本格的にデザインを学びたかった!グラフィックデザイン講座卒業生にインタビュー

本格的にデザインを学びたかった!グラフィックデザイン講座卒業生にインタビュー

Rurika Shimizu

Rurika Shimizu

Webデザインスクール・デジLIG運営のるりです。

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をし、運営しているWebクリエイター養成スクール。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎・町田にて受講生を募集していて、個別説明会は各STUDIOとオンラインで開催中!

今回は、デジLIGでグラフィックデザイン講座を受講された高野さんにインタビューしました。

受講期間の大部分をお仕事と並行しながら学習し、後半は退職して転職活動を進めていらっしゃる高野さん。グラフィックデザイン講座受講に至る経緯や在学期間の学習、転職活動についてもお伺いしましたので、ぜひご覧ください!

ico 人物紹介:高野さん【STUDIO北千住 2023年5月生/グラフィックデザイン講座】
医療事務のお仕事と並行してグラフィックデザインの学習を開始。現在はカリキュラムを修了し、グラフィックデザイナーとして働くべく、転職活動中!

スクール入学の経緯

ーーさっそくですが、高野さんはなぜグラフィックデザインを学ぼうと思ったのですか?

大学時代にグラフィックデザインをゼミで専攻していた経験から、もう一度本格的にデザインを学んで転職につなげたいと考え、学ぼうと思いました。

ーー高野さんは、大学は美術系だったんですか?

一般的な4年制の大学です。メディア表現学科にいたのですが、はじめの頃は放送や広報などまんべんなく学び、3、4年生でどんどん自分が好きな分野を絞ってゼミに入っていくという形で、私はグラフィックデザインのゼミを選びました。

ーーそうだったんですね! グラフィックデザインのゼミでは、どんなことをされていたんですか?

IllustratorやPhotoshopを学び、グラフィックデザインの卒業制作をおこないました。私は『女子熟語』という、グラフィックデザインと四字熟語をかけあわせた本を制作しました。女の子が四字熟語の意味を表現している様子を描いたものと、四字熟語の文字組をまとめたものです。

ーーユニークですね……! きっと可愛いだろうなあと思います(笑)。大学卒業時にもグラフィックデザイナーを目指されていたんですか?

就職活動の時点でデザイン業界にも興味がありました。ただ、ちょうどコロナが流行ってきてしまったことや給与の安定性など、ほぼ未経験の状態でデザイン業界に入るのが怖くなってしまったため、医療事務として一般職で就職しました。

デザイン業界とはまったくかけ離れた職種ですが、就職の際、自己紹介でデザインが好きだということを話したら、上司がそれを気にしてくれて、ポスターやバナー制作など広報系のお仕事もさせてくれました。

ただ、幅広いデザインができるわけではなかったため、制作をしていくうちにもっと色んなデザインに対応できるようになりたいと思い、改めて勉強して転職につなげようと決意してデジLIGに入学しました!

ーー勉強方法としてスクールを選んだのはどうしてですか?

仕事をしながらでもモチベーションが継続できると思ったからです。独学だと、正解がわからない中で一人で学習を進めなければならないし、期間も決まっていないのでなかなか学習を続けていくこと自体が大変だと思います……。

また、月に1回の課題制作発表(講評会)があることで進捗の目安ができる点、分からないところをトレーナーさんに聞くことができる点もスクールの魅力として大きかったです。

ーー確かに独学でチャレンジしてみたけど、本当にこのデザインで良いのかわからない、分からない部分を解消するのに時間が掛かるなどのお悩みはよく聞きますね……。

講評会についてはこちらの記事も参考にしていただければと思います!

デジLIGを選んだ理由は?

他のスクールと比較したときに、デジLIGを選んでいただいたのはどうしてですか?

他のスクールもいくつか説明会に参加したり調べてみたりしていましたが、デザインに興味がない私の知り合いでも「デジハリ」という名前を知っているほど有名だったことは大きかったです。

それと、デジLIGのサイトは現代っぽいデザインで「今」のことを知っているんじゃないかと感じたことも決め手でした。私は「今」起きているトレンドなども含めて学習して、転職に繋げたかったので。

ーーなるほど、サイトもしっかり比較されていたんですね! たしかに自分がデザインを学ぶ学校がどんなデザインのサイトを出しているのかは、スクールを選ぶ上での参考になりそうですね!

そうですね! 見ている方は多いと思います。

それと、デジLIG卒業生の作品も決め手になりました。レベルが高く衝撃を受けましたし、未経験からでも本気で頑張ればこんなふうにできるようになるんだという説得力があったんです。自分も頑張ってみようと思いましたね!

転職を考えていたものの、仕事はギリギリまではやりたかったので、卒業後も就転職サポートが受けられるのも魅力に感じたポイントでした!

ーー卒業生の作品のレベルの高さから、デジLIGに入学してくださる方も多いです! 皆さん本当に急成長を遂げているんですよね……! さきほどデジハリはご存知だったとおっしゃっていましたが、当時LIGはご存じでしたか?

説明会で話を聞いて初めて知りました! 自分が通いやすい位置にある校舎だったので説明会に参加しましたが、校舎もおしゃれだし、現役のデザイナーさんにフィードバックをもらえることやデジLIG独自のLIVE授業があるのも魅力的でした。

ーーありがとうございます! 高野さん、校舎をたくさん使ってくださってますもんね!! 卒業までされましたが、スクールで学習してよかったと実感することはありましたか?

ポートフォリオの制作をしていると、スクールに行ってよかったなと思います。

デザイン業界を目指したいと思うことは何度かあったんですが、目指すにあたって必須のポートフォリオを自分1人でつくりあげる自信がどうしてもなかったんです。

実際に今ポートフォリオ制作の最終段階でまでたどり着けたのは、スクールで直接聞きながら制作しているからこそだなと感じています。

ーーデザインは「これが正解です」っていう答えがない分、初学者が1人でつくっていくには不安が大きいですよね……。プロからフィードバックをもらいながら制作物をブラッシュアップしていけるのは、スクールのとても大きなメリットです! スクールで良かった点は他にもありますか?

懇親会では、Webデザイナー専攻の受講生とも繋がることができました。地元が近いと知って仲良くなり、その子が趣味で出している動画のサムネイル制作を依頼してもらって、作らせてもらいました…!

ーーすごい! イラストを描いたんですか?

そうです。完全に趣味なんですが……(笑)

ーーそれはスクールに入学していなかったらできなかったことですね! 素敵な繋がりができてよかったです!

スクールでの学習

ーースクールに入って楽しかったことはなんですか?

デザインを作っているときですね。元々絵を描いたり何かを作ったりするのが好きだったんですが、Adobeは社会人ではさわっておらず、できるかなという不安が多かったんです。動画を見ながらでも少しずつ進めていってできる実感がわいて、やりたいことも表現できるようになってきたことが嬉しく、楽しいです。

ーーよく聞くお悩みがあるんですが、アイデアがあってもそれを表現できないことなどありましたか?

ありました……。そういうときは作るコンセプトにかかわるものをPinterestでひたすら調べてピン留めをしまくって、その中からまずは構図など共通点を探していました。どれが自分のイメージに近いかなと考えながら組み立てていき、アイデアのイメージに近づけていきましたね。

特にポスターのリデザインは、いろんな美術館のポスターを集めて、載っている情報の中で何が1番重要か、絵に被さらない方がいいかななど、試行錯誤して制作しました。

ーー他の制作でも同じ悩みはありましたか?

パッケージデザインも苦労しましたね……。

ーーどうやってそのお悩みを乗り越えたんでしょうか?

作りたいものをすべて自分でイチから作るわけではないじゃないですか。

作りたいものがあったとして、今の自分の技術レベルですべて作るのは難しいなと思ったら、Adobeストックなどで飾りの素材などを集めて、その中で自分の考えたイメージに近くなるように繋げていきました。

▲高野さんが制作した架空のパッケージデザイン

ーーやはり初学者で引き出しが少ないときにゼロから何かを生み出すってなかなかレベルが高いですもんね……。スクールに対してギャップはありましたか?

個々で学習を進めるイメージがありましたが、思ったより懇親会やクラス授業などあって人と人との関わりが密だったところですかね。

私も最初にSNSで勉強アカウントを作成して、受講生と繋がりながら、ほかの方の進捗を見て進めてもいました。

ーーいい意味でギャップもあったんですね! クラス授業はどうでしたか?

全てリアルタイムで参加できました。

今までデザインは多少経験しましたが、プレゼンはあまりしてきませんでした。その中で月1のクラス授業で、自分が作ったものを言語化する機会があったことでプレゼンの方法も学べてよかったです。

今作成をしているポートフォリオでも、やはり作品の意図など説明がメインになってくるので、学んだことを活かせています。

あと、最初は企画書の作り方が全然わからなかったんですが、同じ受講生で企画書の発表が上手な方がいたので、その方の真似をしてみよう!と思って制作しました(笑)。

ーーそういうところは、クラス授業の魅力ですよね!! 制作意図やコンセプトの言語化もクリエイターとして必須のスキルです。どうやって計画的に学習を進めていったんでしょうか?

毎月しっかり目標シートを書くことで、自分がどこまで学習できたかの進捗を都度確認していました。

日々の学習では学習用アプリで勉強時間を測っていましたね。1時間、2時間など自分の好きな時間でタイマーをセットできて、自分が頑張った分だけ木が育つんです。スマホを開くと木が枯れる設定もあったんですが、デザインの学習では調べ物もするので、それはオフにしていました(笑)

ーー「今日は何時間やるぞ!」と決めて学習されていたんですね! 時間を測ることで集中しなきゃという気にもなるし、2時間でどれだけ進められたのかも明確になりますね。

実はもう一つ、勉強内容を記録できるアプリもやってます(笑)。自分的には取り組んだ時間が明確に見える方が、これだけやったんだというのがわかるので達成感がありました。

ーーわかります! 私も受験生のとき、同じように時間をセットして魚を育てるアプリをやっていました(笑)。溜まっていく時間を見るのが、これだけ勉強をやったという自信にもなりますよね。

現在進行系の転職活動

ーー高野さんははじめはお仕事と並行されていましたが、途中で退職されましたよね。

はい、もともとは医療事務で週6で働きながら学習していたんです。

ーー週6?!

土曜日は午前中まで仕事で、土曜午後と日曜日がお休みでした。なので制作が追いついてないときもありました……。動画を見るので精一杯のときもありましたね(笑)。

ーーいつから学習に専念されたんでしたっけ?

辞めるかすごく迷っていたのもあって7月末に退職したので、入学後3ヶ月目の末までは仕事をしていました。

退職前は平日はひたすら動画を見て、土日に手を動かして制作をしていました。当時は発表の課題に備えるので精一杯でしたね。休日は8時間を目安に学習を進めていて、退職後は「ポートフォリオに載せる作品は8作品は必要」といわれていたので、追加で自主制作を進めました。

高野さんのある日のスケジュール

ーーデジLIGの転職面談を活用しながら、どんな作品を増やしていくかなど詰めていったんですか?

そうです! 今も定期的に面談をしています。はじめは「もくもく会」に参加して、そろそろはじめようかなと思って転職面談をしてもらいました。
※ 受講生が集まって応募書類編や自己PR編など、就転職に必要な準備をすすめる時間のこと

ーーポートフォリオの制作にはどのくらい時間をかけていますか?

掲載する作品の制作と同時進行なので、8月半ばからちょうど一ヶ月くらいですね(※今回の取材は9月に実施)。PDFでまとめていて、制作自体はInDesignで行っています。

ーーなるほど! どんな作品を載せていますか?

8作品は載せていて、課題として作ったものと、自主制作のものです。自主制作のものは自分でテーマなどを決めようとするとどうしても時間がかかるので、X(旧:Twitter)でお題を出してくれている方などを参考にして制作しました。

ーー用意されているお題を活用している受講生さんは多いです! 求人などもあわせて見ていましたか?

ポートフォリオを作っている最初の段階は、求人を見ちゃうと焦っちゃいそうだなと思い、正直あまり見ていませんでした。

ーー自分の心の余裕を持ちながらしっかりと準備を進めていきたい方もいらっしゃいますもんね……! ポートフォリオ作成で大切にしていることはありますか?

作ったものの理由づけが絶対に必要だということが段階を重ねていくことでわかってきたんですが、初めの頃は制作するのに精一杯で、まだ制作意図の言語化がしっかりできていませんでした。

今はポートフォリオで作品を紹介する際は、はじめてその作品を見た人に伝えるならどうするか、という視点で文章を考えていきます。

『なるほどデザイン』や『ノンデザイナーズ・デザインブック』などのデザインの本を読んで、伝え方を勉強したり、最後は広告課題だったのでマーケティングの本を読んだりもしました。「あれ、大学でやった……?」という既視感もあったりしたんですが(笑)。 今は『デザインのドリル』をやっています!

ーーその本は校舎にもありますね……! グラフィックデザインを学んで今後にいかせそうだなと思うことはありますか?

自分がデザインを作ることに最初は不安もあったんですが、ここで学んだことはどんなことにでも生かせられるから無駄ではないと思います。

広告もデザインだし、モノもデザインだし……。意識してみんなは触れていないけど、すべてのものはデザインがあってこそ存在しているものですから。

ーーある意味どの業界でも必要不可欠ですもんね……! 4ヶ月間の学習が充実したものになったようで良かったです!最後にこれからグラフィックデザインの学習を検討している方へ一言お願いいたします!

グラフィックデザイン講座では、デザインを考え方の基礎から学ぶことができます。私もブランク期間があったので不安もありましたが、現役デザイナーさんに質問できる環境が整っているので安心して取り組めました。

デジLIGでの学びが、きっと自身の成長に繋がります。スクールの仲間と一緒に成長していきましょう!

まとめ

今回は、グラフィックデザインを学習された高野さんのお話を伺いました。高野さんがスクールを最大限活用していらっしゃる様子を北千住校で見ていた分、転職活動もきっと良い結果に繋がると思っています!

グラフィックデザインの学習を検討するみなさんの参考になりましたら幸いです。

デジLIGでは、クリエイターを目指す方を応援しております! 転職、フリーランス、副業、スキルアップ、趣味など……少しでもご興味をお持ちの方はお気軽に無料個別説明会にご参加ください。各校舎、オンラインともに実施しております◎

無料説明会予約へ資料請求へ

この記事のシェア数

Rurika Shimizu
Rurika Shimizu Digital Education / School Adviser / 清水 るり夏

大学を卒業後、LIGに入社。大学で教職課程をとり教員免許を取得した経験や、イラストや広告などクリエイティブなものを見たりつくったりするのが好きだった経験から『デザイン×教育』に携わることができるDigital Education部にて、「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」でのカウンセリング、スクール運営・企画、受講生のサポートを行う。

このメンバーの記事をもっと読む
デジLIG卒業生インタビュー | 79 articles
未経験からWebクリエイターを目指すならデジLIGへ
個別説明会はこちら 資料請求