こんにちは。子煩悩ライターのイワタテです。
ライター稼業も編集職時代を挟んで10年になりました。その間、結婚したり、愛娘が生まれたり、もうひとり愛娘が生まれたり、チワワを家族に迎えたり、メダカを家族に迎えたり、いろんなことがありました。お父ちゃん、仕事をもっと頑張らないといけないなぁと思います。
さて、こんな自分のところに、20代の若者から、よくお便りが届きます。
「ライターになりたいのですが、どうしたら良いでしょうか?」
考えてみると、ライターという職業はちょっと特殊です。
大抵の仕事は1現場に1ライターです。ライターの専門学校は(ほとんど)ありません。資格や検定もありません。会社員よりフリーの方が多いです。(感覚値。)たしかに、どうしたらライターになれるかなんてよくわかんないよなぁと思います。
だから、お父ちゃん、今日は全力で答えます。ライターになる方法、お伝えします。今ライターとして頑張ってる人は、こうやってライターになったんだよって……。
ライターになる13の方法
新卒採用を目指す
一番の王道です。ライターという職種の採用事例が豊富な会社であれば、先輩ライターからの充実した研修・指導にも期待が持てます。
倍率は高いですが、正社員で、未経験で、ゼロからちゃんと育ててくれるなんて、こんな好条件でのライター採用には今後、出会えることはありません。学生の方であれば、まずこのチャンスに、全力で立ち向かいましょう。チャンスというやつは、一回逃すと後で取り戻すのが本当に大変です。
例えばLIGもそうですが、学生でもライターとして採用してくれる会社があります。こういうところで修行したり、または個人ブログなどで実績を作ると就職しやすいと思います。
求人サイトで中途採用を目指す
一度は他の仕事で社会に出たけどやっぱりライターになりたい!という方の最初の選択肢は、転職ということになるでしょう。クリエイティブ系に強い求人サイトを見つけて、粘り強くウォッチするのが常道です。
ただ、中途で未経験可のライター求人は、非常に少ないです。理由はいろいろありますが、とにかく少ないです。だから「どうしたらライターになれる?」という質問が出てくるのでしょう。
求人ページで中途採用を目指す
求人広告ではなく、自社サイト内でひっそりと求人告知を出す会社もあります。
求人広告を出さない理由は、急ぎではない、広告を出すお金がない、自社に興味をもってくれた人を採用したい、などさまざまですが、いずれにしても、継続的に募集を行なっているところは少なくありません。(必ずしも未経験可ではないのは求人サイトと同様ですが……。)
気になる広告、出版物、ウェブをつくっている会社があれば、広告が出るのを待つだけでなく、自分からその会社のウェブサイトを訪問してみましょう。
売り込みで中途採用を目指す
ライター募集の広告、告知を出していなくても、実は人手が足りていない……という会社もあります。どうしてもその会社に入りたい!という熱意があれば、その会社の代表電話や問い合わせメールから連絡を入れて、入社の希望を伝えてみる、という手も考えられるでしょう。
最近ではFacebookやTwitterから会社の公式アカウントと交流して、そこから採用に繋がったという事例も聞こえるようになりました。
ただし、公に募集していないところに突然自分を売り込むという行為は、特に繁忙期であれば迷惑にあたる可能性もあります。くれぐれも、「自分は今、入社したいんだ!」という勝手な都合を押しつけないよう気をつけて!
後にライターに転身するために、編集者として就職する
個人的には、このルートを経由してライターになるのが一番のオススメです。
単純に、編集者はライターより求人が多いです。加えて、編集者としての経験はグッドライターになるための必修科目でもあります。入り口もライターでなきゃダメだ!とこだわりさえしなければ、メリットづくしです。
実際、ライターの現場で活躍されている方の多くは編集者出身。編集者の技術を身につけた後は、社内転職するのも、フリーで独立するのも、そこはお好みで。
後に転身するために、専門職として就職する
高度な専門知識が必要となる領域では、専門職としてキャリアをスタートして、後にライターに転身するという手段も有効です。たとえば、医薬品業界では薬剤師やMR出身のライターが歓迎されます。これは、医薬品業界のコピーは薬事法の正しい知識がなければ書けないからです。
IT業界のライターには、SEやプログラマー出身の方が少なくありません。専門職の経験があるライターは、基礎知識、現場感、人脈が、その分野において圧倒的に優位です。
ライターとして「特にこの分野に特化して頑張りたい!」という明確な目標がある方なら、まずはその分野の専門職として就職して、充分な知識と経験を得てからライターに転身するというやり方も充分ありえます。専門職を続けながら、副業としてライターをやっている方もいますね。