グラフィックデザイン講座ってどんな講座?実際のクラスの様子を紹介!

グラフィックデザイン講座ってどんな講座?実際のクラスの様子を紹介!

Ten Tanaka

Ten Tanaka

こんにちは! デジLIGの運営担当の天(@10TEN10TAN10)です。

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクール。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎・町田にて開校、無料説明会は毎日開催中!

これまでのデジLIGでは、Webデザイン、動画制作を学ぶコースを展開していたのですが、2022年6月より「グラフィックデザイン講座」が新設されました!
4ヶ月で広告からDTPは習得、企画の立て方までトータルで身につけることができる講座です。

この記事ではトレーナーさん、受講生さんからいただいた感想や作品と一緒に、講座の中でどのように学んでいくのかをお伝えします。

就職支援や案件紹介サポートも!
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グラフィックデザイン講座とは?

グラフィックデザイン講座は、動画教材「Any」を視聴し、デザインソフトの使い方や、デザインの基礎を学びます
毎月開催されるクラス授業では、取り組んだ課題に対して担当のトレーナーや他の受講生さんからコメントをもらいながら、インプットとアウトプットを4ヶ月間繰り返します。

Anyには、リファレンス動画という、課題制作で使用するデザインソフト・Adobeの細かいツールの使い方を説明した動画もあります。
先に視聴して全体の使い方を知るもよし、辞書のように使いわからないところが出てきたら動画で確認することも可能です。

コース詳細

コース名 グラフィックデザイン講座
料金 ¥275,000-
期間 4ヶ月

▼講座の詳細についてはこちらの記事もご覧ください!

毎月のクラス授業の流れ

毎月開催されるクラス授業内では、課題の講評はもちろん、名刺の役割や作るときのポイント、実務で作る際に気を付けるポイントなど、実際に現場で活躍されているデザイナーさんならではの実務レベルのフィードバックをもらえることも多く、とてもためになります!

また他の方の発表を聞く中で参考になる部分や考え方の違いなどもわかり、複数人で受ける授業ならではの楽しみもがあるのもこのグラフィックデザイン講座のメリットです。

それでは具体的な毎月の流れを説明します。

1ヶ月目:名刺講評会

デザインの基礎として配色、レイアウトやフォントをはじめ、現場で必要なデザインの考え方とスキルを学びます。実際にIllustratorやPhotoshopというデザインツールに触れながら、ご自身の名刺作成、その名刺について発表会するためのプレゼン資料の作成をおこないます。

初めてデザインツールを使う方もいらっしゃいますが、クラス授業の発表では手書きのイラストや似顔絵を入れたりとそれぞれまったく違う名刺デザインが揃いました。

▼トレーナーコメント

icoデザインを考えるときは、用途(名刺とはどういうものか)、目的(何を伝えるのか)、ターゲット(見せられる側の人物像)をきちんと理解したうえでそれぞれのバランスを考えてデザインします。最初の課題ではそのバランスのとり方やスムーズに伝えるための基礎的な部分、名刺のアウトプットである印刷考慮し、変更や編集に強いデータの作り方を学んでいきましょう。

▼受講生さんの感想


▲実際の作品はこちら

Q.課題に取り組んだ感想を教えてください

ico
制作にあたり、どのような場面で使用するのか、何を伝えるのか、受け取った人にどんな印象を与えたいのかなどを考えました。自身の名前を視覚的にも覚えていただけるよう、ロゴマークを制作したり、好きな色を使用したりしています。試行錯誤しながらいくつかパターンを作るのは大変でしたが、楽しく制作できました。

Q.トレーナーさんよりどのようなアドバイスをいただき、学びや発見はありましたか?

ico
名前のローマ字の振り方や、余白とロゴの配置などのアドバイスをいただきました。私は自分の名前からモチーフを取ってロゴを制作しましたが、他の受講生の方のレビューを聞いていると、趣味や話題作りのためのロゴにするのか、デザインをイラストにするのか写真にするのかで印象が変わるなど、ロゴひとつとっても様々な考え方があるのだなととても参考になりました。

2ヶ月目:企画講評会

オリジナルロゴ制作を通して、プレゼン、企画書、印刷についてを学びます。ここでIn Designというツールを使いポートフォリオの雛形作成にも取り組みます。

▼トレーナーコメント

icoロゴデザインでは、お花屋さんだから「お花」、スクールだから「学校」のように表面的な情報をロゴ化するだけではなく、“どのような“お花屋さんなのか、“どのような“学校なのか、“どのような“という内面的なブランディング部分も意識し、個性的なロゴに仕上げます。

なぜこのロゴが良いのかを相手に意図を伝えるという経験を通して“知識“を広げ“理解“を深めることの重要さを学んでいきましょう。

▼受講生さんの感想


▲実際の作品はこちら

Q.課題に取り組んだ感想を教えてください

ico
企画書作成の中で「ハーブのお店」をテーマにロゴ制作をおこない、その企画書の作成もしました。Illustratorに触ったことがほとんどなかったので、ロゴ制作はかなり難しく感じましたがクラス授業がとても楽しく刺激になったので、それがモチベーションとなって頑張れたと思います。

ロゴ制作ということで、Illustratorの使い方だけでなく、フォントの勉強もしました。動画で紹介されていた本を読み、ネットでいろいろなデザインを参考にしながら、今回私が制作したいと思ったハーブのお店のロゴに合うフォントを探す作業も楽しかったです。企画書をベースに幅広く知識を深められることができました。

Q.受講生さんにいただいたコメントや、そのうえでの気づきや修正したポイントなどがあれば教えてください。

ico
ラベンダー色とブルーは広大なラベンダー畑と青い空を、店名には素焼きのテラコッタの色を使用し、北海道の広大な大地をイメージして制作したのですが、多色使いになってしまって色合わせが大変でした。ロゴを使用した際の合成写真なども用意しながら、他の受講生の方に全体的な色がよく合っているとコメントをいただいたときは、意図したことをわかってくださったと嬉しさを感じました。

繊細な線をたくさん使用してしまったのですが、授業では実際の印刷には適さない太さというものがあるというのも初めて知り、独学ではなかなか得られない知識だったので大変勉強になりました。

3ヶ月目:チラシ講評会

パッケージ、チラシの制作について学び、販促・PR・ノベルティグッズを考え、モックアップ作成に取り組みます。またインフォグラフィックスを学び、サインデザインをおこなったり、課題として美術館のチラシをリデザインします。

課題では実際にあるポスターのデザインをリデザインということなので、美術館についてだけではなく作家さんや情報を分析したりと、幅広い情報や視点が必要になります。

▼トレーナーコメント

icoチラシのリデザイン課題では、すでにあるデザインのクオリティを高めたバリエーションを作るために、いまのチラシを分析することが最重要です。

この課題では、コレをみるとどう感じるだろう? こう見せるためにどうやって作っているのだろう? のようにユーザーとデザイナーの目線を意図的に入れ替えることで客観的な視点を学んでいきましょう

▼受講生さんの感想


▲実際の作品はこちら

Q.課題に取り組んだ感想を教えてください

ico
チラシのリデザインという課題で、実際に開催されていた蜷川実花さんの展示会のチラシのリデザインに取り組みました。

もともとのチラシが落ち着いたデザインになっていて、私はそれを蜷川さんらしさを押し出すようリデザインしました。自分ではよくできた! と思っていましたが、写真展示だけではなくアールデコ様式の建築空間とのコラボレーションを推していたことを知り、コンセプトや企画の調査が足りていなかったと感じました。

もとのデザインがどうしてそのデザインなのか、リデザインの際にはその分析が大切だと感じました。

Q.「リデザイン」ということで、特に気をつけたポイントを教えてください。

ico 「蜷川実花」さんという有名な「写真家」さんの展示であることが見てすぐにわかるよう、独自の彩度が高くキラキラした印象を強めるようデザインしました。「瞬く光の庭」という展示会テーマに沿ってさまざまな写真を使用し表現しました。

もとのチラシにあった必要情報もすべて載せ、そのうえでデザインが成り立つよう気をつけました。

4ヶ月目:広告講評会

画像やイラストを使ったポスター作成をおこない、広告物の作成に取り組みます。オリジナルテーマとして商品から企画する方や、既存の商品を仮想でリデザイン、観光名所のPRを提案する方もいらっしゃいます。

4ヶ月目ということもあり、皆さんツールを駆使して、パッケージやポスターなどのデザインをおこない、本当に会社で提案を受けているようなプレゼンテーションをする授業でした。

▼トレーナーコメント

ico広告制作の課題では、そもそも嫌われている広告というものに対してどのように興味を持ってもらうかという点とターゲットユーザーが広告を見る前から見たあとの行動など総合的に考えることが大事です。ターゲットの気持ちをどのような流れでどう変えていくのかを学んでいきましょう。

▼受講生さんの感想


▲実際の作品はこちら

Q.課題に取り組んだ感想を教えてください

ico
自由度の高い課題で悩みましたが、グラフィックのなかでもパッケージデザインに特に興味があったので、パッケージと商品PRの広告を選びました。

コンセプト決めから、競合他社商品の調査や比較、ターゲットやペルソナの設定、デザイン考案、プレゼンテーション資料作成……と踏む段階が多く大変でしたが、楽しく取り込むことができました。

講座を受ける前はデザインの知識がほとんどありませんでしたが、4ヶ月で学んできたデザインツールの操作やデザインの考え方を、しっかりとアウトプットして取り組むことができたと思います。

Q.取り組んだテーマを選んだきっかけや見てほしいポイントを教えてください。

ico
昔からあるお菓子が、「大人の〜」という形で大人向けに商品化されているのを最近よく目にすること、パイの実は好きなお菓子でもあるので、こんな商品があったらいいなという思いから選びました。

既存のパッケージとはうってかわって、大人の男性でも手に取りやすいデザインにしました。リスのキャラクターはシルエットで配置し、背景はわずかな違いの色合いでパイ生地の層をイメージした模様に、コピーの「スパイス薫る魅惑のひと口」はシナモンの薫りをイメージさせるため、抑揚をつけて配置しました。

PR広告は、30歳前後の社会人男性に向けたもので「昔食べたことがあるお菓子が、お酒と一緒に楽しむことができる味で登場した」というメッセージを込めて、Instagramと日本経済新聞の広告を作成しました。

その他なにか授業はあるの?

グラフィックデザイン講座を受講されている方は、毎月1回開催されるデジタルハリウッド本部主催のライブ授業配信に参加が可能です。現役のデザイナーを講師に迎え、グラフィックデザインにまつわる内容でワークショップなども交えながらオンラインで実施しています。

もちろんデシLIGがおこなうLIVE授業も参加可能、こちらは毎月3〜4回実施しており、アーカイブも1週間公開されます。

デザインの基礎を学ぶ講座や、Webマーケティングなど幅広い内容で、講師にはデジLIGのトレーナーや株式会社LIGのメンバーもおり、現場に近いお話が伺えます。またリアルタイムで参加すると質疑応答時間もあるので実際に講師の方に質問ができるのもメリットです!

トレーナーさんへプチインタビュー

ico 6月生担当:會川トレーナー普段はWebデザイナーとして活躍され、デジLIGではSTUDIO上野やオンライン対応をくださっています。オンラインMTG中に画面上に登場する愛猫に皆で癒やされています。

Q.グラフィックデザイン講座の1期生を担当した感想を教えてください

今回は1期生ということもあってか、授業で初めて人前に見せるという方が多かったのですが、少しもったいないなぁという印象でした。デジLIGではトレーナーが常駐していたり、オンラインでの質問も可能という質問ができる環境にいるので、自信がないと思っている人ほどひとりで作り込まず、どんどんトレーナーにフィードバックをもらってみてください。

会話するだけでも自然と言語化ができるので良い気付きになるし質問スキルもあがります。トレーナーからのアドバイスやコメントは。違った視点でみるきっかけになりますのでぜひお気軽に積極的にご質問いただければと思います。

Q.Webデザインとグラフィックデザインの違いは?

デザインの基本的な考え方は同じなのですが、細かい部分をあげるとたくさんあるので、一番大きく違う部分でいうと、デザイン完了後の扱いかなと思います。

グラフィックは指定のサイズでアウトプットしたらだいたい終わりですが、Webデザインはアウトプットサイズがデバイスなので幅をもたせる必要があり、完了後に公開してからコンテンツを更新して運用する必要があるので、汎用性や更新性を考えたデザインが必要になります。

どちらのデザインもメリットデメリットがあるので優劣をつけるというより、グラフィックデザインとWebデザイン両方掛け合わせて考えられるとなお良いと思います。

Q.これからグラフィックデザイナーを目指す方へコメントをお願いします!

Webデザインと比べると技術的な情報を収集しにくくローカルルールもたくさんあるので最初は大変だと思いますが、きちんと勉強しじっくりやれば身につきます。

これはWebコースの受講生の方にも伝えているのですが、デザイン知識は一生ものですべての仕事に役に立ちますし、他者に情報を伝えるスキルがあることで様々なことが捗ります。

ここで学ぶことは基礎の基礎なので、終わったら一人前になれるわけではないですが、次へ進むための大事な1歩になります。いっしょにデザインを楽しみましょう。

さいごに

4ヶ月という短い期間ですが、動画学習のインプットと、とクラス授業でアウトプットを繰り返し、スキルを身につけることが可能です。またLIVE授業などにも積極的に参加することで現場でも使えるデザインの知識が深まります。毎月のクラス授業を通して仲間達と切磋琢磨しながらスキルアップを目指してみませんか?

またグラフィックコース受講をキッカケにWebコースの追加受講などに挑戦する方もいらっしゃいます。デザインには興味はあるけどWebは難しそう……という方はまずデザインを学ぶキッカケとしてもご検討いただけるコースかと思います!

毎日開催している無料個別説明会ではコースの説明だけではなく、それぞれの目標に合わせたコースの提案もさせていただきます!
ちょっと悩んでいる……という方もまずはお気軽に説明会にご参加ください!いっしょに最適な道をみつけましょう!
 

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天でした◎

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Ten Tanaka
Ten Tanaka Digital Education / School Operator / Leader / 田中 天

大阪市立デザイン教育研究所、成安造形大学卒業後、京都芸術大学院を修了。在学中は芸術学を中心に多くのコンペティションに挑戦し功績を残す。カプセルトイメーカー、キャラクターライセンス事業の広報を経て、2018年にLIGに入社。デジタルエデュケーション部にてクリエイタースクールであるデジタルハリウッドSTUDIO by LIGの運営を中心にキャリアサポートを行う。

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