同業者が選ぶWebデザイナー採用支援に強い人材紹介会社10選

同業者が選ぶWebデザイナー採用支援に強い人材紹介会社10選

Shohei Osawa

Shohei Osawa

Webデザイナーの採用は、はっきり言ってしまうと「とても難しい」です。

だからこそおすすめしたいのが、Webデザイナー採用に特化した人材紹介サービスです。Web業界やデザイナーのマインドを理解したスタッフが、貴社の求人票作成から面談設定までをサポートしてくれます。

競争の激化。定着率の低さ。採用ノウハウがない。忙しすぎて手が回らない……!

そんなみなさまに向けて、採用コンサルタント兼スクールのキャリアアドバイザーの私が、貴社に寄り添ってくれる会社さんを忖度なしにご紹介いたします。

必ず知っていただきたいWebデザイナーの転職活動の特徴採用を成功に導くポイントについても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!

ico 著者紹介:株式会社LIG 教育事業部 リクルーティングアドバイザー 大澤 昇平採用コンサルタントとして数々の企業のWebデザイナー採用のお手伝いをしてきた。自社運営のWebデザインスクールのキャリアコンサルタントも兼任しており、Webデザイナーと企業の双方に寄り添える支援が強み。

Webデザイナー採用におすすめの人材紹介会社10社

Webデザイナー採用に特化した人材紹介会社・サービスを10社厳選してご紹介いたします。弊社とも直接お付き合いのある企業も多く、Web業界への理解も深く、実績が確かなところばかりです!

はじめに弊社のご紹介をさせていただくと……

ReNew by LIG AGENT

LIG AGENThttps://re-new.liginc.co.jp/

こんな企業におすすめ!
  • Webデザイナーの採用ノウハウがなく、業界ど真ん中のエージェントを探している
  • Webデザイナー採用に悩む制作会社の方
  • 月間200万PVのメディアを活用して自社の認知を広げたい

国内外のWebデザインアワード受賞経験のあるクリエイター集団・LIGが作った転職エージェント。自社で培った優秀なデザイナーの採用ノウハウを活かし、各企業様が抱える課題を根本から解決するための支援ができることが強みです。

さらに、未経験者や実務経験者を対象としたクリエイター育成スクールを運営しており、年間1,000名以上の求職者が登録しているプラットフォームを有しています。このスクールから得られる最新の業界トレンドをリアルタイムで提供することで、より精度の高い採用戦略を実現することができます。

さらにいま読んでいただいている「LIGブログ」では、Webデザイナー向けの情報を15年以上発信しており、手前味噌ですが「Webデザイナーなら知らない人はいない」ほどの認知度があることを自負しています。この独自のチャネルもまた強みのひとつです。

LIGに携わってくださっているたくさんのWebデザイナーさんとの架け橋となり、貴社の採用のお手伝いができれば幸いです! 気になる方は以下フォームよりご連絡ください。

お問い合わせはこちらから

取り扱いサービス 人材紹介/人材派遣/業務委託
料金体系 成功報酬型
運営会社 株式会社LIG

ウェブスタッフ

ウェブスタッフhttps://www.webstaff.jp/biz/

こんな企業におすすめ
  • 紹介だけでなく、派遣、業務委託、請負、採用代行など幅広い選択肢を検討している
  • 採用後の定着率に課題を抱えている

IT・Webに特化した人材紹介エージェント。紹介だけでなく、派遣、業務委託、請負、採用代行などニーズに合わせた幅広いサービスを提供しています。

採用後の定着率90%以上と、マッチングの精度が高いことも特徴。

イベントを共催させていただくことも多く、同業者から見ても信頼できる紹介会社さんです。

媒体タイプ 専門型
取り扱いサービス 人材紹介/人材派遣/業務委託/採用代行
料金体系
  • 成功報酬型
  • 早期退職返金制度:1ヶ月以内80%、3ヶ月以内50%返金
運営会社 ウェブスタッフ株式会社
取引社数 5,000社以上
登録者数 非公開

ユウクリ

ユウクリhttps://www.y-create.co.jp/client/

こんな企業におすすめ
  • 美大や専門出身のデザイナーを探している
  • リソース不足を補う幅広い選択肢を検討している

1984年設立の株式会社ユウクリが運営するクリエイター専門の人材エージェント。求職者とのマッチングを行うキャリアアドバイザー、人材紹介を担当する人材コンサルタント、制作アウトソーシングを担当する業務コンサルタントの3体制を取っており、長年のノウハウをもとに企業に最適なソリューションを提供してもらうことができます。

「美大芸大就活ナビ」「優クリ-Lab」など独自メディアの運営により、美大生やフリーランス層の人材集客に強みを持っています。

媒体タイプ 専門型
取り扱いサービス 人材紹介/人材派遣/業務委託
料金体系 成功報酬型
運営会社 株式会社ユウクリ
紹介実績社数 5,000社以上
登録者数 3万人以上

HIGH-FIVE[HR]

HIGH-FIVEhttps://hr.high-five.careers/

こんな企業におすすめ
  • 専任の担当者とだけやりとりしたい
  • 採用ノウハウがなく、選考も代行してほしい

プライム上場企業のC&Rグループが運営するクリエイター・デザイナー専門の転職エージェント。1人のエージェントが企業と求職者双方を支援する体制のため、より求職者からの生の声が届きやすいことが特徴です。

月間40万PVの自社メディア運用により、独自のデータベースを保有していることも強み。採用代行(RPO)サービスも提供しており、採用戦略構築から選考まで支援してくれます。

媒体タイプ 専門型
取り扱いサービス 人材紹介/人材派遣/採用代行
料金体系 成功報酬型
運営会社 株式会社クリーク・アンド・リバー社
取引社数 48,000社(グループ全体)
登録者数 月間1,500名以上/9万名

マスメディアン

マスメディアンhttps://www.massmedian.net/

こんな企業におすすめ
  • 広告代理店、クリエイティブエージェンシーなど、広告・マーケティング分野の企業
  • 実務経験者の採用を検討している

「マスメディアン」は、宣伝会議グループが運営する人材紹介サービスです。「即戦力採用」を謳うとおり、登録者の7割以上が実務経験者。登録者の多くは、広告やWeb業界で活躍するプロフェッショナルであり、宣伝会議が発行するマーケティング専門誌を通じて認知が広まっています。

スクール運営者としても、受講生に安心して紹介できる転職サービスのひとつです。

媒体タイプ 専門型
取り扱いサービス 人材紹介/人材派遣
料金体系 成功報酬型
運営会社 株式会社マスメディアン
紹介実績社数 約6,000社
登録者数 約3万人

レバテック

レバテックhttps://levtech.jp/contact/recruit/

こんな企業におすすめ
  • フリーランスなど、幅広いニーズに対応できるエージェントを探している
  • 圧倒的母集団にアクセスしたい

人材業界歴19年のレバレジーズグループが運営する、ITエンジニア・デザイナー専門エージェント。専門型の紹介サービスですが、登録者数45万人以上という圧倒的な母集団を有しています。

正社員の採用だけでなく、フリーランス(業務委託)、派遣、新卒採用など、幅広いニーズに対応したサービスを展開しています。

企業間の取り組みも積極的におこなっており、弊社でも過去に何度も転職志望者向けのイベントを共催しています。

媒体タイプ 専門型
取り扱いサービス 人材紹介/人材派遣/業務委託
料金体系 成功報酬型/理論年収の45%
運営会社 レバテック株式会社
紹介実績社数 10,000社以上
登録者数 45万人以上

ReDesigner

ReDesignerhttps://redesigner.jp/business

こんな企業におすすめ
  • デザインに理解のあるアドバイザーに支援してもらいたい
  • 企業の認知向上やPR支援もしてもらいたい

デザイン会社グッドパッチが運営する、デザイナー採用に特化した支援サービス。デザインに関する実践的な知見を生かしたスクリーニングから企業のPR支援まで、一貫しておこなっています。

デザイナーがアドバイザーとなって支援をしてくれるため、デザイナーの文化やマインドセットから理解したいという企業にはうってつけ。PR支援としては、メディア掲載、集客イベント開催などのメニューが用意されています。

媒体タイプ 専門型
取り扱いサービス 人材紹介/人材派遣/業務委託
料金体系 成功報酬型/理論年収の40〜50%
運営会社 株式会社グッドパッチ
紹介実績社数 700社以上
登録者数 月間登録者数200名

マイナビクリエイター

マイナビクリエイターhttps://mynavi-creator.jp/corporation/

こんな企業におすすめ
  • 並行してスカウトサービスも利用したい
  • 実際にポートフォリオを見ながらスカウトをしたい

マイナビグループが運営する、Web・IT・ゲーム業界に強みを持つ人材紹介サービス。通常の人材紹介だけでなく、ポートフォリオを見てオファーができる「MATCHBOX」というスカウトサービスも同時に提供しています。スカウトについても成功報酬なので、無料ではじめることができます。

「提案を受けることもできる」「自ら探すこともできる」を両軸で叶える採用支援サービスです。

媒体タイプ 専門型
取り扱いサービス 人材紹介/人材派遣
料金体系 成功報酬型
運営会社 株式会社マイナビワークス
紹介実績社数 非公開
登録者数 6万人以上

Geekly(ギークリー)

Geekly(ギークリー)https://www.geekly.co.jp/business/

こんな企業におすすめ
  • 人材の紹介数が少なく悩んでいる
  • 即戦力の人材に出会いたい

IT・Web・ゲーム職種に特化した人材紹介サービス。人材業歴12年の知見やノウハウをもとに、業界・職種専門のアドバイザーが人材戦略や採用をサポートします。Webデザイナー採用にノウハウがない企業にも、求職者からのフィードバックをもとに面接のアドバイスをしてくれるのは頼もしいですね。

アクティブな登録者も多く、1社あたり平均25名の紹介実績があります。そもそも人材に出会えていないという企業におすすめのサービスです。

媒体タイプ 専門型
取り扱いサービス 人材紹介
料金体系
  • 成功報酬型/理論年収の35%
  • 入社後3ヶ月以内の退職は手数料を一部返金
運営会社 株式会社Geekly(ギークリー)
紹介実績社数 14,000社以上
登録者数 月間7,200名以上/累計約9万名以上

ワークポート

ワークポートhttps://www.workport.co.jp/lp_company/

こんな企業におすすめ
  • 地方でのWebデザイナー採用を検討している
  • Webデザイナー以外の採用も同時におこないたい

全国48拠点を展開する総合転職エージェント。事業拡大やオフィス分散などで、地方でのWebデザイナー採用を検討している企業におすすめのサービスです。

総合型ということで、月間の登録者数も3万人と他を圧倒する集客力を持っています。あらゆる職種に対応しているため、Webデザイナー以外の採用も同時におこないたい場合に最適です。

媒体タイプ 総合型
取り扱いサービス 人材紹介
料金体系
  • 成功報酬型:理論年収の35%
  • 早期退職返金制度:1ヶ月以内80%、3ヶ月以内50%、6ヶ月以内5%返金
運営会社 株式会社ワークポート
紹介実績社数 約26,000社
登録者数 月間30,000人以上

【必読】Webデザイナーに選ばれる企業になるためには……

Webデザイナーの採用は他の職種と比べてもとくに難しいと感じます。

なぜならある程度経験を積んだWebデザイナーは自身のやりたいことや作りたい実績が明確であり、自身でリサーチして転職先を「指名」で選ぶ傾向があるためです。

転職エージェントや求人サイトに登録するのも、これから行きたい企業を探すというよりは、特定の企業の求人が目当てというケースが多いです。どんなにお金をかけて求人サイトに掲載しても、そもそも見てもらえていない……ということも多々あります。

ではどうすればよいのでしょうか。Webデザイナーに選んでもらえるような企業になるために必要なことを一つだけご紹介いたします。

自社で叶えられることを明確に伝える

Webデザイナーはつねに自身のスキルやキャリアを向上させたいと考えています。採用活動では自社が提供できる実務経験やキャリアパスを明確に伝えることが重要です。

具体的には、以下のような情報を積極的に発信していきましょう。

実績の公開

過去の制作事例を以下のようなさまざまな手段で公開し、自社に転職した場合、どんな実績を作れるのかをアピールします。

  • コーポレートサイトや実績サイトなど自社サイト
  • X、Facebook、Instagram、LinkedIn、WantedlyなどのSNS
  • URAGAWA」など制作会社の実績をまとめたサイト

働き方や文化の紹介

「ここで働きたい」と思わせるようなキャリアパスの例や独自の文化を紹介します。

企業のビジョンやミッション、チームメンバーの紹介、福利厚生制度などを詳しく公開していきましょう。

Webデザイナーの方とのキャリア相談でよく聞く、魅力に感じる企業文化を挙げてみます。

  • クリエイティブの裁量がある
  • リモートワークやフレックス制度など柔軟な働き方
  • 明確なキャリアパスや透明な評価制度
  • オープンなコミュニケーション文化
  • セミナーや書籍購入などスキルアップの支援
  • など

人材紹介会社を活用するための3つのポイント

Webデザイナー採用を成功させるために、人材紹介会社の選び方や付き合い方、効果的に活用するためのポイントをいくつか紹介します。

専門型・特化型がおすすめ

Webデザイナーの採用には、IT業界やクリエイター特化型の紹介会社がおすすめです。

業界の知識や職種への理解があるコーディネーターが担当することで、よりマッチング度の高い人材を紹介してくれる可能性が高いためです。

また、Webデザイナー向けのメディアを運営しているなど、求職者を集める上で独自のチャネルを持っていることが多く、他のサービスとは別の母集団形成ができていることもあります。

成功報酬型なので複数社併用する

基本的に各社紹介フィーは入社が決まってから費用が発生する成功報酬型を採用しているため、複数のサービスを併用するのがよいでしょう。より多くの母集団との接点ができるほか、リソースや戦略のパターンも増えるため採用できる可能性も高くなるはずです。

ただしあれこれと契約しすぎると管理が煩雑になりかえってコミュニケーションコストがかかってしまうことも考えられます。長期的には自社と相性の良い紹介会社に絞ってお付き合いをするのがおすすめです。

結局どこがよいのかわからない……という方は、ぜひ今回の記事でご紹介している会社に一通り声をかけてみてください! ただし超売り手市場ということで、紹介会社によっては新規の契約をストップしているケースもあります。

マッチング率を高める施策をおこなう

人材紹介は採用工数がかからないというメリットがありますが、すべてを任せすぎてしまうと、入社後の早期退職につながってしまうリスクもあります。

マッチング率を高めるためにも、現場担当者とのカジュアル面談を設定したり、1日インターンを実施するなど、企業側の協力も必要不可欠です。採用成功のために、パートナーの紹介会社と二人三脚で採用活動をおこなっていきましょう!

職場体験の実施例
「1日職場体験」から未経験で入社!求職者と企業が互いを理解できるWin-Winの採用

Webデザイナー採用までの道のりを6ステップで解説

Webデザイナーの採用ノウハウがないという方に向けて、採用までの流れをポイントを交えながらご説明いたします。

1.求める職務範囲やスキル・経験を明確にする

求める職務範囲やスキル・経験を明確にすることで、候補者のキャリアや能力に合致しているのかの判断がしやすくなり、よりマッチングの度合いも高まります。

まずは求めるポジションの職務範囲を定めていきましょう。

初期の提案段階からデザイナーが参加するのか、コンセプト策定など上流工程から参加するのか、コーディングもできたほうがよいのか、ビジュアル作成のみを担当するのか……というように、Web制作のどの工程に携わるのかを明確にしていきます。明確にしておくことで、ポジションに必要なスキルや経験を洗い出すことができます。

次に、職務範囲をふまえてタスクや使用ツールを洗い出していきます。以下はWebデザイナーのタスクやツールの一例です。

Webデザイナーのタスクや使用ツールの一例

顧客折衝
  • ヒアリング
  • ワークショップの設計・進行
  • デザイン提案、打ち合わせ
情報設計
  • 市場調査、分析
  • ターゲット・ペルソナ策定
  • ワイヤーフレーム作成
デザイン業務
  • コンセプト策定
  • ロゴ制作
  • イラスト制作
  • サイト全体のデザイン作成
  • アニメーション作成
  • 画像書き出し
その他
  • 提案資料、デザインカンプ、実装指示書、香盤表など各種資料作成
  • デザイン工数見積
  • ブラウザチェック
  • 撮影準備、撮影当日のディレクション など
使用ツールの例 Figma/Adobe XD/STUDIO/Photoshop/Illustrator/After Effects/Slack/Asana/Google Workspace

洗い出したタスクの中で、もっとも重要な業務や頻度の高い業務に優先順位をつけていき、「必須」「あると良い」の二軸分けて絞っていきます。

さらに「◯年以上」などの条件を付け加えると、業務の熟練度が表せてよいでしょう。

必要スキル・経験の例

必須スキル
  • Webデザイナーとして4年以上の実務経験
  • クライアントへの提案経験
  • デザインコンセプト策定経験
歓迎スキル
3DCG/動画編集/ロゴ制作/イラスト制作の実務経験

ヒント:ポテンシャル層の採用も検討する

Webデザイナーの方が自身のステップアップのため、ある程度の実績を積んだら別の企業に転職したり、フリーランスとして独立してしまったりするケースは多いです。これが定着率の低さや慢性的な人手不足につながっている原因のひとつとなっています。

そこで、競争の激しい経験豊富なシニア層の採用ではなく、あえてポテンシャル層のWebデザイナーを採用する企業もあります

ポテンシャル層の採用事例

ポテンシャル層の採用は教育的なコストがかかってしまいますが、なんでも吸収しようというマインドから、自社の文化や価値観に適応してくれやすいといったメリットも多く存在します。

2.適切な採用チャネルを選定する

どんな方法を使って候補者を集めていくのかを検討していきます。人材紹介をはじめさまざまな方法がありますが、Webデザイナー採用に適したものをご紹介いたします。

  • Webデザイナー特化型の人材紹介:スクリーニングされた人材に出会える。採用工数が削減できる。
  • ダイレクトリクルーティング:企業が必要とする具体的なスキルセットや経験を持つ候補者を直接ターゲットにするため、マッチング精度が高い。
  • リファラル採用:既存の社員からの紹介による採用は、信頼性が高く文化フィットも期待できる。インセンティブを提供して社員に優秀なデザイナーを紹介してもらう仕組みを作ると効果的。
  • SNS採用:X、Instagram、LinkedInなどで求人情報をシェアする。
  • 自社サイトでのブランディング:時間はかかるが、自社の魅力を伝えてブランドイメージを高めていくことも必要。
  • フリーランスや業務委託:短期的なリソース不足を解消するには有効な手段。プロジェクト単位での依頼ができるので、コストの調整もしやすい。

4.ポートフォリオでの評価ポイント

Webデザイナー採用に必須のポートフォリオ(作品集)の評価のポイントをどうするかを決めていきます。

評価ポイントを定めておくことで、個々の面接官による評価のばらつきを減らし、一貫した採用活動をすることができます。また人材紹介会社と共有することで、マッチング度も高まります。

以下は、実際に自社デザイナーからヒアリングしたポートフォリオの評価ポイントです。

  • デザインの多様性
  • 論理的なアプローチでデザインできているか
  • 企業側(評価側)のニーズが考慮されているか
  • ポートフォリオの構成力
  • (未経験であれば)行動量が示せているか・成長スピードを感じるか

ヒント:カジュアル面談を設定する

選考に進む前にカジュアル面談を設定することで、スキル面以外の人間性や適性、コミュニケーション力や文化フィットするかの確認ができます。また、候補者との早期の関係性の構築ができるようになり、企業へのエンゲージメントも高めることできます。

5.面接での評価ポイント

面接では、コミュニケーション能力や意欲、働き方の志向性や人間性をみていきます。以下ポイントを参考にしてください。

  • コミュニケーション能力はどうか:チームで動くWebデザイナーには必須の能力。クライアントとのコミュニケーションも求められる。
  • 文化フィットはどうか:自社の文化や価値観に適合するかどうか、既存メンバーとの相性はどうか。
  • 働き方は合っているか:リモートワークなど会社の制度に適応できるかどうか。繁忙期の残業への理解なども。
  • スキル研鑽やトレンドのキャッチアップはできているか:最新のトレンドをキャッチアップできているか、スキルアップの意欲はあるかもデザイナーに必要な資質。

その他、ここまでで十分な情報が得られなかった場合やポテンシャル層については、追加でデザインの課題を出すようなケースもあります。実際に弊社でも、過去に自社メディアのアイキャッチ制作などを課題に出したこともあります。

6.内定承諾率を高めるポイント

選考が進み、いよいよ内定を出す段階まで来たら、完全にこちら側が選ばれる立場へとなります。

ここまでの工数を考えると内定辞退はなんとしてでも避けたいものです。「Yes」をもらえるための施策を打っていきましょう。

Webデザイナーの内定承諾率を高めるためのポイントとして、以下のものがあります。

  • 迅速なレスポンス:質問など候補者からの連絡には迅速に対応するようにしましょう。候補者に高い関心を持っていることを伝えることができます。
  • 待遇を明確に提示する:給与、福利厚生など雇用条件に関することは候補者に聞かれる前にこちらから提示しましょう。
  • 期待する役割を明確に提示する:入社後に自分がどんなポジションでどんなことをするのかは、誰もが気になることです。意外に面接の時点では詰めきれていないこともあるので、あらためてどんな役割を期待しているのか明確に伝えましょう。モチベーションアップにつながります。
  • 社員とのコミュニケーション:一緒に働くチームメンバーと交流する機会を設けることで、入社後のイメージがわきエンゲージメントも高まります。

「もうやっているよ!」という方も多いかもしれませんが、あらためてこの機会に検討いただけたらと思います!

さいごに

Webデザイナーの採用を成功させるためには、特性に合わせた採用施策が重要です。今回ご紹介している人材紹介会社さんは業界のことを知り尽くしていますので、プロに任せられるところは任せて、実績公開や制度紹介など、自社でしかできない認知向上のための施策をどんどん打っていきましょう。

この記事をとおして、貴社に合ったパートナーが見つかりますように。採用活動の成功をお祈りしております!

「Webデザイナーから選ばれる企業」になるためのお手伝いをいたします!

人材紹介会社の力を借りつつも、最終的には自社で採用ができるようになりたい、とお考えの担当者様はぜひ弊社LIGへご相談ください!

  • 制作会社LIGならではの採用ブランディングの提案
  • 採用ノウハウや業界の最新情報の提供
  • 月間200万PVの独自チャネル

LIGに相談してみる

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Shohei Osawa
Shohei Osawa Digital Education / School Adviser / Leader / 大澤 昇平

大学卒業後、大手テーマパークホテルへ新卒入社。人事として中途・新卒・パートアルバイト採用業務に従事。その後転職し、ホテル・観光業特化型の採用支援を行う人材事業に携わり、国内のみならずワールドワイドに人材採用支援を経験。同社にて経営企画責任者を経験後、2022年2月からLIGへ入社し、人材に関する経験から「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」のクリエイター育成とキャリアサポート、事業企画に携わる。

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