「PCをほとんど触ってこなかった」接客業からWebデザイナーへ転職。未経験者の評価ポイントとは?

「PCをほとんど触ってこなかった」接客業からWebデザイナーへ転職。未経験者の評価ポイントとは?

Nobumasa Shimono

Nobumasa Shimono

こんにちは! デジLIGのしもです!

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎にて受講生を募集していて、無料説明会は毎日開催中!

本連載では、キャリアチェンジに成功した方のインタビューをとおして、未経験からの学習方法、就職活動のノウハウやスクール生活についての情報をお届けしています。

今回は、未経験からデジLIGでWebデザインを学び、Webデザイナーとして活躍している卒業生の砂川さんにインタビューいたしました。学習期間中・転職活動のリアルを始め、実際に砂川さんが勤務している企業の採用担当の方にも現場目線で役立つアドバイスをいただきました。

本記事は、以下の方におすすめいたします。

  • 未経験からWebデザイナーに転職したい
  • Webスクールで学習した卒業生のリアルな声が聞きたい
  • 企業の採用者目線で内定に向けたリアルな情報を収集したい
ico 人物紹介:砂川さん 【STUDIO上野 2021年3月生/Webデザイナー専攻/LIG直伝!即戦力デザイン集中講座】
接客業のお仕事を続けながら学習をスタートさせ、2021年10月デジLIG卒業。同年12月からシステム開発・Web制作会社・動画プロモーション等を手掛ける株式会社RRJに入社。現在はデザイン室でWebデザイナーとして活躍中!

※ オンラインで取材いたしました。

好きなことで仕事ができるようになりたい

――なぜWebデザインを学ぼうと思ったのでしょうか?

今後の自分のキャリアを考えたときに、これまでの接客業の経験の中で、POP作成や商品のレイアウトを考えたりすることが楽しかったことを思い出し、そこからさまざまな仕事を調べた結果、Webデザイナーという職業を知りました。Webデザイナーであれば、今までやってきた好きなことで仕事ができると思ったため学んでみようと思いました。

――勉強方法として、独学ではなくスクールを選んだのはどうしてですか? また、なぜデジLIGを選んでくださったのでしょうか?

三日坊主で独学は続けられないと思ったので、最初からスクールに通うことに決めていました。

デジLIGを選んだ一番の決め手は、校舎が自宅から一番近いスクールでアクセスが便利だったことですね。あとはLIGブログを読み、率直に「面白い会社だな」と思ったことです。

仕事・学習両立のポイントは

――Webデザイン学習中にもっとも楽しかったことと、逆にもっとも苦労したことを教えてください。

さまざまなツールが使えるようになっていく過程はとても楽しかったですね。その中でもとくにLIG直伝!即戦力デザイン集中講座でいろいろなデザインの作り方を知れたのが楽しかったです!

一方でコーディングが苦手で、覚えるのが大変でした。現在も実務で取り組みながら引き続き勉強している最中です。

――入学前と在学中にギャップを感じたことがあれば教えていただけますか?

デジLIGに対してかっちりしたイメージを持っていたので、運営スタッフさんやトレーナーさんが話しやすかったことに驚いたのを覚えています。

――働きながら学習を進めていくためのポイントがあれば教えてください。

私は自宅だとあまり集中して学習を進めることができないタイプなので、平日は行ける限り、土日は必ずSTUDIO(教室)に行くようにしていました。仕事後に自宅で学習に取り組む場合は、少しでも頭をクリアしてから勉強するために仮眠していましたね。

あとはスケジュール管理をしっかり行うことです。最初の動画学習はいつまでにどこまで進めるかを一週間単位でスケジュールを決めて学習に取り組んでいました。平日に仕事で疲れてしまい進められなかったら、土日に挽回することで計画通りに学習を進めていけるようにしていました。

砂川さんのある日のスケジュール

砂川さんのある日のスケジュール

―― 学習効率を高めるおすすめの方法があれば教えてください。

動画学習のインプットだけでなく、学んだことを自主制作でアウトプットすることで復習をしていました。

――砂川さんといえば、在学中にnoteやTwitterを活用した情報発信にも力を入れていましたよね。

未経験から学習する方の少しでも参考になればと思い、発信していました。

PCほとんど触ってこなかった人間がwebデザインを勉強したら #1|sunakawa | 初心者webデザイナー|note

内定までのスケジュール

2021年3月 会社員と並行して、デジLIG3月生として学習スタート
2021年5月 ポートフォリオサイトの制作に着手、作品は2つ(オリジナルの名刺とバナー)
2021年6月 デジLIGの転職相談を受ける
2021年7月〜8月 ・会社を退職
・ポートフォリオの自主制作作品を10個追加、計12作品に
・転職活動開始。Indeed、Find Job!から求人に応募
2021年10月 デジLIG卒業
2021年11月 内定獲得
2021年12月 入社、デザインチームに配属

――転職活動時に使った媒体、応募社数、面接社数を教えてください

媒体は「Indeed」、「FINDJOB!」を使用していました。応募社数は15社、面接社数4社、内定2社という結果でした。

――未経験からWebデザイナーに転職する際に大変だったことはどんなことですか。

未経験から採用応募している会社が少ないこと、書類・ポートフォリオ選考時点で思うように通過できず、想定より面接まで進めなかったことが大変でした。

――ポートフォリオはどのような部分を工夫しましたか?

未経験では技術力の面だけで勝負することは難しいと考えていたので、自分の人となりをよく知ってもらえるように、好きなラーメンをTOPビューにモチーフとして使用したり、自分のことをわかりやすく紹介するページを作成したりしました。

現在のお仕事について

――いま転職先でどんなお仕事をしていますか?

サイトデザイン、バナー、動画のテロップやサムネイル作成のデザイン業務とコーディング業務を担当しています。

――実際にWebデザイナーとして仕事をした感想を教えてください。

デジLIGで勉強してきた基礎と応用の技術は大いに役立ちました。一方でデジLIGでの学びは、あくまでもWebデザイナーとしてのスタートに立っただけだったと感じました。

現在は実務を通して、Webデザインの学習を始めた当初よりもたしかな成長の実感はありますが、デザインには流行りがあるので、この先もずっと勉強し続けてアップデートが必要だとあらためて感じました。

Webデザインを学んでいる方へアドバイス

――未経験からWebデザイナーになるために大事なことを教えてください。

ポートフォリオを通して、いかに自分の魅力を伝えられるかが重要だと思います。たとえば、デザインに自信があるなら作品重視、やる気でアピールするならたくさん作品を作る、人間性ならそれが伝わりやすいなにか、ほかに得意なものあればそれを載せることですね。

あとは未経験でWebデザイナーを目指す人が増えていますし、最近の流行りではファーストビューで動画が使用されるケースも良く見かけるので、「動画編集ができる」「カメラ撮影ができる」など、もう一つ強みを作ることでも転職活動時の武器になると思います。

砂川さんが働く制作会社の採用担当者に「採用のポイント」を聞いてみた!

ico 株式会社RRJ 部長 佐藤さん株式会社RRJの採用担当者。デザインチーム、動画プロモーションチーム、IPコンテンツ監修チームの3チームを統括し、自身でもシステムのUI/UXデザインやデザインのディレクション業務など幅広く行っている。対話を重ねてプロジェクトがカタチになっていくことにやりがいを感じるタイプ。休日はチェロ演奏を楽しんでいる。

――未経験のWebデザイナーを採用する際に重要視しているポイントを教えていただけますか?

佐藤さん:コミュニケーション力キュレーション力の2つがある方だととてもありがたいです。

Webデザインは、デザインコンセプト、UI/UXデザイン、実装される技術、コンテンツボリュームなど、複数の要素をまとめ上げる力が必要です。ネット上にはWebデザインに関する良質な情報があふれているので、集めた情報の中から取捨選択して、クライアントが考えている最終的なカタチを事前にある程度言い当ててあげるといったスキルが求められます。

コミュニケーションとキュレーションの2つの力は、対外的なスキルだと思われがちですが、社内のプロジェクトメンバーの中でも大きく活躍してくれるスキルであり、一体感を生み出すための原動力にもなります。こういった方は技術習得スピードも速かったりしますね!

――求めているスキルセットを具体的に教えてください。

佐藤さん:まずはマークアップを意識したコーディングがしっかりできることでしょうか。Javascript、CSS、HTMLの順番で得意だととても嬉しいです。とくにJavascriptは、はじめのうちから時間をかけてやっておくと役に立つことが多いと思いますよ!

――砂川さんを採用した決め手があれば教えていただけますか?

佐藤さん:面接をさせていただいた際、質疑応答では終わらず自然と話し合いの場になるような空気感があったからです。これはなかなか出せるものではないと感じました。加えて、砂川さんご自身が好きなラーメンをモチーフにしたポートフォリオサイトの印象がとても良かったです。自分が好きなものや大切にしているものをカタチとして相手に伝えられる方は、クライアントが求めるものをしっかり汲み取れる力があると思えました。

さいごに

今回のインタビューでは、未経験から学習をはじめWebデザイナーとして活躍する砂川さんと、実際に勤務する企業の採用担当者の佐藤さんのお声をお届けいたしました。

砂川さんの実体験からわかることは、未経験でWebデザイナーになるために重要なポイントは、「ポートフォリオ」と「強みのアピール方法」であるということがわかりました。また、なるべくSTUDIO(校舎)を使って学習し、自宅学習時は仮眠を活用するという独自の集中力向上方法もシェアしてくださいました。

そして佐藤さんからは、現場で求められるスキルセットと未経験者の採用の決め手も教えていただくことができました。

本記事が、未経験からWebデザイナーになりたいという挑戦を続けている方のお役に立てば嬉しいです。デジLIGでは、Webクリエイター・動画クリエイターを目指す方を全力で応援しております! スクールで学習をご検討されている方は、ぜひお気軽に無料個別説明会へお越しください!

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Nobumasa Shimono
Nobumasa Shimono Digital Education / School Adviser / 下野 允絹

大学卒業後からセールス職に従事。BtoB・BtoC含め複数のベンチャー企業で顧客の課題解決に尽力する。前職の株式会社リンクバルでは、創業期から事業に参画しIPOを経験。Webサービスのセールスコンサルタントとマネジメント業務を通して、プラットフォームの構築とクライアントの新規開拓とリレーションに貢献。2019年8月より株式会社LIGにジョイン。Webクリエイターを育成するデジタルエデュケーション部にて新規クライアントのカウンセリング・キャリア面談を担当。

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