
男女共用&24時間営業のセルフ式サウナ「Sompa Sauna」は、心も身体も温まるエピソードが詰まった場所でした。
こんにちは。
フィンランドサウナアンバサダー(サウナ大使)の野田クラクションベベーです。
みなさん、フィンランドといえばなにを思い浮かべますか?
オーロラ? オシャレな北欧家具? ヘビーメタル? 幸福度ナンバーワンの国?
・
・
・
忘れちゃいけません、サウナのことを!!!!
サウナはフィンランド発祥の文化であり、フィンランド旅行では絶対に行っておきたい観光スポットといっても過言ではありません。
フィンランドには200〜300万個以上のサウナがあるといわれており、歴史的にも文化的にも人々の生活と深く結びついている、フィンランド人にとって大切な存在でもあります。
私も一端のサウナー(サウナ愛好家)としてフィンランドへサウナ旅をしてきたのですが、はっきり言って最高でした。
「フィンランド サウナ」と検索するとたくさんの情報が出てきますが、フィンランド旅行へ行った際に「本場のサウナ行きてぇ〜、でもどこ行けばいいの?」となる人もたくさんいらっしゃると思うので、自分の体験をもとに厳選した7箇所のサウナをご紹介したいと思います。
※ 注意:今回自分が紹介するのはほんの一部分です。「なんでここが載ってないの? ここ行った方がいいよ!」などご意見があれば、どしどしコメントいただけますと幸いです。
目次
え? 「フィンランドサウナアンバサダー」ってなに? と思われた方がほとんどだと思うので、ちゃんと説明しますね。
来年(記事執筆時2018年)の2019年は“フィンランドと日本が国交を結んで100周年”なんです。めでたい!
国交樹立100周年を記念して、これから2019年にかけてフィンランドの文化に関係するさまざまなイベント開催が予定されています。そのキャンペーンのひとつとして行われているのが「サウナアンバサダー」です。
フィンランド発祥の文化「サウナ」の魅力を日本の人に伝えるべく、サウナに精通した人や観光業界関係者などから選出される文化大使のようなもので、実は先日そのひとりとして僕も選ばれました。ほんとうにありがとうございます。
フィンランド政府観光局公認のサウナアンバサダーとして、これからも日本の人にサウナの良さをジャンジャン伝えていきたいと思います!!
そもそもフィンランド式サウナってなんぞや? という方もいらっしゃると思います。
簡単に特徴をまとめますと……
と、いったところですかね。
熱々の石に水をかけ、立ち昇る水蒸気を身体に浴び、ホカホカになった身体を海や湖でクールダウンさせ、天然の外気浴を浴びれば……そりゃ、もう。サウナの概念がガラッと変わっちゃいます。
成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡国際空港(夏のシーズンのみ)から直行便がでています。 日本から一番近いヨーロッパということもあり、時間も9時間30分〜10時間30分で行くことができます。
暇なときにスカイスキャナーを使って調べていると安いチケットが出てきたりするので、オススメです。
それでは、さっそくフィンランドで行ったサウナをご紹介したいと思います。
一番インパクトがあったサウナは「Sompa Sauna」。
すべてがボランティアで成り立っているため、お金もかからない、しかも24時間営業のサウナになります。ただ、サウナ小屋が常に温まっているわけではないので、“タイミング”も非常に大事です。
あと、全裸の人が普通に居ますが、フィンランドではそこまで珍しいことではないです。行き方はいろいろありますが、ヘルシンキからタクシーで行くのをオススメします! レポート記事も描いているのでそちらもあわせてどうぞ。 男女共用&24時間営業のセルフ式サウナ「Sompa Sauna」は、心も身体も温まるエピソードが詰まった場所でした。
2017年にオープンしたばかりのパブリックサウナ(公衆サウナ)で、5月4日〜9月29日の間のみ営業しています。ヘルシンキからフェリーで30分ほどで行ける高立地もさることながら、サウナレベルも半端ないです。
巨大な炉のようなサウナストーブのなかには、1.5トンほどのサウナストーンが詰められています。大量の薪で温めることにより、柔らかい温かみとロウリュがゆっくりじんわり広がっていく体験ができます。サウナ室からバルト海を一望でき、言うことなしです。
予約が必須なので注意です! 詳しい情報は下記の記事にまとめているので、行かれる方は一度読んでみてください〜! サウナで温まったあと飛び込むのはバルト海!?ヘルシンキからフェリーで30分、夏限定の「Lonnna Sauna」が楽園すぎた。
ヘルシンキからバスで行くことができ、めちゃリーズナブルな値段でスモークサウナを体験できる「Kuusijärvi Sauna」は外せませんね。
自分はここのサウナで「初・湖ダイブ」を経験したのですが、サウナの温度とか水風呂の温度とかそういうことじゃない、サウナは最高なものなんだ……出会えてよかったと、心の底から感謝しました。ここは、本当にオススメです。
スモークサウナに対しての熱い思いを5,000字以上綴ったブログもよかったらぜひ。 お父さんは薪を焚べ、お母さんは洗濯と料理。サウナの原点「スモークサウナ」に感じたフィンランドの原風景。
個人的にオススメ度高めのサウナ「Kulttuuri Sauna」。
できて間もないサウナなのですが、環境面にやさしい設計になっていて、サウナを温めるエネルギーにはペレット(木くず)を使うなど、捨ててしまうはずのものを資源として再利用しています。さらに建物の上にソーラーパネルを作ったりして、温水シャワーや床暖房に必要なエネルギーもすべて自然の力を借りて作られているんです。
単なる温浴施設ではなく、何十年先にも語られるような「サウナ文化」を作っているKulttuuri Saunaにぜひ、行ってもらいたいです。 ヘルシンキの「クルットゥーリ・サウナ」は、環境負荷軽減とコミュニティ形成を見据えた「文化的サウナ」だった。
ヘルシンキのオシャレサウナ「Löyly Helsinki」。
オシャレなレストランに併設されていて、お金を持ってそうな人たちが優雅にご飯を食っているのを横目に、バルト海へダイブできるスポットになっています。しかも、こちらの施設にもスモークサウナがあります! Kuusijärvi Saunaとは違う、現代式スモークサウナは体験する価値ありです!
こちらも、ヘルシンキ市内にある都市型サウナ「ALLAS SEA POOL」。
ここは、朝の6時30分からやっているので、朝ウナ(朝サウナ)をがっつりかませます。もちろん、サウナも上質でめちゃでかいikiストーブを囲むような形になっているので、ストーブをまたいで会話ができる素敵空間です。こたつ感すごい。暑くなったらそのままバルト海にダイブできるので、最高っす。
フィンランドではないのですが、ヘルシンキからフェリーで2時間ほどでいけるエストニアのサウナもオススメです。「KALMA SAUM」は見た目が一瞬映画館のようなのですが、中はしっかりとしたサウナがどっしり構えています。入り口でヴィヒタが普通に売っていたので、2本買ってウィスキング祭をしました! 中世ヨーロッパの町並み。エストニアの首都タリンにある「KALMA SAUM」は、老舗感溢れる通好みのサウナだった。
宿泊は基本的に、Airbnb(※)を使っていました。宿代が安いということもありますが、キッチンなども使えるので自炊して節約することも可能です。フィンランドは物価がお高めなので……。
たまたま泊まったAirbnbの宿のお風呂場に「プライベートikiサウナ」が設置されており、フィンランドの一般家庭には本当にサウナがあるのか……と感激しました。
1週間以上滞在される方は1泊だけ民泊するのもありだと思いますよ!
※ Airbnbとは「民泊サービス」のことで、現地の家を間借りするようなかたちで利用できる。現地の暮らしを体験したい人はコスパもいいしオススメです。
民泊で費用を抑えて、最終日だけホテルに泊まりました。水風呂はなかったのですが、めちゃでかいプールがあったので、のんびり泳ぎながら、セルフロウリュし放題のサウナを堪能しました。空港へのアクセスが良いので、フライト前日とかに宿泊するとギリギリまでサウナを楽しめますよ!
最新式のジュースサーバーみたいなのがオシャレでフィンランドすげぇ……ってなりました。
Original Sokos Hotel Presidentti
男性のみのハード系サウナです。
気になった方は、こちらのブログを読んでもらえると嬉しいです。 フィンランド初日にまさかのハプニング。男性専用のアングラなサウナに行ってきた。
以上が、私がフィンランド・エストニアで訪れたサウナの数々です。ただ、冒頭でも言いましたが、フィンランドには200〜350万個ほどサウナがあり、今回ご紹介したのはほんの一部です。
首都ヘルシンキだけではなく、第2の都市「タンペレ」やオーロラがキレイな「ラップランド」など……フィンランドの魅力は底知れません……。
フィンランド政府観光局が作成した、フィランドサウナについてまとめられた特設サイトを見るとものすごいフィンランドに行きたくなるのでオススメです!
https://www.visitfinland.com/ja/sauna/
素敵なフィンランド・サウナライフを!
以上、野田クラクションベベーでした!