2018秋の無料相談会
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2015.03.10
#16
【Webライター・編集者】最初の一歩

文章を書くのが苦手な人もわかりやすい文章を書ける10のポイント

LIGブログ編集部

こんにちは、LIGブログ編集長の朽木(@amanojerk)です。世の中には“わかりやすい人間”と“わかりにくい人間”がいて、概してわかりやすい人間の方がよくモテ、出世もしやすく、幸せな人生を送れると思う今日この頃です。
わかりにくい人間であるところの僕は、せめて自分の書く文章くらいはわかりやすくしたいと思っておりますが、みなさまの文章のわかりやすさはいかがでしょうか。

文章を書くことは、なにもライターや編集者だけの仕事ではありません。社内の報告書、社外へのビジネスメールなど、コミュニケーション・ツールとしての文章は、どんなに技術が進歩してもなくならないものです。
“他人が読むこと”を前提とするにあたり、目的は相手に情報を伝えること、であれば大切なのはその文章がわかりやすいかどうかになるでしょう。

僕はLIGブログとPooleインタビューの編集長をしている関係で、月に100本くらいの原稿をチェックします。
まだまだ勉強中の身ではありますが、そんな生活を続けていると、少なくともわかりにくい文章の傾向が見えてきて、「もっとこうすればいいのに」と思うのです。

そこで今回は、僕がライター・編集者として日夜業務に当たる過程で見つけた“わかりやすい文章を書くポイント”をご紹介させていただきます。
わかりにくい文章を書いてもみんなが頑張って理解しようとしてくれるのは敬愛する村上春樹先生くらいのものですから、それ以外のみなさまのお役に立てば幸いです。

それでは、はじめます。

わかりやすい文章を書く10のポイント

今回、これまでのライター・編集者としての経験を振り返って、現場の仕事に即した、次のメールから使えるようなチェック項目を挙げてみました。
とはいえ僕は国文学を専攻した訳ではありませんので、事実誤認や勘違いがあるかもしれません。その場合はご指摘を頂ければ、修正事項を明記の上、すぐに反映させていただきます。

また、以下はわかりやすさを優先して文法用語を使用しています。厳密には使い方が異なる場合があるかと思いますが、あらかじめご了承ください。

1. 主語と述語は正しい関係か

“わかりやすい”が“一読してわかりやすい”ということであれば、もっともわかりにくいのがこのパターンです。

例:考えるべきことは翌月・翌々月の数字をいかに組み立てて、当月のカバーを行うかに視点をシフトする必要があります。

途中までフムフムと読んでいても、読み終わるとよくわかりません。主語と述語が一貫していないからです。
このままでは、文章全体の主語は“考えるべきことは”、述語は“あります”と読めます。でも、最後の文節で“必要が(主語)あります(述語)”と完結してしまっているため、“考えるべきことは”を受ける述語がありません。

例:考えるべきことは(主語?) / 翌月・翌々月の数字をいかに組み立てて、 /
当月のカバーを行うかに / 視点をシフトする / 必要が(主語?) / あります。(述語)

そして、そもそもこの文章は“考えるべきことがある”という意味ではありません。

例:考えるべきことは翌月・翌々月の数字をいかに組み立てて、当月のカバーを行うかという点です。

このように、“考えるべきことは、(主語) / 〜という点です。(述語)”という文章にするか、そもそも下記のように、

例:翌月・翌々月の数字をいかに組み立てて、当月のカバーを行うかに視点をシフトする必要があります。

“〜する / 必要が(主語) / あります。(述語)”という文章にするのがわかりやすいでしょう。

主語と述語の関係が正しくない文章は、ビジネスメールなどでもよく見かけます。
送信ボタンを押す前に、一度落ち着いて、上記のように文章の関係性を見直すと、相手の理解もスムーズかと思います。

2. 助詞の使い方は適切か

次に気になるのが、助詞の使い方です。細かな用法を説明すると沼なので、事例をもとにご紹介します。

例:数字がキレイに目標を達成するための組み立てを行う。

当たり前ですが、“数字”が“組み立てを行う”わけではありません。助詞「が」には“主語を表す場合(例:水がきれい)”と“対象を表す場合(例:水が飲みたい)”とがありますが、文章の述語次第で読み方が変わります。
例文はそのまま読んでしまうと、どうしても“数字が〜組み立てを行う”という意味に捉えられてしまうので、このトーンで書き直すのであれば、

キレイに目標を達成するために、数字の組み立てを行う。

などにするのがいいかと思います。
前述しましたが、どこが主語でどこが述語か、複数解釈が可能な文章はわかりにくいですので、なるべく一義に決まる文章を書くのがいいでしょう。

助詞は本当に奥が深く、突き詰めようにも底が見えない領域ではありますが、ぜひ一度は用法を復習しておくことをおすすめします。
下記はWikipediaですが、まとまっているように思ったので、参考にしてください。

参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/助詞

3. 長すぎず、短すぎず

これはそのまま、長すぎる文章はわかりにくいし、短い文章は難しいのです。

例:このサービスを利用することによって、習熟度が飛躍的に上がるユーザとの距離を近くに保ち、ユーザの関心度を高い位置で維持するために、会社の制度として資格手当もあるそうですが、手助けになる勉強会も頻繁に行っています。

長いので、いくつかの文章に分けましょう。

例:このサービスを利用することによって、習熟度がどんどん上がるユーザとの距離を近くに保つことができます。ユーザの関心度を高い位置で維持するために、会社の制度として資格手当もあるそうです。また、手助けになる勉強会も頻繁に行っています。

ブラッシュアップの余地は大いにありますが、読みやすくなったのは確かだと思います。文章が長くなるときは、留意して見直し、小分けにするようにしましょう。

一方、短い文章はどこまでも削ることができるので、それはそれで難しいです。

例:コンバージョンにつながりにくくなるということがあったためです。

これは“コンバージョンにつながりにくかったためです。”とするとスッキリします。

例:参考までに捉えてみてください!

これは“参考にしてみてください!”で十分でしょう。このように、できるだけ文章を短くする工夫というのは際限がありません。
僕自身、持って回った表現を多用するタイプなので、常にもっと短くできないかを模索しながら、自分らしい文章を構成したいものです。

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