「LIG直伝!即戦力デザイン集中講座」の5日間をまるっとレポートします!

「LIG直伝!即戦力デザイン集中講座」の5日間をまるっとレポートします!

Jumpei Hayashi

Jumpei Hayashi

こんにちは! 教育事業部のペイです!

今回は2021年2月に開講した、デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(通称デジLIG)のオリジナル講座「LIG直伝!即戦力デザイン集中講座」の様子をお伝えします! とにかく熱く、密度の濃い講座となっていました!

個人的には、学校では普通教えられないことも、この授業なら学べるのだと感じました。

講座概要
LIGのデザイナー陣(元社員含む)が直接講師を務める、とにかく実践的なOJT方式の特別デザイン集中講座です。計5日間の授業で、バナー制作やLPの制作をすすめるとともに、体系的なデザインのいろはを体に叩き込んでいきます。

LIGに入社したての新米デザイナーと同様のフィードバックをもらえます。デザイン力や思考力をグッとレベルアップできる、ブートキャンプな授業です。

▼DAY1直後の様子と、講座の詳しい概要はこちらの記事へ

デジタルハリウッドSTUDIO by LIGのカリキュラムに加えて、さらにデザイン力を磨いていきたいと思っている方や、すでにグラフィックデザインを経験されている方にオススメです!

就転職へのアプローチ、副業など、目的を達成するために、とにかくWebデザイナーになるなら受けてほしい!

今回のブログでは、講座の様子をDAY1〜DAY5までを振り返っていきます!

DAY1:オリエンテーション、バナーデザインの切り口を学ぶ

初日では、これから一緒に授業を行っていくメンバーで自己紹介的なオリエンから始まります。

 

講師のもりぐさん、ありさんも、授業を受けている受講生一人ひとりが「どういう方向性に進んでいきたいのか?」「どんなデザイナーになりたいのか?」を把握します。このオリエンをもとに、講師の二人がフィードバックを行うので、よりきめ細やかな指導が受けられるのです。

 

miroというツールを使って、オンライン授業でも滞りなくオリエンテーションを進めていきます。ツールを使うのも、これから就職などをした際に慣れておけるので良いですよね!

デザインの切り口を考えよう

オリエンが終われば早速、講義に入っていきます。DAY1ではバナー作成にとりかかります。

 

今回のお題は「LAMPのECサイトのバナー制作」です。まずはLIGがどのような形でバナー制作を進めているか、講義形式でお話します。

デザイン制作の前に、まずやらなくてはいけないのがデザインの「切り口」探しです。ワークショップ形式で、早速受講生もデザインの切り口から考え始めます。

 

受講生が各々考えたLAMPのサウナグッズを買ってもらうためには、どんな「切り口」が良いのか? を、さきほどのツールを使って、どんどん出してもらいました。またみんなが出したアイディアをまずは全員でグルーピングして、切り口を探っていきます。

それぞれ、ジャンルごとにどんな方向性で考えられるかをまとめます。次はラフ制作です!

 

それぞれのアイディアを皆で見ながら、もりぐさん、ありさんのフィードバックが入っていきます。受講生が作ったラフを元に、アイディアを膨らませたり、方向性決めをサポートしたりします。

制作スタート!

フィードバックをふまえて、自分が作ったラフを制作します! DAY1では、「デザインの核」を大切にしよう! というもりぐさんからの教えがありました。デザインの核、ここではバナーを作っていくうえで大切なデザインの根幹づくりを行っていきます。

 

DAY1では、あくまでスキルの土台づくり。バナー制作におけるデザインの作成の手順・考え方・いちばん大切にすべきポイントはどこか……などをみっちり学んでいきます。実際にLIGが大量のデザイン制作をしてきているからこそ、お伝えできる部分もあります。デザインをはじめて間もない受講生も、必死にくらいつきながら進めてくれていました!

DAY2:ガシガシバナー制作、バキバキのフィードバック!

DAY2では、DAY1で作ったバナーを継続して制作します。さらに、これからデザイン制作をガッツリ進めていくうえで、大切にしてほしいことや、テクニックなどを講義で学んでいきます。

 

ここからは制作とフィードバックの繰り返しです!

講師のお二人からは、「デザインがうまくいかなったり、なにかしっくりこない……」という受講生の悩みに対しての回答が続きます。デザインに触れて間もない受講生に対して、デザイン力をあげる丁寧なフィードバックが続きました。実際に今どういうやり方でデザインのアイディアを出しているかといった、具体例がたくさん出てきましたよ。

受講生のアウトプットの方向性に合わせて、フィードバックが入っていきます。違和感をなくすために意識することや、クオリティを高く感じさせるテクニックなど、そのアドバイスは現場さながら。受講生の作品も、DAY2の最後にはクオリティがガッと上がってきていました。

Before トーンや素材感のバラツキ
 

After イラストを中心に統一感が出るように
 

DAY3:LPの制作

DAY3からはLPの制作にとりかかります!

まずはLPの制作をしていくうえで必要な知識を、ありさんが講義形式で伝えてくれました!

 

LPの制作においては情報設計が大切ですが、駆け出しの受講生に対してもわかりやすい形で、どういった観点から情報を設計していかなくてはいけないのかを説明してくれました。

まずはラフ制作

今回のお題は「デジLIGのLP(ランディングページ)を制作しよう!」

LPに関してもバナー制作と同様に、切り口探しとラフの制作から実施します。今回のクライアントである「デジLIG」がどんな立ち位置で、どこに良さがあるのか……さまざまな情報をもとに、デザインの切り口を考えていきます。

 

ラフを制作していくうえでの参考の集め方や、競合との差別化などをテーマに、オリジナリティあるLPのデザインを作るポイントを分かりやすく教えてくれました!

LPの中でもデザイン上いちばん大切なメインビジュアルのラフをしっかりと考え、作品制作へ進みます。

質問コーナーで疑問を解消!

 

現役のデザイナーとざっくばらんに会話できるのも、この講座の魅力です。受講生から事前に質問をもらっておき、回答するコーナーもあります。

デザインの技術だけでなく、働き方や考え方なども聞けますよ。先輩のお話を聞き、自分の立ち位置を理解してこれからのキャリアを思い描くのは、Webデザイナーになるためにはとても大切なことですよね。

DAY4:LPビジュアル制作、バシバシフィードバック!

 

DAY3で制作したラフをふまえ、DAY4ではビジュアルの制作を進めていきます。DAY4に関しては、とにかく制作とフィードバックの繰り返し!

最初に、宿題として制作してきたデザインに対してフィードバックが入ります! それをもとにまたブラッシュアップ!

制作とフィードバックのサイクルをどんどん進めていくことで、プロの技を体に染み込ませていきます(受講生にとってみればシビアかもしれませんが、とても大切な作業です)。

 

受講生が制作したデザインに対して、どこをテコ入れすればデザインがグッとよくなるのかを、実際に作業をしながらフィードバックをしてくれます。

フォントごとによる文字の詰め方や、余白の使い方など、細かい部分もしっかりと教えてくれました。他の人のフィードバックを見てるだけでも勉強になりますし、自分自身もそれをふまえて制作を重ねていくことで、以前までの自分では気づかないところを気づきながらデザインするようになるのです。

DAY5:LPビジュアル作成、デザインの提案資料を学ぶ

 

最終日です!

DAY4でもらったフィードバックを受けて、DAY5もLPのデザインの制作を引き続き進めていきます! 集大成となるので、制作に力がはいります。

最終日になってくると、デザインのフィードバックも深い部分についてが多くなります。デザインの統一感、Webっぽいデザインやルール、合成における光の当たりかた、etc……

具体的なフィードバックが入っていき、作品のクオリティが上がっていきます。時間の許すかぎり、LPの制作を進めてもらいました!

デザインの提案資料

制作も一段落したところで、最後にデザインの提案資料などの講義を行います。

「これまでに制作したデザインを、どのようにクライアントに伝えていくのか?」「クライアントに納得してもらうために、どのような工夫が必要なのか?」

これからデザイナーとして活躍をしていけるよう、受講生の目線に立って現場で行われている提案部分を、実際の提案資料を使いながら教えてくれました!

受講した人の声

Q:5日間を終えての感想をお願いします!

こんなにしっかりと1人1人にレビューをいただける場はなかったのでとても勉強になりました。また、自分だけでなく、メンバーのみなさんへのレビューや制作物を見ることでモチベーションも上がります。

プロの方が作業するときの手元を見られるだけでなく、デザインをするときの考え方を知ることができたのもとても良かったです。

ただ綺麗なデザインを作るというだけでなく、作る前の思考のプロセスからレクチャーしていただきました。とくに、切り口の重要性が理解できました。

講師のお2人には説得力があり、自分のだけでなく他の人へのフィードバックも聞いていて本当に勉強になりました。

個人的にXDを今まであまり使う機会がなかったのですが、この講座で少し使い方がわかるようになって良かったです。

5日間を通して、スケジュールの内容以上のことを学べたのでとても有意義な時間でした。質問を真摯に答えていただけたことや、良い点や悪い点をハッキリ教えていただけたこと。今後自分がデザインでつまずいたとき、今回の授業が活きてくると思うので、しっかり活用したいです。
受講する前はどういったことを学べるのか正直イメージできていない部分がありました。

講義を聞いて、モノを作って、フィードバックをもらう。講座内容はその通りなんですが、実際受けてみるとそれ以上の気づきや学びがたくさんありました。

狭義の「デザイン」だけではなく、どんな仕事でも流用できる広義の「デザイン思考」を教えていただいた気がします。

良いデザインとはなにか?を追求していくことで芽生えるWebデザイナーの感覚

イラストレーターやフォトショップなどのツールを使えるだけで、Webデザイナーにはなれません。

「なんのために、このような表現にするのか?」「なぜこのフォントにして、この余白感で、この色味なのか」といったことを、考え続けることが大事です。

私自身もWebクリエイタースクールの運営をするなかで、実際に経験を積んでいるデザイナーからフィードバックをさせていただくことが、一番Webデザイナーになる近道だと感じていました。実際に今回のデザイン集中講座を通してみても、みなさんのお声をいただいた限りでは、デザインの考え方を深く学んでいただけたように感じます。

即戦力のデザイナーになるのは、簡単なことではありません。それに1歩でも近づくためには、地道にデザインを向き合うしかないのだと思います。

「デザインって結局正解がわからない」「結局センスなのでは?」なんてお声もいただきますが、講座を受けると違う印象になっていきます。講師のお二人の言葉にはしっかりと理論がありますし、受講生も納得して、自分のアウトプットに生かしていく姿はとても印象的でした。

ぜひまだ受けていないデジLIG生には受けてほしいなと思っています! Webデザインをさらに好きになれる授業ですし、将来の就転職や案件の受注につながっていくように思います。

「LIG直伝!即戦力デザイン集中講座」は、デジLIG受講生限定で、2ヶ月に1回開講をしています。次は2021年7月期の募集です。

デザイン力を本気であげたいと思っている方、ご参加お待ちしております!!

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日本大学芸術学部卒業後、テレビ、ラジオ、Webメディア、プロスポーツイベント等、複数の媒体にてディレクター職を経験。2018年9月からLIGにセールスメンバーとして入社し、教育事業部に配属(現デジタルエデュケーション部)。自身がクリエイターを行なっていた経験を生かし、現在は部長としてWebクリエイタースクール事業「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」の事業企画、運営を行い、クリエイター育成をミッションとしている。

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