お疲れさまです、デザイナーのモモコです。
今回はクリスマスのオーナメントに使えそうな幾何学模様をIllustratorで描くチュートリアルをご紹介します。
Illustlatorの機能で幾何学模様のオブジェクトを簡単に描く方法
1. オブジェクトに使う色を選ぶ
制作する前に、シェイプに使用する3色をあらかじめスウォッチ登録しておくと便利です。配色を決めるときはこちらのサービスを参考にしました。
2. 基本となる円を作成する
シェイプツールで正円を描きます。
塗りのみを使用し、線は“なし”に設定します。
3. 円に沿って直線を引く
先ほど描いた円に対して、対角線と垂直線を引いていきます。
ラインツールで適宜調節しながら円と接するようにしてください。
スマートガイドを使用するとアンカーポイントや交差が分かりやすくなります。
線の色は、先ほど円を描くのに使用した色を使用します。
4. 2つの線を結ぶ線を引く
2つの接点を結ぶ線を引きます。
5. 全ての線をつないで三角形を作る
3本の線を同時選択し、ctrl+jでパスを閉じます。そして塗りと線を反転させると三角形ができます。ずれてしまったパス部分は適宜修正を行いましょう。
そのあと円と三角形を選択してパスファインダーから統合し、ティアドロップ型のオブジェクトを作ります。
6. 回転ツールでコピーを生成する
ツールメニューから「回転」を選択し、altを押しながらオブジェクトの底(三角形の下部分)をクリックします。
オプションのプレビューにチェックを入れ、角度を15度に設定してから左下の「コピー」を選択します。底部分を基点としたオブジェクトのコピーが生成されるので、不透明度を50%にします。
7. 更にコピーを追加する
先ほどの「6. 回転ツールでコピーを生成する」と全く同じ手順で、もう一度コピーを作成します。
8. コピーの追加を繰り返す
続いて2つのオブジェクトを選択したまま、基点を底に置き、角度を-30度に設定してコピーを作成します。
そのあと複製したオブジェクトを新規レイヤーに移し、それぞれ違う色に変えてから不透明度を50%に変更してください。このチュートリアルを始める前に配色をスウォッチ登録しておいた方は、その配色を使用します。
最後にレイヤーのモードを「比較(明)」に変更しておきます。
9. 幾何学模様の完成
今まで作った4つのオブジェクトを選択し、更にコピーを作成します。
今回は角度を60度に変更して、コピーを作成する一連の流れを計5回繰り返します。
すると画像のような形のオブジェクトが出来上がります。(色が見やすいよう背景色を追加しています)
その他
コピー作成時の角度や不透明度、レイヤーモードを調整するとまた雰囲気の違ったオブジェクトが完成します。
角度60度、レイヤーモード「覆い焼きカラー」、不透明度40%
角度40度、レイヤーモード「オーバーレイ」、不透明度50%
まとめ
いかがでしたでしょうか。
基にする図形自体を変更する事で、更に多彩なオブジェクトを作成できます。
是非お気に入りの形を探してみてください。
- 参考記事:Creating a geometric star in Illustrator
-
http://veerle.duoh.com/design/article/creating_a_geometric_star_in_illustrator
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