スクール生が作った動画を紹介します!デジLIG「ネット動画クリエイター専攻」卒業生作品まとめ

スクール生が作った動画を紹介します!デジLIG「ネット動画クリエイター専攻」卒業生作品まとめ

Ayuko Fujita

Ayuko Fujita

こんにちは! デジタルハリウッドSTUDIO by LIGの運営担当のまるこです!

デジタルハリウッドSTUDIO by LIGとは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・北千住・町田・川崎・大宮にて受講生を募集中。無料説明会は毎日開催中!

STUDIO by LIGで学べる講座のひとつ、「ネット動画クリエイター専攻(4ヶ月)」では、最後の1ヶ月を卒業制作期間として、ご自身で1本の動画を制作いただいています。

今回は実際にSTUDIO by LIGを卒業された受講生さんの動画作品を紹介します!

どういう想いで制作されたのか、熱い想いをお伺いしておりますので、卒業制作を担当されたトレーナーさんのコメントとあわせてご覧ください。

「Webデザイナー専攻」を卒業したみなさんが制作した作品まとめはこちらの記事をどうぞ!

卒業制作の作品を紹介します

work 2019-2020

重松 亜季さん
所属:STUDIO上野
受講コース名:ネット動画クリエイター専攻
受講当時:30代前半
入学時の職種:会社員
動画制作経験の有無:無
作品URL:work 2019-2020

卒業制作で制作した作品と、卒業後に制作した2作品を合わせた計3作品のダイジェスト版です。すべてAfter Effectsを使って制作しました。

1つ目は、プレゼンを動画化したものです。初心者なのでとても時間がかかりましたが、もともとインフォグラフィック動画を作ってみたくて動画を習い始めたので、完成したときには達成感がありました。

2本目は卒業後、トレーナーさんから案件をいただいて制作したもので、3本目は完全に趣味で作りました。

動画制作の経緯

インフォグラフィック動画に興味があり、自分で作れるようになりたいと思い動画を学びはじめました。デジLIGで学ぶうちに、テレビCMや電車内ビジョン広告などいろいろなものがAfter Effectsで作られていることがわかり、身近に溢れる動画をたくさん観察するようになりました。それらの動画から少しずつアイデアをもらい、本作品を作りました。入学したときにはイラスト一つ動かせませんでしたが、デジLIGで学んだことでいろいろな動きをつけたインフォグラフィック動画を作れるようになりました。

大変だったところ

時間の捻出です。会社員をしており、かつ子どもがまだ2歳と小さかったため、学校に行ったり、家で学習したり、課題の制作をしたりする時間の捻出に苦労しました。ただデジLIGの教材はすべてオンラインで見られるので、空いた時間を有効に使って学習できました。

楽しかったところ

トレーナーさん・クラスメートとの交流です。デジLIGはオンライン学習だけでなく、月1回のクラス授業があります。そこではトレーナーさんが講師となって授業を行うほか、受講生が課題作品を発表します。クラスメートから刺激を受けてモチベーションも上がりましたし、私は動画制作経験ゼロだったので経験のあるクラスメートからアドバイスをもらうこともできました。ちなみに受講生主導で行われる「動画観賞会」もあり、同期以外との交流を持つこともできました。

これから学習をはじめる方に一言

デジLIGではいつでもトレーナーさんが相談に乗ってくださいます。作りたい動画のイメージを伝えるとそれを作る方法を丁寧に教えてくださいます。動画の作り方以外にも、動画を仕事にすることについてのアドバイスももらえるところが学校で教わることのメリットだと思います。また、クラスメートとの繋がりも独学では得られない財産になると思います。

坂野 裕トレーナーより
講師をさせていただいてきたなかで、いちばんの驚きを与えてくれたのが重松さんです。映像編集未経験、デザインツールも触ったことのない会社員の方がここまでできるようになるんだ、という衝撃を今でも鮮明に覚えています。スキルの習得も非常に早く、頭に思い描いたものを形にするのがとても上手な印象です。卒業制作のインフォグラフィックスビデオは小気味いい音楽とポップで可愛らしいデザイン、その上見やすい構成で、言うことなしの作品になっていると思います。とても細やかで丁寧な編集で、いまでは安心して案件をご一緒できるクリエイターです。

JAKUJAKU KANREKI OPEN 3

梶嵜 ヨシヤさん
所属:STUDIO上野
受講コース名:ネット動画クリエイター専攻
受講当時:50代前半
入学時の職種:グラフィックのディレクター/デザイナー
動画制作経験の有無:無
作品URL:JAKUJAKU KANREKI OPEN 3

浪速の伝説の噺家・桂枝雀さんの弟子で、プロの落語家である「桂 雀々」師匠の還暦記念公演のオープニングを飾ったPVです。

ただ単なるイメージ展開ではなく、還暦記念公演に相応しくビジュアルとテロップコピーに師匠の生き様を描写しました。前半部分は、本人の動画に加え、パックのシチュエーションで静止画をアニメーションさせたり、実際の公演時の撮影動画を織り交ぜています。後半部分には撮影した動画過去の写真をコラージュしたビジュアルを入れるなど、単調にならないように工夫を加えました。

動画制作の経緯

入学早々に「卒業制作で作る作品を考えて!」と言われ、なにかインパクトのある題材を! といろいろ考えました。どうせならプロっぽいことしたいなぁ〜と考え、考え、考えました。

そこで、昔から親交があった雀々師匠をモチーフに、やるならオフィシャルな形でと思い、あえて師匠本人ではなく事務所の社長に話を持ちかけてみました。「それなら還暦記念の動画を作って」と事務所社長から提案をいただき、落語界には前例のない、PV作成にこぎつけることができました。

大変だったところ

一番苦戦したのは、冒頭のビル群の描写部分です。ただ単に、ビルが描かれたイメージではなく、還暦というお題目の中、リアルなストーリー背景で描きたい! と、こだわりました。

そして組み立てたストーリーは……雀々師匠が17歳のときに初舞台デビューした名古屋「雲竜ホール」(最初の手前に消えるビル)から始まり、現在の所属事務所がある赤坂の街にたどり着くというシナリオ。

この部分の描写がなかなかまとまらず、何度もやりかえ苦戦しました。そんななか、トレーナーからGoogle Earthを使ったらとアドバイスをもらいました。そのヒントをもとに、画像処理を加えながらアニメーションを加えています。

楽しかったところ

漢字が描かれているバックの街並みは、雀々師匠が生まれ育った大阪から京都、名古屋、横浜、東京と全国を股にかけてこれまで活躍した場所で移動していく様を、静止画のランドマーク的な建物をコラージュしてモーションさせています。また、動画中盤から後半にある実際の落語シーンでは、雀々という名をもじった落語を演じる師匠の肩にスズメをとまらせたり……。テンポよく次々と展開するシーンを考え、最終的に思い描いたイメージどおりにアニメーションさせていくことができたのが楽しかったですね。

それができたのも、なにより担任トレーナーの坂野先生や藤川先生、和泉先生、軍曹先生、桑野先生のトレーナーのみな皆様のアドバイスをいただけたおかげでもあります。また、STUDIO上野のスタッフの皆さんにも、撮影スタジオ提供など多大なご協力を賜り、自分の描いていた以上の制作ができました。この場をお借りして御礼申し上げます。

これから学習をはじめる方に一言

グラフィックでもそうでしたが、動画の世界においても、なにが得意? どんな作風? あなたの特徴は? ……ということが、クライアントに認められてこそ本当のプロといえると思います。

ぜひ、これから学ばれるなかで、自分らしさや他との差別化を意識して、ご自身のポリシーを見い出してください。たとえば私の場合は、要所要所のポイントとなるフレームのレイアウトデザインにこだわったグラフィックデザイナーとして、デザイン力をアピール! と考えていました。まだまだ言えた柄ではありませんが、これから作品を作られるみなさん! 自分らしさにこだわって頑張ってくださいね!

坂野 裕トレーナーより
本業でグラフィックデザイナーをされており、言うまでもなくデザイン面は素晴らしいものがありました。Illustrator、Photoshopが使えることもあり、After Effectsもすんなりと習得されていました。人生の大先輩にも関わらず、とても学習意欲が高く、在学中から案件をご一緒させていただきました。静止画にはない、動画特有の「間」の使い方に苦戦していた様子はありましたが、実践を通してコツをつかまれ、いまではグラフィックデザイナーと映像クリエイターとして活躍されています。

TIME LIMIT

Hako(コハタキイチ)さん
所属:STUDIO池袋
受講コース名:ネット動画ディレクター専攻
受講当時:20代前半
入学時の職種:学生
動画制作経験の有無:無
作品URL:TIME LIMIT

こちらはデジタルハリウッド主催のジョブマッチングイベント「クリエイターズオーディション」のために新規で制作した作品になります。

今回制作に充てられた時間が丸2日しかなかった状況をもとに、「Time Limit」というテーマにしました。2DCGのみで構成した作品のため、動画編集というよりは映像制作にあたるかと思います。

目まぐるしく変わる展開はぐるぐる変化する頭の中と、過ぎ去る時間の速さを表しています。一つひとつの絵は頭の中で考えたことで、たとえば炎やメーターはやる気があふれる様子、天気予報や音楽プレイヤーは違うことを考えてしまう様子を表しています。

基本的には明るいカットと暗いカットで構成していて、明るいカットは前向きな様子、暗いカットは後ろ向きな様子を描いています。

動画制作の経緯

クリエイターズオーディションに合わせ、新規作品を提出しようと思って制作しました。

大変だったところ

制作に充てられる時間が丸2日しかなく、短期間で0から制作することがなかなか大変でした。

楽しかったところ

作っている時間すべて楽しかったです。今の実力ではできない表現を、今の実力でできる最大の表現に置き換えることや、0からアイデアを考えること、手を動かして映像を創り出すことなどすべて楽しかったです。

これから学習をはじめる方に一言

思っている以上に簡単で楽しく動画編集や映像制作はできます。これからさらに需要は高まりますし、なにより頭の中で思い描いたものを映像として手元に残せるのは、とても感動的です。ぜひ挑戦してみてください。

坂野 裕トレーナーより
After Effects使いの小畑くん。在学中から、クラス授業の講評会でトリを飾るクオリティの作品を出されていました。卒業とほぼ同時にフリーランスでの活動を始め、いまでは複数のクライアントから頼られるほどの存在になっています。実写に組み合わせる部分的なモーショングラフィックスはもちろん、サービス紹介など、全編アニメーションで作られたインフォグラフィックスビデオもこなせるクリエイターです。

アフターコロナに突入する私たちの予告篇 アートにエールを!

中辻 友梨さん
所属:STUDIO上野
受講コース名:動画編集・ネット動画クリエイター専攻
受講当時:20代後半
入学時の職種:映画関係
動画制作経験の有無:無
作品URL:アフターコロナに突入する私たちの予告篇 アートにエールを!

コロナ禍での東京都の支援事業「アートにエールを!」プロジェクトへの応募企画として制作を開始しました。

人・モノ・時間。せわしなく動き続ける東京に突如現れた脅威……戸惑いと不安が世界を覆った。しかし同時に訪れたのは、どこか心地の良い静寂。いつしか始まった新しい世界で失ったものと、取り戻した確かなもの。アフターコロナの世界で動き出した私たちの生活は、人間本来の愛と思いやりに満ちた時代の始まりだった。

映像ではこの困難下だからこそ撮影できた東京の風景に加え、実話を元にした温かいストーリーを撮影しました。今この状況にいる私たちが、どんな明るい未来も作っていけるという力強いメッセージを込めて制作しました。

動画制作の経緯

「アートにエールを!」プロジェクトへの応募企画として、先行きの見えない時代に希望の持てる作品を作りたいと思い制作しました。

大変だったところ

企画含めて2ヶ月弱と限られた制作期間で、構成、撮影、編集をしました。出演者や撮影場所なども限られるなかで、構成を考えるのが一番時間がかかりました。

楽しかったところ

監督として1から構成を考え、自由に制作に挑めたことです。「予告篇」とタイトルに入れたように、これからの私たちへのメッセージとして作りたかったので、映画のような仕上がりを意識しました。

これから学習をはじめる方に一言

右も左もわからないところから、自分の中にあるものを形にしてみたい! と思い受講を決めました。

個性的で優しいトレーナー陣と一緒に、とっても楽しく学ぶことができました。まだまだ勉強中ですが、自分の色を見つけ、今はフリーランスとして活動することができています。興味はあるけど迷っているという人も、ぜひチャレンジしてみてほしいです!

坂野 裕トレーナーより
映像制作未経験から映像クリエイターを目指された一人で、いまでは立派なフリーランスとして活躍されています(いちばん頻繁に仕事をご一緒させていただいています)。海外生活が多いこともあり、一緒に企画のアイデア出しをするときなどは海外のCMを事例に持ってきたりと、どこか日本離れした感性を持っています。ブランドのコンセプトビデオや作品性の強いCMなどで力を発揮できるクリエイターです。

いかがでしたか?

未経験からたった4ヶ月で自分の作品を作ることができる……! とっても夢があるな……! と思います。

卒業後にトレーナーさんや卒業生の方同士でお仕事ができるのも、横の繋がりをとっても大事にしているデジタルハリウッドSTUDIO by LIGならではだと思います♪

興味のある方は、ぜひ一度個別説明会へご参加ください! オンライン・オフライン、どちらでも開催しております。

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トレーナーさん大募集!

2021年2月のSTUDIO大宮オープンに伴い、Web制作・動画制作の分野でトレーナーさんを大募集しています!

動画トレーナーは特に受講生さんとの関係も深く、その後一緒に撮影やお仕事につながる方も多く見かけられます。

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という方へとてもおすすめです。

ちょっと気になるなぁという方は、こちらのブログをご覧ください!

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Ayuko Fujita
Ayuko Fujita Digital Education / School Operator / 藤田 綾友子

大学を卒業後、京都のホテルにて6年間フロントスタッフとして勤務。国内外のお客様への接客や観光案内を経験。関東に戻るタイミングで学生時代の友人であるDigital Education部 部長・林の紹介でLIGに入社。現在は同事業部にてクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」の運営を中心に受講生のサポートをおこなう。

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