こんにちは! 人事のれいこです。
突然ですが、みなさんは転職したことがありますか?
私はLIGが4社目になります。実は3年前、LIGが運営する長野県のLAMP野尻湖へ遊びに行ったことが入社のきっかけでした。
LIGに入社してから早1年が経過した先日、やっとLIG社員としてLAMP野尻湖に行くことができました!
本日は、私のLAMP野尻湖との出会いと、転職に至った経緯をご説明しつつ、3年ぶりに訪れたLAMP野尻湖の魅力をお伝えできればと思います。
LIGの印象は「なんか変な会社」
LIGの存在を知ったのは、たしか6年前くらいだったと思います。
当時「世界一即戦力な男」の菊池良さんや、秒速で結婚した紳さんの記事でLIGの存在を知りました。どちらもSNS上でバズっていて、「なんか変なことやってる会社がある」という印象でした。
「おもしろくて好き」というよりは、「こんなことやるなんて勇気あるな〜私には無理だな」という、近づきたいわけではなく、遠くからそっと見ていたい存在でした(笑)。
このときは、まさか数年後LIGに入社することになるとは一ミリも思っていませんでした。
人生ってなにがあるかわかりませんね。
ゲストハウスLAMP野尻湖に行ってみたい!
そんな「なんか変な会社」のFacebookページをフォローするようになって、たまに気になる記事があれば覗くようになりました。
そのときに、LIGが運営する「ゲストハウスLAMP野尻湖」の投稿を見かけました。
「ゲストハウス」には馴染みがなかったのですが、LAMP野尻湖は建物がおしゃれで、ご飯も美味しそうで、近くには湖があって、素敵なところだなと思いました。
いろいろ見ているうちに、当時の支配人の堀田さんの記事を見つけました。それを読んで、「またすごいことやってるなー」と思いつつ、いつか行ってみたいと興味を持ちました。
LIGに勤めて半年で長野に左遷され、ゲストハウスをやることになりました。本当にありがとうございました。
LAMPのFacebookページやInstagramをフォローするようになり、どんどん「LAMPに行ってみたい」という気持ちが強くなっていきました。
ついに行くぞ、待ってろ野尻湖!
前職でも人事をしていたのですが、3年前は本社移転プロジェクトを担当しており、毎日目が回るような忙しさでした。当時の私の心の支えは、「移転が終わったら、湖のほとりにあるLAMP野尻湖に行って癒されたい……!」ということ。毎日うわ言のように「湖を眺めて無になりたい……」と言っていました。
自然に囲まれた静かな場所でのんびりリフレッシュしたいと思い、友達と野尻湖旅行の計画を立てました。そして本社移転も無事終わり、振替休暇を使っていざ野尻湖へ!
想像以上にLAMP野尻湖が最高でした
念願のLAMP野尻湖は、想像以上に素敵なところでした。
最寄の黒姫駅に到着したのが夜だったので、真っ暗な山道を通り抜けて、キラキラ輝く「LAMP」の文字を見つけたときは、「やっと来れた」という嬉しい気持ちが溢れました。
外装も内装もおしゃれで、木のぬくもりのあるインテリアとオレンジ色の温かみのあるライトでほっとした気持ちになり、長旅の疲れも忘れるほどでした。
チェックインをしようと受付に行くと、スタッフはみんなフレンドリーで、初めて来たとは思えないほどのなんとも言えない安心感を感じました。当時の支配人の堀田さんが受付にいたので、「ブログで見た人だ!」とひそかにテンションが上がりました。(小心者なので声には出せない)
ラストオーダーも迫っていたので、レストランですぐに食事をすることにしました。メニューのネーミングもそそられるものばかりで、お腹が空いていたのでいろいろ頼みましたが、ぜんぶ美味しい!! 「え? こんな山奥(失礼)にこんな美味しいレストランが????」と戸惑うくらい美味しかったです。
「なにを食べても美味しい。近所にあったら絶対に通うのに!」と言いながらモリモリ食べました。実際、当時の自分のインスタにも通いたいって書いてました。
▲どのメニューもびっくりするくらいぜんぶ美味しい
野尻湖のほとりにあるゲストハウスというだけあって、部屋の窓からは野尻湖が見えました。私が滞在していた間は、雨が多かったのですが、雨に濡れた森は静かで神秘的で、疲れた体と心が癒されました。
▲早起きして見た、野尻湖の日の出
旅の目的は「湖のほとりでのんびりする」でしたが、アウトドアスクールの遊さんが案内してくれる蛍ツアーに参加したりや、湖の目の前の公園でやる朝ヨガに参加したりしました。いまや私の一番の趣味であるヨガは、思えばこのときが初体験でした。
周りの自然も宿泊施設もレストランも最高でしたが、なによりも印象的だったのは、LAMP野尻湖の居心地の良さと、人との交流でした。
蛍ツアーに行くときも、ひとり旅をしている大学生と一緒に蛍を見に行って感動したり、朝ごはんを食べているときにスタッフの由美さんが話しかけてくれたり、同年代の女性グループと仲良くなったりと、ビジネスホテルに泊まっていたら味わえないような体験をすることができました。
はじめて来たとは思えない居心地の良さ。親戚の家に久しぶりに泊まりに来たような自然体でいられる感じ。
これが私にとって、この旅の一番印象的な要素でした。
▲3年前の私。チェックアウトをしたあとに、写真を撮ってもらいました。
まさか転職するとは思わなかった
▲チーム合宿の集合写真
そんな野尻湖旅から2年が経過。
夢のような時間は遠い記憶となっていた頃、私は今後のキャリアをどうしようかと悩んでいました。人事として今後どんなスキル・能力を身につけたいのか。もっと専門性を磨くべきか。ゼネラリストを目指した方がいいか。現職で管理職を目指すべきか。またベンチャーに転職するか。いろんな選択肢のなかで、自分がどこに行きたいのかを模索していました。
この頃は、社外の人に相談に乗ってもらったり、WantedlyやGreenのカジュアル面談で会社を訪問して話を聞いたりしていました。
他社の人事の方と面談していて、「転職したい気持ちはあるんですか?」と聞かれても、「なにかが嫌で辞めたいわけではないから、自分でも転職するかどうかまだわからない。」という曖昧な回答をしていたと思います。
そんなタイミングで、LIGからWantedlyのスカウトメールが届きました。
「おお! LAMPを運営しているLIGじゃないか!」
もともとはブログでLIGの存在を知ったはずの私ですが、LAMPの印象が完全に勝っていたので、「LAMPのLIG」という印象にすり替わっていました。ブログを読んでいたときは「なんか変な会社」だったLIGでしたが、
「あんな素敵な空間を作れるなんて、LIGってもしかしてすごいいい会社なんじゃない?」
と思い、面談に行きました。面談したあきとさんは誠実で熱い人で、LIGで人事をしながら音楽活動もしているという、いままで会ったことがない人でした。面談後は「やっぱり人事の人もいい人だったな〜いい会社だな〜」と思いましたが、ここでもまだ転職する気持ちは固まっていませんでした。
とはいえ、もやもや悩むくらいならいっそ内定が出てから悩もうと思い、最終面接を受けたところ、なんと内定が出てしまいました。「どうしよう、内定でちゃった……私転職するのか?」とここからさらに悩むことになります。
結局、12月半ばに内定が出てから入社を承諾するまで、約1ヶ月待ってもらいました。というのも、前職で初めて新卒採用を担当し、内定式も終えて4月に入社する内定者を迎え入れる前に辞めるなんて、自分でも考えられないと思ってしまったんです。悩みに悩み抜いた結果、入社を決めましたが、実際にLIGにジョインしたのは5月のGW明けからでした。内定から入社まで5ヶ月もかかってしまいました。よくぞそんなに待っていただけたと、いまでも感謝しています。
LIGに入社しようと思った理由
転職する気持ちも固まっていないなか、内定が出てしまった私がなぜLIGに入社しようと決意したのかについてお話ししたいと思います。
こんな変な会社、ほかにはない。唯一無二だと思った。
なんだかディスっているようですが、褒めています。人事の仕事は、会社の規模や業界によって多少異なりますが、業務内容はおおむね一緒です。どの会社で人事をすることになっても、ある程度は仕事内容が想像できます。しかし、いろいろな企業に話を聞きに行ったなかで、想像できなかったのがLIGでした。
「社員が月1本ブログを書く」「Web制作から始まった企業が飲食事業を始めた」「旅と音楽という音楽活動を以前していた」など、まったく予想ができない会社だなと思いました。こんな予想できない変な会社は唯一無二だと思います。唯一無二だからこそ、ここでしかできない経験がたくさんありそうだということが、LIGを選んだ理由のひとつです。入社してからたった1年ですが、多数の新規事業が始まったり、会社が移転したりと、想像以上に変化の多い環境でした。
暮らすように自然体で働いている、LIGの組織作りの秘訣を知りたい。
LAMP野尻湖で感じた、暮らすように自然体で働く人たち。もちろんルールやマニュアルがないわけではないと思いますが、「好きだからやっている」というのが滲み出てくるような、働いている人たちがとても印象的でした。そういう空気感は、小手先のテクニックでできるものではないと思います。なので、人事としてその組織づくりの秘訣をLIGに入って知りたい、学びたいと思いました。
これまでの経験とはまったく違う採用活動ができると思った。
前職では人材紹介会社経由で採用をすることがほとんどでしたが、LIGでは真逆の採用活動ができるのではないかと思ったことも、転職を決めた理由のひとつです。紹介会社からの応募を待つという受け身な採用ではなく、自分たちから人を探しに行くという能動的な採用ができそうだと思いました。
実際に採用活動としては、オウンドメディアであるLIGブログからの応募も多いですし、WantedlyやGreenなどでスカウトメールを送り、カジュアル面談をしてから採用するケースが多いです。また、定期的に社外向けのイベントを開催し、そのイベントきっかけで入社してくださった方や、デジタルハリウッドSTUDIO上野 by LIGの卒業生など、さまざまな経路で入社する方がいらっしゃいます。
あらためて感じたLAMP野尻湖の魅力
そんなふうに思い、LIGに転職をしたわけですが、入社のきっかけになったLAMP野尻湖には、入社してから約1年越しで行くことができました。今回は、経営企画室と広報室の合同チーム合宿として行って来ました。
久しぶりに訪れたLAMP野尻湖は……最高でした。
懐かしい風景が嬉しすぎて、3年前に一緒に行った友人にもたくさん写真を送りつけました。笑
以前はお客さんとして滞在しましたが、あらためて社員として行った今回感じた、LAMP野尻湖の魅力をお伝えしたいと思います。
自分の個性を活かしながら、自然体で働いている
やはりお客さんとして行っても、社員として行っても変わらないのは、「自然体でいる」ことでした。いい意味で力が入りすぎていなくて、いつでも自然な笑顔とオープンな気持ちで受け止めてくれる。初めて会った、久しぶりに会ったという距離感を感じさせない空気があるなと思います。それは、それぞれが自分の個性を活かしているからだと思います。個性を活かしてお互いが認め合っているからこそ、自然体でいられるのではないでしょうか。
ファンづくりを大切にしている
宿泊客やレストランの利用客と、LAMPスタッフが会話をして盛り上がっている様子をよく見かけました。お客様とスタッフという距離感ではなく、遊びに来てくれた友人をもてなすように接するというのが、LAMPのいいところだなと思います。
先日LAMP野尻湖は5周年を迎え、記念イベントLAMPフェスを開催しました。いつも来てくれているお客さんも、初めて来るお客さんも全力で楽しませるために、さまざまな企画を考えて入念に準備していました。
いつもSNSで美味しそうなご飯写真やちょっとふざけたゆるい投稿まで、いろいろな切り口で発信しているのも、愛される秘訣かなと思います。
作って終わりではなく、常にアップデートする
LAMPの内装は、滞在していた二泊三日のなかでも変化していました。結婚式のケータリングを行った際にご厚意でいただいたお花を、花瓶に挿したり、壁から吊り下げたりして飾っていました。「季節ごとに飾り付けが変わるので、いつ行っても新鮮な気持ちになる」と常連のお客様が言ってくださったことが、とても嬉しかったです。常にアップデートして、いつ訪れても新鮮な発見があるというのはとても大事なことだなと思いました。
▼店内の飾り付けはさきさんの手作りのものばかり。 まだ間に合う!お家で作るクリスマスの飾り付け〜リース・スワッグの作り方〜
私が働く上で大事にしたいこと
今回はチーム合宿で3年ぶりにLAMP野尻湖を訪れましたが、私がなぜここを選んだのか、私が働く上で大事にしたいことはなにかを、振り返ることができました。
やっぱり、誰と働くか
ありきたりの言葉になってしまいますが、やはり自分が働く上で一番大切にしたいのは「誰と働くか」です。先ほども少し書きましたが、人事の仕事はどの会社でも共通している業務が多いです。業務内容で差がないぶん、大事にしたいのは誰と働くかです。人事は経営者も社員もすべての人に関わるので、一緒に働きたいと思えるかどうかが一番大事だと思っています。
同じ熱量で働ける人たちがいるか
「一緒に働きたいと思えるかどうか」のポイントが、私の場合は「同じ熱量で働ける人たちがいるか」です。LIGはまだまだベンチャー企業で、未熟なところもたくさんありますが、経営陣が「もっとLIGをいい会社にしたい」と考え抜いて行動していることが、近くで働いているとダイレクトに伝わってきます。マネージャーもリーダーも、仕事にプライドを持って、クライアントのことを第一に考えつつも、メンバーひとりひとりと向き合ってくれています。LIGメンバーはみんな、手を抜かずに細部までこだわる姿勢で仕事に取り組んでいて、心から尊敬しています。
役員もメンバーもみんな熱量を持って仕事に取り組んでいることが伝わってくるからこそ、一緒にこの会社を作っていこうと思えるので、私は「同じ熱量で働ける人たちがいるか」を大事にしています。
みなさんは働く上でなにを大切にしたいですか?
仕事をしていると、今の環境で頑張るか、転職をするかという悩みにぶつかる人も多いと思います。そんなときは、立ち止まって「自分がなにを大切にしたいのか」を考えてみるのもいいのではないでしょうか。
仕事内容、仕事のやりがい、仕事の進め方、高い給与、安定した給与、働く時間の長さ、働く環境、働くメンバー、会社の理念、経営者の考え、成長している会社、安定した会社など……。
もちろん、すべてを満たす場所が理想ですが、なかなかそうもいかないと思うので、自分はなにを一番優先したいかだと思います。
人事として、一人でも多くの社員がここが自分の理想に近いと思ってもらえるよう、小さなことから少しずつ改善していきたいと思います。