おすすめAIシステム開発会社一覧|特徴・分野別に詳しく紹介

Michitoshi Kudo

Michitoshi Kudo

株式会社LIG テクノロジー部部長の工藤です。これまでさまざまな業種の企業さまへ、生成AI導入支援を行ってきました。

最近は業務効率化やコスト削減を目的にして、AIを活用したシステム開発を導入する企業さまが増えています。

AIを使ったシステム開発を検討するにあたって、「自社に開発ノウハウやリソースがない……」「どんな基準でパートナー企業を選べばよいか分からない……」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで、AIを使ったシステム開発が得意な会社を厳選して特徴別にご紹介します。


 
各社の実績や強み、会社の選び方や開発の流れまであわせて解説します。ご参考になると幸いです。

自社に最適なAIシステムを導入されたい方へ
AIシステム開発を検討するにあたり、以下のようなお悩みはありませんか?

・どのAIをどうやって導入すればいいの?
・開発したいシステムがあるけど実現できるか分からない
・費用対効果は見合うの?


AIシステムは業務効率化や顧客満足度向上のためにとても有効ですが、ゼロから開発するとなると開発費は高額になりがちです。しかし、ChatGPTなど既存の生成AIサービスを活用すれば、比較的安価に貴社の要望を実現できるケースもあるため、まずは生成AIに知見のある会社に相談するのがおすすめです。

弊社LIGでは生成AI活用を専門とする梶谷健一氏を顧問に迎え、AIに詳しいスタッフが貴社のビジネス創出や業務効率化をサポートしております。「とりあえず見積もりだけ欲しい」「相談に乗ってほしい」という場合でも、お気軽にご相談ください。

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※最終更新日:

AIを使ったシステム開発に強い会社15選

今回はAIを使ったシステム開発の実績がある社員100名以上の企業に絞り、各社の強みや制作実績をまとめました。

社名をクリックまたはタップすると、各社の詳しい情報までジャンプします。

株式会社LIG

株式会社LIG>> 株式会社LIGの問い合わせフォームはこちら

▼おすすめポイント
  1. AIを活用した戦略策定から必要なシステム開発まで一気通貫で支援
  2. アジャイル型やハイブリッド型など柔軟な開発体制を構築可能
  3. 生成AIの専門家・梶谷健人氏を顧問に迎え最新のAIナレッジを常に獲得

① AIを活用した戦略策定から必要なシステム開発まで一気通貫で支援
弊社LIGは、社内にAI特化の専門チームを設立して常に最新のAIナレッジを社内で共有しています。また、外資系コンサル出身のベテランがプロジェクトマネージャーとして参画するため、AIを活用した戦略策定からニーズに応じたシステム開発まで一気通貫で支援可能です。
  

② アジャイル型やハイブリッド型など柔軟な開発体制を構築可能
弊社はフィリピン、ベトナムにも拠点を持ち、国内のベテランディレクターと海外の優秀なエンジニアによる柔軟な開発体制を構築できるのも強みです。

プロジェクトに応じて、ウォーターフォール型開発だけでなく、アジャイル開発やハイブリッド型開発にも対応いたします。
  

③ 生成AIの専門家・梶谷健人氏を顧問に迎え最新のAIナレッジを常に獲得
弊社LIGはもともとWeb制作やシステム開発を得意としており、さまざまな大型案件を担当してきた実績があります。

2023年には生成AIやXRの専門家である梶谷健人氏を顧問に迎え、AIコンサルティングサービスをスタートしました。常に最新の生成AIナレッジを取得し、生成AIシステム開発をおこなっています。

プレスリリース:LIG、顧問に梶谷 健人氏を迎え入れ「生成AIコンサルティング」事業を本格スタート

社名 株式会社LIG
URL https://liginc.co.jp/solutions/technology
所在地 東京都台東区小島2-20-11(本社)
従業員数 230名(2023年4月1日時点・連結)
電話番号 03-6240-1253
対応領域 サービスデザイン、プロトタイプ作成、商用開発、保守運用、技術・トレンドリサーチ、生成AI業務フロー策定、検収・勉強会、ワークショップ
費用 要問い合わせ

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株式会社電通総研

株式会社電通総研出典:ISID

▼おすすめポイント
  • 電通グループの総合力を活かしたソリューションを提供
  • 専門的なシステムから業務システムまで幅広く対応可能
  • 「スペシャリストの視点」で課題解決に必要なテクノロジーを的確に実装

株式会社電通総研は最先端テクノロジーの知識と、電通グループの持つクリエイティビティを掛け合わせたソリューションを提供している企業です。

開発ではスペシャリストの視点を重視し、顧客の業務を知り尽くすことで、課題解決に必要なテクノロジーを的確に実装できることが強みといいます。

業界特有の課題解決をおこなう専門的なシステムや、どんな会社にも必要な人事・会計領域の業務システム、生活者とのコミュニケーションをデザインするプラットフォームなど、開発実績はさまざま。

業種やシステムの種類を問わない柔軟な対応力も特徴です。

社名 株式会社電通総研
所在地 東京都港区港南2-17-1
従業員数 3,240名(2023年4月時点・連結)
主な取引先 非公開
対応領域 AI-OCR、データ解析、AIプラットフォーム構築、自然言語処理など
費用 要問い合わせ
実績例 AI-OCRを用いた表記検出のシステムを立ち上げ
後払い決済サービスの与信審査システム刷新

株式会社シーエーシー

株式会社シーエーシー出典:シーエーシー

▼おすすめポイント
  • 創業57年、800名を超えるエンジニアが在籍する国内大手企業
  • 自社開発のAIやクラウドを用いて柔軟なソリューションを提供
  • 大手教育企業や製造業、保険業における開発実績有

1966年創業のシーエーシー社は、800名以上のエンジニアが在籍している大手システム開発会社です。AIやブロックチェーン、IoTなどの最新技術を活用し、顧客のDX推進を支援しています。

得意分野は、自社開発のAIモデルやクラウドなどを活用したシステム開発。

表情・感情解析AIや音声感情解析AI、画像解析AIなど多彩なモデルを使い分け、教育業や製造業、保険業など業界を問わずに開発をおこなってきた実績があります。

社名 株式会社シーエーシー
所在地 東京都中央区日本橋箱崎町24番1号
従業員数 1,128名(2022年12月31日時点)
主な取引先 株式会社ベネッセコーポレーション
三井物産グローバルロジスティクス株式会社
明治安田生命保険相互会社 など
対応領域 画像解析、表情・感情解析、音声感情解析など
費用 要問い合わせ
実績例 英語オンラインレッスンにおける表情・感情認識AI導入
自動封函時の異常検知AIアプリケーション

株式会社PKSHA Technology

株式会社PKSHA Technology出典:PKSHA Technology

▼おすすめポイント
  • 導入企業社数2,354社で国内トップクラスの実績(2021年時点)
  • 自社で研究開発とソリューション提供を循環させ、高品質な製品を提供
  • 業種、業界を問わずモデル開発から携わった実績を保有

PKSHA Technology社は設立5年で上場した急成長中の企業です。

主に自然言語処理、画像認識、機械学習/深層学習技術に関わるアルゴリズムを研究開発してクライアントに提供しており、導入企業数は2,354社(2021年時点)、アルゴリズム導入数は165個と国内AI業界トップクラスの実績を誇ります。

「PKSHA ReSearch」という自社研究部門が社内にあり、そこで研究開発されたアルゴリズムを搭載したソフトウェアを用いた多角的な提案をできるのが強みです。

これまで小売、流通、自動車、都市開発、金融保険、教育、医療など様々な業界に対してソリューション、プロダクトを提供しています。

社名 株式会社PKSHA Technology
所在地 東京都文京区本郷2-35-10 本郷瀬川ビル
従業員数 443名(2023年8月時点・連結)
主な取引先 トヨタ自動車株式会社
株式会社NTTドコモ
LINE株式会社 など
対応領域 自然言語処理、画像認識、機械学習/深層学習技術など
費用 要問い合わせ
実績例 ボイスボットによる自動応答化(SaaS)
AIの共有モデルを活用したカード不正検知システム

株式会社SOTATEK JAPAN

株式会社SOTATEK JAPAN出典:SotaTek Japan

▼おすすめポイント
  • AIだけでなく、ブロックチェーンなどの最先端技術を駆使
  • 世界25カ国350以上のプロジェクトでオフショア開発の実績有
  • オフショア、オンサイト、ハイブリッドなど開発スタイルを使い分けできる

SOTATEK JAPAN社はAI活用に加えて、ブロックチェーンやIoT領域も得意とする開発会社です。

国内だけでなくベトナム・ハノイにも拠点があり、これまで世界25カ国350以上のプロジェクトでオフショア開発をおこなっています。

クライアントに応じた最適なソリューションを提供するために、自社の研究開発センター「SotaLabs」で先端技術を研究しています。

オフショアだけでなくオンサイト、ハイブリッドと3つのスタイルを使い分けられるため、要望や予算に応じて開発体制を構築できるのもポイントです。

社名 株式会社SOTATEK JAPAN
所在地 東京都中央区銀座7-17-14 松岡銀七ビル4F(本社)
従業員数 1,200名(2023年8月時点・Sota Holdingsグループ連結)
主な取引先 非公開
対応領域 アノテーション、自然言語処理、音声認識、データマイニング、ブロックチェーン、IoT、RPA、メタバースデザインなど
費用 要問い合わせ
実績例 AIベースの美容アプリケーション
AIベースのヘルスケアプラットフォーム

株式会社HBLAB

株式会社HBLAB出典:HBLAB

▼おすすめポイント
  • クライアント継続利用率は95%以上
  • 日本語ができるスタッフが充実していることが売り
  • ラボ型オフショア開発で、コストを抑えて開発チームを組める

HBLAB社はベトナムと日本に拠点を置くAIテックカンパニーです。これまでWeb制作やスマホアプリ、ゲーム開発など様々な領域で経験をつみ、現在はAIの研究・開発に注力しています。

日本語が堪能なスタッフが充実していることや、ラボ型オフショアでコストを抑えながら開発できることを売りとしており、クライアント継続利用率は95%以上。

過去には国内大手自動車技術サービス会社に、AIによる中古車価格推定ソリューションを提供した実績もあります。

社名 株式会社HBLAB
所在地 東京都荒川区東日暮里5-34-1 川原第2ビル5F(東京事務所)
従業員数 370名(2023年8月時点・連結)
主な取引先 合同会社DMM.com
株式会社NTC
遠鉄システムサービス株式会社 など
対応領域 機械学習、自然言語処理、画像処理、データ分析、ARなど
費用 要問い合わせ
実績例 ・管理システム/決済システムの開発と改良
・オールインワンのマーケティングシステム開発

株式会社ACCESS

株式会社ACCESS出典:データサイエンス 「Data Science」| 株式会社ACCESS

▼おすすめポイント
  • 高度な知識を持ったデータサイエンティストが課題解決を支援
  • 様々な業界に対応でき、特定の製品やプラットフォームに縛られない提案をおこなう
  • ビッグデータ活用コンサルティングもサービスとして提供

1980年代からIoT開発などのシステム開発など、多くの事業を展開しているACCESS社。

自社の幅広い事業領域から得たノウハウや、長年蓄積されたナレッジを活かし、特定の製品やプラットフォームに縛られない顧客ニーズにあわせた提案を得意としています。

AIの分野では画像解析を用いた設備検査や電子出版向けのレコメンドエンジン開発、企業独自のAIチャットボット開発など幅広く対応可能。

データサイエンスにもとづいたビッグデータ活用コンサルティングもおこなっているため、「膨大なデータはあるけど活用方法が分からない……」という企業さまにもおすすめです。

社名 株式会社ACCESS
所在地 東京都千代田区神田練塀町3番地
従業員数 814名(2023年1月末時点・連結)
主な取引先 株式会社アクティオ
ボッシュ株式会社
ダイキン工業株式会社 など
対応領域 IoTデータの蓄積・分析、自然言語処理、画像解析、テーブルデータ分析、既存モデルの高速化・最適化など
費用 要問い合わせ
実績例 ・AI画像解析による設備検査の省人化
・自然言語処理によるカスタマーレビュー自動解析

日本システム開発株式会社

日本システム開発株式会社出典:日本システム開発株式会社

▼おすすめポイント
  • プロジェクト初期段階から伴走して支援してくれる
  • エッジ環境で動作する、画像認識AIシステム開発が得意
  • ナンバープレート検知や混雑推移などに利用できるアプリも提供

愛知県名古屋市に本社を構える日本システム開発株式会社は、業務システムの開発やAIソリューション事業を展開している企業です。

なかでも画像認識エッジAIシステムの開発を得意とし、システムで重視したいポイントを丁寧にヒアリングしながら、要望にあわせて開発をおこなってくれます。

プロジェクトの企画や予算策定など、初期段階から支援してくれるのも特徴のひとつ。「自社の技術的な課題やリスクなどが分からない……」という場合も、伴走しつつプロジェクトを進めてくれます。

社名 日本システム開発株式会社
所在地 愛知県名古屋市中村区那古野1丁目47番1号(名古屋本社)
従業員数 479名(2023年4月1日時点)
主な取引先 株式会社AOKI
株式会社ハードオフコーポレーション
株式会社MCCマネジメント など
対応領域 画像認識、画像認識アノテーション支援、エッジAIアプリケーション
費用 要問い合わせ
実績例 要問い合わせ

株式会社pluszero

株式会社pluszero出典:pluszero

▼おすすめポイント
  • AIを活用した新規事業のコンサルティングが可能
  • オーダーメイドのAI開発、システム開発までワンストップで提供
  • 先行事例の少ない分野で強みを発揮

Artifitial Elastic Intelligence(AEI)という独自のコンセプトにもとづき、機械による人間の知能の複製を目指して研究開発を進めているpluszero社。

社内にはさまざまな経歴をもったメンバーが在籍しており、先行事例の少ない分野でこそ強みを発揮できるといいます。

自社開発だけでなく受託開発もおこなっており、新事業の企画など経営コンサルティングから、オーダーメイドのAI開発、システム開発まで一気通貫で支援可能です。

社名 株式会社pluszero
所在地 東京都世田谷区北沢2-6-10 仙田ビル4F
従業員数 120名(2022年10月時点)
主な取引先 株式会社アビスト
古野電気株式会社
株式会社エクステック など
対応領域 自然言語処理、画像・動画処理、価値分析・予測、PPDMなど
費用 要問い合わせ
実績例 車両認証業務の自動化
レート設定を自動化した外貨両替機開発

ニュートラル株式会社

ニュートラル株式会社出典:ニュートラル株式会社

▼おすすめポイント
  • 長年Webサービスで培った豊富な経験のある企業
  • カスタマイズに精通したエンジニア集団が提案から保守運用まで対応
  • 低コストで実現できる生産現場の改善提案など、柔軟な対応力が魅力

ニュートラル社は、20年以上に渡りWebサービスの開発を支援してきたオープンストリームホールディングス系列の企業です。

カスタマイズに精通したエンジニアが多数在籍していて、ニーズに応じたシステムの企画提案から保守運用にいたるまでワンストップで対応できるのが特徴です。

ディープラーニングやデータマイニングを活用したソリューションの提案から、低コストで実現を目指す生産現場の改善提案まで、規模を問わずに柔軟に対応可能。製造、流通、医療などの業界における実績も豊富に持っています。

社名 ニュートラル株式会社
所在地 名古屋市中区錦2-9-29 ORE名古屋伏見ビル11F(本社)
従業員数 378名(2023年4月1日現在)
主な取引先 富士通株式会社
ヤマハモーターソリューション株式会社
ブラザー工業株式会社 など
対応領域 ディープラーニング、データマイニング、予測・因果探索など
費用 要問い合わせ
実績例 要問い合わせ

株式会社モンスターラボホールディングス

株式会社モンスターラボホールディングス出典:株式会社モンスターラボホールディングス|TOPページ

▼おすすめポイント
  • UX/UIデザインやアプリ開発にも強い
  • ビジネス設計・企画段階からPMが参画
  • AI-OCRや画像認識を活用したアプリケーション開発実績もあり

モンスターラボホールディングスは、世界20ヵ国・33都市(2023年1月時点)に拠点を構えているシステム開発会社です。2,200件超の開発実績を誇り、世界的に活躍しています。

クライアントのビジネスを成功に導くことが同社のミッション。ビジネスの設計・企画段階からPMが伴走しつつ課題解決を支援しています。

AIの領域では画像認識を活用した自動採寸アプリの開発やレシート読み取り機能の精度向上を手掛けた実績があり、UX/UIデザイン、システム開発、アプリ開発など、あらゆる面からDX推進をサポートできるのが強みです。

社名 株式会社モンスターラボホールディングス
所在地 東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー 4F(東京本社)
従業員数 約1,200名(2023年8月時点・グループ全体)
主な取引先 株式会社クボタ
株式会社LIXIL
株式会社ほぼ日 など
対応領域 画像認識、音声認識、自然言語処理など
費用 要問い合わせ
実績例 AIを活用した解析・調整による動画編集作業の効率化
AIの画像認識を活用した自動採寸アプリ開発

株式会社海隆一創

株式会社海隆一創出典:株式会社海隆一創

▼おすすめポイント
  • Web制作やシステム開発による総合的なデジタルマーケティング支援が得意
  • AIをかけ合わせた業務システムやプロダクトの開発が可能
  • データやプライバシーを厳重保護するために包括的なセキュリティ体制を確立

海隆一創(ハイロンイッソウ)社はWeb制作やシステム開発を始めとする総合的なデジタルマーケティング支援を得意とする企業です。

社内にはAI専門チームがあり、ディープラーニングや画像処理、自然言語処理など、各システムにアルゴリズムを組み合わせた開発も可能です。

AI技術の利用はセキュリティリスクを考慮する必要がありますが、同社はデータの暗号化、アクセス制御、監視体制など、包括的なセキュリティ体制を確立。

最新の技術とセキュリティを組み合わせたAIソリューションを提供しています。

社名 株式会社海隆一創
所在地 東京都中央区銀座8丁目18番4号 THE FORME GINZA 7F
従業員数 102名(2023年時点)
主な取引先 楽天グループ株式会社
株式会社日立システムズ
RPAテクノロジーズ株式会社 など
対応領域 画像処理、音声認識、予測分析、IoT、自然言語処理など
費用 要問い合わせ
実績例 コンプライアンスチェックシステムの開発
AI-OCRを用いた紙帳票のデジタル化

株式会社スカイウイル

株式会社スカイウイル出典:株式会社スカイウイル

▼おすすめポイント
  • 経験豊富なスタッフによるデータ分析やAIアプリケーション開発が得意
  • 効果的な開発のために細かなコミュニケーションを重視
  • 需要予測システムなど予測分析ソリューションの実績が多数

アプリ開発やインフラ構築に強く、近年はAIや機械学習に注力しているスカイウイル社。

Python経験が豊富なエンジニアやデータサイエンティストが多数在籍しており、データ分析やAIアプリ開発において実績を伸ばしています。

ニーズを満たす効果的な開発のためには「目的を明確にして、アウトプットを共有する」ことが不可欠と考え、細かなコミュニケーションを重視するのが同社の特徴です。

また、最近の事例では広告業や製造業、医療における予測分析ソリューションの提供や、農業や公共施設へのAI・機械学習アプリケーション開発もおこなっています。

社名 株式会社スカイウイル
所在地 東京都品川区北品川5-9-11 大崎MTビル10F
従業員数 340名
主な取引先 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
日本電気株式会社(NEC)
TIS株式会社 など
対応領域 画像解析、数値解析、時系列データ解析、自然言語解析など
費用 要問い合わせ
実績例 ・広告効果の最適化を目的とした農作物の需要予測
・放送権取得の最適化を目的とした視聴率の予測 など

株式会社ヘッドウォータース

株式会社ヘッドウォータース出典:ヘッドウォータース

▼おすすめポイント
  • 学習モデルやソリューション、プロダクトまでニーズに応じて提供
  • スマートグラスアプリ開発など特殊なプロダクトにも対応可能
  • 独自のプラットフォームで高速開発を実現

コミュニケーションロボットアプリ開発で培ったノウハウを活かし、AIのマルチデバイス化を進めてきたヘッドウォータース社。

画像認識、音声認識、数理最適化やスマートグラスアプリ開発など、これまで経験を積んできた技術を組み合わせ、ニーズに応じてプロダクトやソリューションを一気通貫で提供しています。

自社独自のプラットフォームでAIでよく使われる機能をコンポーネント化し、クラウド上で蓄積管理することで高速なAIシステム開発を実現。

プロトタイプなら数日単位で開発できるケースもあるなど、スピード感ある開発力も特徴です。

社名 株式会社ヘッドウォータース
所在地 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
従業員数 119名(2023年8月時点・連結)
主な取引先 非公開
対応領域 自然言語処理、ディープラーニング画像解析、レコメンド、音声解析など
費用 要問い合わせ
実績例 ・ショッピングモールにおける混雑状況分析
・医療品の副作用リスク予測

エクスウェア株式会社

エクスウェア株式会社出典:エクスウェア

▼おすすめポイント
  • コンサルティングからシステム実装、保守運用まで対応可能
  • 自社開発のAIを活用したシステム導入実績が多数有
  • 顔認証技術を活用したソリューション開発の実績が豊富

エクスウェア社では業務システム、Webシステムなど規模やジャンルを問わずさまざまなシステム開発をおこなっています。

AIを活用した開発では、コンサルティングから開発、保守・運用にいたるまでワンストップで対応可能。IBM社が開発したAI「Watson」やオープンソースを活用し、ニーズや予算に見合ったAIアプリケーションを開発してくれます。

また、自社開発のAIシステムを多数保有しており、特に顔認証技術を活用したソリューションの提案が得意領域です。

社名 エクスウェア株式会社
所在地 東京都品川区東品川4-10-27 住友不動産品川ビル13階(東京本社)
従業員数 100名 (2023年6月時点)
主な取引先 ソフトバンク株式会社
ソフトバンクロボティクス株式会社
株式会社凪スピリッツ など
対応領域 自然言語処理、画像認識、感情認識、音声処理、予測処理など
費用 要問い合わせ
実績例 名刺・アンケート情報収集アプリの開発
顔認証技術によるリモートワーク支援

音声認識・音声解析が得意なAIシステム開発会社

株式会社LIG

株式会社LIG>> 株式会社LIGの問い合わせフォームはこちら
おすすめ理由:AI導入からシステム実装・保守までワンストップで支援

弊社LIGはWeb制作やシステム開発をルーツとしており、2023年には生成AIやXRの専門家である梶谷健人氏を顧問に迎え生成AIコンサルティングサービスを提供しております。

「AIを導入したいけど何から始めればいいか分からない」という企業さまに対し、特定のプロダクトにとらわれず、AIを活用した戦略策定からプロトタイプ作成、システム実装まで一気通貫でご提案できることが強みです。

たとえば文字起こし会議ツールの技術検証や開発実績があるほか、弊社の実務においてもOpenAI社のWhisperを活用した文字起こしなど、音声認識AIを活用しています。ノウハウを持ったプロがお客様のニーズや課題に応じて、最適なソリューションを提案させていただきます

音声認識AIの活用を検討中の方は、ぜひ下記ページからサービス詳細をご覧ください。

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社名 株式会社LIG
URL https://liginc.co.jp/solutions/technology
所在地 東京都台東区小島2-20-11
電話番号 03-6240-1253
費用 要問合せ

エス・アンド・アイ株式会社

エス・アンド・アイ株式会社出典:エス・アンド・アイ株式会社

おすすめ理由:コンタクトセンターの業務改善に役立つAIサービスを提供

エス・アンド・アイ社はコンタクトセンター向けの音声認識AI開発に特化した企業です。

音声データをもとにAIが回答を提案する応対支援システム「AI Dig」シリーズを提供しているほか、音声認識システム運用支援サービスも実施。音声認識AIの導入・運用支援、認識率向上支援、活用支援と3つの軸でサポートしてくれます。

社名 エス・アンド・アイ株式会社
所在地 東京都港区西新橋1-7-14 京阪神 虎ノ門ビル 受付:9F
費用 要問合せ
実績例 パーソルワークスデザインに、フルクラウド型コンタクトセンター基盤Genesys Cloud CXを導入 ※外部サイトに遷移します

アーニーMLG株式会社

アーニーMLG株式会社出典:アーニーMLG株式会社

おすすめ理由:話者分離・感情分析が得意な独自のAIが魅力

アーニーMLG社では、自社独自の音声認識AI「Olaris」を開発・提供しています。一般的に、音声認識AIは話者を分けて認識する精度を高めるのが難しいと言われていますが、Olarisは話者の自動識別や感情分析が可能な点を強みとしてうたっています。

日本語のビジネス会話に特化していて、特定の業界や業務にあわせたモデルの用意も可能です。

社名 アーニーMLG株式会社
所在地 福岡県福岡市博多区博多駅東1-12-6 花村ビル7F-8F
費用 Olaris
・クラウド型API提供:従量課金1分あたり1.5円〜
・AWS/オンプレ型提供:従量課金同時接続数1あたり5,000円〜
※それぞれ条件により金額が異なるため、公式サイトをご確認ください
実績例 要問合せ

株式会社ATR-Trek

株式会社ATR-Trek出典:株式会社ATR-Trek

おすすめ理由:オフラインでも利用できる多言語翻訳システムを開発可能

ATR-Trek社は音声認識システム「vGate ASR」や、「vGate Translate 音声翻訳システム」を活用したソリューションを提供している企業です。

同社のシステムはオフラインでも利用可能なのが特徴で、音声翻訳システムは多言語翻訳にも対応。業界や業務に応じて専用のカスタマイズもできるため、幅広いビジネスで活用できます。

社名 株式会社ATR-Trek
所在地 大阪府大阪市淀川区西中島6-1-1 新大阪プライムタワー18F
費用 要問合せ
実績例 日中翻訳システムの開発(住友ゴム工業株式会社) ※外部サイトに遷移します

Hmcomm株式会社

Hmcomm株式会社出典:Hmcomm株式会社

おすすめ理由:AI異音検知やコールセンター向けシステムを開発

音に特化したAI企業として創業したHmcomm(エイチエムコム)社では、コールセンター業務改善AI「Voice Contact®」や、AI異音検知「Fast-D®」などのソリューションを提供しています。

「Fast-D®」はAI技術者でなくてもモデル作成やメンテナンスができ、製造業やインフラ、医療など専門性の高い業界で活用できるのが特徴です。

社名 Hmcomm株式会社(エイチエムコム)
所在地 東京都港区芝大門2-11-1 富士ビル 2階・5階
費用 要問合せ
実績例 巡回点検業務の負荷を15%軽減(シンテックホズミ社) ※外部サイトに遷移します

ティ・アイ・エル株式会社

ティ・アイ・エル株式会社出典:ティ・アイ・エル株式会社

おすすめ理由:カスタマイズ可能なtoC特化のソリューションを提供

ティ・アイ・エル社では、AIボイスレコーダーソリューション「RECORiS」を提供しています。

訪問営業や介護施設など、訪問先でNGワードや大声などを検知すると自動的にオペレーションセンターへ通報する機能があり、コミュニケーションのトラブル防止に活用できるのが特徴です。自社課題に応じた、既存システムにない機能の開発も相談できます。

社名 ティ・アイ・エル株式会社
所在地 東京都港区南青山五丁目12番24号 シャトー東洋南青山B1
費用 RECORiS
・Liteプラン:1,000円〜(1アカウント1,000円+システム利用料)
・Standardプラン:60,000円〜(利用時間+システム利用料)
・Enterpriseプラン:要問合せ
実績例 訪問修理サービスにおける導入事例 ※外部サイトに遷移します

画像認識・画像解析が得意なAIシステム開発会社

エルピクセル株式会社

エルピクセル株式会社出典:エルピクセル株式会社

おすすめ理由:医学、薬学、農学などライフサイエンス分野に特化

“ライフサイエンスと画像解析の双方に強みを持った会社”とうたうエルピクセル社は、画像処理技術とAIを融合させた画像解析・検査システムを開発しています。

特に医学、薬学、農学の分野を得意とし、医療画像診断支援技術「EIRL」(エイル)や創薬を支援する画像解析AI「IMACEL」(イマセル)など、現場に合わせたカスタマイズソリューションを提供できるのが強みです。

社名 エルピクセル株式会社
所在地 東京都千代田区大手町 1-6-1 大手町ビル 6F
費用 要問合せ
実績例 医療画像診断支援技術「EIRL」※外部サイトに遷移します
創薬支援AI「IMACEL」※外部サイトに遷移します

株式会社サイバーコア

株式会社サイバーコア出典:株式会社サイバーコア

おすすめ理由:AI国際コンペティション準優勝の高い技術力を保有

サイバーコア社は画像認識とAIを組み合わせたさまざまなソリューションを提供しており、自動運転など高度な技術領域も扱っています。

リアルタイム画像鮮明化ライブラリ「Luxeye」や欠損画像AI復元アルゴリズム「WipeEye」など、独自の基幹技術を研究。ベトナム拠点のエンジニアチームがAI国際コンペティションで準優勝するなど、優れた技術力を持っています。

社名 株式会社サイバーコア
所在地 岩手県盛岡市盛岡駅西通2-9-1 マリオス10F
費用 要問合せ
実績例 列車混雑率測定システム、欠損画像復元システム、交通モニタリングシステムなど※外部サイトに遷移します

株式会社モルフォ

株式会社モルフォ出典:株式会社モルフォ

おすすめ理由:画像処理や画像解析をリードする世界的な企業

モルフォ社は画像処理技術の研究開発を専門としており、カメラに搭載するAI技術の領域で世界的に有名な企業です。

画像処理で培ったノウハウを活かし、物体検出ライブラリ「Morpho Deep Detector™」など画像認識用の独自ライブラリも開発。自動運転や製造現場など、さまざまなシーンで活用されています。

社名 株式会社モルフォ
所在地 東京都千代田区神田錦町 2-2-1 KANDA SQUARE11階 WeWork内
費用 要問合せ
実績例 「Morpho Deep Detector™」による物体検出※外部サイトに遷移します

株式会社アラヤ

株式会社アラヤ出典:株式会社アラヤ

おすすめ理由:外観検査や人流解析など幅広い実績あり

ニューロサイエンス(脳科学、神経科学)とAIの複合研究が世界的に評価されているアラヤ社。幅広いジャンルのAIを活用する技術を持っており、企業のニーズに応じたソリューションを提供しています。

商業施設の人流解析や製造現場での外観検査など、画像認識AIを活用した実績も多数保有。外観検査ソフト「InspectAI」も開発・提供しています。

社名 株式会社アラヤ
所在地 東京都千代田区神田佐久間町1-11 産報佐久間ビル6F
費用 要問合せ
実績例 商業施設・店舗におけるインストアマーケティング・顧客行動分析への画像認識AI活用※外部サイトに遷移します

人物検知・顔認証が得意なAIシステム開発会社

株式会社ACES

株式会社ACES出典:株式会社ACES

ACES社は人工知能研究をリードしている東京大学・松尾研究室発のAIスタートアップとして注目を浴びている企業です。特に行動認識技術を用いた「ヒトの知見や業務のデジタル化」を得意としています。

同社は3次元での姿勢推定・行動認識、マスクをつけた状態での顔認識など、行動認識技術を保有。人の作業をAIに代行させることで、作業効率化や安全な労働環境を実現するだけでなく、教育や技術伝承にも活用できるのが特徴です。

その他、営業活動をデジタル化し、売上拡大を支援するプロダクト「ACES Meet」や、ChatGPT/生成AIのビジネス活用推進プログラムなど、多角的に企業のDX推進をサポートしています。

社名 株式会社ACES
所在地 東京都文京区湯島二丁目31番14号 湯島ファーストジェネシスビル3階
得意領域 行動認識技術を用いたAIシステム開発
費用 要問い合わせ
実績例 画像処理AI技術を用いた、危険箇所と作業員の検知、不安全な状態や行動の判定に関するプロジェクト※外部サイトに遷移します

EDGEMATRIX株式会社

出典:EDGEMATRIX株式会社

EDGEMATRIX株式会社はスマートシティの実現を目的に、映像AIを軸に据えたアプリやソリューションを提供している企業です。

学校、ショッピングモール、物流センター、住宅、工場、街灯、公共施設、建設現場など、対象となる業界は多種多様。既存システムを用いることで短期開発が可能なセミカスタムAIや、実現可能性の検討やPoCから支援をおこなうフルカスタムAIの開発までおこなっていまう。

また、IPカメラ映像などを現場でAI処理し、高速で伝送する小型デバイス「Edge AI Box」も提供。映像処理に長けたAI開発だけでなく、ハードウェアの知見を持つ点も特徴といえるでしょう。

社名 EDGEMATRIX株式会社
所在地 東京都渋谷区恵比寿西2-3-16 CATビル9階
得意領域 映像エッジAIを活用したアプリ、システム開発
費用 要問い合わせ
実績例 駐車場の混雑をAIが分析するスマートパーキングソリューション※外部サイトに遷移します
介護施設における異常検知アプリ「A-EYES HELPER」※外部サイトに遷移します

Idein株式会社

株式会社Idein出典:Idein株式会社

Idein(イデイン)社は、エッジAI特化のプラットフォーム「Actcast」の開発・提供を行っている企業です。安価なデバイスでAIの高速化を実現しており、「ET / IoT Technology 2019アワード」では最高賞となるグランプリを受賞した経歴もあります。

特にカメラを用いたソリューション事例が多く、映像から不良品や異常を検知する製造業向けの品質検査システム、倉庫内のカメラ映像から異物を検知する物流業向けシステム、カメラ映像から不審者や不審物を発見する公共施設向けのセキュリティシステムなど、業種を問わずにさまざまな実績を持っています。

社名 Idein株式会社
所在地 東京都千代田区神田神保町1-4-13
得意領域 エッジAIプラットフォーム「Actcast」を用いた各種アプリ開発
費用 要問い合わせ
実績例 店舗混雑状況のリアルタイム可視化、デジタルサイネージの視聴率計測など※外部サイトに遷移します

株式会社ヒューアップテクノロジー

株式会社ヒューアップテクノロジー出典:株式会社ヒューアップテクノロジー

顔認証技術や音声認識、自然言語処理など、AIを活用した様々なサービスの開発を進めているヒューアップテクノロジー社。

顔認証技術を活用した勤怠管理システム「DigiFaceAI」は、カメラにAI顔認証機能を組み込むことでIDカードやパスワードに依存しないシステムへのリプレイスが簡単に行えます。パッケージ製品のため、比較的低予算で導入できるのも魅力です。

その他、紙ベースの勤務表をデータ化するシステムや勤怠承認システムなど、人材派遣や人事領域におけるDX実現のために活用できるソリューションが豊富にそろっています。

社名 株式会社ヒューアップテクノロジー
所在地 東京都豊島区南池袋1-13-23 JRE南池袋ビル4階
得意領域 顔認証技術を用いたAIシステム開発
費用 要問い合わせ
実績例 「DigiFaceAI」を活用した建設現場向け勤怠管理ソリューションなど※外部サイトに遷移します

その他のAIシステム開発会社

他にも、以下の記事ではAIの種類や目的にあわせて会社をまとめています。あわせてご覧ください。

AIシステム開発の流れ

AI開発は以下の4つのフェーズに分けて進めていくのが主流です。

AIシステム開発フェーズ

それぞれを詳しく解説していきます。

1. 構想フェーズ

自社におけるビジネス課題を分析し、どのようなAIを用いて解決したいのか、具体的な構想を設計します。

このフェーズでは、そもそもAIを使えば課題解決が可能なのかを十分に検討し、業務・事業のどの領域でAIを活用するのかをしっかり定めておく必要があります。

▼構想フェーズの主な作業
  • ビジネス課題の抽出
  • AIで解決したい課題の検討
  • データ収集の可否
  • 導入までの予算・期間
  • ROI(費用対効果)の検討
  • プロジェクトチームの構成

2. PoCフェーズ

PoCフェーズは実証実験フェーズとも呼ばれます。構想フェーズで決めたAIの簡易版を作成し、実運用を想定している環境と同じ条件でプロジェクトの実現性を検討します。本開発に移る前でも、ほとんどの場合この段階で費用が発生することを押さえておきましょう。

PoCは本開発の前に実現可能性を検証することでリスクマネジメントができ、目的としている効果をスピーディに検証するために重要です。

一方で、構想がはっきりしないままPoCを進めてしまうと検証のゴールが見えず、時間や費用を浪費してしまう可能性もあるので注意しましょう。

また、教師あり学習を用いる場合は、アノテーション済の教師データも準備する必要があります。そもそも自社に十分なデータがない、委託した会社がアノテーションは業務領域外だったなどトラブルにならないよう、依頼前に確認しておきましょう。

▼PoCフェーズの主な作業
  • 検証の目的、ゴールを設定
  • 運用オペレーションの想定
  • 簡易版プロダクトの作成
  • 学習用データの収集・分析作業
  • 検証データの評価と改善
  • ROIの検証

3. 実装フェーズ

AIモデルは単独でPoCフェーズで実現性を確認し、問題がなければ最終的に運用するシステムを実装していく段階へ移ります。

システムの要件定義やAIモデルの最終チェック、実務におけるオペレーションの策定など、本番環境でどのように運用を進めていくかも含めて検討し、開発を進めていきます。

▼実装フェーズの主な作業
  • 要件定義
  • AIモデル、システムの開発
  • テスト
  • 性能評価

4. 運用フェーズ

AIを使ったシステムは一般的なシステムと異なり、開発して終わりではありません。AIは学習を繰り返して機能を改善していくという性質があるため、リリース後のチューニングも重要です。

構想フェーズで想定した目的(KPI)を達成できているか定期的に状況確認をおこないつつ、PDCAサイクルを回して改善を繰り返していきましょう。

▼運用フェーズの主な作業
  • システムの保守
  • KPIのチェック
  • データの精査
  • パフォーマンス評価

AIを使ったシステム開発は通常のシステム開発とは異なり、リリース後のチューニングも重要となります。そのため、運用フェーズに入った後もデータ解析やAIモデル改善を担当してくれるスタッフをアサインできるのか、事前に確認しておくとよいです。

また、開発期間は内容や規模によって数ヶ月から数年単位で大きく変わります。「短納期で依頼したいのに間に合わない……!」という場合は、スクラッチでのシステム開発ではなく、既存のAIツールで代替できる可能性がないか検討するのもおすすめです。

たとえば社内FAQやカスタマーサクセス向けのチャットボットは、ChatGPTをカスタマイズすることで導入できます。弊社LIGでもChatGPTなど生成AIを活用したソリューションをご提案可能ですので、まず事例を聞いてみたい」などのお問い合わせでも、お気軽にご相談ください。
LIGに生成AI活用を相談してみる

AIを活用してできること

「そもそもAIを使ってどんなことができるの?」「自社の課題をAIで解決できるのか?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。そこで、AIを活用してできることの例を分野ごとに簡単に紹介します。

▼企業のAI活用事例を見たい方はこちら!
生成AIの活用事例6選。新規事業や業務効率化の実例を紹介

生成AI
生成AI(Generative AI)は、機械学習アルゴリズムによってさまざまなコンテンツや情報を作り出すAIのことです。

テキスト生成AIのChatGPT、画像生成AIのMidjourneyのように、専門知識がなくても誰でも簡単に使えることから、広く利用されています。

▼活用例
  • テキスト生成AI:チャットボットへの応用、文章校正など
  • 画像生成AI:自社商品画像の自動生成、キャラクターの表情差分作成など

画像・音声認識、AI-OCR
画像や音声、テキストデータをAIに読み取らせて認識・解析する技術です。AI-OCRは従来のOCRと異なり、読み取った文字をデータ化する作業も自動でおこなってくれます。

▼活用例
  • 画像認識:製品の外観に異常がないか検査する、顔認識システムに活用するなど
  • 音声認識:自動翻訳、テープ起こしの自動化など
  • AI-OCR:帳票データを読み取り指定ソフトに自動入力、紙書類のデータ化など

ビッグデータ分析
ビッグデータとは、全体把握が困難な膨大な量のデータ群を表す言葉です。データを分析することでさまざまな予測に役立てることができ、活用範囲がとても幅広いのが特徴です。

▼活用例
  • マーケティング:商品の売上予測、需要予測の分析
  • 防災:天気予報やハザードマップの作成
  • 交通:道路渋滞予測、交通機関の混雑予測

カスタマーサクセス(CS)
カスタマーサクセスとは、顧客の課題やニーズを理解して能動的な提案を顧客におこなうことです。

問い合わせ内容に回答するカスタマーサポートとは異なり、購入促進や解約防止などの役割があります。

最近は企業のWebページ上でチャットボットを見ることも多いと思いますが、あれもカスタマーサクセスのひとつです。

▼活用例
  • チャットボット:チャットで顧客の質問に自動応答し、解決策を提示する
  • Web接客:サイトを訪れたユーザーにポップアップやチャットでサービスを訴求する
  • レコメンド:ECサイト上で過去の購入履歴を分析し、おすすめ商品を提示する

このようにAIは様々な活用方法がありますが、「自社でAIをどのように活用できるか分からない」「社内に詳しいスタッフがいないので社員教育ができない」という場合は、やみくもにAIを導入しても現場に浸透せず、コストだけがかかってしまいがちです。

そのような場合、まずは専門家のサポートのもと、自社でどのように活用できるのかワークショップで探っていくのもおすすめです。

弊社LIGでも、ワークショップやセミナーを通じてAI活用を支援しております。詳しい料金などはお気軽にお問い合わせください。
LIGのAI活用支援について問い合わせる

AIシステム開発会社の探し方

AIを使ったシステム開発は専門性が高い分野ですので、失敗しないためには会社選びが重要です。

依頼前に以下のポイントを踏まえて、自社にあったパートナーを検討してみてはいかがでしょう。

  1. AIで解決したい課題や目的を考える
  2. 目的に近い開発実績がある会社か調べる

1.AIで解決したい課題や目的を考える

まずはAIを活用して解決したい課題や導入の目的を明確にしましょう。たとえば以下のようなことが考えられます。

  • コストダウン:チャットボットを活用してカスタマーセンターの人件費を削減したい
  • 売上拡大:市場データにもとづいて需要を予測し、売上の最大化を図りたい
  • 新事業の構築:市場調査やカスタマージャーニーマップの作成を効率よくおこないたい
  • 業務効率化:議事録作成などの本来の業務領域ではないものをAIで代行したい

ただし、AIを導入したからといってすべての作業を自動化できるわけではありません。

何をどこまでどうしたいのか、自社だけでなくユーザーの声なども参考にしながら、できる限り具体的に要望をまとめておきましょう。

そうすることでAIによって改善したいポイントや必要なサービスが明確になり、パートナー選びの基準となります。

2.目的に近い開発実績がある会社か調べる

パートナー候補の選定で注意したい点は、自社の目的と類似するAIシステムの開発実績があるかどうかをチェックすることです。

AIを使ったシステム開発は、データサイエンスにもとづく専門的な知識が必要となります。実績がない会社に依頼した場合は要望をうまく汲み取れず、期待した品質を満たせなかったり、想定以上に開発費用が必要となったりするケースもあるでしょう。

したがって、各社のWebサイトで開発実績ページをチェックし、技術力や信頼感を感じられる会社を見極めることが重要です。

AIを使ったシステム開発の費用について

ここまで紹介してきた企業概要を見るとわかるとおり、AIを使ったシステム開発にかかる費用は基本的に問い合わせが必要となります。

これはシステムの仕様や開発の規模、期間などによって費用に大きく差が生じるためです。パートナー選びの際には複数の企業から見積もりを取り、相場感を把握したうえで検討するようにしましょう。

特にAIを使ったシステム開発は、実装前のPoCフェーズや、リリース後のAIモデル改善の段階でも費用や工数が必要となります。

費用を抑えたい場合は、パッケージ化されたソリューションやプロダクトの利用も検討してみてください。

さいごに

AIを使ったシステム開発ができる会社は増えつつあるものの、対応可能な技術領域やシステムの種類は企業によって異なります。

自社の目的に見合った開発が可能かを事前に調べたうえで、気になる企業には問い合わせをして、より詳しい実績を確認してみてください。

この記事の著者

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AIシステム開発なら私にお任せください
株式会社LIG テクノロジー部部長 工藤充世

アクセンチュア株式会社にて、スクラッチ・パッケージ開発のデリバリー部隊に所属し、100人規模のSIプロジェクトを多数経験してきました。経験領域はアプリ、IF、データ基盤、インフラとSI経験15年以上になります。クライアントファーストを信条にソリューションの提案からデリバリーまで幅広く実施しておりますので、ぜひいつでもお気軽にご相談ください。

AIシステム開発で大切なのは企業の課題を正しく認識し、解決する最適な方法を提案してくれる会社を選ぶことです。そのためには、生成AIへの専門知識とスキルを持った人材が多い企業に依頼するのが安心といえます。

弊社LIGでは、
・生成AI特化の専門チームが貴社に最適な選択肢を提案
・社外有識者から取り入れた最新のAI技術をご提供
・ビジネスの戦略策定から導入・運用まで一貫して支援


などの強みを活かし、ベテランPMや経験豊富なメンバーが貴社のニーズに応じたご提案をいたします。「とりあえず見積もりをお願いしたい」という場合でも、ビジネスの壁打ち相手としてぜひお気軽にご連絡ください。

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