Webライターの原稿料が安くなりがちな4つの要因と媒体選びのポイント

Webライターの原稿料が安くなりがちな4つの要因と媒体選びのポイント

せぶや

せぶや

こんにちは。しぶです。

実は、現在ライター育成講座を開催(※すでに募集終了)してます。
Twitterを使って講義内容を実況しているのですが、同じチームの女性がつぶやくと僕の何倍もリツイートとかファボとかされて、なんだかとっても切ないです。フォロワー数あんまり変わらないのに……。

さて、世の中には500円で1本の原稿を書くライターもいれば、5万円で1本の原稿を書くライターもいます。どちらが良い悪いではありませんが、1本500円なら100本書いてようやく5万円です。それでは全く生活できませんよね。

もちろん、そうした原稿料の違いはライターのスキルの “差” によるものですが、編集部側にも要因があります。今回は自分の経験を含めてその辺りの事情についてご紹介します。

この記事の対象は、低単価(500円とか)で執筆しているライターや、これからライターを始めたい方などです。今回ご紹介する内容だけで原稿の単価が上がる訳ではありませんが、単価を上げたいなら知っておくべきことです。

※ちなみに(僕の知っている中で)一番原稿料の高いライターは1本あたり10万円です。

なぜ低い単価で発注されるのか

そもそも、どうして安い原稿料でライターに依頼がいってしまうのでしょうか。
現在、僕はLIGMOというコンテンツ制作チームに所属し、ライターに原稿を書いてもらっています。実はこのLIGMOチームが結成された当初、誰1人として編集の経験者はいませんでした。全員が全くの未経験です。お金をもらって原稿を書いたことがなければ、ライターに原稿をお願いしたこともありません。

要因その1. 原稿料の相場が分からない

最初に思ったのは “原稿料の相場が分からない” ことです。
LIGMOの場合、幸い安く発注したことはなく、むしろ高い原稿料でお願いしていました。また、今でこそ言えますが、最初は取材するという発想がなく、自身の知見やネットで拾った情報をリライトして原稿は書くものだと思ってました。本当にすみませんでした。

LGIMOの場合はたまたま逆でしたが、ライターへ発注される金額が安いのは、発注する側が「どんな記事が面白いとされるのか」「1つの記事にどれだけ時間がかかるのか」これらが分かっていない可能性が高いです。しかもクラウドソーシングを使えば、数百円で書いてくれるライターがいます。そんな状況なら、1本辺りの原稿に数千円〜数万円なんてとんでもない! なんて思うかもしれません。

もちろん知ってて安い単価で発注するのは論外です。

要因その2. 編集部がクライアントへ説明できない

前述したことが分からないとクライアントに説明ができません。だってクラウドソーシングを使えば1記事あたり数百円で発注できてしまいますからね。そうなるとクライアントから予算をいただけず、結果、ライターに安い金額で発注するといった流れが生まれます。
もし、メディアから原稿の依頼があった際は、一番最初に原稿料を確認しましょう。

要因その3. 編集経験者のいない編集部

昨今、一部ではコンテンツマーケティングブームなどと呼ばれ、自社でメディアを立ち上げる会社が後をたちません。しかし、編集経験のある方がメディアの立ち上げに参画しているならまだしも、編集者不在で立ち上げるケースもあります。そうなると前述したような悲劇が生まれやすくなります。
自分のことをよく知らないのに、企画から丸投げしてくるような編集部には要注意です。

要因その4. 原稿のフィードバックがこない/できない

編集者不在のメディアは、ライターの原稿に対しフィードバックしないことが多いです。フィードバックがないと、自分の書いた記事の善し悪しはわかりませんよね。これではいつまで経っても原稿料は上がりません。
例えフィードバックされても、編集者がいなければまともなフィードバックは期待できない訳ですが。

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LIGブログ編集部のリーダーのしぶやです。出身は青森県。趣味はダンス、自転車、写真、英語(TOEIC255)。自衛隊に7年くらいいましたが、縁あって編集の世界に。コミュ障です。

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