なぜアクセンチュアからLIGへ?「裁量と変化」の現場に飛び込んだコンサル二人の話

なぜアクセンチュアからLIGへ?「裁量と変化」の現場に飛び込んだコンサル二人の話

Ayano Sajiki

Ayano Sajiki

「大手で安定していたはずのキャリアを捨て、なぜLIGに?」

その選択は一見、意外かもしれません。けれど今、LIGという環境だからこそ、自分の力を発揮できていると、二人は語ります。

今回は、アクセンチュア出身の町田さんとJOYさんに、「なぜLIGを選んだのか」「実際に働いてみてどうだったのか」を率直に語っていただきました。

安定したキャリアの裏側には、変化のない日々への不安や、組織のなかで自分の存在意義が見えにくいことへの葛藤がありました。

そんな経験を経て、なぜ今、LIGという場所で自分らしい働き方を実現できているのか。その理由を探ります。

ico 株式会社LIG DX事業部 リーダー/コンサルタント 町田 恭晃新卒でNTTデータに入社し、地銀向けネットバンキングシステムの運用・保守や追加開発に携わる。アクセンチュアではSAP導入の大規模プロジェクトでPMOを経験。その後LIGに転職し、現在はPM兼チームリーダーとして活躍中。天性のいじられキャラとして、みんなに愛される存在。👉️メンバーページ
ico 株式会社LIG DX事業部 コンサルタント 松尾 雄太(JOY)新卒で日本TCSへ入社。エンジニアとしてキャリアをスタートし、外国籍メンバーが多い現場で英語環境に揉まれながら成長。アクセンチュアでは官公庁や大手企業のプロジェクトに従事し、LIGではPMとしてプロジェクト全体を見渡しながら、チームを支える存在に。ちなみに“JOY”という名前は、学生時代に働いていたApple Storeでのニックネームから。👉️メンバーページ

キャリアの出発点。なぜコンサルに?

──お二人とも、アクセンチュアの前にもIT業界での経験があるんですね。

▲株式会社LIG DX事業部 リーダー/コンサルタント 町田さん

町田:新卒でNTTデータに入社し、地銀向けネットバンキングの共同利用型システムに携わっていました。主に上流工程を担当していて、運用保守や追加開発、ドキュメント作成まで一通り経験できました。今でもこのとき身につけた「システム開発の基礎」は、すごく活きています。

障害対応も含めて結構ハードな環境で、クリスマスイブにデータセンターで缶詰状態で調査していたこともあります(笑)。

 
▲株式会社LIG DX事業部 コンサルタント JOYさん

JOY:僕は文系の大学から新卒でSIerに入りました。正直、当時は「コンサルってかっこいいし、給料も良さそう」くらいのノリで会社を選びました。でも実際にはシステムエンジニアとして配属されて、完全未経験の状態からスタート。

配属された現場は外国籍メンバーが多く、毎日英語でやり取りしてました。最初は専門用語もわからないし、ついていくのに必死でしたが、多様な文化に触れられるのは面白かったですね。

──お二人とも、かなり土台をしっかり築いたうえで、アクセンチュアに入ったんですね。アクセンチュアでは、どんな業務に携わっていたのでしょうか?

町田:アクセンチュアでは、SAP(ERPの代表的な業務システム)を導入する大規模プロジェクトにPMOとして参画しました。要件定義やデータ移行、グローバルIT体制の再構築支援まで、いろんなフェーズを経験しました。

それまではクライアントと直接話す機会がなかったので、課題を整理し、仮説を立てて提案、設計に落とし込んでいく……そうした一連のクライアントコミュニケーションの流れを間近で体感できたのは、大きな転機でした。

JOY:僕は半導体メーカーや官公庁のプロジェクトで、契約まわりや進捗管理、データ分析、AI導入など幅広く担当しました。国単位の大きなプロジェクトにも関わっていたので、「自分の仕事が社会に影響を与えている」と実感できたのは面白かったですね。

──ちなみに当時、おふたりの間に接点はあったんですか?

町田:まったくなかったです(笑)。

JOY:完全にノータッチでした(笑)。同じ会社にはいたけれど、どんな人かも知りませんでした。

やりがいは大きい。でも「誰のために?」が見えなくなった

──キャリアを見つめ直すきっかけってなんだったんですか?

JOY:あるときふと、「自分の仕事って、誰のために、どんな価値を生んでいるんだろう?」と考えるようになって。プロジェクト全体の影響は感じられても、自分個人の貢献が見えにくい。極端に言えば、自分じゃなくても変わらないんじゃないかという感覚もあって。

もっとスピード感のある環境で、ユーザーや事業に近いところでチャレンジしてみたいと思うようになったのが、転職を考えるきっかけでした。

町田:僕がアクセンチュアにいたのはちょうどコロナ禍で、フルリモート勤務が当たり前の状況でした。50〜100人規模のプロジェクトなのに、関わっているのは数人だけ。顔すら知らない人たちと日々仕事をしていました。

このままでは埋もれてしまうなと感じたんです。優秀な人たちと切磋琢磨しながら成長したいという気持ちで入ったはずなのに、その機会がない。さらに、SAP案件にずっと関わっていたため、「このままSAPしかできない人になるのでは?」という将来への不安もありました。

――LIGとの出会いはなんだったんですか?

町田:GreenでたまたまLIGからのスカウトを見つけて、「デザイン×UX × 開発」という言葉に惹かれて、深く考えず応募しました

JOY:僕はしんさん(DX事業部長)からのリファーラルです。学生時代にアメリカのキャリアフォーラムで知り合って、社会人になってから同じ職場で再会。その後もずっと交流があって、あるとき彼の誕生日にLINEを送ったら、「今転職考えてるの? だったら一回話そうよ」と誘ってもらって。

事業内容とかよりも、「この人がいるなら面白い会社なんじゃないか」って直感で決めました

結局どこの会社にいても、配属されたプロジェクトによって良くも悪くも変わるのがIT業界なので。だったら、信頼できる人と働ける環境を選ぶほうがいいと思ったんです。

役割がある vs. 自分で見つける。カルチャーの逆転

──LIGに入社して、実際に働いてみてどうでしたか?ギャップなどはありましたか?

JOY:まずオフィスに初めて来たときに、社長の大山さんがTシャツ姿だったり、リビングみたいな場所で面接したり、漫画がある階段を通ったりして、「今までの職場とぜんぜん違う」とカルチャーショックを受けました

▼リビングみたいな会議室でギターを練習する社長の大山さん

入社してからも、周りの人が思っていた以上に自由に意見を言っていて、チーム内のコミュニケーションがとてもオープンで驚きました。

町田:入社前はLIGブログの「おちゃらけた」イメージがありました。入社当初もまだラフな空気が残っている部分があったと思うんですが、それから3年近く経った今では、いい意味での“ゆるさ”を残しつつ、きっちりすべきところはちゃんと整える会社になってきたなと感じています。

──アクセンチュアとLIG、それぞれの組織文化や働き方の違いをどう感じましたか?

JOY:アクセンチュアは役割が明確で、縦の構造がしっかりしていました。一方、LIGはフラットで、役割も自分で見つけていくイメージです。2年目でPMを任されているメンバーがいるなど、若手がどんどん挑戦できる機会があります。自由なぶん自律や責任が求められますが、やりがいも大きいです。

 

町田:同意ですね。以前の職場では、僕のような年次でフロントに立ってクライアントとやり取りするなんてありえなかった。でも今はPMとしてさまざまな案件を任されていて、裁量をもって自由に働けていると感じます。

──現在はおふたりともPMとして活躍されていますが、前職の経験が活きていると感じる瞬間はありますか?

町田:NTTデータ時代に身につけたシステム開発の基礎に加えて、アクセンチュアで学んだクライアントワークや提案力、コミュニケーションスキルが、今まさに融合している感じです。この二つの経験があったから、今の自分があると思える場面がたくさんありますね

JOY:僕は、官公庁や大手企業の案件で全体像を見ながらプロジェクトを進めていた経験が、今の業務に役立っています。「この規模感だと、どこでつまずきやすいか」といった感覚も身についているので、先を見ながら動けるようになったのは前職のおかげですね。

──現在のお二人の関係性も気になるのですが、LIGに入ってから関係性は変わりましたか?

JOY:前職ではほとんど接点がなかったんですけど、今はお互いに補完し合える関係性になってるなと感じてます。町田さんは「経歴がきれいで超真面目」な印象だったんですけど、意外にいじられキャラで(笑)。チームの空気が重くなりそうなときも、自然とふっとやわらげてくれる。頼りになる存在です。

町田:JOYさんは、すごく俯瞰して状況を見てるんですよね。「今このチームに足りてないのはこれだな」っていうのを、さっと埋める動きができる。

JOY:合コンで例えるなら、町田さんが最初に盛り上げて、僕が全体見ながらフォローしてる感じ(笑)。

町田:まだその場面は実現してませんけどね!

変化に笑える人、想定外を楽しめる人

──今後、LIGでどんなチャレンジをしていきたいと考えていますか?

町田:生成AIを業務やシステム開発の現場にどんどん取り込んでいきたいと考えています。クライアント向けのシステム構築やSIを活用した案件など、あらゆる領域にAIが関わってくる時代なので、開発やPM業務の中でも自然に取り入れていけるような動きをしていきたいですね。

JOY:まずは自分が関わったプロジェクトで、クライアントから「またお願いしたい」と思っていただけるように、一つひとつにしっかり向き合っていきたいです。

その上で、将来的にはもう少し自分の発言や提案で、社内の枠組みを越えて動けるようになりたいです。たとえば、開発だけにとどまらず、別部署と連携したり、部門横断で取り組めるような仕事ができるといいなと思っています。

――LIGに向いているのはどんな人だと思いますか?

町田:LIGは、決まったフレームや進め方の中で仕事をするというよりも、クライアントと一緒にゼロから考えていくことが多い環境です。

だからこそ、予期せぬトラブルや課題もたくさん起こるんですが、そういったことを「大変だな」と感じるのではなく、「どう乗り越えようか」と楽しめる人、自分の成長のきっかけにできる人にはすごく向いていると思います。

JOY:変化が多い環境って、どうしてもストレスになるんですけど、そういうときに自分を律して、前向きに動けるかどうかってすごく大事で。ちゃんと笑っていられる余裕のある人、づやさん(CTO)みたいにいつも笑顔で働ける人が向いていると思います(笑)。

▼みんなに親切にしすぎて花になったづやさんの記事

――最後に、転職を迷っている方へのメッセージをお願いします。

JOY:迷うのは当たり前。でも動いてみないと見えない景色って絶対あると思います。もし違ったとしても、またやり直せばいい。大事なのは、どんな環境でも成長しようって思い続けることだと思います。

町田:僕も最初の転職はすごく悩みました。でも、思い切ってアクセンチュアに行ってみたら、「意外とこんなもんか」と感じた部分もあって。そこからLIGへの転職も自然に決められました。

最近は出戻り制度も当たり前になってきていますし、まずは一度外に出てみて、違ったら戻るくらいの感覚でいいと思うんです。やりたいことが明確にあるなら、思い切って動いてみる価値はあると思います。

さいごに

一人は、スカウトに「おもしろそう」と直感で応じ、もう一人は、昔の知人との何気ないLINEをきっかけに転職を決めました。出発点は異なっていても、お二人に共通していたのは、自分の直感を信じて、変化の中へ飛び込む勇気です。

合理的で整った環境から、自由で余白の多い組織へ。自ら動き、自ら意味をつくっていく……そんな働き方が、今のお二人には心地よくフィットしているように見えました。

「変化を楽しめる人には、きっと合っていると思う」

そう語る姿から、LIGという会社のカルチャーの本質が垣間見えた気がします。

変化のなかに“自分らしさ”を見出したいあなたへ
出発点はバラバラでも、二人に共通していたのは「変化を恐れず、自分の直感に従ったこと」。

LIGという環境に飛び込んでから、彼らは自らの役割を見つけ、自由に働きながらも、確実に成果を出しています。

「いつか変わりたい」ではなく、「今」一歩を踏み出してみませんか?
まずは、話を聞いてみるところからでも構いません。

採用情報を見る
カジュアル面談を申し込む

この記事のシェア数

渋谷の荒ぶるベンチャーにて採用人事として揉まれたのち、「文章が得意そう」という理由でスタートアップにライターとしてジョイン。メディアのノウハウを「LIGブログ」で学ぶ。読者でなく運営として携わりたいと考え、LIGへ入社。現在はLIGブログの企画、ライティング、編集を担当している。どんな記事でもそれっぽく仕上げるWordPress芸に定評がある。

このメンバーの記事をもっと読む
Stories of LIG members | 18 articles
デザイン力×グローバルな開発体制でDXをトータル支援
お問い合わせ 会社概要DL