信頼できるAIシステム開発会社15選。開発手順や実績も紹介

Michitoshi Kudo

Michitoshi Kudo

テクノロジーコンサルタントの工藤です。

最近は業務効率化やコスト削減を目的にして、AIを活用したシステム開発を導入する企業さまが増えています。

AIを使ったシステム開発を検討するにあたって、「自社に開発ノウハウやリソースがない……」「どんな基準でパートナー企業を選べばよいか分からない……」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで、AIを使ったシステム開発が得意な会社を厳選して15社ご紹介します。


 
今回は従業員100名以上の会社に絞って各社の実績や強み、会社の選び方や開発の流れまであわせて解説します。ご参考になると幸いです。

AIモデル自体の開発に強い企業を知りたい方はこちら
>>AI開発が得意な企業一覧


※最終更新日:(AIに関連する記事リンクを追加した他、一部情報を更新しました)

AIを使ったシステム開発に強い会社15選

今回はAIを使ったシステム開発の実績がある社員100名以上の企業に絞り、各社の強みや制作実績をまとめました。

社名をクリックまたはタップすると、各社の詳しい情報までジャンプします。

株式会社LIG

株式会社LIG出典:生成AIコンサルティング | 株式会社LIG(リグ)|DX支援・システム開発・Web制作

▼おすすめポイント
  • AIを活用した戦略策定から必要なシステム開発まで一気通貫で支援
  • アジャイル型やハイブリッド型など柔軟な開発体制を構築可能
  • 生成AIの専門家・梶谷健人氏を顧問に迎え最新のAIナレッジを常に獲得

弊社LIGはもともとWeb制作やシステム開発を得意としており、さまざまな大型案件を担当してきた実績があります。

2023年には生成AIやXRの専門家である梶谷健人氏を顧問に迎え、AIコンサルティングサービスをスタートしました。
プレスリリース:LIG、顧問に梶谷 健人氏を迎え入れ「生成AIコンサルティング」事業を本格スタート

社内にAI専門のチームを設立して常に最新のAIナレッジを社内で共有しており、AIを活用した戦略策定からニーズに応じたシステム開発まで一気通貫で支援可能です。また、弊社はフィリピン、ベトナムにも拠点を持ち、国内のベテランディレクターと海外の優秀なエンジニアによる柔軟な開発体制を構築できるのも強みです。

プロジェクトに応じて、ウォーターフォール型開発だけでなく、アジャイル開発やハイブリッド型開発にも対応いたします。

AIを使ったシステム開発を検討中の方は、ぜひ下記ページからサービス詳細をご覧ください。

サービス詳細はこちら

社名 株式会社LIG
URL https://liginc.co.jp/
所在地 東京都台東区小島2-20-11(本社)
従業員数 230名(2023年4月1日時点・連結)
電話番号 03-6240-1253
対応領域 サービスデザイン、プロトタイプ作成、商用開発、保守運用、技術・トレンドリサーチ、生成AI業務フロー策定、検収・勉強会、ワークショップ
費用 要問い合わせ

株式会社電通国際情報サービス

株式会社電通国際情報サービス出典:ISID

▼おすすめポイント
  • 電通グループの総合力を活かしたソリューションを提供
  • 専門的なシステムから業務システムまで幅広く対応可能
  • 「スペシャリストの視点」で課題解決に必要なテクノロジーを的確に実装

電通国際情報サービス社は最先端テクノロジーの知識と、電通グループの持つクリエイティビティを掛け合わせたソリューションを提供している企業です。

開発ではスペシャリストの視点を重視し、顧客の業務を知り尽くすことで、課題解決に必要なテクノロジーを的確に実装できることが強みといいます。

業界特有の課題解決をおこなう専門的なシステムや、どんな会社にも必要な人事・会計領域の業務システム、生活者とのコミュニケーションをデザインするプラットフォームなど、開発実績はさまざま。

業種やシステムの種類を問わない柔軟な対応力も特徴です。

社名 株式会社電通国際情報サービス
所在地 東京都港区港南2-17-1
従業員数 3,240名(2023年4月時点・連結)
主な取引先 非公開
対応領域 AI-OCR、データ解析、AIプラットフォーム構築、自然言語処理など
費用 要問い合わせ
実績例 AI-OCRを用いた表記検出のシステムを立ち上げ
後払い決済サービスの与信審査システム刷新

株式会社シーエーシー

株式会社シーエーシー出典:シーエーシー

▼おすすめポイント
  • 創業57年、800名を超えるエンジニアが在籍する国内大手企業
  • 自社開発のAIやクラウドを用いて柔軟なソリューションを提供
  • 大手教育企業や製造業、保険業における開発実績有

1966年創業のシーエーシー社は、800名以上のエンジニアが在籍している大手システム開発会社です。AIやブロックチェーン、IoTなどの最新技術を活用し、顧客のDX推進を支援しています。

得意分野は、自社開発のAIモデルやクラウドなどを活用したシステム開発。

表情・感情解析AIや音声感情解析AI、画像解析AIなど多彩なモデルを使い分け、教育業や製造業、保険業など業界を問わずに開発をおこなってきた実績があります。

社名 株式会社シーエーシー
所在地 東京都中央区日本橋箱崎町24番1号
従業員数 1,128名(2022年12月31日時点)
主な取引先 株式会社ベネッセコーポレーション
三井物産グローバルロジスティクス株式会社
明治安田生命保険相互会社 など
対応領域 画像解析、表情・感情解析、音声感情解析など
費用 要問い合わせ
実績例 英語オンラインレッスンにおける表情・感情認識AI導入
自動封函時の異常検知AIアプリケーション

株式会社PKSHA Technology

株式会社PKSHA Technology出典:PKSHA Technology

▼おすすめポイント
  • 導入企業社数2,354社で国内トップクラスの実績(2021年時点)
  • 自社で研究開発とソリューション提供を循環させ、高品質な製品を提供
  • 業種、業界を問わずモデル開発から携わった実績を保有

PKSHA Technology社は設立5年で上場した急成長中の企業です。

主に自然言語処理、画像認識、機械学習/深層学習技術に関わるアルゴリズムを研究開発してクライアントに提供しており、導入企業数は2,354社(2021年時点)、アルゴリズム導入数は165個と国内AI業界トップクラスの実績を誇ります。

「PKSHA ReSearch」という自社研究部門が社内にあり、そこで研究開発されたアルゴリズムを搭載したソフトウェアを用いた多角的な提案をできるのが強みです。

これまで小売、流通、自動車、都市開発、金融保険、教育、医療など様々な業界に対してソリューション、プロダクトを提供しています。

社名 株式会社PKSHA Technology
所在地 東京都文京区本郷2-35-10 本郷瀬川ビル
従業員数 443名(2023年8月時点・連結)
主な取引先 トヨタ自動車株式会社
株式会社NTTドコモ
LINE株式会社 など
対応領域 自然言語処理、画像認識、機械学習/深層学習技術など
費用 要問い合わせ
実績例 ボイスボットによる自動応答化(SaaS)
AIの共有モデルを活用したカード不正検知システム

株式会社SOTATEK JAPAN

株式会社SOTATEK JAPAN出典:SotaTek Japan

▼おすすめポイント
  • AIだけでなく、ブロックチェーンなどの最先端技術を駆使
  • 世界25カ国350以上のプロジェクトでオフショア開発の実績有
  • オフショア、オンサイト、ハイブリッドなど開発スタイルを使い分けできる

SOTATEK JAPAN社はAI活用に加えて、ブロックチェーンやIoT領域も得意とする開発会社です。

国内だけでなくベトナム・ハノイにも拠点があり、これまで世界25カ国350以上のプロジェクトでオフショア開発をおこなっています。

クライアントに応じた最適なソリューションを提供するために、自社の研究開発センター「SotaLabs」で先端技術を研究しています。

オフショアだけでなくオンサイト、ハイブリッドと3つのスタイルを使い分けられるため、要望や予算に応じて開発体制を構築できるのもポイントです。

社名 株式会社SOTATEK JAPAN
所在地 東京都中央区銀座7-17-14 松岡銀七ビル4F(本社)
従業員数 1,200名(2023年8月時点・Sota Holdingsグループ連結)
主な取引先 非公開
対応領域 アノテーション、自然言語処理、音声認識、データマイニング、ブロックチェーン、IoT、RPA、メタバースデザインなど
費用 要問い合わせ
実績例 AIベースの美容アプリケーション
AIベースのヘルスケアプラットフォーム

株式会社HBLAB

株式会社HBLAB出典:HBLAB

▼おすすめポイント
  • クライアント継続利用率は95%以上
  • 日本語ができるスタッフが充実していることが売り
  • ラボ型オフショア開発で、コストを抑えて開発チームを組める

HBLAB社はベトナムと日本に拠点を置くAIテックカンパニーです。これまでWeb制作やスマホアプリ、ゲーム開発など様々な領域で経験をつみ、現在はAIの研究・開発に注力しています。

日本語が堪能なスタッフが充実していることや、ラボ型オフショアでコストを抑えながら開発できることを売りとしており、クライアント継続利用率は95%以上。

過去には国内大手自動車技術サービス会社に、AIによる中古車価格推定ソリューションを提供した実績もあります。

社名 株式会社HBLAB
所在地 東京都荒川区東日暮里5-34-1 川原第2ビル5F(東京事務所)
従業員数 370名(2023年8月時点・連結)
主な取引先 合同会社DMM.com
株式会社NTC
遠鉄システムサービス株式会社 など
対応領域 機械学習、自然言語処理、画像処理、データ分析、ARなど
費用 要問い合わせ
実績例 ・管理システム/決済システムの開発と改良
・オールインワンのマーケティングシステム開発

株式会社ACCESS

株式会社ACCESS出典:データサイエンス 「Data Science」| 株式会社ACCESS

▼おすすめポイント
  • 高度な知識を持ったデータサイエンティストが課題解決を支援
  • 様々な業界に対応でき、特定の製品やプラットフォームに縛られない提案をおこなう
  • ビッグデータ活用コンサルティングもサービスとして提供

1980年代からIoT開発などのシステム開発など、多くの事業を展開しているACCESS社。

自社の幅広い事業領域から得たノウハウや、長年蓄積されたナレッジを活かし、特定の製品やプラットフォームに縛られない顧客ニーズにあわせた提案を得意としています。

AIの分野では画像解析を用いた設備検査や電子出版向けのレコメンドエンジン開発、企業独自のAIチャットボット開発など幅広く対応可能。

データサイエンスにもとづいたビッグデータ活用コンサルティングもおこなっているため、「膨大なデータはあるけど活用方法が分からない……」という企業さまにもおすすめです。

社名 株式会社ACCESS
所在地 東京都千代田区神田練塀町3番地
従業員数 814名(2023年1月末時点・連結)
主な取引先 株式会社アクティオ
ボッシュ株式会社
ダイキン工業株式会社 など
対応領域 IoTデータの蓄積・分析、自然言語処理、画像解析、テーブルデータ分析、既存モデルの高速化・最適化など
費用 要問い合わせ
実績例 ・AI画像解析による設備検査の省人化
・自然言語処理によるカスタマーレビュー自動解析

日本システム開発株式会社

日本システム開発株式会社出典:日本システム開発株式会社

▼おすすめポイント
  • プロジェクト初期段階から伴走して支援してくれる
  • エッジ環境で動作する、画像認識AIシステム開発が得意
  • ナンバープレート検知や混雑推移などに利用できるアプリも提供

愛知県名古屋市に本社を構える日本システム開発株式会社は、業務システムの開発やAIソリューション事業を展開している企業です。

なかでも画像認識エッジAIシステムの開発を得意とし、システムで重視したいポイントを丁寧にヒアリングしながら、要望にあわせて開発をおこなってくれます。

プロジェクトの企画や予算策定など、初期段階から支援してくれるのも特徴のひとつ。「自社の技術的な課題やリスクなどが分からない……」という場合も、伴走しつつプロジェクトを進めてくれます。

社名 日本システム開発株式会社
所在地 愛知県名古屋市中村区那古野1丁目47番1号(名古屋本社)
従業員数 479名(2023年4月1日時点)
主な取引先 株式会社AOKI
株式会社ハードオフコーポレーション
株式会社MCCマネジメント など
対応領域 画像認識、画像認識アノテーション支援、エッジAIアプリケーション
費用 要問い合わせ
実績例 要問い合わせ

株式会社pluszero

株式会社pluszero出典:pluszero

▼おすすめポイント
  • AIを活用した新規事業のコンサルティングが可能
  • オーダーメイドのAI開発、システム開発までワンストップで提供
  • 先行事例の少ない分野で強みを発揮

Artifitial Elastic Intelligence(AEI)という独自のコンセプトにもとづき、機械による人間の知能の複製を目指して研究開発を進めているpluszero社。

社内にはさまざまな経歴をもったメンバーが在籍しており、先行事例の少ない分野でこそ強みを発揮できるといいます。

自社開発だけでなく受託開発もおこなっており、新事業の企画など経営コンサルティングから、オーダーメイドのAI開発、システム開発まで一気通貫で支援可能です。

社名 株式会社pluszero
所在地 東京都世田谷区北沢2-6-10 仙田ビル4F
従業員数 120名(2022年10月時点)
主な取引先 株式会社アビスト
古野電気株式会社
株式会社エクステック など
対応領域 自然言語処理、画像・動画処理、価値分析・予測、PPDMなど
費用 要問い合わせ
実績例 車両認証業務の自動化
レート設定を自動化した外貨両替機開発

ニュートラル株式会社

ニュートラル株式会社出典:ニュートラル株式会社

▼おすすめポイント
  • 長年Webサービスで培った豊富な経験のある企業
  • カスタマイズに精通したエンジニア集団が提案から保守運用まで対応
  • 低コストで実現できる生産現場の改善提案など、柔軟な対応力が魅力

ニュートラル社は、20年以上に渡りWebサービスの開発を支援してきたオープンストリームホールディングス系列の企業です。

カスタマイズに精通したエンジニアが多数在籍していて、ニーズに応じたシステムの企画提案から保守運用にいたるまでワンストップで対応できるのが特徴です。

ディープラーニングやデータマイニングを活用したソリューションの提案から、低コストで実現を目指す生産現場の改善提案まで、規模を問わずに柔軟に対応可能。製造、流通、医療などの業界における実績も豊富に持っています。

社名 ニュートラル株式会社
所在地 名古屋市中区錦2-9-29 ORE名古屋伏見ビル11F(本社)
従業員数 378名(2023年4月1日現在)
主な取引先 富士通株式会社
ヤマハモーターソリューション株式会社
ブラザー工業株式会社 など
対応領域 ディープラーニング、データマイニング、予測・因果探索など
費用 要問い合わせ
実績例 要問い合わせ

株式会社モンスターラボホールディングス

株式会社モンスターラボホールディングス出典:株式会社モンスターラボホールディングス|TOPページ

▼おすすめポイント
  • UX/UIデザインやアプリ開発にも強い
  • ビジネス設計・企画段階からPMが参画
  • AI-OCRや画像認識を活用したアプリケーション開発実績もあり

モンスターラボホールディングスは、世界20ヵ国・33都市(2023年1月時点)に拠点を構えているシステム開発会社です。2,200件超の開発実績を誇り、世界的に活躍しています。

クライアントのビジネスを成功に導くことが同社のミッション。ビジネスの設計・企画段階からPMが伴走しつつ課題解決を支援しています。

AIの領域では画像認識を活用した自動採寸アプリの開発やレシート読み取り機能の精度向上を手掛けた実績があり、UX/UIデザイン、システム開発、アプリ開発など、あらゆる面からDX推進をサポートできるのが強みです。

社名 株式会社モンスターラボホールディングス
所在地 東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー 4F(東京本社)
従業員数 約1,200名(2023年8月時点・グループ全体)
主な取引先 株式会社クボタ
株式会社LIXIL
株式会社ほぼ日 など
対応領域 画像認識、音声認識、自然言語処理など
費用 要問い合わせ
実績例 AIを活用した解析・調整による動画編集作業の効率化
AIの画像認識を活用した自動採寸アプリ開発

株式会社海隆一創

株式会社海隆一創出典:株式会社海隆一創

▼おすすめポイント
  • Web制作やシステム開発による総合的なデジタルマーケティング支援が得意
  • AIをかけ合わせた業務システムやプロダクトの開発が可能
  • データやプライバシーを厳重保護するために包括的なセキュリティ体制を確立

海隆一創(ハイロンイッソウ)社はWeb制作やシステム開発を始めとする総合的なデジタルマーケティング支援を得意とする企業です。

社内にはAI専門チームがあり、ディープラーニングや画像処理、自然言語処理など、各システムにアルゴリズムを組み合わせた開発も可能です。

AI技術の利用はセキュリティリスクを考慮する必要がありますが、同社はデータの暗号化、アクセス制御、監視体制など、包括的なセキュリティ体制を確立。

最新の技術とセキュリティを組み合わせたAIソリューションを提供しています。

社名 株式会社海隆一創
所在地 東京都中央区銀座8丁目18番4号 THE FORME GINZA 7F
従業員数 102名(2023年時点)
主な取引先 楽天グループ株式会社
株式会社日立システムズ
RPAテクノロジーズ株式会社 など
対応領域 画像処理、音声認識、予測分析、IoT、自然言語処理など
費用 要問い合わせ
実績例 コンプライアンスチェックシステムの開発
AI-OCRを用いた紙帳票のデジタル化

株式会社スカイウイル

株式会社スカイウイル出典:株式会社スカイウイル

▼おすすめポイント
  • 経験豊富なスタッフによるデータ分析やAIアプリケーション開発が得意
  • 効果的な開発のために細かなコミュニケーションを重視
  • 需要予測システムなど予測分析ソリューションの実績が多数

アプリ開発やインフラ構築に強く、近年はAIや機械学習に注力しているスカイウイル社。

Python経験が豊富なエンジニアやデータサイエンティストが多数在籍しており、データ分析やAIアプリ開発において実績を伸ばしています。

ニーズを満たす効果的な開発のためには「目的を明確にして、アウトプットを共有する」ことが不可欠と考え、細かなコミュニケーションを重視するのが同社の特徴です。

また、最近の事例では広告業や製造業、医療における予測分析ソリューションの提供や、農業や公共施設へのAI・機械学習アプリケーション開発もおこなっています。

社名 株式会社スカイウイル
所在地 東京都品川区北品川5-9-11 大崎MTビル10F
従業員数 340名
主な取引先 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
日本電気株式会社(NEC)
TIS株式会社 など
対応領域 画像解析、数値解析、時系列データ解析、自然言語解析など
費用 要問い合わせ
実績例 ・広告効果の最適化を目的とした農作物の需要予測
・放送権取得の最適化を目的とした視聴率の予測 など

株式会社ヘッドウォータース

株式会社ヘッドウォータース出典:ヘッドウォータース

▼おすすめポイント
  • 学習モデルやソリューション、プロダクトまでニーズに応じて提供
  • スマートグラスアプリ開発など特殊なプロダクトにも対応可能
  • 独自のプラットフォームで高速開発を実現

コミュニケーションロボットアプリ開発で培ったノウハウを活かし、AIのマルチデバイス化を進めてきたヘッドウォータース社。

画像認識、音声認識、数理最適化やスマートグラスアプリ開発など、これまで経験を積んできた技術を組み合わせ、ニーズに応じてプロダクトやソリューションを一気通貫で提供しています。

自社独自のプラットフォームでAIでよく使われる機能をコンポーネント化し、クラウド上で蓄積管理することで高速なAIシステム開発を実現。

プロトタイプなら数日単位で開発できるケースもあるなど、スピード感ある開発力も特徴です。

社名 株式会社ヘッドウォータース
所在地 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
従業員数 119名(2023年8月時点・連結)
主な取引先 非公開
対応領域 自然言語処理、ディープラーニング画像解析、レコメンド、音声解析など
費用 要問い合わせ
実績例 ・ショッピングモールにおける混雑状況分析
・医療品の副作用リスク予測

エクスウェア株式会社

エクスウェア株式会社出典:エクスウェア

▼おすすめポイント
  • コンサルティングからシステム実装、保守運用まで対応可能
  • 自社開発のAIを活用したシステム導入実績が多数有
  • 顔認証技術を活用したソリューション開発の実績が豊富

エクスウェア社では業務システム、Webシステムなど規模やジャンルを問わずさまざまなシステム開発をおこなっています。

AIを活用した開発では、コンサルティングから開発、保守・運用にいたるまでワンストップで対応可能。IBM社が開発したAI「Watson」やオープンソースを活用し、ニーズや予算に見合ったAIアプリケーションを開発してくれます。

また、自社開発のAIシステムを多数保有しており、特に顔認証技術を活用したソリューションの提案が得意領域です。

社名 エクスウェア株式会社
所在地 東京都品川区東品川4-10-27 住友不動産品川ビル13階(東京本社)
従業員数 100名 (2023年6月時点)
主な取引先 ソフトバンク株式会社
ソフトバンクロボティクス株式会社
株式会社凪スピリッツ など
対応領域 自然言語処理、画像認識、感情認識、音声処理、予測処理など
費用 要問い合わせ
実績例 名刺・アンケート情報収集アプリの開発
顔認証技術によるリモートワーク支援

その他のAIシステム開発会社

以下の記事では、AIの種類や目的にあわせて会社をまとめています。あわせてご覧ください。

AIシステム開発の流れ

AIを使ったシステム開発は、構想、PoC、実装、運用という4つのステップに沿って進めていきます。

1.構想フェーズ
課題の抽出やAIで実現したいことの整理やROI(投資額に対する利益率)の検討などをおこない、課題解決に必要な機能を構想します。
2.PoC(実証実験)フェーズ
学習データの取得・分析、プロトタイプの構築、ROIの確認などをおこない、プロジェクトの実現性を確認するフェーズです。
3.実装フェーズ
検証を重ねてみて問題がなければ要件定義、設計、開発、実装を進めていきます。
4.運用フェーズ
保守運用だけでなく、AIのモニタリング、チューニングもおこないながら、さらに精度向上を目指します。

AIを使ったシステム開発は通常のシステム開発とは異なり、リリース後のチューニングも重要となります。そのため、運用フェーズに入った後もデータ解析やAIモデル改善を担当してくれるスタッフをアサインできるのか、事前に確認しておくとよいです。

また、開発期間は内容や規模によって数ヶ月から数年単位で大きく変わります。「短納期で依頼したいのに間に合わない……!」という場合は、ノーコード/ローコードでの開発やパッケージ型ソリューションを選択肢に入れるのも手です。

AIを活用してできること

「そもそもAIを使ってどんなことができるの?」「自社の課題をAIで解決できるのか?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。そこで、AIを活用してできることの例を分野ごとに簡単に紹介します。

▼企業のAI活用事例を見たい方はこちら!
生成AIの活用事例6選。新規事業や業務効率化の実例を紹介

生成AI
生成AI(Generative AI)は、機械学習アルゴリズムによってさまざまなコンテンツや情報を作り出すAIのことです。

テキスト生成AIのChatGPT、画像生成AIのMidjourneyのように、専門知識がなくても誰でも簡単に使えることから、広く利用されています。

▼活用例
  • テキスト生成AI:チャットボットへの応用、文章校正など
  • 画像生成AI:自社商品画像の自動生成、キャラクターの表情差分作成など

画像・音声認識、AI-OCR
画像や音声、テキストデータをAIに読み取らせて認識・解析する技術です。AI-OCRは従来のOCRと異なり、読み取った文字をデータ化する作業も自動でおこなってくれます。

▼活用例
  • 画像認識:製品の外観に異常がないか検査する、顔認識システムに活用するなど
  • 音声認識:自動翻訳、テープ起こしの自動化など
  • AI-OCR:帳票データを読み取り指定ソフトに自動入力、紙書類のデータ化など

ビッグデータ分析
ビッグデータとは、全体把握が困難な膨大な量のデータ群を表す言葉です。データを分析することでさまざまな予測に役立てることができ、活用範囲がとても幅広いのが特徴です。

▼活用例
  • マーケティング:商品の売上予測、需要予測の分析
  • 防災:天気予報やハザードマップの作成
  • 交通:道路渋滞予測、交通機関の混雑予測

カスタマーサクセス(CS)
カスタマーサクセスとは、顧客の課題やニーズを理解して能動的な提案を顧客におこなうことです。

問い合わせ内容に回答するカスタマーサポートとは異なり、購入促進や解約防止などの役割があります。

最近は企業のWebページ上でチャットボットを見ることも多いと思いますが、あれもカスタマーサクセスのひとつです。

▼活用例
  • チャットボット:チャットで顧客の質問に自動応答し、解決策を提示する
  • Web接客:サイトを訪れたユーザーにポップアップやチャットでサービスを訴求する
  • レコメンド:ECサイト上で過去の購入履歴を分析し、おすすめ商品を提示する

AIシステム開発会社の探し方

AIを使ったシステム開発は専門性が高い分野ですので、失敗しないためには会社選びが重要です。

依頼前に以下のポイントを踏まえて、自社にあったパートナーを検討してみてはいかがでしょう。

  1. AIで解決したい課題や目的を考える
  2. 目的に近い開発実績がある会社か調べる

1.AIで解決したい課題や目的を考える

まずはAIを活用して解決したい課題や導入の目的を明確にしましょう。たとえば以下のようなことが考えられます。

  • コストダウン:チャットボットを活用してカスタマーセンターの人件費を削減したい
  • 売上拡大:市場データにもとづいて需要を予測し、売上の最大化を図りたい
  • 新事業の構築:市場調査やカスタマージャーニーマップの作成を効率よくおこないたい
  • 業務効率化:議事録作成などの本来の業務領域ではないものをAIで代行したい

ただし、AIを導入したからといってすべての作業を自動化できるわけではありません。

何をどこまでどうしたいのか、自社だけでなくユーザーの声なども参考にしながら、できる限り具体的に要望をまとめておきましょう。

そうすることでAIによって改善したいポイントや必要なサービスが明確になり、パートナー選びの基準となります。

2.目的に近い開発実績がある会社か調べる

パートナー候補の選定で注意したい点は、自社の目的と類似するAIシステムの開発実績があるかどうかをチェックすることです。

AIを使ったシステム開発は、データサイエンスにもとづく専門的な知識が必要となります。実績がない会社に依頼した場合は要望をうまく汲み取れず、期待した品質を満たせなかったり、想定以上に開発費用が必要となったりするケースもあるでしょう。

したがって、各社のWebサイトで開発実績ページをチェックし、技術力や信頼感を感じられる会社を見極めることが重要です。

AIを使ったシステム開発の費用について

ここまで紹介してきた企業概要を見るとわかるとおり、AIを使ったシステム開発にかかる費用は基本的に問い合わせが必要となります。

これはシステムの仕様や開発の規模、期間などによって費用に大きく差が生じるためです。パートナー選びの際には複数の企業から見積もりを取り、相場感を把握したうえで検討するようにしましょう。

特にAIを使ったシステム開発は、実装前のPoCフェーズや、リリース後のAIモデル改善の段階でも費用や工数が必要となります。

費用を抑えたい場合は、パッケージ化されたソリューションやプロダクトの利用も検討してみてください。

さいごに

AIを使ったシステム開発ができる会社は増えつつあるものの、対応可能な技術領域やシステムの種類は企業によって異なります。

自社の目的に見合った開発が可能かを事前に調べたうえで、気になる企業には問い合わせをして、より詳しい実績を確認してみてください。

弊社でも生成AIコンサルティングや、AIを活用したシステム開発・アプリケーション開発の支援をおこなっています。

以下のページで弊社の強みをご紹介しているので、システム開発会社をお探しの方はぜひご検討ください。

生成AIコンサルティングのサービス詳細はこちら

この記事のシェア数

アクセンチュア株式会社にて、スクラッチ・パッケージ開発のデリバリー部隊に所属。100人規模のSIプロジェクトを多数経験。SI経験15年以上。経験領域はアプリ、IF、データ基盤、インフラ。クライアントファーストを信条にソリューションの提案からデリバリーまで幅広く実施。

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