こんにちは、デザイナーの姐さんです。
今回はPhotoshopの機能を使って、写真からシームレスパターンを作成する方法をご紹介します。
難易度:★☆☆ 芝生
1. 正方形の新規ファイルを作る
今回は300px×300pxの正方形にしました。
2. 写真を配置する
カンバスいっぱいになるように写真を配置します。
3. カンバスサイズで写真を切り抜く
全てを選択(ctrl+A)→選択範囲をカット(Ctrl+X)→編集→特殊ペースト→同じ位置にペースト(Ctrl+Shift+V)で芝生の写真をカンバスサイズで切り抜きます。
この手順をやっておかないと次の手順の「スクロール」がうまくいかないので、必ずやっておいてください。
「スクロール」フィルタで写真を移動する
次に、先ほど切り抜いたレイヤーを選択した状態で、「フィルタ」→「その他」→「スクロール」を選択します。
移動する距離をカンバスサイズの半分に設定し、「ラップアラウンド(巻き戻す)」にチェックをいれます。
すると・・・こうなります。
芝生だとどういう動きになるのかわからないと思うので、印を付けてみます。
これが
↓
こうなります。
四隅にあった赤い部分が真ん中に集まってきました。
いままで端っこにいた部分が真ん中に集まってくるので、ここを加工して違和感のないようにしてあげれば、シームレスなパターンにすることができます。
芝生はもともと柄をあわせやすい素材なので、そこまで加工する必要ないですね・・・。ちょっとスポット修復ブラシなどでなぞってあげるぐらいでいいかと思います。
縦横に複製してみて、違和感がなければ完成です。
難易度:★★☆ レンガ
スクロールまでの工程は芝生と全く同じなので省きます。
スクロールするとこうなりました。
真ん中の部分のブロックを縮めて、他と高さを合わせれば違和感なくなりそうですね!
上半分を選択して移動ツールで移動しました。
あとは下に移動した分、上をつめて、真ん中付近の色がパキッと分かれていた部分をコピースタンプツールで補正しました。
こんな感じです。
背景などで使うには十分じゃないでしょうか。
難易度: ★★★ 木目
スクロールするとこうなりました。
このままだと真ん中の継ぎ目が気になるので、レタッチでなじませましょう。
「スポット修復ブラシツール」「修復ブラシツール」「パッチツール」「コンテンツに応じた移動ツール」「コピースタンプ」この辺りのツールを使ってなじませてください。
それぞれの機能に関しては、このあたりの記事を参考にしていただければと。
うまいことつながれば完成です。
短い間隔で同じ節や癖が繰り返されるのが気になる場合は、4面埋め尽くしたあと一枚の画像にしてさらに中をレタッチするといいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
背景で木目使いたい!でもシームレスの画像探さなきゃ!ってときは案外この方法でできますよ~。というTipsでした。
これ前にもなんかやったな~と思ったらこれで使ってました。
こんな模様もいけますよ!
それではまた。
【模様を作っておくと、あとあと便利ですよね】
※ サクッとおしゃれに決まる!Illustratorでマーブル模様を作る方法
※ Photoshopでシームレスでオシャレな斜めストライプをサクッと作る方法
※ Illustrator新機能で簡単にシームレスパターンを作ろう!