業界未経験からアパレル会社のWebデザイナーへ!デザイン経験者が考える学習の秘訣とは

業界未経験からアパレル会社のWebデザイナーへ!デザイン経験者が考える学習の秘訣とは

Taiga Akiyama

Taiga Akiyama

こんにちは! デジLIG運営スタッフの秋山です。

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・北千住・町田・川崎・大宮にて受講生を募集していて、無料説明会は毎日開催中!

本連載では、デジLIG卒業生のスクール体験談や転職の成功事例を通して、Webデザインを勉強中の方に役立つ情報をお届けしています。

今回は、Web業界未経験から転職を成功させた徳間さんにインタビューをしました!

もともとはインテリアデザインに携わっていた徳間さんに、デザイン経験者から見たスクール選びに大切なことや、苦戦していた転職活動を好転させた「ポートフォリオ改善のポイント」をお話しいただいています。

ico 人物紹介:徳間さん【STUDIO上野 2022年6月生/Webデザイナー専攻/LIG直伝!即戦力デザイン集中講座】
2022年6月からデジLIGに入学し、Webデザイナー専攻とデザイン集中講座を受講。新卒から4年間インテリアデザイナーとして店舗内装や展示会のブースデザインなどを作っていた。2023年6月にインハウスのWebデザイナーとして採用される。

 

インテリアからWebへ。デザイン経験者にデジLIGはどう見えた?

――Webデザインを学ぼうと思ったきっかけは何でしたか?

理由は3つありまして、1つ目はもともとWebデザインに興味があったからです。前職では大規模なイベントや展示会ブースなどの内装デザインに関わっていましたが、自分の実績をポートフォリオ(作品集)としてサイト上で共有できたら良いなと漠然と考えていて、いつかWebデザインもやりたいと思っていました。

2つ目は、前職で「Adobe XD」を使用して企画書を作っていて、参考にしていた書籍にサイト構成の作り方も記載されていたんです。「面白そうだな」と感じたし、実際にXDを操作していて楽しかったですね。

3つ目は、時期的にコロナ禍に入ってしまい、業務が変わっていったことです。リアルなイベントの開催が難しくなり、業界的にWeb展示会やオンライン配信に切り替わることが増えました。そのときに、今後のキャリア的にもちゃんとWebの知識を持っておいたほうが良いなと思い勉強をし始めたんです。そうしたらけっこうハマってしまい、タイミングも重なって転職を決意しました。

――なるほど、興味があったタイミングでコロナも重なり、働き方も変えたい思いが徐々に強くなったのですね。

前職もやりがいがあって楽しかったのですが、「効果が定量的にわかる」ことにWebデザインの魅力を感じました。どれくらいの人が見て、行動に繋げてくれたのか、先月よりどのくらい増えたのか、などが数字で知れるのはWebの特徴ですし、面白いなと感じたポイントでした。

――勉強法として「スクール」を選んだのはどうしてですか?

実は、前職時代にも完全オンラインのスクールや動画教材を購入して勉強してみたんですけど、個人的には合わなかったんです。

結局独学みたいな形になってしまうので、仕事と両立できるモチベーションを保つには、通学も選べてしっかり学べるスクールが良いと思って、いろいろ見ていました。

――その中でもデジLIGを選んでいただいたポイントは何でしたか?

現役のWebデザイナーが講師であることですね。制作会社が運営している安心感と、講座で教えてくれることにも説得力があるじゃないですか。コミュニティ内での交流も活発そうに感じたことも理由のひとつですね!

時間をかけてでも基本は忠実に!

――実際にデジLIGで学ばれてみて、印象に残ってる場面はありますか?

コーディングは初めての分野だったので一番苦戦しました……。前職では描いたものが形になる仕事だったのですが、Webの場合だとデザインを考えても「これはコーディングできないよ」といわれる場面もあり、経験のないことだったので学びの連続でした。

――コーディングは受講生によって得意か不得意かが分かれますね。どのように克服していったのですか?

トレーナーにたくさん質問していました! Webサイトや書籍を参考にしてみたのですがわからないことが多く、トレーナーに聞くほうが早かったです。

「こういう表現がしたい」「こういう動きをつけたい」と参考にしようとしても、サイトだけだと情報がツギハギだったり、サンプル通りのデザインにしたいわけではなかったりするので、なにかしらエラーが起きることが多かったんです。独学だと難しかっただろうなと思います

――トレーナーもつまづきポイントを教えることに慣れていますからね! ちなみに入学前と在学中とでギャップに感じたところはありましたか?

思っていたよりも、主体性が求められる環境だと感じました。自分のペースで進められる反面、自ら動いて積極的にトレーナーを頼ることが大切になってきます。

最初は「これ聞いて大丈夫かな?」と思うこともありましたが、すぐに慣れてきて、30分いろいろ試してみてもわからないところは頼るようにしていました。

――お仕事と学習の両立はどのようにされていましたか?

デジLIGに入学するときには前職は退職して、別会社で事務のアルバイトをしながら学習していました。

はじめの3ヶ月間は自宅で映像教材を進めて、作品の作業に入ってからはよくSTUDIOを使っていました。週に3日午前中からお昼過ぎまでは仕事をして、その後STUDIOに行って夕方、日によっては夜まで学習をしていました。「Webデザイナーになる」という意思が強かったので、とにかく週3日は絶対学習することを決めていました

一方で、疲れた頭で勉強してもぜんぜんダメなので、体調が悪い日や体力的にキツいときはやらない、というメリハリをつけていました。

徳間さんの1日のスケジュール

1日の学習スケジュール

――最初から計画を立てて取り組まれていたのですね。その他学習をする上で決めていたことはありますか?

「作品をたくさん作る」という目標は立てず、時間をかけてでも基本的なことを理解しようと決めていました!

ポートフォリオの作品も自主制作よりはデジLIGの課題作品がほとんどなんです。とくにコーディングについては苦手な分野だったので、しっかり基礎を身につけるためにも課題に注力していました。

デザインも自分なりにこだわりつつ、プラスαで必ずアニメーションを入れるようにしていました。「Webサイトでこれは必要だろう」という動きを取り入れ、そのコーディングの仕方をちゃんと理解した上で扱うようにしていました。必要だなと思う機能を詰め込んで、一つの作品の密度を高めることを意識していましたね!

学んだことが実務でも活きている

――講座の中身や説得性も重要視していたとのことでしたが、実際はいかがでしたか?

LIG直伝!即戦力デザイン集中講座」は参考になったことが多く、バナーの講義はとくに印象に残っています。

参考バナーを見ながら作っていると、ただの模写になってしまい、「なぜこのデザインが良いのか」という理解が乏しいままになりがちだったんです。その「なぜ良いのか、悪いのか」をしっかり説明しながら授業を進めていくスタイルだったので、かなり説得力がありました。

当時はイラストを使ってのバナー作りにチャレンジしていたのですが、イラストだけだと情報量が物足りないと感じていました。一方で写真は、リアルな表情や景色のインパクトが大きく、物足りなさを感じにくい。伝わるものが違うといった説明を受けたことがあって、「なるほどな」と納得しながら修正を重ねていました。

バナーはユーザーにクリックしてもらうためにいかに魅せるかが大事だと思うので、すごい勉強になりましたね。

現職でもバナーを制作していますが、やはり写真を使うことが多いです。たとえば実際の店舗の写真を使うことで、実際に訪れた際の雰囲気が掴めますし、より興味を惹くことができます。集中講座で言っていた通りだなと今でも思います。

――実務に活かせているとのことで良かったです! 卒業制作はいかがでしたか?

卒業制作は仮想で通信機器の企業サイトを作りました。「通信会社らしいデザイン」ってなんだろうと考えながら取り組んでいました。

コーポレートカラーをブルーにしつつ、機器の先進性をイメージしてグレーベースを取り入れてみたり、料金プランはインフォグラフィックスを用いて大きくわかりやすくしてみたりしました。コーディングもいろいろな会社のサイトを参考にして、一人のユーザーとして利用しながら共通している要素や動きを考察していました。苦労しましたが、トレーナーに聞きながらなんとか形にしていきましたね。

オリジナルでキャラクターを考えて入れたのもこだわったポイントです。

▲徳間さんの卒業制作。アルバイト先の企業さんをクライアントに想定した架空サイト。

苦戦していた転職活動。好転できたそのワケは?

――転職活動はどのように進めましたか?

大手の転職エージェントや求人サイトは一通り登録していました! 企業は全部で50社近く応募していたと思います。

卒業制作が終わって、残りの在籍期間でポートフォリオを制作したあとに転職活動を始めました。正直、実際に応募して半月くらいは書類が通らなかったんです。「なんでこんなに通らないんだろう」とポートフォリオや履歴書などを見直さないといけないと考え、いろいろなエージェントさんに添削をお願いしました。

そんなときに、「デジLIGの転職サポート」である企業を受けることになり、さまざまなアドバイスをいただいたんです。誰をターゲットにしたのか、そのターゲットはどのようなサイトが見たいのか、なぜこういうデザインに至ったのかの理由を細かく追記。

さらにポートフォリオの構成も再考して、説明ページを追加したところ、書類が通るようになったんです! 最初の1〜2ヶ月で10社以上落ちていたのですが、その後は20社近く書類が通るようになりました

――やはりポートフォリオが大事なのですね!

本当にそうだと思います。また、いろいろな選考を受ける中で、制作会社よりはインハウス(事業会社)のほうが良いなと思い始めたんです。

転職サポートで紹介いただいた企業を通じて「事業を一緒に作る」ことに魅力を感じるようになり、自分に合ってるかもしれないと気づくことができました。インハウスの求人に注力して応募したみると、また一気に通過率が上がったんです!

――企業を知ることで、転職の軸が一本化されていったのですね!

書類が通りはじめてからは面接が大変でした(笑)。

ポートフォリオは1から作り直す覚悟も大事だと実感しました。修正に3週間くらい時間をかけてしまいましたが、結果に繋がって良かったです。ただ、もう少し早く頼るべきでしたね!

――今の会社を選んだ理由は何でしたか?

面接を通して、社員の方々の雰囲気が自分と合っていると感じた点が大きいですね! 事業としては主にメンズファッションのリユースがメインなのですが、もともとファッションが好きなほうでしたので興味もありました。

実は美大に進学したのもショーウィンドウのデザインがやりたかったからなんです。好きなジャンルの事業・商材を扱って、訴求のためのバナーやサイトを作るというのは、本当に楽しいなと思います。プロの意識を持つことは前提ですが、好きなことと結びつけられて良かったです。

職場にはデザイナーが8名ほど在籍していて、今はいろいろと教えていただきながら業務を覚えている段階ですが、今後はバナーやLPを作ったり、ECサイトの改修などに携わる予定です。働き始めてからまだ2週間くらいですが楽しく働いています!

――最後にこれからWebデザイナーを目指す方々に、アドバイスをお願いします!

初心忘るべからずですね! 勉強していると途中で不安になって寄り道をしたくなりますが、最初に立てた目標を貫く気持ちを強く持ったほうがよいです。

当初の方向性から変わってしまうことはあるかもしれませんし、途中で挫けてしまうときもあると思うのですが、せっかく自分で始めた学びの機会を無駄にしないと思って取り組んだほうが、絶対成功すると思います。別の方向でも好転することもあると思いますし、もし「ダメかも」って思っても、誰かに頼るなりして次に繋げていければ大丈夫だと思います!

学習も基本を忠実におさえて、しっかり現役のデザイナーに聞くことが大事です。その業界にいる人に聞いたほうが、絶対早いですからね。

さいごに

今回はインテリアデザイナーからWebデザイナーに転職した徳間さんにインタビューしました。

業界は違えど、デザイン経験者の目線で考える学習において大事なポイントや、Webデザイン未経験からの転職における姿勢などを聞くことができました。参考になりましたら嬉しいです!

デジLIGでは、Webクリエイター・動画クリエイターを目指す方を応援しています。スクールでの学習を検討されている方は、ぜひお気軽に無料個別説明会へお越しください!

個別説明会の詳細はこちら

資料請求はこちら

この記事のシェア数

Taiga Akiyama
Taiga Akiyama Digital Education / School Adviser / Leader / 秋山 大河

大学卒業後、地元長野で地域密着型のメディア・出版・広告を扱う会社に企画営業を経験。並行して、複数の地域振興団体に所属し、自治体と青少年育成・まちづくりに取り組む。その後に不動産会社で広報職を経験し、LIGに入社。デジタルハリウッドSTUDIO by LIGのセールス・企画・運営を担当し、クリエイターを目指す方々のサポートを行う。

このメンバーの記事をもっと読む
デジLIG卒業生インタビュー | 79 articles
未経験からWebクリエイターを目指すならデジLIGへ
個別説明会はこちら 資料請求