英語が苦手でも仕事は国境を越える!?海外チームと働く先輩の「やってみよう精神」

英語が苦手でも仕事は国境を越える!?海外チームと働く先輩の「やってみよう精神」

KYAW NYAN LYNN

KYAW NYAN LYNN

こんにちは! 26新卒・ミャンマー出身のリンです。

日本に来てそろそろ4年目になります。日常会話はだいぶできるようになったのですが、まだ日本の文化に馴染みきれていない部分もあります。

これから社会人として働いていくにあたって、今の自分に日本の社会でうまくやっていける力があるのか、少し不安や悩みを感じています。

皆さんの中にも「海外での挑戦に興味はあるけれど、自分の能力にまだ自信が持てない」そんなふうに感じている方も、少なくないのではないでしょうか。

▲24新卒のやましょうさんにインタビューしました!

今回は、もともと海外志向がなく、英語への自信も控えめでありながら、海外メンバーとの協働経験が豊富なLIGのテクニカルディレクター・やましょうさんにお話を伺いました。

実体験を通じてアドバイスをいただきましたので、英語力に自信はないけれど海外プロジェクトに挑戦したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

データ分析一筋の学生から、未知の「海外プロジェクト」へ

りん:大学時代について教えてください。当時から海外で働いてみたいと思っていたんでしょうか?

やましょうさん:4年制の大学に通っていて、Rという言語を使ってデータ分析の研究をしていました。海外への興味はあったのですがそこまで強い気持ちはなく。仕事として行くよりは、旅行で行ってみたいという気持ちはありましたね。

りん:これまで実際に海外へ行った経験はありますか?

やましょうさん:高校の修学旅行で台湾に行ったときが初海外でした。面白くて、それが海外に興味を持ったきっかけですかね。

りん:台湾楽しそうですよね! 僕も専門学校時代に仲の良い台湾人の友人がいたので、いつか遊びに行ってみたいと思っていました。

英語力ゼロからスタート、先輩たちの優しさに支えられた

りん:LIGに入社してから、海外に行く機会があったとか。きっかけは何だったんですか?

やましょうさん:2週間の海外研修があったんです。独りで異国に行く経験がなかったので怖さはありましたけど、「やってみるか、なんとかなるっしょ」という精神でチャレンジしてみることにしました。それに英語力をつけたい気持ちもあったので。

▼やましょうさんの海外研修のブログ

りん:当時、英語はどのぐらいしゃべれたのですか?

やましょうさん:まったくです。まったくしゃべれないですよ。

りん:まさに「やってみよう精神」ですね! 言葉の壁を恐れずに挑戦できるのは、本当にかっこいいなと思います。海外でコミュニケーションが取れるように、どのような方法で英語を勉強されたのですか?

やましょうさん:入社して半年くらいのころ、ベトナム出身のジャンさんと、今セブ拠点で働いているなごみんさんという2人の先輩に「英会話を教えてください」ってお願いして、出社前の9時半から10時までの30分間、英会話の練習をしていた時期がありましたね。でも、勉強らしいことといえば本当にそれくらいです。

りん:その英会話の練習って研修に含まれているのでしょうか。

やましょうさん:いえ、会社としてそういう研修があったわけじゃなくて、なごみさんとジャンさんの温かい「新卒を育てよう」っていう気持ちだけでやってくれていたと思います。

りん:そうだったんですね。ちなみに、ご自宅などで自主的に勉強されたりはしなかったのでしょうか? たとえばYouTubeの動画を参考にしたり、英語の映画を見たり……

やましょうさん:ゼロではないけど、あまりしていなかったですね。むしろそれは今のほうがやっているかも。

りん:現場でのコミュニケーションを繰り返すことで身につけていった、ということですね!

やましょうさん:そうですね。

フィリピン人エンジニアとの協働で困ったことと乗り越え方

▲セブ研修中の様子

りん:実際にフィリピンのエンジニアの方々と働いてみて、最初にぶつかった壁や、失敗してしまったエピソードなどはありますか?

やましょうさん:まず仕事の内容からお話しすると、最初にアサインされた案件は、海外のエンジニアに設計書を渡して「このように作ってください」と依頼し、それに沿って作ってもらったものを「では確認します」と受け取る、という流れの仕事でした。

最初に設計書を渡したとき、「What do you mean?」と聞き返されたり、想定していたものと違うものが返ってきたりして……そこが失敗というか課題でしたね。

修正のために何度もやり取りを繰り返さないといけない。その無駄なラリーがものすごく多かったのが、最初の壁でした。

りん:すごくわかります! 僕もバイトで、指示がうまく伝わらずに謎の新メニューが出てきちゃったことが何度もあります(笑)。一度で意図が伝わらなかったとき、2回目以降はどのように工夫して伝えるようにしましたか? 改善のために意識したことがあれば教えてください。

やましょうさん:伝わらなかった原因は絶対に自分側にあって。設計書は自分が作っているので、どうしても「自分が理解している前提」で書いてしまうんです。

まったく知らない人が同じ仕様書を読んで、自分と同じ理解ができるかというと、そうはならない。「何も知らない人が読んでも、まったく同じものが作れるか」をちゃんと意識して書くようにしたら、だいぶマシになりました。

りん:海外メンバーとのコミュニケーションは、テキストベースの会話であればAIを活用してなんとか対応できると思うんですが、オンラインミーティングで直接話す場合は英語力がないと難しいと思うので、その点はどう対応されていたか教えてください。

やましょうさん:そうですね。 オンラインミーティングに1人で参加するのはやっぱり厳しくて、言葉に詰まったり、何と言えばいいかわからなかったり、相手が何を言っているかわからなかったりということがどうしても起きてしまうので。

ジャンさんなど英語が話せるメンバーに「この時間、通訳をお願いできますか?」とお願いして一緒に入ってもらいました。基本的には自分で頑張って説明して、どうしても難しいときは「最悪ちょっとお願いします」と頼める人を1人つけておく、というかたちで乗り越えていましたね。

りん:自分1人でできないときは、できる人に頼ることが大切ですよね。

異文化の理解と「Don’t be shy」の精神

りん:どんな人が海外エンジニアと一緒に働くのに向いていると思いますか?

やましょうさん:難しいな。異文化を柔軟に受け入れられる人じゃないでしょうか。自分が海外に行って一番感じたのは、仕事に対する価値観や向き合い方が違うということです。

たとえばフィリピンでは、仕事よりも家族や生活を大切にする文化があって、残業はしない人が多いんです。時間の使い方もおおらかというか。そのギャップを「面白い!」と楽しめる人が向いていると思います。逆に、日本のやり方に強くこだわってしまうと、戸惑う場面も出てくるかもしれません。

りん:先輩ご自身も、最初はそうした文化の違いに戸惑ったりしましたか? 初めからすぐに慣れることができたのでしょうか?

やましょうさん:自分を担当してくれていたエンジニアの方がとても真面目な方で、戸惑いは少なかったですね。一緒に働く中で、文化や働き方の違いを事前に理解しておくことが、良い関係を築く上で大切だと感じました。

りん:ありがとうございます! 英語力に不安を感じている人に伝えたいことはありますか?

やましょうさん:そうですね、自分も英語力が特別高いわけではないので偉そうになってしまいますが……一番伝えたいこととしては、「Don’t be shy」、つまり恥ずかしがらないことですかね。英語力を伸ばしたい、海外エンジニアと一緒に働きたいと思っているなら、恥ずかしがらずに積極的に話しかけていったほうがいいと思います。なんとかなりますよ、本当に。

りん:自分の母国語以外で話されている会話に入ったことはありますか? うまく混ざるコツはありますか?

▲セブメンバーとアウティング

やましょうさん:うーん、答えになっているかわからないのですが、わからないときは遠慮せず「わからない」と伝えるのが一番だと思います。

フィリピンに行ったとき、1泊2日で山に行ったり、ゲーム大会をやったり、海に行ったりといろんなイベントを開いてもらったんです。セブでは主にビサヤ語が話されていて、現地の人たちは僕と話すときだけわざわざ英語に切り替えてくれるんですね。

でもイベント中はみんな自然とビサヤ語になってしまって、もうぜんぜんわからなくて(笑)。「Please speak in English」ってずっと言い続けていましたね。みんな優しいので嫌な顔はされず、「あ、ごめんごめん」って切り替えてくれるんです。わからないときは遠慮せず「ごめん、今のちょっとわからなかったんだけど、何て言った?」ってすぐ聞くようにしていました。

目指せ海外! 最初の一歩におすすめの行動は?

りん:海外に行って、海外のメンバーと一緒に働きたいと考えている人たちに、最初の一歩としておすすめの行動があれば教えてください。

やましょうさん:英語が話せる友だちを作るのがいいと思いますよ。自分もたまたま英語を話せる友だちができて、わからないことをめちゃくちゃ聞きまくっています。

あとは……好きな海外ドラマのキャラクターの真似をするとか、ですかね。僕は『プリズン・ブレイク』のマイケル・スコフィールドがかっこよくて、最近ずっと真似しています(笑)。

りん:『プリズン・ブレイク』、知っています! 僕も全部見ました。

やましょうさん:めちゃくちゃ面白いですよね。見終わったのは最近なんですけど、英語の勉強も兼ねてずっと真似しています。

りん:好きなものを通じて勉強したほうが、早く身につきますよね。

やましょうさん:そうですね。英語って使わないと忘れてしまうので、続けることが大事で。続けるためには、やっぱり好きなことと結びついているほうが長続きするじゃないですか。だから自分に合った勉強法を見つけるのが一番だと思います。僕たまたま海外ドラマの主人公の真似が好きだったというだけですが(笑)。

「会話が広げられない」僕の不安に、先輩がくれたアドバイス

りん:個人的な相談なのですが、先輩方とうまくコミュニケーションが取れるか不安で。自分から話しかけても会話が広げられないし、質問しすぎても迷惑かなと悩んでしまいます。何か良い方法はありますか?

やましょうさん:ランチに誘ってみるのがいいと思いますよ。ランチは1時間くらいあるので、自然と話さなきゃいけない環境になりますから。あとは、一緒にコンビニに行くとか。

僕が練習相手になってもぜんぜん構いませんし。とにかくビビらずに話しかけてみることだと思います。みんな基本的に優しいので、大丈夫ですよ。

りん:ぜひやってみます! 貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!

まとめ

今回、先輩とお話しして一番の収穫だったのは、新しいことを始めるときに完璧な準備を待つ必要はないということです。

「まずはやってみる」というマインドがあれば、失敗してもそこから学んで修正していけばいい。

僕自身も日本語で話している会話に入ることに不安を感じていますが、「完璧に話そう」とせず、まずは自分から質問を投げかける一歩を踏み出してみようと思います。

やましょうさん、いろいろなことを教えてくださってありがとうございました。

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専門学校でWebデザインとフロントエンドを中心に学ぶ。Web開発領域に強い関心を持ち、フロントエンド技術を軸にスキルを磨く。AWSをはじめとしたクラウド技術の習得にも取り組んでいる。

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