こんにちは! デジLIG 担当のショウタです。
- デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
- 株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・北千住・町田・川崎・大宮にて受講生を募集していて、無料説明会は毎日開催中!
本連載では、デジLIG卒業生のスクール体験談や転職の成功事例をとおして、Webデザインを勉強中の方に役立つ情報をお届けしています。
今回は、未経験からWebデザインを学び、デジタルハリウッド主催のジョブマッチングイベント「クリエイターズオーディション」で内定を獲得した卒業生お二人に、デザイン学習のポイントや、オーディションで企業に評価された点を伺いました!
人物紹介:廣瀬さん【STUDIO北千住 2021年11月生/Webデザイナー専攻/LIGデザイナー直伝!即戦力デザイン集中講座】 旅行代理店で働いているなかで、チラシや新聞の制作に携わったことでデザインに興味を持つ。未来あるWeb業界に魅力を感じてデジLIGに入学。現在はクリエイターズオーディションを通じて内定をもらったWeb制作会社のデザイナーとして働いている。 |
人物紹介:兼本さん【STUDIO池袋 2021年8月生/Webデザイナー専攻/LIGデザイナー直伝!即戦力デザイン集中講座】 保育士として働いていたが、今後のキャリアのことで悩み転職を考えはじめる。幼少期から好きだった「創作すること」を仕事にしたいという思いでデジLIGへの入学を決意。現在はクリエイターズオーディションを通じて内定をもらったWeb制作会社のデザイナーとして働いている。 |
クリエイターズオーディションって?
クリエイターズオーディション(通称:クリオ)とは、企業と受講生をつなぐデジタルハリウッド伝統のジョブマッチングイベントです。
全国のデジタルハリウッドSTUDIO受講生の中から優秀作品が選出され、受講生は企業の採用担当者に向けてプレゼンテーションを行い、企業は「採用したい!」と思った受講生をスカウトできます。以前はオフラインでの開催でしたが、現在は事前にプレゼン資料や動画・ポートフォリオサイトを提出し、Zoomで企業の採用担当者とコンタクトが取れる形式で開催されています。
▼こちらはオフラインで開催されていた時期のレポート記事となります。 クリエイターと企業の架け橋に!デジタルハリウッドが主催するジョブマッチングイベント『STUDIOクリエイターズオーディション』をご紹介します
在学中は現役デザイナーからのフィードバックをフル活用
クリエイターズオーディションの話に入る前に……。優秀作品に選ばれるような作品を作るには、在学期間中に意識していたポイントが必ずあるはず!
スクールの活用方法や取り組んでいたインプット方法について教えていただきました!
――学習を進めるなかで大事にしていたこと、取り組んでいたことはありますか?
廣瀬さん:デザインの言語化は大変でしたが、大事にしていました。
トレーナーさんに課題を提出して、「なんでこの色にしたの?」と聞かれたときに「なんかかっこいいから」と言ってしまいがちだけど、ちゃんと理由を説明できるように、見た人にどういう印象を持ってもらいたいかを考えてから、デザインを作成するようにしていました。
いろいろなトレーナーさんから言われていたのは、「すぐにデザインに入らないで、まずは情報を整理して、ターゲットは誰なのか、その人に一番伝えたいことは何なのかを絞り出してから、使うフォントや色を決めていく」という内容で、デザインの考え方を教わることができました。
兼本さん:在学期間中に意識的に取り組んでいたのは、デザイントレースです。タイトルとテキストの間の取り方など、知識として得ただけではわからないところがわかるようになるのは本当に大きい。トレースの題材を探すときにさまざまなデザインに触れるだけでもインプットにつながります。
あとは仕事をしながら学習する場合だと、「この時間中にこれを作り切る」と決めていくことも大事です。締め切りを守るということを在学中から意識していると、転職後にも活かすことができると思います。
――デジLIGに通って良かったと思う点について教えてください。
廣瀬さん:なによりも現役クリエイターのトレーナーから、直接教えてもらえるところです。課題だけではなく、自主制作についてもアドバイスをもらえるのがありがたかったです。
追加受講の「集中講座」では、デザインの考え方や他の受講生へのフィードバックも参考になったし、一つのお題に対して、いろいろな切り口や考え方を知ることができて良かったです。
兼本さん:一番よかったのは、「集中講座」でした。LIGのデザイナーの方から直接フィードバックをもらえるのは本当にありがたいし貴重な機会でした。また、集中講座で一緒になった方と交流してつながりが生まれたのも良かったです。
▼お二人が「Webデザイナー専攻」と併せて受講していた「LIGデザイナー直伝!即戦力デザイン集中講座」についての口コミ記事はこちら。全容が明らかになります! デザインに夢中になれる5日間。Twitterで大好評「LIG直伝講座」のリアル口コミ!
――トレーナーへの質問や集中講座、さらに自主的なインプットを通じて、スキル・デザインの考え方を身につけていかれていますね! クリオ出場のきっかけとなる卒業制作ではどのようなサイトを作成されたのでしょうか?
▲廣瀬さんの卒業制作:「パーソナルトレーニングジム Be natural」サイト
廣瀬さん:パーソナルトレーニングジムのサイトリニューアルを行いました。情報量・ページ数も多かったので、ターゲット層やコンバージョンはなにかを徹底的にヒアリングし、情報整理をしながら作成しました。
集中講座で教えてもらった、「企業が伝えたい情報量に対して、サイト訪問者が見れる情報量はそれほど多くない」という点を踏まえて、サイト訪問者が知りたい情報に絞ってわかりやすく伝えることを意識して、サイトの構成を考えました。
▲兼本さんの卒業制作:「Wakoro」ブランドサイト
兼本さん:美大に通う友人が卒業制作でつくったジュエリーの広告サイトを制作しました。
自分が持つすべての技術を使って仕上げました。写真はすべて自分で撮影したものを使用し、After Effectsの使い方も調べながら、自分が描いたイラストでアニメーションを作ったりもしました。メインビジュアルにはとくに注力していて、どうすればユーザーの視線がジュエリーに向かうのかという点を意識しました。
企業はスキルだけではなく、内面もしっかり見てくれている
ここからはクリエイターズオーディションについて、本番までの準備や、企業へアピールした点、声をかけていただいた企業から評価されたポイントなど伺っていきましょう!
――クリエイターズオーディションに参加しようと思った理由を教えていただけますか?
廣瀬さん:推薦いただいたのですが、最初は「え、私でいいの?」というのが正直な感想でした(笑)。並行して転職活動も進めていたので、就職につながると考え参加することを決めました。
兼本さん:卒業制作を終えてポートフォリオサイトを準備しているタイミングで、トレーナーに声をかけていただきました。当初はまだ転職活動を本格的に開始していなかったので、「これはチャンスだ!」 と思い、すぐに参加を決めました。
――通常の転職活動とは異なる流れで進んでいきますが、クリエイターズオーディションならではの大変だったことはありますか?
- ▼クリエイターズオーディションの流れ
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- 全国の校舎(STUDIO)にて候補者の推薦がおこなわれ、一次審査を実施
- 一次審査の通過者は、ポートフォリオ・プレゼン資料・動画を提出
- 提出した資料を参加企業が閲覧
- オーディション当日は、企業担当者がコンタクトを希望する受講生とZoomにて面談
- 受講生が選考を希望する場合、企業にて面接を実施
廣瀬さん:プレゼン動画の撮影が大変でした。そもそもプレゼン動画を作るのが初めてだったし、制限時間5分のなかで、なにをどう伝えるかを考えるのが難しかったです。
兼本さん:期限があったので、その期間は毎日休みなく作業を続けていました。すでに退職済みだったのでまだ余裕があったとは思いますが、動画の撮影は大変でしたね。
――通常の就職・転職活動では求められないことですもんね。プレゼン動画ではどのように自己PRを行いましたか?
廣瀬さん:自分と作品の紹介をするのですが、自分の強みである好奇心や学ぶ意欲、仕事で大事にしている軸をしっかりアピールできるようにしました。作品の紹介は、力を入れた情報整理の部分を中心に、現行のサイトの課題と解決策をプレゼンした上で、実際にサイトを見てもらうという流れにしました。
兼本さん:作品だけではなく、自分の人となりもしっかり見てもらえるように工夫しました。最初の3分を自己紹介に使い、成長意欲や向上心をアピールしました。「相手の気持ちに寄り添うようなデザイナーでありたい」という今後のビジョンも伝えました。
――工夫を凝らしていますね! 動画を見て声をかけていただいた企業からは、どのような点を評価されましたか?
廣瀬さん:ポートフォリオも併せて見てもらったのですが、「8ヶ月という期間のわりにコーディングのレベルも高く、自己PRどおり学ぶのが好きで意欲も感じる」というふうに評価していただきました。写真の選定についても褒めていただきました。
兼本さん:スキルだけではなく人柄の部分も評価してくださったのが印象的でした。優しさを意識したデザインを評価していただき、そこからも人柄を感じてもらえたのかなと思います。
ある企業さんには、お客さんの求めているものに対して、本質的な部分を見ているねというふうに言っていただけたりもしました。技術面だと、企業さんのテイストと近かったからか「参加者の中で一番良かった」と言ってもらえたのは素直に嬉しかったです。
――お二人ともこの秋からWeb制作会社での仕事が始まっていますが、いまはどんなことをされていますか?
廣瀬さん:バナーの修正や、Wordpressの修正、ホワイトペーパーの作成などをしています。初めてキャンペーンLPのデザイン出しにアサインしてもらったので、今はそのLPデザインを制作しています。
兼本さん:クライアント案件のアイキャッチの作成や、自社のサービスサイトのデザインを担当しています。
――すでにWebデザイナーとしての一歩を踏み出していますね! 実際に働いてみていかがですか?
廣瀬さん:Web制作会社ではあるのですが、思った以上にDTPのお仕事が多くてびっくりしています! 社内の封筒デザインやカレンダーデザインの案出しに参加させてもらったり、今後は会社案内パンフレットのデザイン出しにも参加する予定です。
これからいろいろなデザインに携われるのが楽しみです。ゆくゆくはディレクターになりたいと思っているので、スキルを磨いていきたいと思います。
兼本さん:「ここからが始まり」という一言に尽きます。スクールで学んできたことは正直、氷山の一角ですらなかったというふうに感じています。そのくらいデザイナーになってから学ぶことは本当に多いです。でも、それが楽しいんですよね。
これまでに経験したことのないデザインにも挑戦していくことの難しさは感じていますが、もともと創作することが好きなので、フィードバックでより良くなっていく過程を目の当たりにして、成長できているなと実感しています。
――今後お二人が作成したWebサイトが公開されていくのが、とても楽しみです! さいごに、これから学習や転職活動をはじめる皆さんに一言お願いします!
廣瀬さん:自分の好きな言葉が「継続は力なり」なのですが、Webデザインの勉強においても諦めずにコツコツ継続することが大事だと思います。
未経験からの学習や転職は不安なことも多いですが、デジLIGのスタッフさんやトレーナーさんは、皆さん親身に話を聞いてくださいます。ぜひ転職相談のサポートを利用してみてください。
トレーナーさんは進路についてもアドバイスをくれるし、コーディングに力を入れている人もいれば、デザインに力を入れている人もいるので、いろいろな人にお話を聞いて、いろいろ意見をもらうと良いと思います!
兼本さん:今回転職を経験してみてあらためて感じたことは、企業はスキルはもちろん人柄を見ているということでした。
デジLIGには、社会人経験を積んでから転職を決意して入学してくる方が多くいらっしゃると思います。私が一番伝えたいことは、仕事で今まで学んできたことが、本当に本当に転職活動で大きな武器になるということです。
今まで頑張ってきたことを誇りに思い、今の仕事を大事にする。そして、今度はその武器をデザインで表現する。これが自分をアピールする上でとても大事なことだと思います!
まとめ
お話を伺った二人に共通するのは、しっかりとスキルを身につけられていたことはもちろん、企業の採用担当者に内面を高く評価されていたことです。
廣瀬さんの学習に対する姿勢や成長意欲、兼本さんの保育士の経験を通じて得た傾聴力や観察力は、Webデザインと掛け合わせることで相乗効果が生まれ、クリエイターズオーディションに限らず、転職活動における強みになっていくのだと思いました。
未経験から転職を目指す方には、スキルやデザイン思考力を身につけた上で、自分の強みも大切にしていただきたいと思います。これからWebデザイナーを目指そうと思っている方や、転職活動をはじめていく方にとって、この記事が少しでもお役に立てると幸いです。
デジLIGでは、Webクリエイター・動画クリエイターを目指す方を応援しております! スクールでの学習を検討されている方は、ぜひお気軽に無料個別説明会へお越しください!