未経験からエンジニア転職へ。美容師歴15年の私がデジLIGでキャリアチェンジできた理由

未経験からエンジニア転職へ。美容師歴15年の私がデジLIGでキャリアチェンジできた理由

Ten Tanaka

Ten Tanaka

こんにちは! デジLIGの運営担当の天(@10TEN10TAN10)です。

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクール。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎・町田にて開校、無料説明会は毎日開催中!

今回は、もともとはWebデザイナー志望だったものの、最終的にエンジニア職で内定を獲得した黒崎さんにお話を伺いました。

「パソコンの電源の入れ方すらわからなかった」というスタートから、どのようにしてコーディングの楽しさを見出し、キャリアチェンジを成功させたのでしょうか?

美容師として15年以上働いたあと、クリエイティブ業界に飛び込んだ黒崎さんのストーリーは、「やってみたいけど不安で踏み出せない」という方にこそ読んでいただきたい内容です。

ico 人物紹介:黒崎さん【STUDIO町田 2023年5月生/Webデザイナー専攻】
美大卒業後、「手に職をつけたい」という思いから美容師免許を取得。長年勤めた会社を退職し、将来の働き方を見直すなかでデジLIGに入学。パソコンにほとんど触ったことのない状態からスタートし、現在はWeb制作会社でフロントエンドエンジニアとして活躍中。

美容師歴15年からの転身。「Webデザイナー」ってどんな仕事?

――これまでのご経歴を教えていただけますか?

高校卒業後は美大に進学して、油絵やデッサンを学んでいました。卒業後は1年間ほどフリーターをしていたんですが、美容師を目指そうと思って専門学校に通い、資格を取得。その後は15〜16年、美容師として働いていました。

――それだけ長く働かれてたんですね……!

そうですね。同じ美容室で10年というわけではないのですが、転職を考えても免許を活かせるお仕事と思っての転職だったので、美容師でしか探せないという状況だったかもしれないですね。

でも、ふと「他の仕事もしてみたいな」と思ってネットで調べていたときに、ある求人ページで「イラストを描くのが好きなあなたに、Webデザイナーがおすすめ!」みたいな言葉を見つけたんですよね。当時はイラストも好きだったので、「Webデザイナーって何かよくわからないけど、やってみようかな」と思ったのがきっかけです。

――独学も選択肢としてあったと思うんですが、スクールに通おうと思った理由は?

最初は未経験OKのWebデザインの求人にいくつか応募して、面接にも行ってみたんです。でも話を聞くと「デザインとは関係のない仕事をしながら、徐々にデザインの勉強をしていく感じですね」と言われて……。それを聞いたときに、これはもうどこかでお世話になって、きちんと勉強する必要があるなと思ったんですよね。

さらに調べていくうちに「転職にはポートフォリオが必須」ということを知って、未経験から独学でポートフォリオをつくるのはとうてい難しいと感じて、スクールを探し始めました。

――デジLIGを知ったきっかけや、印象に残っていることは?

最初にお話ししたのはばやしさんだったのですが、「なんて親切な人なんだ!」って思いました(笑)。デジLIGは校舎もおしゃれで、最初はちょっと構えていた部分もあったんですけど、すごく話しやすくて安心したのを覚えています。

――その中でデジLIGに決めたポイントはありますか?

卒業制作で素敵な作品をつくっている方がいて、自分もあんなふうに作れるようになりたいと思ったんです。作品の完成度の高さに憧れを持ったのが、一番の決め手でした。

学びの中で見つけた楽しさと、自分なりの進め方

――学んでいて、楽しかったことや大変だったことはありましたか?

トレーナーさんに自分の作品を見てもらって、褒めてもらえたときはすごくうれしかったですね。

あとは、受講生同士で作品を見せ合ったり、励まし合ったりできたのも大きかったです。ひとりじゃないんだなって思えたことで、モチベーションも保てました。

私は在学中にサポートスタッフもしていたので、町田校の受講生と関われる機会も多くて、つながりが広がったのもよかったです。

ただ、最初の4か月くらいは仕事と並行していたので、課題が思うように進まなくて……。学習のペースが乱れると、不安も大きくなっていきましたね。

黒崎さんの1日のスケジュール

――とくに苦戦したのは?

コーディングです。最初は「絶対無理」って思ってました(笑)。

でも、進めていくうちに、コードを書いたものがブラウザ上に反映されて、それがデザインになっていくのがすごく楽しくなってきて。「せっかくここまで触れたんだから、今やめたらもう二度とやらないな」と思って、苦手だったけどあえて深めてみました。

――結果としてエンジニア職に就いたのは意外でした!

自分でもそう思います。でも、楽しいって感じたのはコーディングだったんですよね。

「コードを書けるようになると、デザインが動き出す」みたいな感覚があって、それがすごくおもしろくて。理解できるようになってきた頃には、「もっと知りたい」って思うようになっていました。あと、画面をガンガン動かせたらかっこよくないですか? なんて(笑)。

――入学前と後で、ギャップを感じたことは?

勝手に想像していたWebデザイナー像とはぜんぜん違いました。IllustratorとかPhotoshopだけ使ってるイメージだったので、「コーディングもやるの!?」って最初は驚きました。

でも実際に学んでみたら、デザインもコーディングも楽しいって思えたので、それも含めて良いギャップだったなと思います。

――スクールに通って良かったと感じるポイントは?

動画の講義だけじゃなくて、直接トレーナーに質問できる環境があったのは大きかったです。わからないところは来校時にまとめて聞けるようにしていました。

自分の机がたまたまデジLIGと同じだったので、家でも似たような環境で学べたのもラッキーでした(笑)。

あとは、運営の方のサポートが手厚かったことですね。面談で進捗の相談もできたし、ペースが遅れても調整してもらえたので、「ひとりで頑張らなきゃいけない感じ」がなかったのが心強かったです。

80社に応募。迷いながらも、ひとつずつ前に進んだ

――面接でよく聞かれたことや、準備していたことはありましたか?

使った求人媒体は、Green、エン転職、エンゲージ、レバテック、ReNew(現LIGエージェント)などです。全部で80社くらい応募して、最終面接まで進んだのは6〜7社くらいでした。

面接では、「なぜWebを目指したのか」「志望動機」「長所と短所」みたいな質問がよくありました。正直、長所と短所はあまり準備していなかったので、最初はうまく答えられなかったです。あとは「キャリアを通じてどうなりたいか」とか「自分はどんな人間か」みたいなこともよく聞かれましたね。

最終的には、実際に転職した方のブログを参考にして、企業のサイトから直接応募した会社に決まりました。

――未経験からの転職で大変だったことはどんなことですか?

やっぱりポートフォリオの作成ですね。あと、面接で自分のことをうまく伝えられなかったこと。準備していても、いざ話すとなるとなかなか言葉が出てこなくて……。転職サポートをもっと活用すればよかったなと、あとから思いました。

作品数が少なかったのも不安材料でした。選考で見せられるものが限られていたので、その中で勝負しなきゃいけないのが大変でした。

――ポートフォリオの工夫ポイントはありますか?

とにかく、すぐに作品が見られるような構成にしました。「今の自分にできることはこれとこれです」とシンプルに伝えるように意識していましたね

ポートフォリオの更新に時間をかけるより、面接が決まったら企業分析に時間を使うようにしていました。ただ、いくら調べても本番ではうまく話せないことも多くて……。準備はしていたけど、実際はけっこうバタバタでした。

▲黒崎さんのポートフォリオサイト:KUROSAKI AKIKO PORTFORIO

エンジニアとして働く今。働き方も気持ちも大きく変わった

――現在はどんなお仕事をされているんですか?

今はWeb制作会社で、主にブラウザチェックやバグ修正、自社サイトの更新対応などを担当しています。まだ基礎的な業務が中心ですが、これから案件に携わる機会も増えそうです。

ノーコードツールを使ってLPを作ることもあって、表示のズレがないか細かく確認するのが意外と大変ですね。

――キャリアチェンジへの不安はありませんでしたか?

もちろん不安はありました。でも、美容師の資格があることが自分の中では「最悪戻れる」っていう保険にもなっていて。とはいえ、できれば戻りたくないという気持ちのほうが強かったです。

転職してからは生活がガラッと変わりました。「パソコンに向かって黙々と作業するの、意外と向いてるな」って感じています。

スクールのときにコーディングが楽しくなっていたので、働き始めてからのギャップも少なくて、好きなことを仕事にできてよかったなと感じています。

さいごに

いかがでしたか? 私自身、STUDIO町田で黒崎さんとよくお話ししていたので、「え、エンジニア職に?苦手って言ってなかったっけ!?」と驚いたのをよく覚えています。

でも、やってみなければわからないことって本当にたくさんあるし、そこで諦めずに進んだ姿勢がすごく印象的でした。

スクールとしても、そういった新しい挑戦を後押しできたことがとても嬉しかったです。またいつでもSTUDIO町田に遊びに来てくださいね!

デジLIGでの学びにご興味を持っていただけた方は、ぜひ一度個別説明会にご参加ください。

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天でした◎

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Ten Tanaka
Ten Tanaka Digital Education / School Operator / Leader / 田中 天

大阪市立デザイン教育研究所、成安造形大学卒業後、京都芸術大学院を修了。在学中は芸術学を中心に多くのコンペティションに挑戦し功績を残す。カプセルトイメーカー、キャラクターライセンス事業の広報を経て、2018年にLIGに入社。デジタルエデュケーション部にてクリエイタースクールであるデジタルハリウッドSTUDIO by LIGの運営を中心にキャリアサポートを行う。

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