですね!

デザインという仕事柄、「私のデザインスキルには自信があります!」と言葉だけで伝えるのには限界があります。

実際の作品があった上で、その制作の意図などを言語化して説明してもらった方が圧倒的に相手にスキルが伝わります。

面接の際などにもやはりスキル感を証明するポートフォリオに触れられることは少なくありません。グラフィックデザインであればほぼ必須とも言えるものになっています。

ポートフォリオにおいて大切なことはどれだけ考え込まれたデザインになっているか、を伝えれるかどうかです!

制作物のターゲットは誰か、目的は何か、目的を達成するための情報設計、デザインのどんな部分を意識したのか。この辺りが明確に言語化して記載されているものが良質なポートフォリオと言えます。

参考になるポートフォリオを集めた記事もこちらにございますので、ぜひご覧ください。
▶︎▶︎デザインスクール卒業生のポートフォリオ作品例をご紹介!未経験から転職を成功させるポイントは?

グラフィックデザイナーに向いている人の特徴

Webデザイナーに向いている人

グラフィックデザイナーに向いている人をまとめると、次の5つに総括されるかと思います。

  • 自由に想像するのが得意な方
  • 流行やトレンドをキャッチするのが好きな方
  • 人とのコミュニケーションが好き・得意な方
  • 細かい作業を集中して取り組める方
  • タイムマネジメントのできる方

それぞれ詳しく解説していきます。

自由に想像するのが得意な方

商品広告や、企業のロゴデザインなどを作成するグラフィックデザイナーにとって、オリジナリティを出せる自由な発想や、枠にとらわれない柔軟性を持っていることは、とても大切です。

クライアントや案件によって要望は異なるため、型にはめて作成するのではなく、その都度、クライアントの要望や思い・商品の特徴などを汲み取って、制作していく力が求められます。

流行やトレンドをキャッチするのが好きな方

グラフィックデザインに限らず、クリエイティブな仕事をしていくのであれば、トレンドをキャッチしておくのは重要です。

トレンドは時代ごとに移り変わっていくため、アップデートしていかなければ、一昔前に流行ったデザインをずっと作り続けてしまう、なんてことがあるかもしれません。流行を取り入れることで、ターゲット層に与える印象や影響も変わってきます

インターネットやSNSから新しい情報を取りに行くことで、制作時に必要なデザインの引き出しを増やすことも可能です。日頃から世の中での流行やトレンドに興味・関心を持てる人は、グラフィックデザイナーに向いているといえます。

人とのコミュニケーションが好き・得意な方

グラフィックデザイナーは、クライアントの要望やイメージを聞き、デザインに落とし込んでいく仕事です。

制作したポスターやリーフレットで、どんな効果を出したいのか、ターゲット層や商品・サービスのこだわりポイントなど、ヒアリングの時点で、クライアントから引き出しておくことが重要です。

また、制作していくときにも、単独で作業を進めていくわけではなく、コピーライターやカメラマンなど様々な人と協力しながら進めていきます。そのため、さまざまな立場の人と円滑にコミュニケーションを取れる人も、グラフィックデザイナーに向いているといえるでしょう。

細かい作業を集中して取り組める方

デザインを提出した際に、クライアントから一発でOKが出ることはほとんどありません。

何度もフィードバックを受けながら、細かいディテールまでこだわって完成まで、修正を繰り返します。細かな修正や調整に対する集中力と辛抱強さは、クオリティの高いデザインを生み出すことにもつながるでしょう。

タイムマネジメントのできる方

グラフィックデザインの案件には、必ず納期があります。

クライアントの要望や、印刷工場との調整によって、かなり厳しい納期で進めることもありますし、一般的には、複数の案件を並行して進めていくため、タイムマネジメント能力が求められます。

駆け出しデザイナーの場合、アイデアを出すことや、作業自体に時間がかかるため、効率的なスケジューリングや進行管理を適切におこなうことが、クオリティを維持したまま納期を守ることにつながります!

グラフィックデザイナーになるために必要なスキル

1.ツールの使い方

グラフィックデザイナーになるためには、まずは大前提として各種ツールの使い方は覚えておく必要があります。

もちろん知識として持っておくだけではなくて、実際にデザインを作る際の基本操作はできることが望ましいです。

具体的には、Adobeが出しているIllustrator、Photoshop、inDesignが業界でも主流に使われているソフトです。

①Illustrator
テキストと画像を用いたレイアウトやデザインの作成や、線・図形を組み合わせたイラスト作成に使われるツールで、グラフィックデザイナーにとっては必須といえます。ポスターやチラシ、名刺など、ページ数が少ない印刷物の制作に向いています。

💡LIGブログでもIllustratorの使い方をまとめています!

②Photoshop
主に画像の補正に使用するツールです。明るさの変更や色調補正をはじめ、切り抜きやサイズ変更、画像同士の合成、不要なものを除去する機能などがあり、デザインに合わせて写真・イラストを自在に編集できます。

💡LIGブログでもPhotoshopの使い方をまとめています!

③Indesign
Indesignはページ数の多い書籍やカタログを作成する際に使用されます。

目次や索引、表組みなどの機能もあるのが特徴です。必ず求められるスキルではありませんが、雑誌やカタログのデザインに興味がある場合は、必ず習得しましょう。

▼💡IllustratorとPhotoshopのできることについてはこちら

これら3つの使い方をマスターできているかどうかで、現場でもすぐに戦力になれるかの判断が大きく左右されます。グラフィックデザイナーを目指す場合は、大前提としてソフトの習得は目指しておきましょう。

2.デザインの知識

ツールの使い方と同じぐらい大事なのが、デザインの基礎知識です。

主に配色・フォント・レイアウトの選び方や、デザインの4大要素である接近・整列・反復・対比などが挙げられます。いわゆるデザインの良し悪しを決める基本的なデザイン知識ですね。

普段見ているグラフィックデザインはもちろんプロが作っているものですから、これらの要素をしっかり押さえているものになります。だからこそ、誰が見ても違和感がないデザインに仕上がっています。

逆に、なんだか素人感があるデザインだな……と感じることがあればそれはデザイン知識を使わずに好き放題に作られている物が多いです。

知っていると知らないとでは、制作の際にとても大きな差が出てきます。今はネットや書籍でも学習することができるので、勉強におすすめのアカウントや書籍をご紹介します。

▼タイポグラフィ(和文)


▼フォント(和文)

▼フォント(欧文)
フォント選びに迷ったら見返したい、おすすめ定番フォント31選まとめ (欧文編)

▼配色
MUUUUU.TV(ムーテレ)
「現場で戦えるWebデザイン配色テク。本当に使えるものだけ紹介します。」
Webデザインの配色がテーマですが、基本的な色の考え方はグラフィックデザインにも応用できます。
https://www.youtube.com/watch?v=Is7Gnkj6bes

▼表現・アイデア

▼コピーライティング

▼ブランディング

3.デザインの思考力

グラフィックデザイナーの仕事における制作物は、チラシ・ポスター・パンフレット・カタログ・リーフレット・DMなどが挙げられます。

そのすべてには仕事を依頼するクライアントがいて、課題を抱えていたり、達成したい目標がありますよね。

グラフィックデザイナーの仕事は、いかにクライアントの要望に添いながら効果のあるデザインを作れるか、という点がとても大事になってきます。具体的には、制作物のターゲットは誰か・ターゲットをどういう感情にするべきか・どういった結果につながって欲しいのかを考えてからデザインに取り掛かります。

要するに、「結果につながるデザインはどういう物なのか?」ということを考えながら制作していく必要があります。

これは例えツールの使い方やデザインの知識があったとしても、なかなかアウトプットするのが難しい領域になっています。

この部分は実際に手を動かす事で習得していくものですので、グラフィックデザイナーを目指すのであれば日頃から手を動かすことを意識していきましょう!!

+αで求められる知識・スキル

以上のスキルに加えて、グラフィックデザイナーになる際に持っておくべき印刷に関する知識や求められるスキルや、今後さらに求められるスキルも合わせてお伝えいたします。

①用紙に関する知識

グラフィックデザイナーはチラシやポスターなど紙媒体も取り扱います。紙の種類もデザインにとって大切な要素の一つです。

手触りや質感・発色は用紙によって様々で、どんな用紙に印刷するかによって、実際に仕上がった印刷物のイメージは大きく変わります。

一部のネット印刷では用紙サンプルもあるので、機会があれば取り寄せてみるのもおすすめです。

②特殊加工に関する知識

特殊加工とは、一度印刷した後に、ニスやフィルム、特殊なインクを重ね刷りすることを指します。

デザイン面において、高級感のある質感を再現したり、印刷物を保護するための耐性を加えたりすることが可能です。

化粧品や食品パッケージのデザインでは、特殊加工が商品やブランドイメージへ与える影響もあるため、どのような加工があるのかを知っておくと良いでしょう。

▼特殊加工をもっと学びたい方はこちらの本もおすすめ!

③今後はWebデザインのスキルも必須に

デジLIGには、グラフィックデザイナーとして働いていて、今後のキャリアプランを考えた時に、Webデザインのスキルも身につけておきたいという方が一定数いらっしゃいます。

グラフィックデザイナーがおこなうデザインは出版や広告に関するものが多いことは事実です。

しかし、インターネット市場の拡大に伴い、企業の広告宣伝費はテレビや雑誌・新聞などの紙媒体から、Web広告・SNSへシフトしているのも理由の一つです。

今後も紙媒体が無くなる、ということはありませんが、ポスターやパッケージなどの印刷物のデザインとWebサイトのデザインを連動させてキャンペーン・広告を展開する例も多く見られています。

グラフィックデザインに関する知見とWebデザイン・マーケティングの知識を掛け合わせることができれば、長く活躍していくこともできるでしょう。

▼デジLIGのWebデザイナー専攻で学習し、キャリアの選択肢を広げられた方へのインタビューもぜひご覧ください!

未経験からグラフィックデザイナーへ!転職成功事例

ここではデジLIGで未経験からデザインを学び、グラフィックデザイナーに転職成功した方の事例をご紹介します!

アパレル店員から未経験でグラフィックデザイナーに!

「好きなことを通じて、誰かに喜んでもらいたかった」という思いで学習し、アパレル店員からグラフィックデザイナーへの転職を成功した方の事例です。転職後は事業会社の広報チームで、社内報やSNS運用、社内の表彰式で渡すグッズ等のデザインをされています。

日髙さん | デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG) STUDIO池袋

学習スケジュールと勉強方法

日髙さんのある日のスケジュール

アパレル店員として勤務されていた際は、残業が多かったのもあり、スクールに入学した時点から転職を考えていたそうです。デジLIG受講期間は4月から9月でしたが、8月頃には退職して学習に専念されていました。

――働きながら学習を進めるためのポイントをぜひ教えてください!

毎日デザインに触れることです! 通勤時間を利用して『なるほどデザイン』『けっきょくよはく』『デザイン入門教室』といったデザインの本を読んだり、街中にある広告やチラシを観察したりと、1日30分以上はデザインに触れる習慣をつけておくと自然と勉強するようになりました。どんなに疲れていても、スマホでデザインの参考サイトを見たりするだけでも欠かさずやっていました。

転職成功のポイント

転職活動では肝となるポートフォリオ制作では、採用担当者が忙しい中ポートフォリオを見るということを想定して、見やすさやわかりやすさを心がけていたそうです。

――未経験からの転職で大変だったことはなんですか?

ポートフォリオの制作がとても大変でした。学習で作成した課題を載せることもできるのですが、納得できるものが少なくて1から作り直したので1ヶ月半くらいかかりました。制作物一つひとつのターゲットから考えるのも大変でした。

日髙さんのポートフォリオ

さらに詳しいお話は、ぜひこちらからご覧ください!

グラフィックデザイナーに関してよくある質問

グラフィックデザイナーは独学でなれる?

グラフィックデザイナーは美大を卒業していないとなれない!と思っている方も多いかもしれませんが、免許や特別な資格がなくてもなれるため、未経験からでも目指すことができる職業です。

スクールや専門学校に通うことが一般的ですが、グラフィックデザインに関する本やYoutubeなどを活用することで、独学でも必要なスキル・知識を身に付けることが可能です。

詳しい独学勉強方法についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

グラフィックデザイナーには資格が必要?

グラフィックデザイナーになるために資格は必須ではありません。

ただし持っておくことで多くのメリットがあります。資格取得過程で知識や技術を体系的に学べることはもちろん、クライアントや雇用者に対して信頼性を高める効果があります。たとえばAdobeの認定資格などは、デザインソフトに対する熟練度の証明にもなるでしょう。

持っておくとアドバンテージになる資格についてはこちらの記事で紹介しています。

グラフィックデザイナーの年収は?

厚生労働省が運営するjobtagによると、グラフィックデザイナーの年収は令和5年時点で全国平均509.3万円です。

※賃金構造基本統計調査の職業分類は「デザイナー」となっており、その他多くのデザイナーに属する職業が含まれた年収額となっています。

グラフィックデザイナーの平均年収(年代別)

年代別に見てみても、キャリアを進める中で上昇傾向にあります。

20代前半 300万円〜350万円
20代後半 350万円〜400万円
30代前半 400万円〜450万円
30代後半 450万円〜500万円
40代以上 500万円〜600万円

参考:グラフィックデザイナー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

国税庁の発表する「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収は約458万円とのことで、グラフィックデザイナーの平均年収は全体よりも11.2%高い結果といえます。

グラフィックデザイナーの平均年収(地域別)

以下はグラフィックデザイナーの平均年収を地域別にまとめたものです。関連情報として、労働時間や平均年齢についても記載しています。

全国平均 東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県
賃金(年収) 509.3万円 569.8万円 523.6万円 494.7万円 393.8万円
労働時間 171時間 172時間 166時間 165時間 177時間
年齢 38.8歳 39.1歳 40.9歳 38.8歳 34.7歳

参考:グラフィックデザイナー – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))

派遣やアルバイトとしての雇用も多く、求人ボックスの情報だと、平均時給として、派遣社員は1,798円、アルバイト・パートは1,200円となっています。

さらに詳しく知りたい方はぜひこちらの記事をご覧ください!

まとめ

未経験からグラフィックデザイナーへの道は険しいものの、現場レベルのスキルを体系的に学んでいければ叶うものであります。

様々な道筋がありますが、効率良く体系的に学びたい場合はスクールという選択肢もあると思います。

本当に未経験からグラフィックデザイナーになれるの?と不安な方へ
「グラフィックデザイナーになりたい!」と意気込んでも、「本当になれるの?」と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?


確かに未経験からグラフィックデザイナーになることは簡単ではありません。ただ、しっかりと学習し、就職対策をおこなえば、未経験からでもグラフィックデザイナーになれます!

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)は、

  • 現役デザイナーが講師だから現場に通用するスキルを身につけられる
  • クリエイター業界に精通した運営スタッフによるポートフォリオ添削
  • 面接対策や求人紹介などの就職支援サポートを卒業後も受けられる
  • 企業からオファーがもらえる就活イベントを定期開催
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Yohei Ueda
Yohei Ueda Digital Education / Education / Career Designer / 植田 洋平

デジタルエデュケーション部所属。キャリアデザイナーとして人材事業やクリエイタースクールの新規開拓営業を担当。学生時代はダンスサークルを立ち上げ、関西初の学生主催ダンスイベントを企画・運営。カナダへの1年間の留学経験を持つ。コミュニティ形成とグローバルな視点を大切にしながら、クリエイティブ人材の発掘と育成に尽力している。

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