いままでありがとう!ゲストハウスLAMPの新たな船出に想いを込めて。株式譲渡のご報告

いままでありがとう!ゲストハウスLAMPの新たな船出に想いを込めて。株式譲渡のご報告

Tomohiro Oyama

Tomohiro Oyama

みなさんこんにちは。LIG代表の大山です。

本日は、かつてLIGの事業であったゲストハウスLAMPについて、大切なご報告があります。

ゲストハウスLAMPとは?
長野県、豊後大野、壱岐にある宿泊施設。大自然のなかでのサウナなど、季節ごとのさまざまなアクティビティが楽しめる。地域の食材を使ったおいしいごはんも食べられる。かつてLIGが運営しており、LIGブログにもたびたび登場していた。

すでに別会社となっているLAMPですが、これまでLIGブログを通じてLAMPを知っていただいたみなさま、そして関わってくださったすべての方々へ、この場でお伝えしたいと思います。

このたび、株式会社LAMPの全株式を、通称マメこと岡本代表が買い取ることとなり、LAMP事業の経営を完全に任せることを決断いたしました。約1年前に私自身はLIG社に集中するために取締役を退任していましたが、今回、株主としての立場からも卒業することになります

紆余曲折を経て……

万年赤字の宿を3年で見事に立て直したある男の話。ゲストハウスLAMP3周年に寄せて万年赤字の宿を3年で見事に立て直したある男の話。ゲストハウスLAMP3周年に寄せて

振り返れば、LAMPとの歩みは決して平坦ではありませんでした。当初は大赤字の事業で、「自分がなんとかしなければ」という危機感から、私自身がゴウさん(前社長)に担当になることを直訴し、経営に携わることになりました。

 
【ついに完成】「The Sauna」が2月8日よりグランドオープン!本日より予約受付開始です【急げ!】世のサウナーよ、集まれ!The Saunaがいよいよ本日よりオープン。Webページも同時公開です!

そんな中で転機が訪れました。中学生の頃から大好きだったサウナがLAMPに導入され、「The Sauna」が予想以上の反響を呼んだのです。オープン後、多くのメディアに取り上げられ、サウナ界のミシュラン「サウナシュラン」にも選ばれました。

 
営業自粛中のゲストハウスLAMP野尻湖の宿泊チケットは、なぜ500名ものお客様に売れたのか?愛される宿作りの秘訣を支配人マメに聞いてみた

しかし、その直後にコロナ禍が襲来。「みんなで薪を切ってます」というマメからの報告を聞いたときは、不安しかありませんでした。それでも、スタッフ全員で知恵を絞り、困難な時期を乗り越えていきました。

その後、サウナブームも追い風となり、The Saunaの評判は瞬く間に広がっていきました。利用者が増え、事業が軌道に乗り始めた矢先、私たちは次なる課題に直面することになります。

成長痛と決断。そして今に至る

関わってくれる多くの人をハッピーにするために必要な「利益率」の重要性関わってくれる多くの人をハッピーにするために必要な「利益率」の重要性

サウナの人気が高まり、多くのお客様にご利用いただけるようになる中で、ひとつの重要な経営判断を迫られました。適正なサービスを適正な価格で提供するという、一見当たり前のように思えることが、実はもっとも難しい課題でした。

現場を離れている立場だからこそ、価格設定の調整には本当に心を砕きました。働くスタッフのみなさんには営業日数を増やすことでご負担をおかけし、お客様にも適正価格への理解をお願いすることになりました。

当時野田クラクションべべー(上記写真男性)と利益についての話し合いを重ねたことも、今となっては良い思い出です。

このようなさまざまな判断と挑戦を経て、LAMPは現在、過去最高の業績を記録するまでに成長しました

地域との関わりとトレーラーハウスとの出会い

サウナのまち | 豊後大野市

LAMPは大分県豊後大野と壱岐にも展開していますが、豊後大野市が「サウナのまち」として公式に発信してくれるようになったことは、とても嬉しい思い出です。少しでも地域に貢献できたのかなと感じています。

 
満員続きのゲストハウスの増室をトレーラーハウスにした理由満員続きのゲストハウスの増室をトレーラーハウスにした理由

また、LAMPを通じて、トレーラーハウスの可能性にも気づくことができました。これが新しい事業の扉を開くきっかけにもなりました。

新しいLAMPへ

今回、マメから株式買取の提案があり、いわゆるMBO(マネジメントバイアウト)という形で、新たなステージへの一歩を踏み出すことになりました。正直に言えば、少し寂しい気持ちもあります。まだまだ事業を伸ばせる戦略が見えていただけに、その可能性を手放すことには心残りがあります。

しかし、元料理人であるマメの強みを活かし、より「食」に重点を置いた展開や、現場目線を大切にした経営が進められていくことに大きな期待も感じています。これまでは経営者としてさまざまなことが気になり、ゆっくりとサウナを楽しむこともままなりませんでしたが、これからは一人のお客様として、心からLAMPのサービスを楽しみたいと思います。

LAMPには、まだまだ発展の余地があります。今後の新しい展開にも、どうぞご期待ください。

最後になりましたが、これまでLAMPに関わってくださったすべてのみなさまに、心より感謝申し上げます。引き続き、LAMPをよろしくお願いいたします。

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新卒にて株式会社ユナイテッドアローズ入社。イギリス留学を経て、株式会社リクルートに入社。その後、ベトナム法人EVOLABLE ASIA Co., Ltd代表取締役社長に就任。退任後は株式会社リンクバル入社。IPOを経験後、株式会社ケアクル創業。2017年より株式会社LIGに参画。2021年10月より代表取締役。

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