こんにちは、LIGセールスの齊藤ジョニーです。
LIGではこれまで各企業様のサービスやツールをコンテンツとして紹介する記事広告やバナー広告を数多く手がけてきました。また、外部メディア運用として、各企業様が運営されるウェブメディア(オウンドメディア)のコンテンツ制作も請け負っています。
そうした実績を積み重ね、あらゆるノウハウを蓄積してきた僕らの実績と成果について、広告制作の裏話も交えつつご紹介してみたいと思います。
※本記事は、2018年3月26日に公開した記事に加筆修正を加えたものです。
目次
記事広告ってそもそもなに?どんなときに出稿するの?……と疑問の方は、ぜひこちらの記事も合わせてご覧ください! 記事広告とは?メリットや事例をプロが徹底解説
(1)LIG記事広告
月間500万PVを誇る日本最大級のオウンドメディア「LIGブログ」では、毎日更新されるLIGオリジナルの記事と並んで、記事広告の充実に注力しています。
僕たちセールスと精鋭揃いのPR専属ディレクターチームが連携し、クライアント様のご要望やプロダクトの内容に応じて「もっとも効果的な見せ方」をご提案しています。記事広告は1本80万円〜、連載型の記事広告の場合は5記事1セット375万円〜を想定しています。
パターンは大きく分けて3つあるのですが、まずは1つめの「おもしろ系記事」からご説明していきましょう。
1. おもしろ系記事
これは「思わず読みたくなるようなツッコミどころのあるタイトル」と、その期待を裏切らない「ちょっとフフっとなる内容」を兼ね備えた記事です。長年インターネットメディアを運営してきた経験から、僕らはネットユーザーの心をつかむポイントを心得ています。おもしろ系記事は公開1ヶ月で1〜2万PVを目安としていますが、場合によっては10万PVを超えることもあります。
【実例】同僚(39歳独身)のデートに密着し、彼が結婚できない理由を探ろうとした結果…
同僚(39歳独身)のデートに密着し、彼が結婚できない理由を探ろうとした結果…
これは結婚相手紹介サービスを運営する株式会社ツヴァイ様の記事広告です。
そもそも一般的に婚活サービスに対しては「強引に結婚させられてしまうのではないか?」「高額を請求されるのでは?」といったイメージが根強いものがあります。
僕たちはクライアント様の「婚活サービスをもっと身近に感じてほしい」というご要望を実現すべく、アラフォー未婚男子である弊社メディアディレクター・こやにいのデートの様子を、ツヴァイのマリッジコンサルタントにダメ出ししてもらうパッケージングを考えました。
この記事で目指したのは、「マリッジコンサルタントって怖い人じゃなくて、たまに厳しいけど未婚男女を優しく見守る『世話焼きの近所のおばちゃん』みたいな人なんだ」という側面を、きちんとユーザーに知ってもらうことでした。
結果としてこの記事は公開1ヶ月で4万PVを超え、サービス認知拡大に大きく貢献することができました。さらに続いて、実際にツヴァイで結婚したご夫婦にインタビューした記事「出会って4ヶ月で婚約→入籍した夫婦が「結婚を迷わなかった理由」が超カッコいい」を公開し、コンバージョン(CV)につなげる設計を行いました。
実は、LIGの記事広告は継続的にご依頼いただくケースも多いです。その場合、「1記事目は認知拡大→2記事目以降でCVを狙う」という設計で結果につなげることができます。「記事広告をコンテンツとして重ねていく」という希少なノウハウを蓄積していることも、LIGの大きな強みだと思っています。
【実例】本気で彼氏をつくりたい同僚(29歳・女性)のために、AIを使って募集してみた。
本気で彼氏をつくりたい同僚(29歳・女性)のために、AIを使って募集してみた。
これは株式会社デジタルステージ様のホームページ作成サービス「BiNDクラウド」の記事広告です。BiNDクラウドは以前、「誰でも簡単にハイセンスなホームページが作れるサービスがあると聞いたけど、嘘だった。」という記事広告を掲載していたのですが、クライアント様に内容の面白さを高く評価していただいていました。
その後、BiNDクラウドで「AIがサイトデザインを提案してくれる」という新機能が実装され、そのタイミングで「続編をやりましょう」とご依頼をいただきました。
そこでLIGのディレクター・ライター陣で企画を練り、「仕事ができるが彼氏はできない」というキャラクターとして社内で定着しているちゃんれみを主人公に据えて彼氏募集サイトを作る、というおもしろ記事に仕上げました。
結果として公開2週間で4万PVを獲得、ちゃんれみの彼氏募集サイトへの応募も400CVを達成しました(なお、その後彼氏が成約したかをちゃんれみに問い合わせたのですが、期日までに回答を得ることはできませんでした)。
【実例】ニットのセーターを着た女性の胸はどうして魅力的なの?グラビアモデルの茜さや氏に聞いてみた。
ニットのセーターを着た女性の胸はどうして魅力的なの?グラビアモデルの茜さや氏に聞いてみた。
こちらはブラビオ株式会社様の提供するプロジェクト管理ツールの記事広告です。ツールの認知拡大をゴールに設定し、LIGブログらしい面白おかしい記事を企画しました。公開2週間で6万PVという驚異的な数字を叩き出した、僕たちの自信作です。
ディレクターの発案でキャスティングさせていただいた茜さやさんは、フリー素材写真のモデルとしてもインターネットで著名です。そうしたネット文脈を踏まえたこともあってか、SNS上で大きく拡散されました。
実はLIGの記事広告は、Facebook広告の出稿も一気通貫で請け負っています。Facebook広告はクリックされればされるほどCPC(クリック単価)が下がるのですが、この記事ではCPC2円というLIG史上最安値を記録し、僕自身も衝撃を受けました。
2. 使ってみた記事
LIGはデザインやエンジニアリング、マーケティングに自信を持っている会社で、LIGブログもそういった観点で読んでくださるユーザーが多いです。その媒体特性をうまく活かし、LIGメンバーが実際に様々なツールを使用した感想をコンテンツとしてお見せしていくのが「使ってみた記事」です。
【実例】【神】Photoshopより、ずっとはやーい!Sketchの素晴らしさを動画で学びながら体験してみた
【神】Photoshopより、ずっとはやーい!Sketchの素晴らしさを動画で学びながら体験してみた
こちらは世界最大級のオンライン学習サービス「Udemy(ユーデミー)」の記事広告です。クライアントはUdemy日本版を運営している株式会社ベネッセコーポレーション様。「Udemyというサービスを普及させたい」というご依頼をいただき、「Sketch」というデザインツールの動画講座をデザイナーが実際に受講し、感想をダイレクトに述べています。
もともとのLIGブログユーザーとの相性が良かったこともあり反響が大きく、続けて公開したUdemyおすすめ講座のまとめ記事「わずか1,200円でプロ級クリエイターに!Udemyの「BLACK FRIDAY SALE」がお得すぎる」では通常Udemyで実施している記事広告のCVRのなんと10倍以上の数字を達成。クライアント様にも大変喜んでいただくことができました。
【実例】Googleアナリティクスの面倒な設定とサヨナラ!たった1画面で解析できる『ANATOMY』がすごい
Googleアナリティクスの面倒な設定とサヨナラ!たった1画面で解析できる『ANATOMY』がすごい
こちらの記事広告では、株式会社シンメトリック様の提供するマーケティングツール「ANATOMY」を、LIGのマーケターが実際に使い倒した感想を書いてもらっています。プロダクトのターゲットとなりうる社員をアサインし、記事に説得力を持たせました。
結果、コンバージョンは350件以上となりました。こういったタイプの記事はクライアント様ご自身のサイトで発信することも可能ですが、客観性を持った第三者の会社(=LIG)がやることが価値につながったと思っています。
3.インタビュー記事
「自分たちで使ってみた」だけではなく、「アピールしたいツールを実際に制作した/導入している企業の担当者にインタビューする」というタイプの記事もあります。こちらもLIGが第三者的なインタビュアーとして導入事例を詳しく聞くことで客観性を担保しつつ、サービスをアピールする狙いがあります。
【実例】人事課題をたった3問で!?従業員コンディション変化発見ツール「Geppo」が凄すぎる
人事課題をたった3問で!?従業員コンディション変化発見ツール「Geppo」が凄すぎる
この記事広告は株式会社ヒューマンキャピタルテクノロジー様がクライアントです。同社の提供する人事ツール「Geppo」について、LIG人事のあきとがインタビューするというパッケージングです。
「企業の人事担当者」という非常に絞った層をターゲットにした記事ですが、LIGブログで「殿堂入り」を成し遂げています。LIGブログの「殿堂入り」の基準は「公開2週間で5000UU(ユニークユーザー)を獲得する」というもので、これは容易に超えられるハードルではないのにもかかわらず、です。
LIGブログはもともとITやおもしろ系のイメージが強いですが、ユーザーの母数が非常に多いこともあって、仮にターゲットをかなり絞ったとしても狙った層に当てることができる。そのことに僕たち自身が改めて驚かされた事例です。
【実例】マーケターの仕事がなくなる!?会員登録数を262%アップさせた人工知能(AI)がすごい
マーケターの仕事がなくなる!?会員登録数を262%アップさせた人工知能(AI)がすごい
こちらは株式会社WACUL様のマーケティングツール「AIアナリスト」の記事広告です。実際に導入した企業のご担当者様、そして開発元WACUL様のCEOを順番にインタビューしていく形式となっています。
AIアナリストはもともと非常に優れた商材で知名度も高いのですが、まだ導入していない企業があるのは、具体的にどんな場面でどういうソリューションを提供してくれるかがはっきりと見えていないからだと思っています。その部分をユーザーに「物語」として追体験してもらう、という設計を行いました。
(2)背景ジャック広告
背景ジャック広告は、PC・スマホ両デバイスのトップ部分に表示されるバナー広告です。1週間掲載で60万円から承っており、imp数は115万目安を想定しています。
【実例】あの少年漫画をイメージさせる「AIアナリスト」の背景ジャック
これもWACUL様の「AIアナリスト」の広告ですが、90年代に少年期を送った男性のほとんどが知っているマンガのキャラクター・特殊能力をイメージさせるデザインにしました。一方でバナー内では文言で細かく商材を説明しています。「このバナーをクリックしたときにこういうページに行くんだろうな」というイメージをユーザーに持ってもらえる設計をしているので、質の高いユーザーの送客ができました。
また、LIGブログの一番目につきやすい場所に、こういったLIGらしい遊び心のあるデザインのものを設置していることで、ユーザーとクライアント双方に満足感を持っていただけているようです。ちなみにLIGではアサインされるメンバーの着る衣装も毎回買っていることが多く、購入担当者のAmazonレコメンド欄はカツラや袴などの謎アイテムで埋め尽くされているそうです。
(3)imp保証型バナー広告
LIGブログ内のいたるところにバナーをランダムに表示させる広告です。ITリテラシーの高いLIGブログユーザーにアプローチすることが可能で、50万impを1口5万円で展開しています。(※初月のみ、最低4口から承っています)
【実例】ホームページ作成・制作サービス「BiNDup(バインド・アップ)」
株式会社デジタルステージ様のホームページ作成・制作サービス(CMS)「BiNDup(バインド・アップ)」のバナー広告です。CMSはLIGブログ読者にとって非常に関心の高い分野であり、バナー広告のなかでも0.11%と高いクリック率を得ています。旬なネタのパロディを、時期を外さずにやったのも大きかったようです。
当初は「こういう衣装を揃えるのは大変ではないか?」と思っていたのですが、90年代ストリートテイストの服を多数取り揃えている人事のあきとが衣装提供とコーディネートをしてくれました。衣装も含めグラフィカルで楽しいデザインに仕上げられたからこそ、高いクリック率につながったのだと思っています。
(4)外部メディアでのコンテンツ制作・運用
LIGではさまざまな企業が運営する外部のオウンドメディアや、Webサイトのコンテンツ制作も請け負っています。どんなメディアにおいても最適なコンテンツづくりを通して、クライアントの課題解決と目標の実現を目指し、企画提案から進行管理、取材、ライティング、編集、そしてその後の効果測定まで改善を繰り返しながら丁寧に制作しています。
詳しい事例につきましては、下記ページにまとめていますので是非ご覧ください。
【LIGの制作実績】外部のメディア・Webサイトのコンテンツ制作事例を公開!
まとめ(と、お問い合わせ先)
いかがだったでしょうか。LIGの広告は、単に「売ろう」というだけではなく、コンテンツに対して徹底的に向き合うことを通してクライアント様にソリューションを提供しています。
なかでも大切にしているのは、まずLIGとしてご提案を行う以前に「クライアント様のマーケティングチームに末席として加わらせていただく」という姿勢です。僕たちは必死に聞き、学ぼうとします。徹底的にクライアント様のことを知った上で、そのチームの一員として最適なソリューションをご提案させていただきます。
もし、「LIGで何かプロモーションをしたいけど、何をしたら良いかわからない……」と思われましたら、どんな簡単な内容でもかまいませんので、ぜひ一度お気軽にご相談・お問い合わせください。一緒にWebプロモーションの可能性を広げて、最適な方法で課題を解決していきましょう!
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