社会人向けのグラフィックデザインスクール8選【2025最新】

社会人向けのグラフィックデザインスクール8選【2025最新】

Jumpei Hayashi

Jumpei Hayashi

「社会人でも通いやすいグラフィックデザインスクールってどこ?」
「仕事とデザインの勉強を両立できるか分からない……」

グラフィックデザインスクールに通おうか検討している社会人の方は、こんな不安をお持ちではないでしょうか?

そこでこの記事では、クリエイタースクールの運営責任者である私が、社会人からグラフィックデザイナーへの転職を目指す方におすすめのスクールを8校厳選。「就職・転職に強い」「オンライン対応」「夜間・土日開校あり」という3つの軸で分けて整理しました。

また、自分に合ったスクールの選び方で大切なポイントや、転職成功者の体験談もご紹介しているので、ぜひご覧ください。

【Pick UP】まずチェックしたいおすすめスクール3選

  1. デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG┃圧倒的な就・転職サポート。受講費最大70%還元の補助金も!
  2. 東京デザインプレックス研究所┃夜間・土日開校講座もあり通いやすい
  3. Winスクール┃全国約50校舎、通学×オンライン併用も可能

社会人から転職を目指したい人におすすめのスクール

グラフィックデザイナーとして本格的な転職を目指す社会人の方に特におすすめのスクール4校をご紹介します。これらのスクールは就職・転職サポートが充実しており、未経験からでもプロのデザイナーとして活躍できるスキルを身につけることができます。

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG

デジタルハリウッドSTUDIO by LIGのトップページグラフィックデザイン講座|デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)

💡デジLIGのおすすめポイント
  • 通学・オンライン併用で働きながら学びやすい!
  • キャリアプランに応じた3つのグラフィックデザイン講座を用意
  • 面接対策やポートフォリオ添削、求人紹介など、転職・就職サポートが充実

デジLIGは9万人以上のクリエイターを輩出してきたデジタルハリウッドと、数多くのデザインアワードを受賞してきた弊社LIGが業務提携して運営しているクリエイタースクールです。通学とオンラインを組み合わせた学習形式となっており、現役プロのデザイナーに教わりながら、未経験からクリエイターへの転職を目指せるのが特徴です。

グラフィックデザイン講座は、目的に応じて2〜8ヶ月のプランを用意。未経験から2ヶ月〜4ヶ月でグラフィックデザイナーを目指せる「グラフィックデザイン講座」、グラフィックに加えてWebデザインやUIデザインまで幅広く学べる「総合デザイン実践プラン」、プロのデザイナー指導のもとオリジナルの作品を制作する「グラフィックデザイン就職プラン」から、好きな講座を選べます。

いずれのプランも前半2ヶ月でデザイン思考、画像加工、プレゼンテーション、レイアウト、配色などの基礎を学び、後半2ヶ月ではチラシ・ポスター・パッケージ制作といったアウトプットを通じて実践的なスキルを身につけられます。

さらに就職・転職支援も充実。ポートフォリオ添削から面接対策まで、制作会社運営ならではのノウハウを活かして手厚くサポートいたします。受講生は卒業後も転職サポートを無期限で利用可能で、今後のクリエイターとしてのキャリアに伴走できるのもデジLIGの強みです。

受講料(税込総額)
  • グラフィックデザイン講座(4ヶ月):297,000円
    (補助金適用で実質108,000円
  • 総合デザイン実践プラン(7ヶ月):497,200円
    (補助金適用で実質180,800円
  • グラフィックデザイン就職プラン(8ヶ月):556,600円
    (補助金適用で実質202,400円
校舎場所 上野 / 池袋 / 北千住 / 町田 / 大宮 / 川崎 / 柏(2025年7月1日オープン)
学べるスキル Illustrator / Photoshop / InDesign / Figma / 色彩設計 / タイポグラフィ / レイアウト / インフォグラフィックス / サインデザイン / ロゴデザイン / 印刷知識 / プレゼン資料 / ピクトグラム / 写真撮影 / イラストレーション など
就職サポート 永久転職サポート / 履歴書・職務経歴書添削 / ポートフォリオ添削 / 面接対策 / 非公開求人紹介

個別説明会に参加する(無料)

Winスクール

Winスクール出典:トップページ|Winスクール

Winスクールのおすすめポイント
  • 全国約50校舎を展開。通学・オンラインを併用可能
  • 年間17,000人以上の指導実績があり、少人数制の個別指導
  • 就職・転職をサポートする充実のフォロー体制

Winスクールは全国に約50校舎を展開し、年間1,500社の企業研修、17,000人の指導実績を持つスクールです。通学とオンラインを選択でき、少人数制の個別指導による丁寧なレッスンをおこなっています。

グラフィックデザイナープロコースでは、Illustrator・Photoshopの基礎から学び、クリエイター能力認定試験の取得を目指すコースです。教育訓練給付金や「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」に認定された講座も多く、費用をできるだけ抑えたい方にもおすすめです。

就職支援では、キャリアカウンセリングや就職支援セミナーを実施しているほか、履歴書・職務経歴書の添削や面接のアドバイスなど、総合的にサポートしています。

💡関連記事:Winスクールの口コミ・評判を徹底調査

受講料(税込総額) グラフィックデザイナープロ(6ヶ月):293,700円
(教育訓練給付金適用で実質238,700円)
校舎場所 全国約50校舎
オンライン受講も対応
学べるスキル Illustrator / Photoshop / DTPデザインなど
就職サポート カウンセリング / 就職支援セミナー / 履歴書添削 / 面接対策

オンライン完結で学べるスクール

ここでは近くに通学できるスクールがない地方在住の方や、忙しい社会人でスキマ時間を有効活用したい方におすすめのオンライン完結型スクールをご紹介します。

デジハリ・オンライン

デジハリ・オンライン|グラフィックデザイナー講座スタートプラン

デジハリ・オンラインのおすすめポイント
  • 好きなときに動画学習ができるから社会人に最適
  • ソフトの使い方からデザインの考え方まで体系的に学習
  • 質問無制限、課題添削も実施(要別途料金)

デジハリ・オンラインは、デジタルハリウッドが運営するオンライン完結型のスクールです。動画教材を使うため、好きな場所・タイミングで学習できます。

グラフィックデザイナー講座スタートプランでは、Illustrator・Photoshopの基本操作から学び、サイト内バナーや広告で使われるバナーの制作も実施。グラフィックデザイナーに必要なスキルを6ヶ月で体系的に学習できます。

別途33,000円で受けられるサポートサービスでは、不明点を無制限でオンライン質問できるほか、課題添削や受講生限定の交流会イベント参加など様々な特典がつくのもポイントです。

受講料(税込総額) グラフィックデザイナー講座スタートプラン(6ヶ月):203,500円
校舎場所 オンライン完結
学べるスキル Illustrator / Photoshop / InDesign / バナー制作 / カラーレイアウト / 著作権概論
就職サポート 別途33,000円で独自求人サイトの使用が可能

SHElikes

SHElikesのトップページグラフィックデザインコース|SHElikes

SHElikesのおすすめポイント
  • 女性専用のクリエイタースクールで、受講生のつながりが強い
  • グラフィックデザインコースを含む45以上の職種スキルが学び放題
  • リスキリング補助金で最大70%還元

SHElikesは、時間や場所にとらわれずに働けるスキルを身につけたい女性のためのキャリアスクールです。

最大の特徴は、1つのスクールで45以上の多様な職種スキルが学び放題という点。グラフィックデザインに必須のPhotoshop・Illustratorはもちろん、Webデザインやロゴ・CI、UI/UXデザインコースなど関連スキルを組み合わせて学習できます。

SNSでの活発な情報交換や勉強会なども開催されており、受講生同士のつながりが強いのもSHElikesならでは。コース修了後は運営会社からの案件紹介もあり、実務経験を積む機会も提供されています。

受講料(税込総額) レギュラープラン(年間プラン):352,000円 + 入会金162,800円
(リスキリング補助金適用で総額280,000円)
校舎場所 オンライン中心(青山・銀座・名古屋・梅田の拠点でイベント開催あり)
学べるスキル Webデザイン / Photoshop / Illustrator / UI/UXデザイン / ロゴ・CI / グラフィックデザイン / ライティング / マーケティングなど45以上のスキル
就職サポート キャリアカウンセラーの1on1 / お仕事チャレンジ / 履歴書・職務経歴書サポート / 面接対策など

DMM WEBCAMP

Webデザインコース|DMM WEBCAMP

DMM WEBCAMPのおすすめポイント
  • 受講料最大70%還元の補助金あり
  • 厳しい基準をクリアしたメンターが伴走
  • Webデザインの知識も幅広く身につけられる

DMM WEBCAMPは、DMMグループが運営するオンライン完結型のスクール。厳しい採用基準をクリアした現役デザイナーがメンターとなり、日々の学習をサポートしてくれます。

Webデザインコースでは、Photoshop・Illustratorの基本操作から、Webデザインの基礎知識、バナー制作などデザインの基礎が一通り学べる他、Webサイトの制作スキルや基本的なSEO対策も網羅的に習得できます。

さらにリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業に認定されており、受講費が最大70%還元に! 転職サポートもおこなっていますが、紹介できる職種はエンジニア職が中心のため、あらかじめ押さえておきましょう。

受講料(税込総額) Webデザインコース:8週間268,400円・16週間378,400円・24週間488,400円・32週間598,400円
校舎場所 オンライン完結
学べるスキル Photoshop / Illustrator / Figma / Shopify / STUDIOなど
就職サポート 現役デザイナーによるメンター制度 / キャリア面談 / エンジニア職の紹介

夜間・土日通学できるスクール

「平日は仕事があるから学習が難しい……」という社会人の方は、夜間や土日を活用してじっくりとグラフィックデザインを学べるスクールがおすすめです。今回はおすすめの3校ご紹介します。

東京デザインプレックス研究所

東京デザインプレックス研究所MacDTPデザインコースのトップページの画像出典:グラフィック&DTPデザイン総合コース|東京デザインプレックス研究所

東京デザインプレックス研究所のおすすめポイント
    • 完全通学制&少人数スタイルで挫折しにくい環境がつくれる
    • 夜間、土日開校クラスもあり、社会人も通いやすい
    • ポートフォリオ添削や面接対策など就・転職サポートも充実

渋谷に校舎を構え、デザインに関する幅広い講座を提供しているデザイン専門スクール。完全通学型ではありますが、短期集中型の昼間部、週2~3ペースで通う夜間部、土日集中クラスなど、社会人でも通いやすいのが特徴です。

今回ご紹介している他のスクールと比べると費用が高額ではありますが、一部コースは受講費が最大70%還元になる「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」にも認定。たとえば「ブランドデザイン戦略(グラフィック&Web)コース」では、グラフィック、Web、プロダクト、マーケティング媒体など様々な領域においてブランドイメージを具体化するためのスキルが学べます。

また、受講生は2年間にわたって業界のトップクリエイターによる特別授業「プレックスプログラム」を無料で受講可能。就職サポートも手厚く実績も多数あるため、デザイン思考や理論も含めてじっくり学びたい人におすすめです。

受講料(税込総額) ブランドデザイン戦略(グラフィック&Web)コース(12ヶ月):990,000円
(リスキリング補助金適用で実質350,000円)
校舎場所 渋谷
学べるスキル Illustrator / Photoshop / InDesign / DTPデザイン / デザイン理論など
就職サポート 個別就職支援 / ポートフォリオ制作指導 / キャリアデザインプログラム / 企業紹介

バンタンキャリアカレッジ

出典:バンタンキャリアカレッジ

バンタンキャリアカレッジのおすすめポイント
  • 毎週日曜日のみ通学で無理なく学習できる
  • 少人数制の授業でしっかりレクチャー
  • 現役クリエイター講師による指導で業界の最新動向まで把握できる

バンタンキャリアカレッジは、社会人・大学生向けのクリエイティブスクールです。東京・恵比寿と大阪・心斎橋に校舎を構え、働きながら学ぶ社会人のために日曜9:30〜18:20まで授業をおこなっています。

講師は全員が現役のクリエイターで、業界の最新トレンドや実践的なノウハウを直接学べるのが特徴です。グラフィックデザインコースでは、企画・コンセプトワークからデザインワーク、実制作スキルまで、グラフィックデザイナーに必要な基礎力を6ヶ月または12ヶ月で学習していきます。

就・転職サポートとしては、キャリカウンセリングやセミナーの実施だけでなく、講師・クリエイターによる個別制作サポートも実施してくれます。

受講料(税込総額) グラフィックデザインコース:6ヶ月75万円、12ヶ月約125万円
(別途入学金5万円)
校舎場所 東京校(恵比寿) / 大阪校(心斎橋)
学べるスキル Adobe Illustrator / Photoshop / コンセプトワーク / DTPなど
就職サポート キャリアカウンセリング / 個別面談 / 個別制作サポート

桑澤デザイン研究所

桑澤デザイン研究所出典:桑沢デザイン研究所

桑澤デザイン研究所のおすすめポイント
  • デザイン界の名門校として70年の歴史と実績
  • 2年間かけてじっくりとグラフィックデザインを学習
  • 夜間部は平日18:00から開校

桑澤デザイン研究所は、1954年に創立されたデザインの名門校です。専門の講師たちのもと、グラフィックデザインを2年間かけて本格的に学習できるのがポイントです。

1年次は共通課程として基礎造形や発想法など、デザインの基礎を幅広く学び、2年次には専門課程としてより実践的なデザインスキルを習得します。

夜間部は平日18:00〜19:30、19:40〜21:10までの2コマ。企業を招いての説明会、キャリアカウンセリング、ポートフォリオ制作指導など就職支援も充実しています。

受講料(税込総額) 専攻デザイン科夜間部2年間:1,425,000円(1年次795,000円・2年次630,000円)
校舎場所 渋谷
学べるスキル 基礎造形 / デザイン発想 / グラフィックデザイン / タイポグラフィ / エディトリアルデザイン / パッケージデザイン / デザイン理論など
就職サポート 個別進路相談 / ポートフォリオ制作指導 / 企業説明会の開催など

社会人からグラフィックデザイナーに転職成功した方の体験談

実際に社会人からグラフィックデザインスクールに転職した方はどのように学習を進めていたのか気になりますよね。

ここでは未経験からデジLIGに入学し、グラフィックデザイナーへ転職成功した方の事例をご紹介します!

日髙さん | デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG) STUDIO池袋

学習スケジュールと勉強方法

日髙さんのある日のスケジュール

アパレル店員として勤務していた日髙さん。残業が多いことなどから転職を考え、デジLIGに入学しました。

――働きながら学習を進めるためのポイントをぜひ教えてください!

日髙さん:受講期間は4月から9月でしたが、8月頃には退職して学習に専念するようになりました。ポイントは毎日デザインに触れることです! 通勤時間を利用して『なるほどデザイン』『けっきょくよはく』『デザイン入門教室』といったデザインの本を読んだり、街中にある広告やチラシを観察したりと、1日30分以上はデザインに触れる習慣をつけておくと自然と勉強するようになりました。どんなに疲れていても、スマホでデザインの参考サイトを見たりするだけでも欠かさずやっていました。

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転職成功のポイント

転職活動では肝となるポートフォリオ制作では、採用担当者が忙しい中ポートフォリオを見るということを想定して、見やすさやわかりやすさを心がけていたそうです。

――未経験からの転職で大変だったことはなんですか?
日髙さん:ポートフォリオの制作です。私は4月〜9月で学習と課題制作をして、10月〜11月にポートフォリオ制作、11月下旬〜12月下旬で就活を行いました。

学習で作成した課題を載せることもできるのですが、納得できるものが少なくて1から作り直したので1ヶ月半くらいかかりました。制作物一つひとつのターゲットから考えるのも大変でした。

日髙さんのポートフォリオ

日髙さん:会社の人事部の方が忙しい中でポートフォリオを見てくださることを意識して、見やすくわかりやすく丁寧に制作することを心がけました。その中でも私の味を出すため、すべてのペルソナをイラストで描き、よりイメージしやすいようにしました。

💡さらに詳しいお話は、こちらからご覧いただけます!

このようにデジLIGでは未経験から転職に成功した事例が多数あります。
制作会社の目線を活かしたポートフォリオ添削や非公開求人の紹介など、圧倒的なサポートを提供できるのがデジLIGの強みです。

「未経験から転職できるかな……」と不安な方は、まずは無料説明会でお気軽にご相談ください!

デジLIGに相談する

スクールの選び方で重要な4つのポイント

様々なスクールを紹介してきましたが「結局どのスクールが良いの?」とお悩みの方もいらっしゃるかと思います。社会人がグラフィックデザインスクールを選ぶ場合は、以下4つのポイントをチェックしてみてください!

  1. 受講形式がライフスタイルに合っているか
  2. 就職・転職サポートの充実度
  3. カリキュラムの内容
  4. 給付金・補助金制度が活用できるか

ポイント1:受講形式がライフスタイルに合っているか

社会人にとって最も重要なのは、現在の仕事や生活リズムに無理なく組み込める受講形式かどうかです。

主な受講形式は校舎に通う通学型、動画で自学習を進めるオンライン型、両方を組み合わせた併用型があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

受講形式 メリット デメリット
通学
  • 直接指導が受けられる
  • 学習環境が整っている
  • 受講生同士での交流が盛んなスクールも!
  • 通学時間が必要
  • 授業型の場合は予定変更が難しいことがある
オンライン
  • 基本的に動画学習のため、復習しやすい
  • 通学時間不要でスキマ時間を活用できる
  • 自分のペースで学習できる
  • モチベーションを保つ工夫や自己管理が必要
  • 不明点を質問しにくい場合がある
併用型
  • 通学、オンライン両方のメリットを享受
  • 状況に応じて選択可能
・校舎の場所によっては併用が難しい場合あり

ポイント2:就職・転職サポートの充実度

未経験からデザイナーとしてのキャリアチェンジを目指す人にとって、就職・転職サポートは極めて重要です。転職サポートにあhたとえば面接対策やキャリアカウンセリングなどがありますが、クリエイター業界の転職活動においてはポートフォリオ添削が受けられるか必ずチェックしておくことをおすすめします。

💡ポートフォリオとは
自身のデザインやスキルをアピールするための「作品集」のようなもの。採用選考時には履歴書や職務経歴書とあわせて、必ずポートフォリオの提出を求められます。

口頭や文面でスキルをアピールしても、説得力がありませんよね。そこで、ポートフォリオに自分が制作したバナーなどのグラフィックをまとめ、制作プロセスとあわせて見てもらうことで、具体的に自分自身の強みやスキルを証明する手段となります。

ポートフォリオの失敗談としてありがちですが、ただ作品をまとめるだけでは不十分です。作品の制作意図や自分のアピールしたいポイントが誰にでも正しく伝わるポートフォリオになっているか、必ず第三者にチェックしてもらい、フィードバックをもらうことが大切です。

ポイント3:カリキュラムの内容

一口にグラフィックデザインといっても、スクールによって学習カリキュラムはさまざまです。グラフィックデザインに必要な知識に絞って学べるスクールや講座もあれば、Webサイト制作を学習するコースの中でグラフィックデザインに必要な知識を学べる場合もあります。

自身のキャリアプランによって、どのようなスキルを学ぶべきかは変わります。受講を申し込む前に、各スクールのスタッフの方に相談してみてください。
グラフィックデザインに必要なスキルの例としては、以下のようなものがあります。

学習項目 内容 ポイント
Adobe系ソフト ・Illustrator
・Photoshop
・InDesign
基本操作から応用技術まで
効率的なワークフロー習得
デザイン理論 ・色彩理論
・タイポグラフィ
・レイアウト原則
理論と実践の組み合わせ
論理的なデザイン思考
印刷・Web知識 ・印刷入稿データ作成
・Web用画像最適化
・媒体別デザイン
実際の制作フローを理解
紙とWebの技術的な違い

ポイント4:給付金・補助金制度が活用できるか

スクールの受講料は決して安くありません。しかし、給付金・補助金制度を活用することで受講費用を大幅に抑えられる可能性があります。

特に「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」に認定されているスクールの場合、在職中(雇用契約を結んでいる)で雇用主の変更を伴う転職を目指していれば、受講費が最大70%還元になります。期間限定の制度のため、学習を始めるなら今がチャンスといえます。

今回ご紹介するグラフィックデザインスクールでは、以下のような給付金・補助金の対象になっているスクールがあります。

制度名 支給割合 上限額
一般教育訓練給付金 受講費の20% 10万円
専門実践教育訓練給付金 受講費の最大80% 56万円
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業 最大70% 56万円

各補助金の適用条件

制度名 対象者 申請・受給手順
教育訓練給付金
  • 受講開始時点で雇用保険に1年以上加入している(専門実践教育訓練給付金の場合は2年)
  • 過去に教育訓練給付金を受けたことがない

※離職中の方や、過去に給付を受けた方は条件が異なります。詳しくは厚生労働省の「教育訓練給付金のご案内」をご覧ください。

  1. 受講開始1ヶ月前までにハローワークで事前手続き
  2. 対象講座であることを確認
  3. スクールで受講開始
  4. 修了後にハローワークで給付申請
  5. 指定口座へ給付金振込
リスキリングを通じた
キャリアアップ支援事業
  • サービスへの登録時とキャリア相談の初回面談時に、企業と雇用契約を結んでいる
  • 雇用主の変更を伴う転職を目指している
  1. 対象スクールへの申し込み、キャリア面談
  2. 受講開始
  3. 受講修了時に受講料の50%(最大40万円)の還元
  4. スクールでの人材紹介や提携エージェントの紹介により転職
  5. 就業継続1年後、追加で20%(最大16万円)還元

よくある質問Q&A

社会人の方がグラフィックデザインスクールを検討する際によく寄せられる質問にお答えします。年齢制限、学習時間、転職活動のタイミング、給付金申請方法など、社会人特有の不安や疑問を解消していきましょう。

Q:30代後半ですが、グラフィックデザイナーに転職できますか?

年齢的なハンデはありますが、転職は十分可能です。実際に30代後半や40代でデザイナーに転職された方も多くいらっしゃいます。
重要なのは年齢よりも、スキルとポートフォリオの質です。スクール選びの際にはポートフォリオ添削の支援有無もチェックしておくとよいでしょう。

Q:仕事をしながら学習時間を確保できるか不安です。どの程度の学習時間が必要ですか?

多くのスクールが週15〜20時間程度の学習時間を想定しています。デジLIGを受講いただいてる社会人の方も、平日は1日2〜3時間、週末にまとめて5〜8時間ほど学習している方が多いです。
重要なのはインプットを続けつつアウトプットもおこない、適宜フィードバックを受けることです。スクール講師の方に直接質問できる機会があれば、ソフトの操作ではなくフィードバックに時間を割くことをおすすめします。

まとめ

最後に、今回紹介したスクール8校を一覧表で比較しました。受講スタイル、料金、給付金対応の有無、給付金適用後の実質負担額を整理したので、あらためて参考にしてみてください。
※各スクール名をクリックすると、詳しい紹介までジャンプします。
※実質負担額は該当する補助金の上限金額を引いた金額を記載しています。
※リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業対象のスクールは、給付金対応覧に「リスキリング補助金」と記載しています

スクール名 受講形式 コース名 給付金対応 実質負担額
デジタルハリウッドSTUDIO by LIG オンライン・通学併用 グラフィックデザイン講座(4ヶ月):297,000円 リスキリング補助金(最大70%) 108,000円
Winスクール オンライン・通学併用 グラフィックデザイナープロ(6ヶ月):293,700円 教育訓練給付金(20%) 238,700円
東京デザインプレックス研究所 通学(夜間・土日) ブランドデザイン戦略(グラフィック&Web)コース(10〜12ヶ月):990,000円 専門実践教育訓練給付金(最大80%) 350,000円
デジハリオンライン オンライン完結 グラフィックデザイナー講座スタートプラン(6ヶ月):203,500円
SHElikes オンライン・通学併用 レギュラープラン(年間プラン):352,000円 + 入会金162,800円 リスキリング補助金(最大70%) 280,000円
DMM WEBCAMP オンライン完結 デザインコース(8〜32週間):268,400円〜598,400円 リスキリング補助金(最大70%) 97,600円〜217.600円
バンタンキャリアカレッジ 通学(土日) グラフィックデザイン専攻(1年間):1,320,000円
桑澤デザイン研究所 通学(夜間) 夜間部(2年間):1,540,000円

グラフィックデザイナーへの転職は決して簡単な道のりではありませんが、未経験の社会人で転職成功した方々を私たちもたくさん見てきました!
気になるスクールがあれば、まずはぜひ相談してみてはいかがでしょう。

社会人が選ぶなら通学×オンライン併用型がおすすめ!
今回は様々なスクールをご紹介しましたが、個人的には社会人の方が選ぶなら通学とオンラインを併用して学べるスクールがおすすめです! 併用型なら、たとえば平日は仕事のスキマ時間や通勤時間を活かして動画で学習し、休日は校舎で講師の方に質問しながらアウトプットに専念するなど、自分のライフスタイルに合わせて学習できます。
私たちが運営するデジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)も、通学×オンライン併用型のクリエイタースクールです!

  • 現役デザイナーが講師だから現場に通用するスキルを身に付けられる
  • クリエイター業界に精通した運営スタッフによるポートフォリオ添削
  • 首都圏7校舎あり、校舎の併用も可能

未経験からデザイナーに転職成功した方も多数輩出してきました。毎日個別説明会をおこなっていますので、ぜひお気軽にお越しください!

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日本大学芸術学部卒業後、テレビ、ラジオ、Webメディア、プロスポーツイベント等、複数の媒体にてディレクター職を経験。2018年9月からLIGにセールスメンバーとして入社し、教育事業部に配属(現デジタルエデュケーション部)。自身がクリエイターを行なっていた経験を生かし、現在は部長としてWebクリエイタースクール事業「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」の事業企画、運営を行い、クリエイター育成をミッションとしている。

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