オウンドメディアのリニューアルについて解説!6つのポイントと課題は

オウンドメディアのリニューアルについて解説!6つのポイントと課題は

カナメ

カナメ

こんにちは。デジタルマーケティング事業部でクライアント企業のオウンドメディア運用支援に携わっている、エディターのカナメです。

今回はサイトリニューアル、特に情報発信を主目的としているLIGブログのようなオウンドメディアをリニューアルする際に、念頭に入れておきたい、準備段階と改善施策における合計6つのポイントについてご紹介していきたいと思います。

自分はこれまで、さまざまなオウンドメディアのコンテンツ制作を担当してきましたが、サイトリニューアルって本当にエネルギーが必要です。失敗できないプレッシャーやこれまで運営してきた諸々のしがらみなどから、場合によってはメディアの立ち上げフェーズよりも大変かもしれません。

オウンドメディアのリニューアルにおすすめの会社はこちら:本当に信頼できる大手のWeb制作会社8社まとめ

なぜオウンドメディアをリニューアルする必要がある?

サービスの認知拡大やファンの獲得など、toC・toBを問わず、さまざまな目的をもって運用されているオウンドメディア。

長期にわたって運用していくなかで、ローンチ当初には想定していなかったような、さまざまな課題が顕在化してくるものです。

そこで解決策として挙げられるのが、サイトリニューアルの検討です。弊社でコンテンツ制作のお手伝いをしている企業様からも、オウンドメディアを長く運用されているほど、ご相談されるケースが多くあります。

よくあげられる代表的な課題としては、以下の3つがあります。

  1. Webのトレンドに対応できていない
  2. サイトデザインのミスマッチ
  3. CVR(コンバージョン率)が悪い

Webのトレンドに対応できていない

リニューアルをする理由として、一番多いのがこのケースかなと思います。随時機能がアップデートされていくWebの世界において、検索エンジンへの最適化(ページの読み込み速度、SSLへの対応、モバイルフレンドリー化など)をはじめ、CMS機能の表現力やサイト構造の改善などが挙げられます。

社内にWebサイト制作チームがある組織体制であれば、随時プチ改修して対応していくというケースもありますが、システム系の改修が必要な場合は、この後説明する2や3とまとめて一気にリニューアルするというケースが一般的かなと思います。

サイトデザインのミスマッチ

サイトデザインのイメージが、企業として狙っていきたいイメージと異なっているケースが当てはまります。訴求するサービスが変更になった、ターゲットペルソナと実際にリーチしているユーザーとの乖離しているなど、背景にある理由はさまざまです。

CVR(コンバージョン率)が悪い

一番切実なお悩みがこちらのケースです。例えばメディアのコンバージョンに設定されている、お問い合わせフォームへの遷移数が圧倒的に低い場合などに、サイトやコンテンツに設置しているリンクボタンや誘導設計を見直し、フォームへの導線の改善を図る必要があります。

▼CV測定に関するLIGブログ記事例

準備段階で押さえるべき3つのポイント

いざリニューアルを進めようとする前に、次の3点をきちんと整理しておく必要があります。これらを曖昧にしたまま進行してしまうと、リニューアル完了後に「こんなはずじゃなかった……」なんて事態になりかねませんのでご注意を!

  1. 現状のサイト実態を把握
  2. 費用対効果を分析
  3. 検証方法を定義

それぞれの詳細は以下のようになります。

1.現状のサイト実態把握

準備段階で一番重要なことは、サイトの正しい現状把握です。これはオウンドメディアに限った話ではなく、コーポレートサイトなどでも同様ですが、PV数や流入キーワード、CV数など、サイト目的に直接貢献する数値を可視化しておく必要があります。

これはいわば健康診断のようなものとなります。現状における課題点を正確にあぶり出し、そのうえで課題解決に向けてどのような状態を目指すべきなのか、目標を定量化するうえでも重要なステップと言えます。

▼サイト実態把握に役立つツール紹介のLIGブログ記事例

2.費用対効果を分析

次に、リニューアル後にどの程度の成果が見込めるのかを、数値化しておきましょう。数値化したうえで成果目標に対して、改修コストの費用対効果を明確化にしておけば、リニューアル後のロードマップも策定しやすいと思います。

ただし、改修コストが具体的な金額で出せるのに対して、成果目標は具体的な金額で算出しづらいケースも多くあります。そんな場合は、例えば成果目標が自社への採用応募数であるならば、採用メディアへ広告を出す際の出稿費用と応募者数の割合を比較し、費用対効果を算出するといった具合に対応することができます。

なおリニューアルにあたって、担当スタッフの稼働コストも加味することを忘れないようにしましょう。

3.検証方法を定義

上述の1、2とも関連しますが、成果目標に対する進捗を客観的に追えるよう、検証方法を事前に設定しておく必要があります。これは、シンプルにPV数を指標とするケースから、自然検索からの流入数、サイトの回遊率、CVRなど、リニューアルの目的に合わせてさまざまです。

コンテンツ制作サイドの改善で行うべき3つのポイント

ここからは、コンテンツ制作サイドからの視点で、オウンドメディアのリニューアル時に精査すべき3項目についてご紹介します。

  1. カテゴリ、タグの整理
  2. コンテンツの品質管理
  3. ページ読み込みスピード

これらはターゲットユーザーの利便性を中心とした検証項目となります。よって、記事内容まで把握している、コンテンツ制作担当のメンバーがチェックするのが最適です。

1.カテゴリ、タグの整理

ユーザーが興味を持っているコンテンツに対して、ストレスなく誘導するのに効果的なのが「カテゴリ」「タグ」による仕分けです。

リニューアルのタイミングで新設する場合はもちろん、長期間の運用や新施策の導入などで、当初設定していた「カテゴリ」「タグ」が機能不全に陥っている場合には、すべてのコンテンツを再度整理する必要があります。

2.コンテンツの品質管理

ここでいう「品質」とは、文字校正などの基本はもちろん、正しくファクトチェックができているか、著作権などに違反していないか、といったことまでを指します。

特に長年にわたって運用してきたメディアの場合、担当者の変更によって引き継ぎがうまく行われていない、などの理由で全記事を正しく把握できているメンバーがいないケースも多くあります。

他メディアからコピーしてきた記事が混在している、といった最悪な事例も。当然、Googleからの品質評価判定にも影響しますので、リニューアルのタイミングでしっかり精査するようにしましょう。

3.ページ読み込みスピードの改善

「ページ読み込みスピード」もGoogleからの品質評価判定に影響する内容です。特に近年のアップデートにおいて、重視されている項目です。

▼「ページの読み込みスピード」に関するLIGブログ記事例

▼読み込みスピードチェックツール
「PageSpeed Insights」

読み込みスピードがGoogleが推奨する基準より遅い場合、改善するための一番手っ取り早い方法が、掲載画像サイズを軽くする方法です。画像がきちんと最適化された容量でアップされているか、チェックしておくよう心がけましょう。

▼画像サイズチェックにも活用できるツール
「Alt & Meta viewer」

まとめ

現在LIGでは「本質的な課題解決のためにデジタルクリエイティブをどう活用するか」ということに注力しています。この目標に向かって、Webサイト制作とコンテンツ制作、それぞれの専門チームが連携できる体制も、弊社の強みのひとつです。

リニューアルに関しても、自社のオウンドメディア運営によって培われたノウハウを活かしつつ、Webサイト制作とコンテンツ制作の両面から、企業課題に合わせてご提案をいたします。お気軽にご相談ください!

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エディターのカナメです。紙の編集者としてキャリアをスタートし、数年前にWebの世界に足を踏み入れ、LIGに辿り着きました。中肉中背な自分ですが、学生時代はラグビーをやってまして「one for all, all for one」「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」な精神で、Goodなコンテンツを生み出していきます!

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