稼ぐライターはなにが違う?編集者が仕事をお願いしたくなるライター6つの特徴

ヒロアキ


稼ぐライターはなにが違う?編集者が仕事をお願いしたくなるライター6つの特徴

こんにちは、エディターのヒロアキ(htanaka0725)です。

ライターとして生きていくうえで必ず関わり合うことになる、編集者。彼らとの付き合い方でその後のキャリアが変わってくる……と言っても過言ではありません。今回はフリーライターとしても活動する私目線による「編集者が仕事したいと思えるライター」の素養 6 ポイント プラス α をまとめてみました。

▼目次

 

編集者が仕事をお願いしたくなるライター6つの特徴

1. 専門性がはっきりしている

“ なんでもできる ”は“ なにもできない ”のと一緒。編集者側から見ると、得意分野がふわっとしているライターって「便利屋さん」の域を出ないんですよね。一方専門性の強いライターはそのカテゴリーに関してはこちら以上の知識と経験を有しており、なかなか扱いが難しい存在。でも、その手から生み出されるコンテンツは熱量もあって尖っています。

専門性の高いライターへの声がけは「その都度」になります。だからこそ「この人に任せたい」という選び方になりますし、そういうときの企画って骨子もしっかりしているものです。また、得意分野が確立すれば、今度はコンセプトが曖昧な企画や専門外の案件を断れるようになります。

 
編集者「この企画の執筆をお願いしたいんですが」また
あなた「これ、僕は専門分野じゃないですよ。なんで僕に?」
編集者「あなたでもできるかなぁ、って思ったんです」

雑な投げ方をする編集者の典型例です。ギャランティが良ければ検討してもいいかもしれませんが、このテの案件を安請け合いすると、企画立案に取材の段取り、執筆、校正といった いつもやっている当たり前の作業にまったく面白さを見出せなくなります。そうなると、当然書いている原稿に熱量なんてこもりませんし、そこに“ 読み応え ”は生まれません。

得意分野がないというのは、こういう仕事がエンドレスで続くことと同じです。そういう意味でも、“ 仕事が選べるライター ”を目指したいですね。

 

2. 企画提案力がある

“ 好きこそ ものの上手なれ ”。上記「1. 専門性がはっきりしている」に付随することで、「得意分野 = 好きなこと」であれば、その分野の情報は誰よりも早く入手できるようになりますし、常にネタを探し求めている編集者に「今、こんなネタで盛り上がっていますよ」と提案を持ちかけられます。そのネタが面白いと編集者が感じれば、当然持ち込んだライターに仕事を頼もうとなるもの。

そのネタをコンテンツ化するうえで欠かせない能力が「企画力」。媒体によって切り口は異なるので、その特性を把握した企画書を持ち込めれば、ほぼお任せ状態で企画を推し進めることができます。

 

3. スケジュール管理がきちんとできる

いわゆる「ホウレンソウ」(報告・連絡・相談)がきちんとできること。そんな当たり前のことを当たり前のようにやれることが、信頼につながります。どれだけ仲良くなっても、編集者にとってライターは“ 外注さん ”ですからね。

不慮の事態で取材現場への到着が遅れたり、のっぴきならない事情で締め切り日までに原稿を送れないこともあるでしょう。でも、それをいち早く察知して事前連絡を入れさえすれば、編集者との関係が悪化することなどありません。

スケジュール管理は、編集者との打ち合わせからすでに始まっています。もし編集者がスケジュールを提示してこなければ、こちらから抑えるようにしましょう。編集者もその企画だけに対応しているわけではないので、つい連絡が遅れがちになったり、放置プレーされたりなんてこと、珍しくありません。そういった編集者に後々振り回されないためにも、打ち合わせの段階から「取材想定日」「締め切り」「初稿確認日」まで抑えるようにしましょう。

 

4. 取材先とのやり取りをそつなくこなせる

「ホウレンソウ」の話にも付随することで、取材先と失礼のないやりとりができるかどうかも必須能力になります。言葉遣いが丁寧かどうかはもちろん、「交渉能力」と「危機察知能力」を兼ね備えている必要があります。結果的に取材先に迷惑をかけてしまうと、謝らなければならないのはメディアを運営する編集部であり編集者。「記事確認はさせてあげられるのか」「この記事はいつ掲載されるのか」「リンク設置など どこまで対応可能なのか」をあらかじめ伝えられるようにしておきましょう。

 

5. 自分の文体を持っているか

一定のライティングスキルがあるのは当たり前。なかでも編集者が重視するのは 独自の文体を持っているかどうか です。デザイナーやカメラマンなどと同様、ライターもクリエイターというカテゴリーに属する職業ですので、「この人って こういう表現をするんだな」ということが見てわかる書き方が求められます。

「その文体って、どうやって身につけるの?」

極論を言えば 生まれ持ったセンスで 、世の中には意識せずにしれっと書けちゃっている人(それも作家やライターじゃない人)がいます。とはいえ、そうしたセンス抜きに独自の文体は誰にでも身につけられるもので、それは各々のキャラクターやライティングを学んだ場によって異なります。ですから、“ これ ”という明確なフォーマットがあるわけではありません。流れる川に削られた岩場のように、時間をかけた経験によって次第に象られていくものなので、端的に言うなら「場数」です。

方法論としては、以下のようなものがあります。

 

媒体を想定して書く

場数を踏むには、「とにかく書く」こと。ですが、闇雲にブログを書いたところで何の力にもなりません。

そこで、自分がいつか書いてみたいと思う媒体(メディア)をイメージして書いてみましょう。例えば LIG なら、「 20 〜 30 代 / 性別問わず / IT 業界関係」というざっくりしたペルソナがイメージできるところ。その読者層が普段好んで読みに行く記事を読み返し、そのうえで「自分ならこう書く」と想定して書いていくのです。実際にそのメディアに売り込むときのポートフォリオとしても使えるでしょう。

 

自分が理想とするライターの書き方をマネる

言うなれば「写経」です。上記ではメディアの特性を想定して書くことをご説明しましたが、こちらでは自分が思い描くライターの文体をそのまま取り入れてみるもの。そうして書き続けるなかで意識したいのが「自分なら どう表現する?」という模索。その自問自答を繰り返すことで、自然にオリジナルの文体が身についていくのです。

 

6. 自分ブランディングがしっかりできている

分かりやすく言えば 見られる立場であることを理解しているかどうか です。「どういう風な人間だと見られたいか」「どんなキャラクターを演出したいか」と、自分プロデュースができているライターは編集者も声をかけてみたくなるもの。SNS を利用した認知度の拡大を図る際にも、その演出力が求められます。ともすればタレントとも形容される職業です、専門性、文体、そしてキャラクターを意識しましょう。

 

この技能もあればなおよし

カメラが使える

得手不得手はありますが、ある程度使えた方が良いスキルがこれ。それは「カメラも撮れる便利なライター」になるわけではなく、カメラマンと一緒に仕事するときにイメージの共有を図れる能力がある ことを示すためです。編集者が思い描いている記事を絵として思い描け、それを汲み取ったうえで取材現場でしっかりカメラマンに指示出しできること。そのためには、自らカメラを触ることで写真の構図や撮影の段取りを理解しておかねばなりません。

もちろん作家性を伸ばす意味で「カメラは学ばない。あえてね」という姿勢を貫くのもまたヨシ。なので、必須項目とはしませんでした。

 

動画が撮れる & 編集できる

これもカメラ同様、知っておくと先々生きてくるスキルです。Web で活動するライターならば、ムービーに関する基本的な取り組みは知っておきたいところ。

実際に取り組んでみるとよくわかりますが、ノウハウを持ち合わせていないと実にコストパフォーマンスが悪いコンテンツです。だからこそ動画の単価(ギャランティ)が高いことがわかりますし、動画制作の話がクライアントとの卓上に出た際でもリアリティのある話ができるようになります。

「あ、これって動画で見せた方がよく伝わるかも」

と、動画撮影に取り組んだ経験の有無で、取材現場での見方も変わってきます。その場で撮ったスマホの動画が記事コンテンツの大きな助力となることも大いに有りえます。そういった視点を持っているライターは、明らかに他より抜きん出てきます。これまた必須項目ではありませんが、今から取り組んでおけば「ここぞ」という取材で役立つことがあるかもしれない、そのときにつく差は相当に大きなものとなるでしょう。

 

まとめ

いずれも一朝一夕で身につくものではないので、結果的に地道な努力を要することになりますが、それもひとえに「書いて生きる」うえで欠かせない土台となるもの。安定感のあるライターは編集者も声をかけたくなるもので、そうなれば「仕事を受けるか否か」「ギャランティの交渉」もしっかりできるようになります。使いっ走りのようなライターで終わらぬよう、頑張って自分プロデュースに取り組んでみてください!

 

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