卒業生座談会「未経験から学習してデザイナー・ディレクターになるまで」イベントレポート

卒業生座談会「未経験から学習してデザイナー・ディレクターになるまで」イベントレポート

Ayuko Fujita

Ayuko Fujita

こんにちは。Webクリエイタースクール「デジLIG」運営スタッフの藤田です!

デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・北千住・町田・川崎・大宮にて受講生を募集していて、無料説明会は毎日開催中!

デジLIGには、未経験からWebデザイナーやディレクターを目指す方が多く、転職活動についての悩みや不安を抱える方も少なくありません。

そこで今回は、デジLIGを卒業して現在Webデザイナー・ディレクターとして活躍している2名にご協力いただき、学習や転職活動についての座談会を開催しました。お二人がデジLIGを選んだ理由や、転職までのリアルな経験をシェアしていただきましたので、その内容をお届けします。

Webディレクター兼デザイナー  五十嵐勇汰さん【STUDIO川崎 2023年10月生/Webデザイナー専攻+デザイン集中講座】
不動産営業のお仕事と並行して学習をスタートさせ、2024年5月にデジLIGを卒業。2024年8月からWeb制作会社に入社し、Webディレクター兼デザイナーとして活躍中!
Webデザイナー 渡瀬奈緒さん【STUDIO川崎 2023年9月生/Webデザイナー専攻+デザイン集中講座】
前職の植栽の維持管理職を退職して学習をスタートし、2024年4月にデジLIGを卒業。2024年8月からWeb制作会社に入社し、Webデザイナーとして活躍中!

クリエイターを目指すきっかけ

――はじめに、お二人がWebデザイナー/ディレクターを目指そうと思ったきっかけを聞かせてください。

五十嵐:以前は不動産営業として働いていましたが、ふと将来を考えたとき、今後も需要が見込めるIT業界で働いてみたいと興味を持ちました。

その中でおしゃれで洗練されたWebサイトに憧れ、そんなサイトを自分の手で作ってみたいと思ったのと、まったく異なる業界にチャレンジすることで、新しい変化を自分に取り入れられるのではないかとも感じ、仕事と並行しながらWebデザイナーの学習をスタートしました。

渡瀬:きっかけは前職でのポスター作成経験です。もともとデザインが好きで、IllustratorやPhotoshopを使用していたので、ポスター作成の仕事を任せてもらえたのですが、まったくうまく作れず悔しい思いをしました。そのときに、「ちゃんとデザインを勉強したい! これを仕事にしたい!」という気持ちになったのがきっかけです。

――もともと前職でもIllustratorなどのツールは使用していたのですか?

渡瀬:大学生のときに先輩に教えていただき少し使用していましたが、それからはほとんど独学でした。なのでそこも改めて学びたいなと思っていました。

――数あるスクールの中から、なぜデジLIGを選んだのですか。

五十嵐:私ももともと独学でコーディングを勉強していたのですが、それだけで転職はやっぱり難しいなと思っていて、スクールで学ぶことを検討していました。

いろいろなスクールの説明会に行きましたが、オフラインとオンラインのどちらも使え、プロのデザイナーとして現場で働いている人から直に学べるところに惹かれました。家が近くてSTUDIOに通いやすいのと、説明会を担当してくださった方の人柄が良く信頼できると思ったのも大きかったです。

渡瀬:私も同じようにプロのデザイナーに直接質問できるのは良いなと思いました。また、転職サポートが充実している点と、自分の状況に合わせて学習しやすい環境だったのがありがたかったです。

スクール生活を振り返って

――学習のスケジュール感を教えてください。

渡瀬:私は仕事を退職してから学び始めたので、使える時間はほとんど学習にあてていました。平日は学習に専念して土日は友人と遊ぶなど、メリハリを付けてスケジュールを立てて進めていました。

五十嵐:仕事と並行しながらの学習だったので、仕事終わりの20時頃にSTUDIOに寄って2時間ほど学習し、休みの日は開校したらすぐSTUDIOに行ってトレーナーに聞きながら学習を進めていました。

もともとPCに疎いほうだったので、STUDIOの大きな画面でPCが使えたり、モニターも使えてやりやすかったです。すぐにトレーナーに声をかけてフィードバックがもらえる環境があったのは大きかったですし、コーヒーが飲み放題なのも嬉しかったですね(笑)。

――学習する中で挫折しそうになったことはありましたか? それをどのように乗り越えましたか?

渡瀬:デザイナーを目指す上での悩みを共有できる人がいなくて、モチベーションを保つのが大変でした。

Xで「デジLIG」と検索すると在学生も卒業生もたくさん出てくるので、思い切ってフォローして仲良くなってからは、悩みを共有してモチベーションを保てるようになりました。SNSのプロフィール欄に○月生とご自身の入学月を書いている方が多いので、自分と同じくらいの進み具合の方を探してフォローすることが多かったですね!

五十嵐:学習を進めていくと課題があるのですが、「もっとこうしたいのに自分が思った通りにできない」「何かが足りない」っていうのは一番苦戦した部分です。

とくにコーディングでJavaScriptを使って動きをつける部分がなかなかうまくいかず、最後は自分でハードルを下げて「それっぽく動けばOK」という精神で進めました。

STUDIOでトレーナーさんに聞くと、何が原因かはっきり教えてくれるので、長期間悩んだりせず次に進めたのは良かったなと思います。

――トレーナーへの質問はどういったことを聞いていましたか?

五十嵐:まずは自分の力で課題に取り組んでみる→わからない部分は自分で調べて考える→それでもわからない部分はトレーナーに聞くという流れで活用していました。これは現場で働き始めてからも一緒ですね。

あとはポートフォリオの作成についてもアドバイスをいただきました。こういう企業に行きたいけど自主制作をどういう方向性で作るべきか相談したり、細かいコーディングを聞いたりしていました。

自分の考えを伝えた上でフィードバックをもらわないと意味がないと思うので、どういった目的で作成しているかをしっかり伝えていました。最終的に面接で聞かれる部分でもあるので、言語化するのはとても大事だと思います!

――受講中にやっていてよかったことはありますか?

渡瀬:私はクライアントワークをたくさん経験しました。未経験で実績がないので、学習期間中に取り組むのはすごく大事だと思います。

Webデザインの勉強を始めるといろいろなところで発信していたら、友人に声をかけられたのがきっかけです。やはり発信して自分でチャンスを増やすのが大事で、XなどのSNSで募集している方もいらっしゃいました。転職活動の面接の中で、「実際に取り組んだクライアントワークの説明してください」と言われることもあったので、やっておいて良かったなって思います!

――反対に、やっておけばよかったなってことはありますか?

五十嵐:それこそクライアントワークですね。卒業制作だけしかやらなかったので、クライアントにヒアリングして要望を聞いて落とし込んでいく力は、最初はできなくてもたくさん挑戦すべきだなと実感しました。

卒業制作では専門学校の友人が働いているレストランのサイトを作らせてもらいましたが、それ以外は架空のサイトを作成していましたね。

――架空サイトのテーマはどのように決めましたか?

五十嵐:世間にありそうなWebサイトを作成しました。AIのトークイベントや不動産会社の求人ページなど、いろいろな方向性が作れることをアピールしたくて、それぞれ世界観の違うテイストにしました。

採用担当者は実際に仕事をされている方なので、その方にイメージしてもらえるかが大事だなと思い、実際にありそうなサイトを作成しました。

業界未経験での転職活動

――ここからは転職活動について聞かせてください。未経験からのキャリアチェンジでしたが、いかがでしたか?

五十嵐:新しいことを学習して覚えていくのが好きなタイプなので、それをどんどん積み上げていくことが楽しかったです。

転職活動は、デザイン会社によってもそれぞれ特徴が違うので、自分に合った会社を探したり本当にやりたいことを改めて考える良い時間になったので、結果楽しみながらできたと思います。

渡瀬:私は率直に言うと大変でした。転職活動期間は1ヶ月で他の方に比べると早く終われたとは思うのですが、それも転職サポートの運営の方と面談を重ねながら進めていったからこそ乗り越えられました。

書類の添削やポートフォリオの添削、会社選びでもサポートいただきました。仕事を退職しているという状況も焦りを生みましたが、面談でプラスに話せたので良かったと思います。

――そうですね。仕事を辞めた方は離職期間を気にされる方が多いのですが、そこはあまり関係なくて、辞めている間に何をしていたのか、スクールで学習をしていたことなどをしっかり話せれば問題ないと思います! 続いて、転職活動のスケジュール感を教えてください。

渡瀬:4月に卒業して6月末にポートフォリオを完成させ、7月から応募し始めました。そこから5社応募して、2、3週間で選考へ進んで内定をいただきました。

渡瀬さんのポートフォリオ

渡瀬:ポートフォリオは1ヶ月半くらい時間をかけて作りました。あとは面接に慣れるためにも、志望度が低い企業から受けたりしていました。

五十嵐:前職の繁忙期が1月〜3月だったため、3月末に退職。4月から最後の課題の卒業制作に取り組み、5月末にはポートフォリオを完成させました。制作期間は約3週間ほどでした。

五十嵐さんのポートフォリオ

五十嵐:転職活動の準備できてからは20〜30社ほどに応募し、デジLIGから紹介された求人や転職エージェントを活用しながら転職活動を進めました。早く現場に出たいという気持ちと、6月中に1社でも書類選考を通過したいという目標を掲げて積極的に行動しました。

実際に面接で話を聞いてみないとわからないことも多かったので、「ここ楽しそう! 自分もここで成長していきたい!」という気持ちがあれば応募し、受けている中で段々方向性が決まってきた感じです。

――転職活動の軸や企業選びのこだわりはありましたか?

五十嵐:入学当初はデザイナーになるつもりでしたが、学習を進める中で、ディレクターやコーダーなどの職種を知り、視野が広がりました。最終的には、Webコンサルタントという大きな枠の職種に進むことを決めました。

制作を続ける中で自分に合った役割が自然と見えてきたため、デザイナーにこだわらず、幅広いキャリアを考えられるようになったことが大きかったです。

渡瀬:デザイナーになることには迷いがなく、しっかりとデザインに専念できる環境を求めていました。

ただ制作会社で「デザイナー」と書かれていても、実際にはデザイン業務を行わない企業や、条件が良すぎる求人には怪しいなと思って注意していました。企業を見極める力は大切で、Xで情報交換したり、転職エージェントやサポートをうまく活用すると良いと思います! 

――未経験での転職で気をつけることはありますか?

五十嵐:「自分がこうなりたい!」という理想は面接のときにしっかり伝えることが大事だと思います。行きたい企業のWebサイトやブログ、YouTubeの発信もチェックして、事前準備として企業研究をしっかりしました。その中から志望動機も考えました。

渡瀬:私は面接でポートフォリオの中の作品を一つ紹介してくださいと言われたので、しっかり自分の言葉で紹介できるようにしておくことが大事だなと思いました。

実際に働いてみて、どう?

――今のお仕事について聞かせてください。

五十嵐:不動産業界に特化したWebコンサルタントとして働いています。クライアントはすべて不動産関連企業で、主な業務はバナーやサイトのデザイン、コーディング、リスティング広告の運用などです。

入社からまだ2週間ほどですが、先輩が担当する案件の修正や、1からコーディングに取り組むなど、実践的な業務に携わっています。

渡瀬:制作会社でWebデザイナーとして働いています。主にバナーの制作やデザイン、簡単なコーディングを担当し、時にはグラフィック系のチラシ制作のサポートもしています。幅広い業務に携わりながら、デザインスキルを磨いています。

――会社の雰囲気はいかがですか?

五十嵐:思っていたよりも職場にはすぐに馴染むことができました。同世代が多く、仲が良いので非常に打ち込みやすい環境です。

会社は約40人規模でワンフロアのため、社員同士の顔が見えやすく、コミュニケーションがとりやすい点も魅力的です。オンオフの切り替えが上手な方が多く、服装はオフィスカジュアルで自由度が高いです。残業はあっても1~2時間程度で、プライベートも大切にしながら働けています。

渡瀬:10人未満の小さな会社なので、みなさん温かく受け入れてくれました。服装も自由で、私服でリラックスして働けるのが嬉しいです。勤務時間は11時~20時なので、朝もゆっくりと過ごせます。

社内にはスキルの高い方々が多く、ディレクター兼任の方もいて、ディレクションができるようになれば、さらに楽しそうだと感じています。

――デジLIGのトレーナーもみなさんWebデザイナーですが、社内にいる方はトレーナーとはまた違う印象ですか?

五十嵐:コンサルティングの会社なので、デザイナーといっても半分は営業マンのような役割も担っています。デザイナーらしさは控えめなので、トレーナーさんとは少し違うかなと思います。

渡瀬:先輩からフィードバックを受ける環境は、受講中の時と似たような状況が多いです。「トレーナーさんにも同じこと言われたことあるな」と思うこともあり、学習中から現場の指導と同じようなフィードバックを受けられる環境だったんだなとありがたさを実感しました。

――今後のキャリアプランについて教えてください。

五十嵐:キャリアアップを目指してクライアントの要望に応えながら、集客や地域性に配慮したプランニングを行い、お客様に寄り添った仕事をしていきたいと考えています。

クライアントに説明する際も、しっかり理由付けを行い信頼を積み重ねていける関係を築いていきたいと思っています。

渡瀬:しっかりしたキャリアプランはないですが、デザインを仕事にしたいという目標は達成したので、改めてここがスタート地点だと思っています。どこでも通用できるデザイナーとして、胸を張れるように頑張りたいです。

――最後に未経験からWebデザイナーになろうとしている方にメッセージをお願いします。

五十嵐:やりたい気持ちがあるのであれば、なんでもチャレンジすることが大事だと思います! やっているうちに方向性や考え方が変わっていくこともあると思うので、自分の軸を活かせる職場が見つかるまで頑張ってほしいです!

渡瀬:デザインを仕事にしたいという気持ちを貫き通すこと、なりたいデザイナー像を意識しながら転職活動をしていくことが大事だと思います。

学習中や転職活動中に落ち込むこともありましたが、入学時に思い描いていた理想像を糧に頑張れたので、入学時の気持ちを忘れずにいてほしいなと思います。

さいごに

それぞれ異なる環境で学習に取り組み、理想の働き方を手に入れたお二人からさまざまなお話を聞くことができました^^

デザインを仕事にしたい! という気持ちはずっと糧になるんだなと、お話を聞いて改めて実感しました。

デジLIGには今回のお二人のような転職目的の方の他にも、副業やフリーランスを考えている方もいらっしゃいます。今後のキャリアについてご相談したい方や、Webデザイナー・ディレクターについて少しでも気になった方は、ぜひ個別説明会へお越しください

 
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Ayuko Fujita
Ayuko Fujita Digital Education / School Operator / 藤田 綾友子

大学を卒業後、京都のホテルにて6年間フロントスタッフとして勤務。国内外のお客様への接客や観光案内を経験。関東に戻るタイミングで学生時代の友人であるDigital Education部 部長・林の紹介でLIGに入社。現在は同事業部にてクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」の運営を中心に受講生のサポートをおこなう。

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