Webデザインスクール・デジLIG運営のるりです。
- デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
- 株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をし、運営しているWebクリエイター養成スクール。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎・町田にて受講生を募集していて、個別説明会は各STUDIOとオンラインで開催中!
本連載では、デジLIG卒業生のスクール体験談や転職の成功事例を通して、Webデザインを勉強中の方に役立つ情報をお届けしています。
今回は、未経験からデジLIGに通い、現在は株式会社LIGのインハウスデザイナーとして働いている、ぱんちゃんこと山崎真由子さんにインタビューしました!
未経験からのキャリアチェンジをされたぱんちゃん。デジLIG生としてどのようにスクールを活用されたのか、デザイナーとして働く現在のことも含めお話いただきましたので、ぜひご覧ください!
人物紹介:山崎真由子さん(ぱんちゃん)【STUDIO上野 2020年10月生/Webデザイナー専攻/LIGデザイナー直伝!即戦力デザイン集中講座】 食品会社の広報として働きながらデジLIGで学習を開始。デジLIG入学から半年後にWebデザイナーとしてのアルバイトをスタートして、入学から1年後にLIGに入社。現在はLIGのインハウスデザイナーとして活躍中。 |
「休みの日に自然とやっちゃうこと」が仕事になれば
――現在LIGでも大活躍中のぱんちゃんですが、デジLIGの卒業生なんですよね! 前職では広報のお仕事をされていたとのことですが、なぜWebデザインを学ぼうと思ったのですか?
絵に興味があったというよりは、色やデザインが人にどういう印象を与えるのかに昔から興味を持っていたんです。あと、前職時代からデザイナーの人たちとちょこちょこ会う機会があったんですが、その度に「なんか羨ましいな」と思っていました。けど、そのときは「デザイナーを仕事にしたい」と思うほどではありませんでした。
ただ、広報の仕事では様々なメディアに関わることがあったので、頑張ってメディアのことを勉強はしていたんですが、「PR Timesを見るのが趣味」という他社の広報に会ったときに、「仕事の質も量も全然違う自分が3年頑張っても、絶対勝てない」と感じました。
そのときに「自分は何に興味あるかな」「休みの日についやっちゃうことは何かないかな」と考えて、「あ、デザインは好きかも」と思ったんです。その頃、ちょうど友人がエンジニアのスクールに通っていたこともあり、影響を受けて学習をはじめました。
――勉強方法としてスクールを選んだのはどうしてでしょうか?
私は三日坊主なので、独学だと絶対に続けられないと思ったのと、転職をしたかったのでお金をかけてでもしっかり学べてフィードバックをもらえる環境に身を起きたいと感じ、スクールを選びました。
一応スクールを検討する前にProgateやUdemyでデザイン学習を少しだけやってみたんですけど、やっぱりスクールのほうがわからないことを解消しながらしっかり学べそうだと思ったので、スクールの説明会に参加しましたね。
――数あるスクールのなかから、デジLIGを選んでいただいた理由は何ですか?
通学とオンラインどちらでも学習が進められることと、制作会社とコラボして運営しているのでリアルな情報が聞けることがポイントでした。あとは、元々LIGの雰囲気が好きだったので、現場の社員の方と繋がれるかもしれないというところも大きかったです! 実際に、説明会では一番親身になって話を聞いてくれて、業界のリアルな話も教えてくれたことも好印象でした。
――お仕事をされながら学習を開始したということですが、働きながら計画的に学習を進めるためのポイントをぜひ教えてください。
そもそも、今思えばあまり計画的じゃなかったですね(笑)。けど、仕事の忙しさに波があったので、できるときにガッと進めて、できないときは無理しない、ということは意識していました。特に年末年始の休みに集中的に頑張ってましたね。
――デジLIGでの学習で楽しかったことは何ですか?
LIG直伝!即戦力デザイン集中講座です。実は集中講座の第一期生として受講していたんです。大変でしたが、自分の制作に対して細かくフィードバックをいただけたので、デザインの楽しさを知ることことができました。
根本的なデザインの考え方にとても興味があって、現役のデザイナーとの繋がりも作れたらいいな、と思って受講したのですが、こんなにもしっかりLIGの社員の方(※当時)に見てもらえると思わなかったので、いい意味で驚いたのを覚えています。
集中講座で得たものは、デザイナーとして働くうえでベースになる部分なので、あのタイミングで受講できて本当によかったです。
――集中講座の一期生だったんですね……! デザインの考え方をフィードバックを受けながら学べるのは、集中講座の大きな魅力ですよね!
周囲に助けられたコーディングの学習
――学んでいるときにもっとも大変だったことはなんですか?
コーディングですね……。課題と卒業制作で本気で挫折しました。エラーが起きた原因がわからず1週間くらい同じエラーで悩み続け、「もう続けられないかも……」と思った経験があります。
――同じようにコーディングで躓く方は多い印象なのですが、ぱんちゃんはどのように乗り越えたんでしょうか?
私の場合は受講生として知り合った友達とトレーナーさんの存在が大きかったです。推奨スケジュールに比べて自分の進捗が遅れてしまっているときは、「一旦友達に言いに行こう!」と思って校舎に行って、友達からわからないところを教えてもらっていました(笑)。
もちろんトレーナーさんも一緒に考えながら、 「ここはこうなってるから、こうなるよ」と親身にサポートしてくれました。スクールに通ったことで助けてくれるトレーナーさんや受講生と出会え、フィードバックやアドバイスをもらえたことはモチベーションの復活にも繋がりましたし、自分にとってすごく大きかったなと思います。
――フィードバックを貰える環境や、一緒に頑張る仲間や人脈が作れることは、スクールの大きな強みですよね!
けど、待っているだけだと繋がりができにくいと思うので、自分でも動きました。まずTwitterを始めたのは良かったですね。あとは懇親会に積極的に参加したり、できるだけ校舎に来たり、Slack上で「仲良くなりたいので、ランチ会しませんか?」と投げて、昔開放されていた上野の自習室を使ってランチ会を開催したりもしました!
横の繋がりができることは自分のモチベーションにもなりますし、 仕事以外でも今後一緒に頑張っていく繋がりは私が求めていた部分だったので、とても充実していました。
どこにいってもそうだとは思いますが、自分で動いてみることは大切ですね。面白かったのが、ある程度仲良くなってきたら、友達が友達を紹介してくれるんですよね! もしも自分から友達を作るのが苦手であれば、運営の人に仲人をしてもらって知り合いを増やすのも良いのかなって思います。
――実際にそういう方、私も見かけます! 「〇〇さんとご飯会するんですけど、来ますか?」みたいなお誘いもありますよね。
そうなんです! だから、仲良くなっていくとだんだん友達が増えていくんですよ。
デジLIGは熱量の高い受講生が多くて、いい刺激をもらえるし、いい情報をみんなが教えてくれました。トレーナーさんとも繋がっていけるし、運営の方も優しくサポートしてくれるのはデジLIGに通ってよかったなと実感するポイントの一つです。「困ったら誰かに聞けばいい」と思えるので、学習が進めやすくなったし、モチベーションを回復するのが早くなりました。
転職活動
2020年10月 | 前職(広報)と並行して、デジLIGの学習スタート! |
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2020年12月-2021年1月 | 即戦力デザイン集中講座受講 |
2021年4月 | 前職退職後、週5で制作会社にて半年間の契約でアルバイト開始 |
2021年6月 | デジLIG卒業 |
2021年10月 | LIGに入社 |
――転職活動についてもお伺いしたいです! 何社ぐらい応募されたんでしょうか?
タウンワークやバイトルなどで求人を見て、アルバイト4社、正社員転職で4~5社に直接応募しました。面接まで進んだのはアルバイトが1社、正社員転職が1社(LIGのみ)です。
――未経験からの転職で大変だったことはどんなことですか?
ポートフォリオ作りはもちろん、そもそも業界の知識がなくて有名な会社もわからなかったので、それを調べるところから始めたので大変でした……。
あと、私がアルバイトで受けて採用してもらった会社は、実は未経験のデザイナーは募集してなかったんです。「コーダー(コーディング)であれば未経験可」「Webデザイナーは2年以上の経験が必要」と記載がありました。
なので、最初はコーダーの求人に集中講座で作ったものを含めたポートフォリオを出したら、「これ作ったの? デザインやってよ!」と集中講座で作ったサイトのデザインカンプを社長にめちゃくちゃ評価してもらえて、結局デザイナーとしてアルバイト採用してもらうことができたんです。
――そうだったんですね!
意外と「2年の経験が必要」と書いてあっても、制作物のクオリティさえ相手が求めているレベルに達していれば、経験年数で切られてしまうわけではないのかなと思いますね。
ちょっと余談になるんですが、今LIGで採用側に少し関わることがあって、私もポートフォリオを見る側になりました。そこで採用側の視点でポートフォリオを見ていると、そこそこの作品をたくさん並べてあるものよりも、少数でもめちゃくちゃクオリティ高いものを載せているもののほうが目を引かれるんです。なので、クオリティが高いものをしっかりつくることはすごく大事だと思います。
あとは、幅広いテイストのデザインを載せることと、どんな意図で作ったのかもしっかり書くことがとても大事です。
――数でも熱量の高さなどは伝えることはできそうですが、一番重要なのはやっぱり質の高い制作なんですね。
結局そうなんです。だから、なるべく早いタイミングで集中講座を受けられたのは、ポートフォリオの質を高めることに繋がったので すごくよかったなと思います。
好きなことだから頑張りたいと思える
――LIGに入社を決めた理由はなんですか?
もともと(前例があると聞いて)LIGに入社できたらいいなと思ってデジLIGを選んだ部分もあったんですが、集中講座などでLIGのデザイナーの方と関わる機会があって、熱量とロジックを兼ね備えている点に惹かれたのが大きいです。
受講生時代にLIGのアイキャッチを作らせてもらう機会があって、LIGの社員だったおまめさんに制作物を見てもらえたんです。ちょうどそのタイミングでデジLIG生からデザイナーを採用するというお知らせが出ていたこともあり、「LIGどう?」とお声がけいただけてLIGに入社しました。
――LIGでは具体的にどんなお仕事をしているのでしょうか?
Webサイト制作、LPの改善(数値分析、インタビュー、提案、作成、実装指示まで)、バナー制作、その他事業に関わるクリエイティブ、レビューの担当をしています。私自身、ただきれいなものを作ることよりも、作ったものがちゃんと機能しているのかに興味があるので、数字を見て改善していく作業は面白いです!
広報時代のように、伝えたいことをしっかりと伝えられるようにする手助けができたら良いなと思っています。
――実際にWebデザイナーになってみた感想も教えてください!
誰かに喜んでもらえたり、結果が数字で出て、役に立ったと実感できる瞬間が多いので、とてもやりがいを感じています。もちろん大変なこともありますが、好きなことだから頑張りたいと思えます。
あとは仕事を通してどんどん新しいことを学ぶことができて、知識の幅が広がっていくのもすごく楽しいです! けど、デザインを作ることが目的ではなく、デザインはあくまでも手段でしかないとも思っているので、今後も自分ができることの幅を広げていきたいですね。
――デザイナーとして心掛けていることはありますか?
目的を考えること、より良いものを作る気持ちを忘れないこと、関わる人と気持ちよくコミュニケーションをとること、先回りして考えることです!
――その心掛けがLIGでのぱんちゃんの活躍に繋がっているんですね……!ぜひデザイナーを目指す方々にも参考にしていただきたいです!
これからWebデザインを学ぶ人へアドバイス
――さいごに、未経験からWebデザイナーになるために大事なことをぜひ教えてください!
ポイントは
- トレーナーさん、社員の方、友達からフィードバックをもらう
- とにかく続ける
- プロの視点を自分のものにする
- 悩んだら誰かを頼る
だと思います!
あとは、私自身すごく良かったと思っているのは、「実績が足りないからアルバイトをして現場を経験しながら実績を増やしておこう」と考えて、いつでもチャンスに対して挑戦できる状態を作っておけたことです。
いつでも行きたい会社の求人が出ているわけではないので、挑戦できるチャンスがいつ来るかはわかりません。タイミングを逃してしまわないように準備をしておくことはとても大事だなと実感したので、ぜひ皆さんにも意識していただけるといいのかなと思います!
――たくさんお話いただきありがとうございました!
まとめ
今回は、未経験からWebデザインを学び、現在はLIGでデジLIG卒のWebデザイナーとして活躍中のぱんちゃんのお話を伺いました。いつでも挑戦できるように準備をする姿勢が、新たなチャンスを掴んだんですね。私も見習わないといけないと感じました!
動画コースの受講生さんが編集してくださったデジLIGのYouTubeチャンネル『デジLIG名鑑』にも出演してくださっているので、ぜひご覧ください!
【デジLIG名鑑#24】デジLIG卒のLIGデザイナーに聞いてみた!
デジLIGでは、Webクリエイター・動画クリエイターを目指す方を応援しております! 転職、フリーランス、副業、スキルアップ、趣味など……少しでもご興味をお持ちの方はお気軽に無料個別説明会にご参加ください。各校舎、オンラインともに実施しております◎