こんにちは!デジLIGの運営担当の中園です。
- デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
- 株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクール。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎・町田と、今年の7月には柏が新開校!無料説明会は毎日現地、オンラインにて開催しています!

デジLIGでの学びを経てキャリアチェンジを実現し、地元の制作会社でWebとグラフィックの両方を手がけるデザイナーとして活躍する卒業生さんへインタビューをしました。
一度は就職に失敗した経験から、スクールでの学びを決意。転職活動では「有名企業に入ること」から「デザインで何を成し遂げたいか」へと視点を変え、地元に貢献できる道を選んだNatsumiさん。その転職エピソードをご紹介します。
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人物紹介:Natsumiさん【STUDIO町田 2023年2月生/Webデザイナー専攻+デザイン集中講座+UIデザインプラン+WordPress講座】 韓国留学中にデザインに興味を持ち、2023年にデジLIGに入学。LIG直伝!デザイン集中講座やUIデザインプランを受講し、デザインスキルを磨く。卒業後、地元の制作会社にデザイナーとして入社し、Webとグラフィックデザインの両方に携わる。 |
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韓国留学中に芽生えたデザインへの興味
――いつ頃からクリエイティブ業界に興味を持ったのですか?
学生の頃から文化祭の出し物を1から企画したりと創ることが好きだったんです。でも、デザインに本格的に興味を持ったのは、コロナ禍の韓国留学中でした。1人で展示会へ行くことにハマって、そこで見る作品やデザインに魅了されていったんです。
コロナ禍で家から出れないときにネットサーフィンしていたことも、デザインに興味を持ったきっかけですね。
――夢は「デザイナー」になったんですね。スクールを選んだのはどうしてですか?
実はデジLIGに入る前、早く就職しなきゃという焦りから、何も調べずに「未経験でもデザインを学びながら働けます!」みたいな求人に引っ掛かって、見事に失敗してしまったんです……。
蓋を開けてみると、ただのコールセンターだったんです。デザインの勉強も業務時間外でやらないといけない状況で、自分のやりたいことができない……と本当に辛かったですね。
その経験から、デザインをやりたいなら、きちんと一から勉強しないとだめだと痛感しました。最初は本やYouTubeを見漁っていたのですが、独学の厳しさも感じて、スクールを検討し始めました。私の性格上、放っておかれるとできないタイプなので、「お金かけたからやらないと!」という気持ちでスクールを探し始めたんです。
――デジLIGを選んだ決め手は何でしたか?
一度、就職に失敗しているので、転職サポートがしっかりとあるところが良かったんです。それと、LIGブログを以前から見ていたので、卒業生が制作したものなどをよく見ていたというのも理由の1つです。
説明を受けに行ったときも、丁寧に説明してくれたので、デジLIGに決めました。
刺激と成長の日々
――学習期間の中で楽しかった思い出はありますか?

STUDIO(校舎)での懇親会に参加したことです! 町田の懇親会に参加して、学習のモチベーションの維持になっていました。懇親会でお会いした方とはSNSで繋がったりしていて、みなさんの活躍を見るのが励みになっています。
――学んでいるときにもっとも大変だったことはなんですか?
自分のモチベーションを保つことですね。デジLIGはトレーナーさんももちろんですが、受講生さんも周りにすごいなと思う方がたくさんいたので、落ち込んでは気持ちを切り替えて、奮い立たせ、を繰り返していました。
具体的には、STUDIOに行って学習している人を見て奮い立たせていました、行けるかわからないけどSTUDIOの予約をしたり、町田の駅に降りてSTUDIOに行くしかないようにしたり、学習から逃げられない状況を作っていたんです。
SNSで繋がっている人のほとんどがデザイナーになっている人が多くて、自分ってぜんぜんできていないなと他人と比べることもありました。そんなときは、1日何もしない休みの日を作って気持ちを切り替えたり、ノートに気持ちを書き出したりしていました。気持ちを強く保てるように、自分にあったスタイルを工夫し、試行錯誤しながら進めていた感じですね。
――入学前と在学中でギャップを感じたことはありましたか?
想像以上に交流の機会を設けているなと思いました。コミュニティが広く、いろんな人と繋がれることが良いギャップでしたね。あと、トレーナーさんは怖そうと最初は思っていたのですが、勇気を出して声をかけてみるとみなさん丁寧に一つひとつフィードバックをくださったので、もっと早く勇気を出して聞けば良かったと思いました。
特に國岡トレーナーとお話することが多くて、フレンドリーで本当に相談しやすかったです。成田トレーナーが他の受講生と話していることを盗み聞きして学んだりもしていました(笑)。
――働きながら学習を進めるためのポイントをぜひ教えてください。
スキマ時間を利用することと、学ぶ上で自分の特性を理解することだと思います。私の場合、仕事しながらタイムスケジュールをあらかじめ決めて勉強するということが難しかったので、とにかくスキマ時間を見つけて活用していました。
電車で1時間の通勤の合間に動画を見たり、昼食を食べ終わってから残りの昼休憩の時間に動画を見たりしていました。
――どんなインプットをしていたんですか?
疲れているときはPinterestを見て、Webデザインや名刺のデザインを参考にしながら、気に入ったものやTips、好きな色をどんどん自分のフォルダに入れて、ジャンルがかぶらないようにカテゴリー分けしていました。スポーツ系、お堅い系など、メモも残していましたね。
Natsumiさんの1日のスケジュール

――デジLIGの「通ってよかったな」ポイントを教えてください!
転職サポートがしっかりしているところと、STUDIOへ行けばトレーナーさんから直接フィードバックをもらえるところ。そして、交流イベントへ参加すれば横のつながりがたくさんできるところですね。
「LIG直伝!デザイン集中講座」や「UIデザインプラン」など、追加の講座でさらに学びを深められたのも良かったです。
「有名企業に入ること」から「デザインで何を成し遂げたいか」へ
――どのような転職活動をおこないましたか?

基本的には直接応募でメールしたりしました。ポートフォリオ制作から転職活動まで、実際には半年〜7ヶ月かかりました。作品作りで時間がかかっていて、転職活動自体は3ヶ月ほどでしたね。
転職活動の軸として、携わるデザインに偏りたくない、いろんな業界のものを作りたいと思っていました。各会社のホームページを見に行って、実績を調べて、どんなジャンルのデザインを作っているのかをチェックしていました。
最初は、SNSでよく目にするような都内の有名な制作会社への転職を目指し、自作のスプレッドシートに情報をまとめて直接応募しましたが、結果はすべて不採用でした……。
この結果を受けて、転職活動期間中に一度立ち止まって見つめ直しました。そのときに、「有名な制作会社に勤務したいのか」それとも「デザイナーになりたいのか」を深く考えたんです。
そこで、「デザインをやりたい」という思いを再認識しました。今後デザインだけでなくやりたいことを紙に書き出していったときに、地方創生にも興味があったため、方向性を変えて地元に貢献できる地元の制作会社を探すことにしました。
Natsumiさんの転職活動のスケジュール

――未経験からの転職で大変だったことはどんなことですか?
実務経験者に比べたらデザインで劣っていることは仕方のないことだったので、それ以外で自分の経験が活かせることはないか、自分の強みをきちんとアピールすることが大変でした。
――ポートフォリオはどのような部分を工夫しましたか?
少しでも「私はこんな人間」ということがアピールできたらいいなと思って、Aboutページに私が撮影した写真や好きなことをデザインや転職関係なく載せました。興味を持ってくださる面接官の方がいて、お話が弾んだのは嬉しかったですね。
――いま転職先でどんなお仕事をしていますか?
小規模な会社なので、Webとグラフィックデザインの両方に携わらせていただいています。入社から半年程経過し、クライアントとの打ち合わせに上司と一緒に出席しています。システム開発も行っている会社なので、フロントエンドやUIの部分も少し参加させていただいてます。
――実際にWebデザイナーになってみた感想を教えてください!

楽しいです! トレーナーさんにも聞いていたことではあるんですが、デザイン力以外に、伝える力や人間力がものすごく必要な仕事だなと実感しています。
あくまでデザインに精通しているのはこちらであって、お客様の「かっこいいものを作りたい」とか「かわいいものを作りたい」とか漠然としたイメージをいかに汲み取って、言語化できるかが大事なんです。
デザインを知らないクライアントさんにわかりやすくお話することも大事ですし、提案するときも、お客様を嫌な気分にさせずに、ご希望のデザインを変えずに調整する部分が意外と大変で。デザイン以外にも学ぶことが本当にたくさんあります。
――これからWebデザインを学ぶ方へアドバイスをいただけますか?
デザインの勉強を終えたあと、進む道は無数にあると思います。
ゴールを決めすぎないほうが良いというのが、私からのアドバイスです。SNSなどを見ていると、キラキラしている人も出てくるのですが、自分自身が長期的に見て何がやりたいのかを見つけることが大事だと思います。みんながその道に進んでいるから、で決めないほうがいいです。
私自身も、「都内の制作会社に入ること」がゴールになってしまい、うまくいきませんでした。
デザインスキルは自分の武器の一つとして大切に持ちつつ、それを使って「何を成し遂げたいか」を考えることがもっとも重要だと思います。自分にあった場所・方法でできることがあります。視野を広げれば、必ずチャンスはたくさんあります!
さいごに
一度の失敗を乗り越え、スクールでしっかりと学び直し、転職活動では自分の本当にやりたいことを見つめ直したNatsumiさん。「有名企業に入ること」から「デザインで地元に貢献すること」へと目標を転換したことで、自分らしいキャリアを手に入れました。
モチベーション維持のためにSTUDIOに行くしかない状況を作ったり、落ち込んだときはノートに書き出したり、休息日を設けたりと、自分にあったスタイルを試行錯誤しながら見つけていった姿が印象的でした。
デザインスキルを磨くことはもちろん大切ですが、「ゴールを決めすぎない」こと、そして「何を成し遂げたいか」を考えることの重要性を教えていただきました。
デジLIGでの学びにご興味を持っていただけた方は、ぜひ一度個別説明会にご参加ください。