こんにちは。
野田クラクションべべーです。
これまで、フィンランドのサウナを紹介してきました。
フィンランド初日にまさかのハプニング。男性専用のアングラなサウナに行ってきた。
男女共用&24時間営業のセルフ式サウナ「Sompa Sauna」は、心も身体も温まるエピソードが詰まった場所でした。
サウナで温まったあと飛び込むのはバルト海!?ヘルシンキからフェリーで30分、夏限定の「Lonnna Sauna」が楽園すぎた。
と、まぁいろいろなサウナを巡ってきたわけですが、今回はフィンランドの首都ヘルシンキから船で2時間ほどでいける、エストニアはタリンにあるサウナ「KALMA SAUM」をご紹介します。
そもそもエストニアの場所ってどこ? となると思うので軽くご紹介します。
エストニアとはどんな国なのか
フィンランド、ロシアとともにフィンランド湾に面する3つの国の一つです。我々IT企業で勤めている人なら一度は聞いたことがあるであろう「Skype」が生まれた場所でもあります。
ちなみに、町のいたるところでWi-Fiも使えますし、ネットはサクサクなので、めちゃ快適。
フィンランドからエストニアに行く方法
引用元:ダイレクトフェリーズ
エストニアにはフェリーで移動します。
まずは、ダイレクトフェリーズという船会社のサイトから予約をします。日本語なので、楽ちんです。行きたい区間、日付、時間、人数などを選ぶといろいろな船のリストが出てきます。
「ECKERO LINE」「VIKING LINE」「Tallink Silja」という船会社がメインで、時間帯や値段を見て選びます。ギリギリに予約すると値段が上がったりするので、早めに予約することをオススメします。だいたいですが、5,000円〜10,000円くらいです(2018年8月現在)。
予約が完了したら、乗り場に行きます。
ここで注意なのが、「ECKERO LINE」「VIKING LINE」「Tallink Silja」で乗り場が違うということです。ターミナルの場所が違うので、間違えるとだいぶ落ち込むのでご注意を。
※ ちなみに写真は、「ECKERO LINE」がある西ターミナルです。
「ECKERO LINE」、「Tallink Silja」はJATKASAARIというエリア。
「VIKING LINE」はKATAJANOKKAというエリアになります。
フェリー乗り場までの行き方としては、色々とあるのですが、1番のオススメはタクシーです。いちばんスムーズですし、入り口ギリギリまで行ってくれるので助かります。出費を抑えたい場合は、トラムやバスになります。わからなければ、GoogleMAPで「現在地とターミナル」を結んで調べると親切に行き方を教えてくれます。神アプリです。
さて、今回は「ECKERO LINE」が非常にお得だったので、そちらで行くことに。
フェリーでさらに注意したいのが、出発時刻の1時間前には必ずフェリーに着くようにすることです。なんでかわからないのですが、出国時刻より10分くらい早く出発する傾向があるので、ギリギリに行くとチェックインで並んで間に合わない……ということもあるみたいです。なので、早め早めに行動してください。
ちなみに、帰りのフェリーで買うチケットを一本間違えて、しくじったのですが、チェックインカウンターで説明したらキャンセル料金などなく、チケットを変更してくれました。マジで神対応だったので、書き残しておきます。
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フェリーはびっくりするくらい快適ですし、座るところもめちゃくちゃあります。中ではミニライブも行われていたり、ご飯を食べるところもたくさんあったりするので、あっという間に時間は過ぎていきます。
一番衝撃だったのは、お酒がめちゃめちゃ安いということ。噂には聞いていたのですが、感動レベルです。なんでも、フィンランドの人はお酒を買ったり、ドカドカ呑んだりするために、フェリーに乗る人も多いんだとか。カートなどにお酒を積み込む人もいれば、車のトランクがパンパンになるまで入れる人もいたり……密輸でもしてるのかな? と思うくらい。
フィンランドの人はお酒が大好きな国柄なのですが、一方でアルコール中毒者の増加や未成年の飲酒が社会問題でもあるため、お酒を買う時間やルールが厳しく整備されています。日本のように24時間お酒が買えて、路上で飲めるって相当すごいことなんだと改めて実感するきっかけにもなりました。
実際に見てみると、めちゃめちゃ安いわけです。
カートンで買うと1本1ユーロ(約126円:2018年8月現在)を割るものもあるので、レートによっては日本よりもお酒を安く買えます……。
なんだかんだで、エストニアの首都タリンに到着。
旧市街は、世界遺産にも登録されているほど、ステキな町並みになっています。言うなれば「ドラクエ」のような世界観。ひとつひとつの建物が「中世ヨーロッパ」を感じさせてくれるので、町を歩いているだけでも楽しいです。
本題に戻りますが、今回僕がタリンに来た目的はひとつです。
サウナに入りにきました。
数日前、ヘルシンキからフェリーで15分くらいのところにあるロンナ島にあるサウナに行ったときに、島で出会ったおじちゃんから教えてもらった「KALMA SAUM」に行くことに。
実は自分でもインターネットで「エストニア サウナ」で調べているときに、施設の見た目が映画館みたいで激シブだな〜と思っていたサウナだったので、絶対に行きたい場所のひとつでした。
エストニアのサウナの特徴としては、白樺の枝葉を集めたヴィヒタというものを身体に打ち付ける「ウィスキング」が頻繁に行われるそうです。地域によっては、ウィスキングマスターという方がいて、ウィスキングをしたり、一緒に湖に入ったり……一種の儀式的なものに近い体験ができるそうです。
ワクワクした気持ちでサウナに向かうと……
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「Meeste saun on 09.07-29.07. suletud(男性用のサウナは7月9日-7月29日はお休みです)」
フィンランド初日の悪夢が蘇りました……。
「エストニアまで何のために来たんだよ」というものすごい虚無感が襲い、一瞬頭が真っ白になりました。が、ここで、ひとつ疑問が浮かびました。
「そういえば、フィンランド初日は中にすら入れなかったよな……店員さんはいるし……なんでだろう」
店員さんに話を聞いたところ夏休みの期間を使って、男性用と女性用のサウナを交互でメンテナンス工事をするとのこと。まぁ、バッドタイミングだったわけですね。
しかも、女性のお客さんはどしどし入ってきて、サウナに室に行くんですよ。店員さんは僕たちの落ち込み方をみて何も思わないのか……とメンタルがやられかけていたときに、一緒に回っている世界一周中のシャンディさんから「べべ、貸切ならいけるっぽいぞ」と言ってきました。
※ このとき、旅の同行者シャンディさんはグーグル翻訳の機能で文字を写真で撮ると英語や日本語に訳してくれるハイテクな技を使っていました。
話し合いの結果、貸し切りサウナであれば、使えるということだったので、速攻予約しました(1時間 20ユーロ :約2,500円、それ以降16ユーロ:約2,000円)。
貸し切りサウナの情報としては、電気式サウナ(体感 85度〜90度)、水プール27度〜28度、水シャワー19度、セルフロウリュ可能、セルフヴィヒタあり(有料)、休憩室ありといった感じです。
サウナ室はかなり暗く、音楽もテレビもないので、瞑想するにはもってこいです。ただ、内装がせまめなのでロウリュをしすぎるとかなり熱くなるので、ご注意。
また、水プールは少し汚く、温度も高めでちょっと残念。いいところとしては、人目を気にしなくていいので自由にワイワイやれて、セルフロウリュ、セルフヴィヒタもガンガンできること。あとは、撮影とかも自由にできます。
とはいえ、「KALMA SAUM」の一番のウリは、薪式の公共サウナ。こちらは、町の人や観光の人などがきて並ぶ人がでるほど有名なサウナ。くれぐれも時期を間違えないようにして、行ってもらえればと思います。
まとめ
フィンランドに1週間ほど滞在するという予定がある方はぜひ、エストニアにも行ってほしいと思います。なんせ、物価が異常に安い。
そこまでお金をたくさん持っていないけど、少しでも贅沢をしたいし、いい時間を過ごしたい! という人にオススメのプランがあるので、ご紹介します。
まず、フィンランドに着いたらレンタカーを借りて、エストニア行きのフェリーに乗り込みましょう。飲みたい分のお酒を大量に買い、エストニアに何日か滞在後、フィンランドに戻ります。んで、駐車場付きのエアービーアンドビー的な家を借りて、そこを拠点に動きましょう(車に乗らないならレンタカーは返してもいいかも)。
そしたら、食費、お酒代、ホテル代を抑えられながらも、豪遊するような遊び方が物価が高いフィンランドでも実現可能だと思います! ぜひ、試してみてください!
最後に、エストニアで見つけたベンチが最高に野宿しやすそうだったので、ご紹介しておきます。雨風を凌げて、フルフラットタイプのベンチで、両手を伸ばすことも可能。日本ではなかなかお目にかかれない極上空間です。
ぜひ、旅をする際に「野宿」をする機会がありましたら、雨風を防げてフルフラットで寝れるベンチを探してみてくださいね。
以上、野田クラクションべべーでした!