2018秋の無料相談会
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2015.05.11
#23
【Webライター・編集者】最初の一歩

文章力をあげる5つのポイント!現役編集者による実践添削例つき

さえり

はじめまして。エディターのさえりです。
想像力が逞しく、日々想像の世界へ逃避していますが、現実との境目はちゃんとあるタイプです。今後とも何卒よろしくお願いします。

さて、わたしは外部メディアを運営するLIGMOというチームに所属しています。LIGMOは、外部のクライアントから依頼を受けた後、クライアントの要望に合った記事を企画し、ライターに案件を発注、あがってきた原稿を編集し、公開する……などのメディア運営の一連の作業を請け負っています。

文章の編集をする中で、わたし自身「自分の文章力をもっとあげたい」と思う機会がよくあります。文章のプロではない限り、誰でも一度は日本語の難しさを感じたことがあるのではないでしょうか?

そこで今回は、わたしと同じように「今よりも文章力をあげたい人」に向けて、「文章を、少しだけクオリティアップさせるポイント〜基礎編〜」をご紹介します。
かなりの基礎編なので、文章が大得意だという方には物足りないかもしれません。そういう方はすっとばして、他の記事を読んでくださいね。

良い文章とは、わかりやすい文章である

そもそも良い文章とは何でしょうか。
(詩的な文章や感情に訴えかけるような文章が“良い”とされることも多々ありますが、今回はあくまでも「商業的な文章」「Web向きの文章」という括りの中でお話させてください。)
良い文章とは、わかりやすい文章であること。つまり読み手に誤解させないことであり、一瞬たりとも「ん?」と思わせない配慮のようなものだと私は思います。

わかりやすい文章にするために、最低限チェックしておきたいポイントを以下の5つに絞ってみました。

  1. アウトラインを先に作る
  2. 主語・述語のねじれはないか?
  3. 修飾語と被修飾語は近くにおいてあるか?
  4. 同じ言葉を繰り返していないか?
  5. 接続詞を入れすぎていないか?

わたしもまだまだ勉強中の身です。何かお気づきの点などございましたら、どしどしびしびしご指摘いただけますと幸いです。

アウトラインを先に作る

ライティングの基礎かと思いますが、わたしのように面倒臭がりの人に多いのが、「文章がうまくならない〜」と嘆いているくせに「アウトラインをイメージせずに、頭から書き始めている」こと。

アウトラインとは、つまり目次・文章の構成のこと。
日常会話では、伝えたいことは思いついたそばから話し始めていますよね。この行動は男性をうんざりさせることがよくあると聞きますが、文章もそれだと男性だけでなく全読者がうんざりしてしまいます。
また、書いているうちにノッてくる「ナチュラルハイ状態」も、アウトラインを定めていないと最初に言いたかったことと最後の締めが随分ズレてしまい、何が言いたいのかわかりにくい文章になりがちです。

それらを回避するためにも、最初に記事全体で伝えたいことをイメージし、大枠(アウトライン)を作りましょう。
見出しの数と仮タイトル、各見出しで伝えたいことを箇条書きにする程度で構いません。そこに肉付けする意識で文章を書き始めてください。

例えば、今回のブログで作ったアウトラインは以下の通りです。

タイトル
導入1(自己紹介)
導入2(記事を書くキッカケ)
見出し1 (良い文章とは?)
見出し2(アウトラインを作る)
見出し3(主語・述語について)
見出し4(修飾語・被修飾語)
見出し5(同じ言葉を入れすぎない)
見出し6(接続詞を入れすぎない)
まとめ(実践編)
まとめ(締めの文章)

アウトラインを決めるのは最初の準備段階です。
仕上がった文章を、以下のポイントを中心に見直してください。

主語・述語のねじれはないか?

主語・述語を意識して校正するだけで、文章のレベルがグッと引き上がります。まずは以下の文章をごらんください。 (※ライター初心者:野田クラクションべべーの原稿の一部を抜粋)

このカクテルのイメージは、レゲエのようなイメージで作ったそうです

はい、最悪ですね。どこが最悪なのか見てみましょう。

このカクテルの【イメージは(主語)】、レゲエのようなイメージで【作ったそうです(述語)】

ちょっとイライラしているときなら「短時間に、『イメージ』『イメージ』って、パリかどこかの気取った画伯か!」と突っ込みたくなりますが、こちらは「4. 同じ言葉を繰り返していないか?」の部分でお話しますので、短気な方も少々お待ちを。

この文章の主語と述語をつなげてみると、「イメージは作ったそうです」。
……変ですね。この主語・述語が呼応していない状態を「ねじれている」といいます。

主語と述語を呼応する形に修正しましょう。述語である「作ったそうです」を活かす文章にするならば、

店主はこのカクテルを、レゲエのイメージで作ったそうです

とすると良いでしょう。
ただ、この文章で伝えたいことは「カクテルがどのようなイメージで作られたのか?」です。「店主」は主語に持ってくるほど重要なものではないため、以下のように修正するとよりわかりやすい文章になるかと思います。

このカクテルは、レゲエのイメージで作られています。

文章の中で伝えたいポイントは何か?を念頭に置いておけば、より良い修正が出来るはずです。

まずは 主語と述語がねじれていないかを確認する(省略してある場合は、必ず仮で立ててみる)だけで、文章のレベルがグンとアップします。
また、文章は長くなれば長くなるほどねじれやすくなります。できるだけ短く区切る癖をつけると良いでしょう。