エンジニア採用セミナー
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2020.10.02
#3
オウンドメディアお悩み相談室

社内編集者(インハウスエディター)が身につけておくべきこと、参考になる書籍サイトはありますか?

あやまん

LIGブログ編集部のあやまんです。

日々オウンドメディアを運営しているみなさん、お疲れさまです。今週もオウンドメディア相談室のお時間がやってまいりました。

オウンドメディア相談室とは?
LIGのコンテンツ制作チームが、巷にあふれるオウンドメディアに関するお悩みに答えていく連載。ときに楽しく、ときに真剣に、編集者、マーケター、広報など、LIGの個性的なメンバーがさまざまな視点からお答えしていきます! 現在お悩み内容絶賛大募集中です!

前回から、過去LIGで開催したセミナー等でいただいたお悩みにお答えしております。セミナーで実際にお答えした回答のほか、新たに別のメンバーからも回答を得られましたので、合わせてご紹介していきますね!

さっそくですが今週のお悩み内容はこちら!

Q. 社内編集者が身につけておくとよいこと、参考になる書籍やサイトは?

社内編集(インハウスエディター)が身につけておくとよいことや、参考になる書籍やサイトはありますでしょうか? 教えてください。

A. 「編集会議」はおすすめ。まずは気になったものから手にとってみては。

ico 回答者:やぎエディター。お客さまのオウンドメディアの運営を支援する「外部メディア制作チーム」のリーダー。多数の媒体を経験し、主に取材記事を制作している。「うふふ」と優雅に笑いながら、軍人のように仕事をこなす。

やぎ:学生が使う国語や現代文のテキストと『編集会議』がオススメですが、まずは気になった本や読めそうな本を読んでみるのが一番いいと思います。

私自身は、編集講座や職場で実地で学んできたので特別本を参考にしてきたわけではないのですが、国語や現代文のテキストは1冊持っておくといいと思います。文法の基本が集約されていますし、ライターなどの文章を修正したり指摘したりする際にも最初は参考になります。

編集者やライターの考え方や仕事の仕方を知りたい場合は、宣伝会議から出ている『編集会議』がオススメです。ただ、残念ながら今は最新号が出ていないようですが、バックナンバーも参考になると思います。

編集ノウハウの基本については、だいたいの本に同じようなことが書いてあると思うので、あまり囚われずに書店やAmazonなどで気になった本、読みやすそうな本をまずは読んでみるのがいいと思います。

事前に身につけておけることがあるとしたら、とにかく多くの記事や本を読んで、企画や構成、書き手、文体などのパターンを見ておくといいですよ。

📝やぎが書いた記事一覧

やぎが担当する「オウンドメディア運用支援」って?

A. オウンドメディア成功のカギは「ファンベース」にあり!

ico 回答者:きょうこエディターユニットリーダー。ホンダアクセスのWebマガジン「カエライフ」など企業のオウンドメディアの編集・コンテンツ制作を支援している。占いが趣味で、これまでも多くの迷える子羊たち(同僚)を導いてきた。ユーモアと実力を兼ね備えた頼れるお姉さま。

きょうこ:LIGでのわたしの仕事は主に、クライアント企業のオウンドメディア支援ですが、社内編集者(インハウスエディター)の経験としては、以前、某アニメーション映画制作会社の社内編集者として、広報誌『熱風』の編集や、●ブリ関連本の編集と執筆をしていました。なので、いま自分がお手伝いしているクライアント企業のオウンドメディアにおいても「自分がインハウスの立場ならどう考えて、どう動くか」という当事者意識をもって取り組んでいます!

さて、社内編集者の必読書として、私が熱烈にオススメしたい本は、佐藤尚之さんの『ファンベース 支持され、愛され、長く売れ続けるために』(ちくま新書)です。

オウンドメディアやコンテンツマーケティングに携わる方に役立つ本はいろいろありますが、必読書として挙げるならこの本

どの企業もマーケティングの目的に「新規顧客の獲得」があると思いますが、従来のような施策がだんだん効かなくなっています。なぜなら情報とコンテンツが氾濫していて、可処分時間というパイの奪い合いで、新規顧客になかなか届かないから。

さらにインターネットの世界では「広告臭」が嫌われるようになっていて、少しでも「ウソ」を感じるとそっぽを向かれてしまう……。

そこで大事なことは「既存ファンを大事にすること!」。

既存ファンは応援団になってくれて、SNSやブログで熱心に「本心で」(←ここ大事!)自分の愛するものをアピールしてくれるので周囲に熱が広がっていき、結果的に新規ファンも自然に増えていく

ということが、ていねいな論理展開で説明されています。ファンベース施策によってブランド価値を高めている成功例がいろいろ紹介されていて、ブランドビジネスの教科書のような本

いきなり新規顧客(自分にぜんぜん興味がない相手)を追いかけても、嫌われて逃げられるだけ……という、なんだか恋愛にも通じる話ですね(汗)。

まだ読んでない方がいたら、ぜひ読んでみてください!

📝きょうこが書いた記事一覧

きょうこが担当する「オウンドメディア運用支援」って?

A. 足りない能力は数えるときりがないのですが、あってよかったなと思うのは、下記のとおり。

ico 回答者:たびちんオウンドメディア「LIGブログ」の編集部。採用、広報、編集など、さまざまな職種経験あり。LIGのSNS担当でもあり、SNS界隈のニュースはたいていなんでも知っている。一度期日を決めたらもう逃げられない、リマインドの鬼。

たびちん:足りない能力は数えるときりがないのですが、あってよかったなと思うのは、下記のとおり。

過去の画像ぜんぶ見る

とあるプロジェクトで泣きながらこれまでのLIGブログのアイキャッチすべての写真を見て選定したのですが、これがむしろよかった。LIGブログの場合はやや特殊かもしれませんが、これは社史を画像情報で見ること、とも言い換えられるかもしれません。過去の写真や画像をぜんぶ見るのは、それまでの社内の関係性やできごとがイメージとして頭に残ります。社史に、目次や見出しをつけるのと似たような効果があると思います。社内での会話もスムーズになりました。

それまでの歴史を把握していない中途入社で社内編集者になる場合は、優先度がかなり高いなと感じます。

広報担当としての基礎知識(PRプランナー試験内容など)

企業の情報発信にまつわる責任や関連事項について網羅的に把握できます。いくら執筆者を明確にしていても、企業が発信しているコンテンツは企業自体からのメッセージとして捉えられてしまう場合もあるでしょう。広報担当系の本を読み漁るでも構いません。

ほかにも、炎上したコンテンツや記者会見の事例などを知れば知るほど、身体の芯から冷え切ってリアルな危機感を抱けるのでオススメです。無用なリスクを察知し、トラブルを避けるためのアラートを出す責務は、広報担当者だけでなく、社内編集者にもあると感じています。

ある程度写真を撮る能力

文章を発信するだけではなく空気感もお伝えするためには、写真が大事です。そこで、カメラを自分でも使えると、劇的にコンテンツづくりが楽になります。誰かに頼る前提だと、情報発信全体のスピードが落ちてしまうでしょう。社内への協力をフットワーク軽くできるのは大きな利点です。自前のカメラがあるとさらにやりやすい。

最初は厳しいクオリティにならざるを得ませんが、恐れずたくさん撮っていきましょう。社内のデザイナーのみなさまにアドバイスを素直に聞けると、段違いに良くなっていくはず。

わたしもまだまだ修行中の身ではありますが、今後も(感染症対策に気をつけつつ)フットワーク軽く、楽しく撮っていけたらと思っています。

たびちん:おすすめの書籍はこちらの3冊です。

「メンバーが疲弊しているところにコンテンツ制作をお願いするとはどういうことなのか」を考えるきっかけになります。社内・社外へ向けてのコンテンツ制作をする側面でいえば、社内編集者はリーダーと言えるでしょう。私がリーダーとして振る舞えているかでいうとまだまだひよっ子かもしれませんが、冷静な覚悟が身につく一冊です。

社内コミュニケーションが主になるので、簡潔にやり取りする力は思った以上に重要だなと思います。味のある情報を引き出すためにも、シンプルにやりとりをする。まず情報を削り、過不足ない内容にする。こういったスキルは身につけておいて損がない内容ですし、語り口も直感的にわかりやすいのでおすすめです。

社内編集者の立場は、言ってしまえば経営と社員と世の中の板挟みになり続けるもの。自分の心配事と企業の心配事を混同してしまうことがあります。自分が矢面に立って社員から批判を受ける立場など、さまざまな混乱が社内でも社外でも発生するでしょう。カオスな環境の中で、自分の心の置きどころをどこにすべきか……ということに自覚的になっていないと、仕事自体がままなりません。「課題を分離する」など、とても役立つ概念を対話形式で示してくれます。

📝たびちんが書いた記事一覧

A. 地産地消

ico 回答者:あやまんオウンドメディア「LIGブログ」の編集部。社内編集者歴2年。LIG入社前は、バックオフィス全般とSEOライティング業務をしていた。現在千葉の田舎でスローライフを送っている。

あやまん:こんにちは。はじめてメディア運営に携わった当時から現在まで思い返して、一番役に立ったと思うのがLIGブログです(ほんとですよ)。前職ではひたすらSEO記事を書いてはアナリティクスとにらめっこしていました。はじめてのメディア運営、しかも立ち上げたてのメディアということもあり、なにが正解なのかわからないまま毎日試行錯誤をしていました。

で、その暗黒時代よく参考にしていたのがこちらの記事。

2012~2016年の歴代LIGブログ編集部が書いている「LIGブログのアクセス解析」シリーズ。月間40万PVの初期から700万PVの最盛期に至るまでのさまざまな試みが書かれています。こんな晒して大丈夫!? てなくらいPV数や流入などLIGブログに関する数字が詳細に載っています。

なにより参考になったのは、結果に対する各担当者の考察やそこから導かれる施策。数字に対するアプローチの仕方など、「定期的な振り返り」のお手本にしていました。オウンドメディアを運営をしていると、ついつい明日の更新に気を取られすぎて、効果検証がおろそかになってしまうこともあると思います。正直いまでもそうなりがちです。でもよりよいメディアにするためには、「なぜこの記事は読まれたのか」「どうしたらもっと読まれたか」一度立ち止まって振り返ることも重要ですよね。いまでも初心に帰るために、ときどき読み返しています。

きっとこの記事が、当時のわたしのようなオウンドメディア運営初心者の方の道標になるはず!

2017年以降更新が止まっているので、個人的に復活させたいと思っている連載のひとつでもあります。

👉「LIGブログアクセス解析」記事まとめ

主語と述語は正しい関係か、助詞の使い方は適切か、など、わかりやすい文章を書くポイントがまとめられています。自身のライティングだけでなく、編集時にもとても役立ちます。

よくない文章の例が載っているのですが、「あ、これ自分やってるかも……」と思うものが一つはあるはず。実際、編集中によく遭遇するものばかりです。ある程度の編集パターンを知っておくと、毎度毎度の精度も上がるのではないでしょうか!

この記事のような編集者が知っておきたいノウハウをまとめた連載がありますので、ぜひ一度目を通してみてください!

👉【Webライター・編集者】最初の一歩

さきほどたびちんの回答にもありましたが、編集者の撮影スキルは重宝されます。わたしもLIG入社後に必要に迫られ、とりあえず「カメラ 構図」で検索したらこの記事が出てきました(余談ですが、ググって自社のページにたどり着くことを地産地消と呼んだりします)。

実際に使ったことがあるのは2~3種類の構図ですが、それだけ知っておくだけでもだいぶ意識が変わると思います。ちなみに構図以前に一番大事だとアドバイスされたのはピントを合わせること! ピントが合っていないと修正しようがないですからね。

ふだんよく見ているサイトは「小説家になろう」です。毎日人気ランキングをチェックすると世間のニーズや(異世界の)トレンドがわかります。いまのところなにかに役に立ったと感じたことはありませんが、いろいろな人の文章に触れることができるのでおすすめです。

📝あやまんが書いた記事一覧


今回の回答は以上です! 少しでもお役に立てたでしょうか?

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  • 社内の運用体制はどこまで整えればいいの?
  • メディア公開開始時点での記事本数はどのくらいが良い?
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  • すべてのお悩みにお答えできるわけではありません。あらかじめご了承くださいませ。
  • より適切な回答ができるよう、いくつかの質問を設けております。差し支えのない範囲でご回答ください。
  • 回答内容はあくまでアドバイスですので、用法用量を守って正しくお使いいただけますと幸いです。さらに詳細な内容のご相談をご希望の場合は、こちらよりお問い合わせください。

それでは、みなさまからのご相談をお待ちしております!