SEOライティングの基礎|初心者向けに書き方のコツをわかりやすく解説

SEOライティングの基礎|初心者向けに書き方のコツをわかりやすく解説

LIGブログ編集部

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こんにちは、LIGブログ編集部のSEO担当です。

この記事では、「SEOライティングについて学びたい」とお考えの全ての方に、SEOライティングの基礎知識やコツを解説しています。

SEOライティングと聞くと特別なスキルや専門知識が必要に感じるかもしれませんが、この記事の内容を実践できれば、初心者の方でも上位表示を目指せるようになりますよ。

次のような悩みを解決できます
  • 一般的な記事とSEOライティングの書き方の違いは?
  • キーワード選定のやり方は?
  • どのような考え方をすればいい?
  • ライティングの手順が知りたい

なお、国内の検索エンジンのシェアはGoogleがほぼ独占しているので、SEOライティングの上達には、Googleの評価基準を押さえることが必須です。よってこの記事でも、Googleの評価基準に沿ってSEOライティングのコツをご紹介していきます。


※2014年7月9日に公開された記事を再編集したものです。

SEOライティングとは

そもそもSEOライティングとは、検索エンジンで上位表示させることを意識してコンテンツを執筆することをいいます。

SEOライティングの本質は、ユーザーにとって役立つ情報を発信することです。

ただし、それを判断しているのはロボットだということも忘れてはいけません。

SEOライティングをおこなう上ではこのことを踏まえ、ユーザーのニーズを満たしている・かつロボットに正しく理解されるコンテンツを作成することが重要になります。

SEOライティングの手順

1.キーワードからニーズを読み解く

SEOライティングをおこなう上でもっとも重要なのが、ユーザーニーズの理解です。表面的に表れているニーズだけでなく、ユーザーが潜在的に求めている情報まで先回りをし、コンテンツを作成します。

例えば「英会話 おすすめ」と検索した人のニーズを考えてみると、表面的なニーズとしては「おすすめの英会話スクールが知りたい」ということがわかります。だからといってただ英会話スクールを羅列するだけでは、潜在的なニーズまで満たすことはできません。

「英会話 おすすめ」で検索する人は、「自分にあった英会話スクールを知りたい」「いいところが見つかれば英会話スクールを契約したい」「恥をかかない英語力を身につけたい」といった潜在的なニーズがあることが予測できます。

このようなニーズを満たすには、費用や通う頻度、オンラインか通学か、講師の質はどうか等の、さまざまな要素が必要です。

よってコンテンツでは、どんな人におすすめの英会話スクールなのか、費用などの基本情報をまとめる等、ユーザーがどの英会話スクールが自分にあっているのかを判断できるような内容にすることが求められます。

💡ニーズを読み解くヒント
以下の問について調査をおこなってみましょう。

  • 上位コンテンツにはどのような情報が扱われている?
  • そのキーワードにおけるユーザーはどんな状態?
  • 顕在的なニーズ、潜在的なニーズは?
  • どんな情報があれば、そのニーズを解決できる?

2.コンテンツのディレクション(構成)を作成する

ディレクションとはコンテンツのガイドラインとなるものです。1の考え方を基本に、ユーザーがどんな情報を求めているのかを書き出し、それをディレクションとしてまとめていきます。

ディレクションでは以下のように、見出しと内容を一覧で見れるように書き出していきます。

ディレクション作成のポイントは、見出しを読むだけで記事の大枠の内容が掴めるようになっていることです。

読者は冒頭文や目次をみて、コンテンツを読むかどうかを決めています。つまり目次(=見出し)を読んだときにコンテンツの内容が想定しづらかったり、同じような見出しが並んでいると、読むことを諦めてしまうかもしれないのです。

以下にわかりづらい例とわかりやすい例をそれぞれ挙げたので、参考にしてみてください。

×わかりづらい例
  • H2:自分にあったコースや形式を選ぶ
  • H2:オンラインか通学か
  • H2:講師の質はどうか
  • H2:A社
    • H3:オンラインスクールのおすすめは?
    • H3:東京都内のオンラインスクール
  • H2:通学でおすすめのスクール
    • H3:B社
    • H3:C社

上記の例を見ると、見出しの抽象度がバラバラで、欲しい情報がどこにあるのかわかりづらいですよね。続いて、わかりやすい例を見てみましょう。

 

わかりやすい例
  • H2:英会話スクールの選び方
    • H3:自分にあったコースや形式を選ぶ
    • H3:オンラインか通学か
    • H3:講師の質はどうか
  • H2:おすすめの英会話スクール3選
    • H3:A社|オンラインスクールをお探しの方におすすめ
    • H3:B社|全国50校、駅近で通いやすい英会話スクール
    • H3:C社|ビジネスクラスが豊富、社会人におすすめ

こちらは見出しの抽象度を揃え、同一トピックでまとめた例です。欲しい情報に辿り着きやすい構造になっているかと思います。

3.ライティングをおこなう

作成したディレクションをもとに、ライティングをおこなっていきます。ライティングは、2で作成したディレクションに肉付けをしていく作業です。

ライティングのポイントは以下の通りです。

  • 基本的な文章能力を身につける
  • 冗長な表現を避ける
  • 信頼できる情報源を活用する
  • 読み手が目の前にいる意識を持つ

それぞれ例文も交えて解説していきます。

基本的な文章能力を身につける

文章力がないと、せっかくいいディレクションを作成しても、上位表示するのは難しくなってしまいます。ライティングをする時は、最低限以下を満たすようにしましょう。

  • 1文で伝えるのは1つのトピック。長くても100文字以内におさめる。
  • 結論(何を言いたいのか)から伝える。

例えば以下の文章を読んでみてください。

×わかりづらい文章例
普段わたしが講座でクライアントに好評をいただいているので、これまで多くの人にお伝えしてきている「SEOライティング」をこの記事で紹介しているので、ここに書いてある内容を実践すればきっと上位表示ができると思います。

これでは何が伝えたいのかわからず、読む気がなくなってしまいますよね。この文章を、先ほどお伝えしたポイントをもとに修正してみます。

わかりやすい文章例
この記事では「SEOライティング」について説明します。この記事の内容は、ふだんSEOライティング講座でお伝えし、大変好評をいただいている内容です。ここに書いてある内容を実践すればあなたもきっと上位表示ができるようになります。

1文で1トピックを意識して文章を区切り、結論を先に持ってきました。だいぶ読みやすくなったと思いませんか?基本を押さえるだけで文章力はかなり向上するので、文章力に自信のない方は参考にしてみてください。

冗長な表現を避ける

長い前置き、重複表現(二重表現)、意味のない言葉を避けましょう。例えば以下のような文章が該当します。

■長い前置きの例

Before SEOライティングで成果を出すには色々なポイントがあり全てを網羅するのはとても大変かもしれませんが、一番重要なのはユーザーのニーズを的確に捉えて、コンテンツを制作することです。
After SEOライティングで成果を出すために重要なのは、ユーザーのニーズを的確に捉えることです。

 
■重複表現(二重表現)の例

Before
  • 20名くらいの方にお越しいただきました。
  • この件は、違和を感じます。
After
  • 約20名の方にお越しいただきました。
  • この件は、違和を感じます。
    または
    この件は、違和感があります。

 

■意味のない言葉の例

Before 問題があるということになります。
Aftere 問題があります。

 
正直これは、文章のリズムを整えるためにあえて使うこともあるのですが、基本的には使わないように意識してみてください。特に、「対して」「という」はいれがちです。コンテンツを公開する前に再度確認し、わかりやすい文章を心がけましょう。

例えば
  • SEOライティングでは、基本的な文章力を鍛えるということが重要です。
  • SEOライティングでは、基本的な文章力を鍛えることが重要です。

信頼できる情報源を活用する

SEOライティングをする上では、自分の知識だけでコンテンツを制作することが難しいケースもあるでしょう。

そんなときはネットで情報を調査することもあると思いますが、そのときは信頼できる情報源を利用してください。また、その情報をコンテンツ内で利用するときは、情報元を明記し、ユーザーが安心して読み進められるコンテンツを目指しましょう。

信頼できる情報源とは、調査機関や国が発信している信頼できるデータです。 (競合サイトに書いてある数字をそのまま鵜呑みにすることがおすすめしません。)

コンテンツ内では、以下のように記述をします。

例)
(調査機関の名称)が2022年におこなった調査(※情報源への内部リンク)によると、SNSを利用する人は全世界で⚪︎億人となっています。

読み手が目の前にいる意識を持つ

これはふだん私がSEOライティングをするときに意識するポイントで、SEOライティング初心者の方に必ずお伝えしていることです。

学生時代の授業を思い出してみてください。教科書や黒板に向かって淡々と説明する先生の話は、頭に入ってこなかったのではないでしょうか。

逆に、生徒の方を見て投げかけなどをおこなってくれたり、わかりやすい例をあげて説明する先生の話は、印象に残りやすかったと思います。

私はSEOライティングでも同じようなことが言えると思っています。

もちろん読者と直接コミュニケーションをとることはできないのですが、ただ淡々と説明するのではなく、読んでいる相手に伝えようとする気持ちを持ってSEOライティングを行ってみてください。

4.文章を整える(最終チェック)

ここまでの手順でライティングをおこなったら、最後に全体を通して読み直し、文章に違和感がないか確認しましょう。

コツは一晩置いてから声に出して読むことです。

一晩おくことでクリアな状態でコンテンツを見直すことができ、また実際に声に出して読むことで、文章のリズムの違和感や読みづらさに気づくことができます。

特に前項目で紹介した「冗長な文章になっていないか」どうかは、あらためて確認してみてください。

SEOライティングのコツ

タイトルのつけ方

SEOで最も重要となるのは、やはりタイトルです。基本的に注意しておきたいのは以下の2点です。

  • 対策キーワード(検索してほしいキーワード)をタイトルに入れる
  • タイトルの文字数は32文字以内にする

何を当たり前のことを、と思うかもしれませんが、いわゆる「魅力的なタイトル」を意識しすぎるあまり、肝心のキーワードがタイトルから抜けてしまっている記事も多いです。検索は当然キーワード単位でおこなわれるものなので、基本的にはタイトル内にキーワードを含めるようにしてください。

このとき、キーワードを意図的に2回以上詰めることは避けましょう。ペナルティのリスクが高まるためです。

文字数はパソコンとスマートフォンで異なるのですが、短い方(パソコン)にあわせて32文字以内にするのがおすすめです。

検索エンジンを意識したライティング

SEOで一番重要なのは、何よりも良質なコンテンツを提供することです。「コンテンツ イズ キング」と言われるように、読者にとって有益で、かつ読みやすい記事をアップし続けていれば、自然と検索からの訪問者も増えていくことでしょう。

検索エンジンは日々精度を上げており、細かな文脈なども理解できるようになっています。とはいえ、現段階ではやはり人間のように理解することは難しいのも事実です。

そのため、以下の点に注意して、検索エンジンが正確に理解できるようなライティングをおこないましょう。

代名詞はなるべく使わない

あれ、彼、そっちなどの代名詞は文章をわかりやすくし、かつ文字量を短縮してくれる効果があります。しかし検索エンジンにとっては、いくら文脈上同じ意味であっても別の単語として捉えてしまうことがあります。

文章が不自然になってしまうのであれば代名詞を使っても問題ないのですが、特に対策するキーワードや関連用語については、なるべく代名詞は使わないように工夫しましょう。

専門用語も用いる

何かを相手に説明するとき、なるべく専門用語を使わないように噛み砕いて説明する、ことはプレゼンテーションなどでは重要なスキルとなります。しかし、人間の読者にはわかりやすい手法であっても、検索エンジンは記事内で専門用語を記載してくれないと「この記事が何の話をしているのか」の関連性がわからなくなってしまう可能性があります。

例えば『SEO』という仕組みについて、一切のWeb関係用語を使わず見事に説明しきった記事があったとしましょう。この場合、どれだけSEO初心者にとってわかりやすく有益な記事であったとしても、検索結果画面で上位表示される可能性は恐らく低いでしょう。

やはり専門用語が含まれた記事のほうが、専門的な記事(=有益な記事)とみなされやすく、関連ワードとしてもヒットしやすくなります。多少は意図的に専門用語を用いる方がいいのかもしれません。

内部リンクのアンカーテキストは、どんな記事へのリンクであるかわかるように設定しておく

内部リンクで「こちら」「詳細」などのようなアンカーテキストを使う、またはページのURLを直接貼り付ける、というのは避けるようにしましょう。代名詞と同様、検索エンジンにとっては何を表しているのかわからないためです(この場合は人間の読者も)。

アンカーテキストは、リンク先のページの内容がわかりやすいテキストにしておきましょう。

SEOライティングでやりがちなNGパターン

表を画像で作成している

Googleは画像内のテキストを直接読み取ることはできないといわれています(少量の文字であれば読み取れるとの見解もあります)。

画像内のテキストを理解させるには、代替テキスト(alt属性)を使用したり、前後の文脈から読み取ってもらう必要がありますが、いずれの場合も表のような多量の情報を理解するのは難しいでしょう。

人間にとってはどちらも同じように見えますが、ロボットに正しく理解をしてもらうためには、画像ではなく、tableタグを使って作成するようにしてください。

AIによる自動生成の文章を多用している

最近ではChatGPTなどを利用する人も増えていますが、SEOライティングにおいてはガイドラインに違反する可能性があり利用厳禁です。

調査に利用するのは問題ありませんが、AIが作成した文章をそのままコピー&ペーストすることは避けましょう。

近年のGoogle検索エンジンの傾向

SEOライティングをおこなう上で、避けて通れないのがアルゴリズム(≒計算式、ルール)の理解です。

Googleは独自のルールによって検索順位を決定しており、このアルゴリズムは定期的にアップデートが行われています。よってSEOライティングをする上では、このアルゴリズムの理解が欠かせません。

最低限おさえきたい「E-E-A-T(旧E-A-T)」

ここ数年のGoogleのアップデートの傾向を踏まえ、SEOライティングをする上で最低限押さえておきたいのは、「E-E-A-T(旧E-A-T)」です。

E-E-A-T(旧E-A-T)とは、以下の頭文字をとったもので、Googleの品質評価ガイドラインで定義されている評価基準です。ここ数年でより要視されるようになっており、SEOライティングでは、この基準を最低限満たすことが求められます。

  • Experience(経験):経験を基に書かれたコンテンツであるか
  • Expertise(専門性):そのトピックに関する十分な知識や技術があるか
  • Authoritativeness(権威性):コンテンツ制作者やWebサイトはそのトピックに対する情報源としての権威があるか
  • Trustworthiness(信頼性):正確な情報を発信しているか・Webサイトは安全であるか

特にYMYL*と呼ばれるユーザーの金銭・生命に重大な影響を与える可能性があるトピックについては、よりE-E-A-Tが重視される傾向にあります。このようなトピックでSEOライティングをおこなう場合は、必要に応じて専門家に聞くなどし、評価基準を満たすようにしましょう。

*YMYLの主な分野
  • 医学的分野
  • ジャーナル分野
  • 科学的分野
  • 法律や税務
  • 住宅のリフォーム(多額の費用がかかり、生活環境に影響を及ぼす可能性があるため)
  • 子育て

本質は「ユーザーニーズをどの記事よりも満たすこと」

E-E-A-Tが重要であるとお伝えしてきましたが、Googleがこれらを評価基準としているのは、ユーザーニーズを満たした検索結果にすることが本質にあります。

そのため、ここまでの内容を間違って捉え、「順位が上がらないから専門家に監修してもらおう」などと安易な施策をおこなわないように注意が必要です。

一番に考えるのは、そのキーワードを検索しているユーザーのニーズにどの記事よりも応えることであり、これは今後どんなアップデートがおころうと変わらない本質です。これを常に意識して、SEOライティングに取り組んでみてください。

さいごに

いかがでしたでしょうか。どれだけ良質な記事を書いたとしても、読まれないことには意味がありません。もちろんソーシャルリンクの登場やGoogleのアルゴリズム変更などにより、必ずしもSEOを意識せずとも、多くの訪問者獲得や検索上位表示は実現できるようになってきています。

しかし、これまで解説してきたような基本的なSEOライティングを意識して記事を作成するだけで、あなたの記事の検索順位が劇的に上昇するようになるかもしれません。

最後に、今回の記事で解説したSEOライティングに関するチェック一覧を記載しておきます。これをもとに、検索上位を狙える「人間にとっても検索エンジンにとっても良質な記事」をぜひ完成させてくださいね!

SEOライティング上達のためのチェックリスト

以下、おさらいです。

全体の構成について

□ 見出しを読んだだけでコンテンツ内容の大枠が理解できるようになっているか
□ 見出しの抽象度が統一できているか

文章力ついて

□ 1文で扱うトピックは1つになっているか
□ 1文は100文字以内になっているか
□ 前置きが長くなっていないか
20名くらい頭痛痛いなどの重複表現がないか
□ なくてもいい言葉が入っていないか(問題があるということになります→問題があります。など)

タイトルについて

□ 対策キーワード(検索してほしいキーワード)はタイトルに入っているか
□ 対策キーワードを2回以上使っていないか
□ タイトルの文字数は30文字前後になっているか

検索エンジン向けのライティングについて

□ 不要な代名詞を使っていないか
□ 専門用語を用いているか (噛み砕きすぎた表現になっていないか)
□ 内部リンクのアンカーテキストは、どんな記事へのリンクかわかるように設定できているか

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました。それでは、また!

 

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