こんにちは。約50分の通勤時間中、ずっと空想しているエディターのさえりです。空想なら無料。お得なトリップですね。
さて、前回の「文章力を向上させて、伝わる文章を書くために気をつけたい5つのポイント」に引き続き、今回もわたしを含めた文章力向上させ隊の方々のために「伝わる文章」についてお話しできればと思います。
わたしは外部メディアを運営するLIGMOというチームに所属しています。そこで、日々ライターさんから上がってきた原稿に目を通しているのですが、「うまいなあ」と思う文章を書く人には、共通したある特徴があります。
それは「文章がわかりやすく、伝わってくる」こと。「そんなに素敵なら行ってみたいなあ」と思ったり、「簡単そうだなやってみよう!」と思えたり。残念ながら、最後まで読んでも結局何が言いたかったのかと首をかしげてしまう文章は、世の中に多く転がっています。
文章とはそもそも、何かを他人に伝えるための方法の一つです。つまり、自分だけで楽しむ場合(日記、ブログなど)を除いて、文章は人に伝えるためにあるとわたしは思っています。そして、文章の役目は「人の心を動かすこと」ではないか、とも思っているのです。
「人の心を動かす」ことが文章の役目
人の心を動かすことが文章の役目……。ちょっと壮大な話のようですが、そんなことはありません。
企画書を読んで「なるほど! それはいいね」と心が動けば上司は企画書を通してくれるでしょうし、エントリーシートを読んで「詳しく話を聞いてみたいな」と思わせることができれば面接に呼んでもらえるはずです。チラシの文句を読んで「欲しい!」と思えば商品購入に繋がりますし、そんなに意識していなかった子からのラブレターを読んで「グッときた」のであれば、もしかしたら付き合ってもらえるかもしれません。
これらはすべて「文章が人の心になんらかの変化を与えた=人の心を動かした」と言えるのではないでしょうか。
- ビジネス文章
- 企画書
- 記事
- ツイッター
- 手紙
「せっかく書くなら、人の心を動かす文章を書きたい」。
文章を仕事にしている人でなくとも、わたしたちはあらゆる場面で「伝えるための文章」を書く機会があります。文章以外にも人の心を動かす要素は多くありますが、文章も人の心に働きかける上で大きな役割を占めるとわたしは思っています。
そう思っていても簡単には上手くいかず日々わたし自身も唸っているわけで、きっと文章力向上させ隊の方々も日々うんうん唸っているのではないかと思います。
わたしと同じ文章難民たちのために、今回は伝わる文章にするための、忘れがちだけど大事な大事な基礎をご紹介いたします。
伝わる文章にするために大事な意識
伝わらない文章というのは、「その人の中で完結してしまい、全く伝わってこない状態」になりがちです。大事なのはきちんと相手の心に届けることです。 そのために今回お伝えしたいのは、以下の3つの意識です。
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以上の3つを意識しながら書くだけで、文章はグッとよくなるはずです。
文章は読み手がいて初めて成り立つもの。
どんな想いで書いたかよりも、相手がその文章をどう受け取りどのように感じたかが、あなたの文章の価値を決めかねません。 「書いているとノリに乗ってしまい、そんなことまで考えられなかった……」というわたしのような人は、ぜひ記事を参考にして、改善してみてくださいね。