紙媒体からWebのデザイナーへ。デザイン経験者が感じたスクールのメリットとは?

紙媒体からWebのデザイナーへ。デザイン経験者が感じたスクールのメリットとは?

Taiga Akiyama

Taiga Akiyama

こんにちは。デジLIGのトラです!

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎にて受講生を募集していて、無料説明会は毎日開催中!

本連載では、キャリアチェンジに成功した方のインタビューをとおして、未経験からの学習方法・就職活動のノウハウや、スクール生活についての情報をお届けしています。

今回は、紙媒体のデザイナーを経験してからデジLIGに入学し、Webデザイナーとして転職された、成田さんにお話を伺いました。すでにデザイナーとして活躍されていた成田さんが、なぜWebの勉強を始めようと思ったのでしょうか。またデザイン経験者の視点から、デジLIGの学習についての率直な感想もいただきました!

※ 成田さんは現在大阪にお住まいのため、オンラインでインタビューをしました!

ico 人物紹介:成田さん【STUDIO池袋 2021年6月生/Webデザイナー専攻 グラフィックデザイン経験者プラン/LIG直伝!即戦力デザイン集中講座】
2021年6月からデジLIGに入学し、追加受講の後2022年3月に卒業。クリエイターズオーディション(受講生と企業採用担当者のマッチングイベント)に出場し、マッチングした大阪の制作会社にWebデザイナーとして転職。

キャリアの幅を広げたかった

――Webデザインを学ぼうと思ったきっかけを教えてください!

3年くらい、印刷・広告会社のクリエイティブチームで主に紙媒体のデザイナーをしていました。当時はカタログや駅のポスターなどのデザインをしていたのですが、Web業界が盛んな印象があったことや、徐々に紙からWebに流れが変わっている風潮があると感じていました。そこで、Webデザインまでスキル習得することで、今後の仕事の幅が広がると思ったこと、またキャリアの視野が広がると思い、学習に興味を持ちました。

最初は、なるべくお金を掛けずに興味本意でコーディングを独学してみたり、趣味レベルですがちょっとしたポートフォリオサイトを作ってみたりもしました。

――独学からスタートされたとのことですが、そのころにはすでに「転職」も視野にあったのですか?

いえ、漠然と「Webデザインまでできたら良さそうだな」程度の感覚だったので、転職に本腰を入れていたわけではありませんでした。ただ、独学に限界を感じていたこともあり、またちょうど会社の年度末が見えてきていたので、このタイミングで一念発起で退職もして、転職を目指してスクールに通おうとなったんです。

――数あるスクールの中でデジLIGに興味を持った理由は何だったのですか?

いくつかのスクールを見ていましたが、実はもともと「デジタルハリウッド」は知っていたんです。私の周りのデザイナーやアニメーターでデジハリ出身の方がいたり、大学卒業後にデジハリに通った方の話も聞いたりしたので、安心感はありました。また、「デザインに強い学校に入る」という点は重視しており、デジLIGは制作会社が運営ということもあり、現場に近い人から学べる点に魅力を感じましたね

前職の社内にWebを扱う2〜3人のチームもあったのですが、今後自分がどんなデザイナーを目指していくか考えたかったことも含めて、さまざまなWebデザイナーから知見やノウハウを学びたいと思ったので、デジLIGで学ぶことを選択しました!

自分のペースに合わせて学習できる

――退職してからデジLIGに入学されたとのことで、在学中はどのような学習スケジュールでしたか?

実はのびのびとやらせていただいていて……。プライベートも楽しみつつ学習していましたね。ただ、基本的には働いていた頃の生活リズムを目安に勉強をしていたので、多い日は1日8時間取り組んでいました。

教材の時間もあらかじめ把握して「いついつまでにこのカリキュラムをやろう」という計画も立てられていたので、1〜2日でガッと集中してやることもありました。

成田さんのある日の学習スケジュール

成田さんのある日のスケジュール▲一言:退職していたので、メリハリのある生活を心がけていました!

――ライフスタイルに合わせつつ、ガッツリ取り組んでいたのですね! 教室利用が多かったですか? それとも自宅がメインでしたか?

ほぼ自宅でオンライン学習していました。テキストで質問したりZoomを使ったり。始めてみてから思ったのですが、意外とデジLIGのオンライン対応が充実していた印象でした。

前職の経験からオンラインに苦手意識がなかっただけなので、「オンラインの方が良い」というのが全員に当てはまるかはわかりません。ただ、オンラインだと自分のデータを共有して、それを直接みて触りながら指導してもらえるので、個人的にはコミュニケーションが取りやすかったです。

――順調そうだった印象ですが、学習で大変だったポイントはありましたか?

カリキュラムにプラスして取り組んでいた「自主制作」と、あと「コーディング」です。通常の課題はお題やテーマが決まっていますが、自主制作となると「何をテーマにしようかな」とか、「誰かお客さんを探した方が良いのかな」とか悩みました。さらに転職を目指すとなると、「どんなサイトであれば力をアピールできて、好まれるかな」とか、いろいろ考えなければいけなかったので、自主制作は大変でした。

――結局どのようなテーマで作られたのですか?

デザイナーの友人のポートフォリオサイト(作品集)を作りました。だいたい学習を始めてから2〜3ヶ月目に着手し始めたと思います。「紙」とは違うWebデザインの進め方をイメージできていたので、自分でどんどん手を動かしていくのが楽しかったです。

ただ「コーディング」は完全にはじめてだったので難しかったです。とくにJavaScriptとかjQueryとか、HTMLのメタタグとか。そういった「仕組み」や「機能」を覚えることが大変でした。

――コーディングはつまづきポイントですよね。実際にどうやって乗り越えたのですか?

これもオンライン質問を活用しました。自主学習として実際のサイトの検証画面からコードの書き方を参考にしていましたが、それでも理解できない際はZoomで予約を取って、どうやってサイトの動きを実装するのか意見をいただいていました。質問時間は20分くらいなので、事前に質問事項をまとめておくと効率的で有意義な時間になります。

実際にデザインをコーディングしてWebサイトにできたときは達成感がありましたし、楽しかったですね

モチーベーションはどうやって維持した?

――「オンライン学習がメイン」となると、継続していくためのモチベーションも重要だと思います。成田さんはどうやって維持されましたか?

2点あります。1点目は「目標をしっかり立てること」です。私の場合は「1年以内に転職しよう」という大きなゴール設定をしたんです。そのために「どういうサイトを作れる人になりたいか」とか「どれくらいのクオリティを担保できるようになりたいか」という目標を立てて、どういうステップで学んでいくかを決めたことで、モチベーションを下げずに取り組めていました。退職もしていたので、「あまり空けられないな」という思いもありましたね。それぞれの状況に合わせて、具体的な目標が立てられると良いと思います。

――細かく目標設定することは大事ですよね! 2点目は何ですか?

2点目は「誰かと話すこと」ですね。私も当時は周りの人と話すようにしていました。受講生や身近な友人などとの会話で、Webデザインを学習していることを話すとモチベーションにも繋がりました!

実は、デジLIGは思っていたよりも明るい雰囲気のスクールだったのが意外でした。みんな黙々とやっているのかな? と思っていましたが、遠すぎず近すぎずやりやすい環境でしたね。トレーナーはフル活用しないともったいないです。

現場の考え方が学べた

――「現場感覚」を重視してデジLIGを選択いただきましたが、とくに印象深かったことは、何かありましたか?

「LIG直伝!即戦力デザイン集中講座」と、卒業制作(学習の最終課題)ですね!

「LIG直伝!即戦力デザイン集中講座」は入学してから4ヶ月目くらいに受講して、Webデザインの「作り方」以上に「考え方」を学べました。前職もデザイナーとして働いていましたが、この考え方は現職で大きく役立っています

講師のもりぐさん(LIGデザイナー)が、私でも知ってるような広告クリエイティブに携わっていたことにも驚きましたし、実際の仕事内容なども知れて楽しかったです。講座で知り合った受講生とは卒業後も交流があって、オンラインの「朝活」で一緒に作業したり、ご飯を食べに行ったりもしています!

▼成田さんも出演された集中講座の口コミ記事はこちら。全容が明らかになります!

――教わったノウハウが、実務に大きく活きているようで嬉しく思います! 卒業制作はいかがでしたか?

卒業制作はポートフォリオサイトを作成しましたが、自分のアピールしたいポイントをどうやったら採用側に伝えられるか、オリジナルな印象を与えたくて考えて作りました。サイトのネーミングとロゴデザイン、文字組みの構成にもこだわりまして、選考の際に担当の方から評価いただけたのは嬉しかったですね。担当トレーナーさんからも、現場目線で褒めていただくことがあったので、自信に繋がりました。

なにもかもはじめてだった転職活動

――卒業制作でポートフォリオサイトを作り上げて、いよいよ転職活動に向けて動き始めたんですね。

当初の計画からは押してしまったのですが、転職活動は入学から9〜10ヶ月目から始めました。転職自体がはじめての経験になるので、履歴書も職務経歴書も本当に謎だらけで……。はじめに自分一人で書いたときは、職務経歴書も6ページくらいになってしまって、「これはまずい」と怒涛のように運営の皆さんにチャットで相談していました。文章の構成などアドバイスをいただいて、書けるようになってきましたね。

転職先の見つけ方も教えていただきました。どうやって調べれば企業の情報がでてくるんだろうとか、LIG自体が制作会社ですし、企業選びの“いろは”みたいなところを採用側の目線で教わりました

クリエイターズオーディションから内定獲得

――転職活動を始めるタイミングで、クリエイターズオーディションの出場が決まったんですよね。

クリエイターズオーディション(通称:クリオ)とは
全国の校舎から選出された「デジタルハリウッド」の受講生(卒業生も含む)が、企業の採用担当者の前で自身の作品をプレゼンテーションをするイベント。採用担当者側は、「この人いいな」と思った人をその場でスカウトでき、受講生は選考にチャレンジできる。

そうなんです。ちょうどタイミングよくお声がけいただいて、出場させていただきました。もちろん、ほかにも求人サイトなどで企業探しもしていましたが、クリオでつながった企業にご縁を感じたこともあり、結果的にクリオ経由で転職することになりました

――クリオでは採用担当者を相手にプレゼンしますが、緊張しませんでしたか?

正直大変でした……。すべてオンラインで完結していたのですが、作品のプレゼン動画撮影で、誰も見ていないところで画面に向かって喋るのは難しかったですね! 何回か撮りましたが提出締め切りもあったので、「これでもうええわ!」みたいな感じでした(笑)。それでもありがたいことに何社か声かけていただけたので嬉しかったです。

――そこから、お声がけいただいた企業の選考を受けたのですね。

そうです。4社応募して面接に進んだのが3社、そこから内定いただいたのが2社でした。選考は1社につきだいたい2~3回ありました。内定をいただいた2社は、どちらも実績があり魅力的だったので、最後の最後まで悩みましたが、「大阪で心機一転やろう」と現職に就いた流れです。

もう一方のお声がけいただいた企業は、実はデジLIG出身の方が他にも働いていると聞きました。企業とお互いにマッチする転職をするためには、ご縁やタイミングも大事な要素だと実感しました。

現在のお仕事について

――今は、どのようなお仕事をされているのですか?

主な業務はWebデザインの制作ですが、「デザイナー」と「ディレクター」との垣根がそんなになく、企画やディレクションにも関われます。サイト制作きっかけで受注しているのですが、「もっと違うプロモーションの仕方があるんじゃないか、その中でWebをこう使っていきましょう」というようにいろいろな視点で物事を考えられる環境です。

――販促の戦略づくりから参加できる環境なのですね! クライアントとは直接やり取りされているのですか?

案件の6割がクライアントと直接お取引きしていて、4割くらいが代理店さんから発注いただいている形ですね。もともとデザインの仕事をやっていたため、直接クライアントに提案できる案件に携われるのが理想通りでした。

――それは良かったです! やりがいもある反面、お忙しそうな印象もありますが実際どうですか?

今後忙しくなってくるかもしれませんが、現状はぜんぜん回していける業務量です! 11時に出社して20時には退社できることが多いです。ただ、当然慣れないことはまだまだ多く、Web業界のルールや決まりごとをしっかり身に着けるには、まだちょっと時間かかるかなって感じます。わからないことはすぐ聞ける環境なので、これからどんどん吸収して、教わったことはなるべく早く活かしていきたいですね!

困ったら周りを頼ってほしい

――最後に、Webデザイナーを目指している方々にアドバイスをお願いいたします!

これはもう「諦めないこと」だと思います! 周りを見ていると、少なからず挫けてしまう方がいるのは事実です。私も「1年以内に転職」という目標を立てて学習を進めましたが、すべてが計画通りにいったわけではありません。ただ、最後までもがき続ければ道は開けると思います。

スクールを利用する場合、学費も決して安くないと思います。それを途中で挫折しちゃうっていうのはもったいないので、なるべくトレーナーや運営、受講生など周りの人たちとコミュニケーションとって、お互いに高め合っていけると、良いスクールライフが送れると思います

――成田さん、ありがとうございました!

まとめ

「デザイナーとしてキャリアの選択肢を増やしたい」と学習を始めた成田さん。経験者の目線で、現場に近いスキルを習得したいとデジLIGを選んでいただき、理想の転職までサポートできたことを嬉しく思います!

ですが、その背景には「自身がどんなデザイナーになりたいか」目標をしっかり考えていること、また転職に向けてトレーナーや運営スタッフを積極的に活用していることで、壁を乗り越えていた点が印象的でした。私たちもその期待に応えられるよう、今後も精進してまいります!

デジLIGでは、Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方のお手伝いをしております。転職だけでなく、フリーランス、副業、趣味などで学習を検討されている方も、ぜひ無料個別説明会へお越しください!

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Taiga Akiyama
Taiga Akiyama Digital Education / Education / Leader / 秋山 大河

大学卒業後、地元長野で地域密着型のメディア・出版・広告を扱う会社に企画営業を経験。並行して、複数の地域振興団体に所属し、自治体と青少年育成・まちづくりに取り組む。その後に不動産会社で広報職を経験し、LIGに入社。デジタルハリウッドSTUDIO by LIGのセールス・企画・運営を担当し、クリエイターを目指す方々のサポートを行う。

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