こんにちは、デジLIGの本木です!
- デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(デジLIG)とは
- 株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎・柏にて受講生を募集していて、無料説明会は毎日開催中!
本連載では、キャリアチェンジに成功した方のインタビューをとおして、未経験からの学習方法・就職活動のノウハウや、スクール生活についての情報をお届けしています。
今回は、グラフィックデザインの経験を活かしながらWebスキルも身につけ、Webデザイナーとして転職に成功された中村さんにインタビュー。現在は両分野のスキルを存分に活かし、やりがいのある案件に日々取り組まれているキャリアチェンジ体験談をご紹介します。
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人物紹介:中村さん【STUDIO北千住 2024年6月生/Webデザイナー専攻グラフィックデザイン就職プラン】 印刷会社でグラフィックデザイナーとして4年間勤務。時代の変化に伴い、紙媒体だけでなくWebデザインの需要が高まるなかで「デザイナーとして求められる人でありたい」という思いを抱く。デジタルハリウッドSTUDIO by LIGでWebデザインを学び、卒業後は制作会社に転職。現在はWeb・グラフィック両分野で活躍中。 |
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「デザイナーとして求められる人でありたい」時代の変化を感じ、スキルアップを決意
――まず、デジLIGに入学されたきっかけを教えてください。
印刷会社でグラフィックデザイナーを4年ほど続けていましたが、時代の変化を強く感じるようになりました。定年後も勤務を続けている方が多く、職人気質な雰囲気が強い印刷会社でした。
――そうした環境で、どのような課題を感じていましたか?
主にチラシやパンフレット、名刺といったグラフィックデザインを中心に、印刷業界の専門知識をお持ちの方々と働いていました。ただ、今のトレンドに合ったスタイリッシュなデザインについては、なかなか情報交換する機会が少ない環境で……。
私が当時担当していたのは、子育て中の女性向け就労支援のほか、40歳以下の方や若年層を対象とした支援事業だったのですが、こうしたターゲットには現代的な感覚のデザインが求められます。デザインのトレンドについて相談する機会が限られていたため、結局、「今こういうあしらいが流行っているのかな」と、独学で情報収集をしている状況でした。
――そうした環境で、さらなるスキルアップの必要性を感じられたのですね。
はい。「今の時代に必要なスキルを身につけて、デザイナーとして求められる人でありたい」といった思いが日に日に強くなっていました。
当時も良いと思うデザインを提案する機会はありましたが、基本的には指示に従って動くことが多く、もっと創造的な仕事がしたいと感じていました。
そんななか転職を意識し始めたときに、リスキリング助成金制度の存在を知ったんです。お得に受講できるのであれば、これを機に新しいスクールで学んでみようと決心しました。
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――スクール選びはどのように進められましたか?
かなり多くのスクールを比較検討しました。ブログの情報なども参考にしながら徹底的に調べ、即戦力として通用する実力を身につけたいという思いで探していました。
こうして検討を重ねた結果、やはり確かな実績を持つスクールが良いのではないかという結論に達し、デジLIGを選びました。
――「実践的なスキルの習得」を重視してスクール選びをされていたのですね。
はい。オンライン完結型のスクールなど、いろいろなスクールを検討しましたが、カリキュラムの充実度が全く違いました。jQueryを使った動きのある実装、本格的なポートフォリオ制作と現役デザイナーによるフィードバックなど、デジLIGほど手厚く濃密なカリキュラムは他では見つかりませんでした。
他のスクールでは追加料金が発生する仕組みが多かったのですが、デジLIGは「これだけやっておけば大丈夫」という明確さがあり、基礎から応用まで確実に身につけられるという安心感がありました。
現役デザイナーからのフィードバックの時間が、一番楽しかった
――デジLIGのサポート体制はいかがでしたか?
デジLIGでは、わからないことがあれば営業時間内いつでも・何度でも質問できていたので、安心して学習を進めることができました。十分に手厚いサポートを受けられていると強く感じていましたね。
中村さんの1日のスケジュール
――学習を進めるなかで、最も楽しかったのはどんなときでしたか?
何といっても、自分が制作したデザインを、現役デザイナーのトレーナーの方々にフィードバックしていただけることが、とても新鮮で楽しかったです!
これまでは「これで正しいのだろうか」と不安を抱えながら作品を仕上げていたので、デザインの専門的な視点から「ここの要素が揃っているので、視線誘導がこのように働きますね」といった具体的なアドバイスを受ける機会は前の職場にはありませんでした。
プロの目線で自分のデザインがどう映っているのかを知れたことは、大きな発見でした。デジLIGに入学して本当に良かったと心から思えました。
――客観的な評価を受けることで、ご自身のレベルも把握できたということですね。
はい。自分の得意分野と苦手分野も明確になりました。「構図やレイアウトを組むのが得意ですね」と言われたときは、新たな発見でした。そこまで評価していただけるレベルに達しているのだという、客観的な視点を得られました。
デザイナーとしての現在のレベルを把握できたことで、転職市場での自分の価値も見えてきました。そうした意味でも、フィードバックを受けられて本当に良かったと思います。
――中村さんはグラフィック経験がありますが、トレーナーからの反応も違いましたか?
グラフィックデザインの経験があると伝えると、ときには厳しい意見をいただくこともありました。本当にさまざまなキャラクターの方がいらっしゃって、それも面白い経験でした。
また、相性の良い先生を見つけて継続的に相談できるのも良かったです。学習がスムーズに進みました。デザイン技術だけでなく、クライアントとのスケジュール調整、プロジェクトの進め方、スケジュール管理といった実務的なノウハウも教えていただけました。
転職活動での具体的な体験と成功のポイント
――転職活動はどのように進められましたか?
デジLIGを卒業した翌月からは、ポートフォリオの制作に1ヶ月間集中しました。そしてポートフォリオ完成後、本格的に転職活動をスタートしました。結果、3ヶ月間の活動で6社に応募し、2社から内定をいただくことができました。1社は選考途中で辞退しましたが、最終的に現在の制作会社を選びました。
――ポートフォリオ制作で工夫された点はありますか?
制作物の豊富さやデザインソフトの使用年数で実務経験をアピールしました。また、コーディングスキルをアピールするため、ノーコードツールは一切使わず、自分で実装しました。また、面接で1分程度で制作物の紹介ができるよう、プレゼンテーションの練習も重ねました。
――グラフィックデザインの経験は転職で有利に働きましたか?
はい、「デザインの基礎やクライアントワークの経験がある」という点で、グラフィックデザインの実務経験があるという点は高く評価いただけましたね。
また、複数の企業で「デジLIGの卒業生なのですね!」という話題で会話が弾みました。改めてデジLIGが業界で信頼されているのだなと実感し、とても誇らしく思いました。
――それは嬉しいです! 転職の軸は何か決められていましたか?
Webは未経験だったので、最初の1〜2年での成長を最重視していました。そのため、あえてフルリモートではなく出社のある会社を選びました。手を動かすだけでなく、自分で考えて提案できる環境を重視したんです。
内定をいただいて入社した今の会社は、「なんでもどんどんやっていい」という社風で、デザインもディレクションもできそうでしたし、さまざまな業種のクライアントと関われそうだったので、入社することに決めました。
――素敵な会社に出会えたんですね! 転職活動で印象に残っていることはありますか?
現在の制作会社とSNSマーケティングの会社で迷っていたときに、転職サポートをしていただいたLIGエージェントの担当の方が「中村さんは数字を追い求めるより、人の話をきちんと聞いて、いいものを作りたいタイプだと思う」と背中を押してくれました。その言葉には本当に感動してしまって……。
消費されていくものを扱うよりも、コーポレートサイトや採用サイトの制作を通じて人の魅力を引き出せるお仕事に携わりたいと決心がつきました。今でも心の支えになっているお言葉です。結果的に、理想通りの環境で働けています。
- LIGエージェントって?
- 弊社LIGが提供する、クリエイターに特化した転職エージェントサービスです。クリエイティブ業界で19年の実績を持つLIGが、現場視点と同業者ネットワークを活かし、求職者の方々のキャリアをサポートしています。
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中村さんの転職活動のスケジュール
理想の環境で実現! Webやグラフィック、新しい技術もすべてチャレンジ
――転職後はどのような業務を担当されているのですか?
現在は制作会社に勤務し、デザインからコーディングまで一貫して担当しています。Webとグラフィックデザインをほぼ半々で手がけています。Web案件だけということはほとんどありません。
「Webサイトを作るなら、パンフレットもない状態では困る」という企業や、これからブランディングに本格的に取り組む企業からのご依頼が多いのです。そのため、これまでのグラフィックデザインの知識や経験も役に立っています。
――具体的にはどのような案件を手がけられているのですか?
本当にいろいろなんですが、たとえば、観光施設の案件も担当しています。弊社でWebサイト制作をお手伝いした縁で、入場チケットのリニューアルをご依頼いただいたんです。実際に現地まで足を運んで制作させていただきました。
季節ごとのWebページ更新も担当し、バナー作成からHTMLの修正まで行っています。Webキャンペーンもあれば、チケットや新聞広告といった紙媒体のご要望もあります。クライアントの事業拡大に合わせてさまざまな展開をお手伝いしているため、Web一本というより総合的なデザイン業務になっています。
――Webもグラフィックも担当されてるんですね! お仕事の環境はどう変わりましたか?
とても充実しています! 時間があっという間に過ぎるほどです。業務量は多いものの、裁量権が大きく増えました。さまざまな業務を任せていただけますし、特定の分野に限らず、多様な業界の方々とお話しする機会があり、とても刺激的です。
また、現在は新しいことにどんどん挑戦していきたいという意欲を持った方々と一緒に働くことができ、自分にはこちらの方が合っていると実感しています。
グラフィック経験者の方へアドバイス:スキルを組み合わせて、価値を高めよう!
――最後に、グラフィックデザインの経験をお持ちで、「Webデザインも学んだほうが良いのだろうか」と迷っている方々に向けて、何かアドバイスはありますか?
前職では、クライアントから「Webサイトの更新をお願いしたい」「社内にWebの知識がないので対応してほしい」といったご要望をいただくことが増えていました。しかし当時の私には、それらにお応えできるスキルがありませんでした。転職活動をしていても、グラフィック業界だけでは選択肢が限られると感じていました。
でもWebの知識があると間違いなく対応できる業務の幅が広がります。グラフィックもWebも両方できることで、トータルでクライアントをサポートできますし、とても興味深い仕事になります。
グラフィックデザインの経験は、転職活動でも確実にプラスに働きました。グラフィック分野ではあるものの、デザイン業界で数年間働いていたという実績は、しっかりと評価していただけたと思います!
さいごに
今回は、グラフィックデザイナーからWeb・グラフィック両分野で活躍するデザイナーへと転身された中村さんのお話を伺いました。
中村さんは時代の変化を敏感に察知し、「デザイナーとしてこれからも求められる人材でありたい」という強い想いでスキルアップに取り組まれました。
インタビューの最後、中村さんが今の会社で手がけられている制作物を見せていただきました。制作物の説明をしている中村さんの表情はとてもいきいきとしており、現在のお仕事を心から楽しまれている様子が伝わってきました。幅広い案件を手がけられている充実感と、Webとグラフィックの両スキルを活かせている達成感が、強く感じられました!
デジLIGでは、Webクリエイターを目指す方々を全力で応援しています。スクールでの学習をご検討の方は、ぜひお気軽に無料個別説明会へお越しください!