迷ったら、趣味から始めてみよう!「好き」を突き詰めて掴んだ、広報としての多彩なキャリア

迷ったら、趣味から始めてみよう!「好き」を突き詰めて掴んだ、広報としての多彩なキャリア

Taiga Akiyama

Taiga Akiyama

こんにちは、Webクリエイタースクール「デジLIG」のトラです!

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(デジLIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクール。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎・町田と、今年の7月には柏が新開校! 無料説明会は毎日現地、オンラインにて開催しています!

本連載では、デジLIGで学んでキャリアチェンジに成功した方のインタビューを通して、未経験からの学習方法や就職活動のノウハウ、スクール生活についての情報をお届けしています!

今回は、教師から動画制作の世界へキャリアチェンジし、現在は企業の広報部門で動画・Webサイト・イラスト制作まで幅広く手がけている、曽根田さんにインタビューしました。

ico 人物紹介:曽根田さん【STUDIO大宮 2024年3月生/動画クリエイター専攻】
前職は教師として勤務。キャリアの転換期にクリエイティブな仕事への憧れを抱き、デジLIGで動画制作を学び始める。もともとイラストや工作が得意で、After Effectsでの動画制作に魅力を感じる。卒業後はデジLIGのサポスタ経験を経て、現在は企業の広報部門で動画・Web・イラスト制作に携わる。

教師退職をきっかけに始まった、動画制作への挑戦

――曽根田さんが動画制作を学び始めたきっかけを教えてください。
曽根田さん

前職である教師を退職するタイミングで、次のステップをどうするか考えていました。もともと手を動かして何かを作るのが大好きで、仮装の衣装を縫ったり、教室の雪だるまのマスコットを張り子で作ったりしていました。ししゃも好きの受講生には、本人とししゃもをコラージュした誕生日カードを作ったこともあります(笑)。

――教師時代から、日常的に創作活動に親しまれていたんですね!

はい。特に印象的だったのは、教員時代に受講生の夢を実現するため一緒にミニ映画を制作した経験です。企画から撮影、編集、キャラクター制作まで、さまざまな要素を組み合わせる過程がとても楽しくて、心の奥にずっと残っていました。

好きでやっていることが誰かに喜んでもらえる、そんな環境だったからこそ、「作る楽しさ」を改めて実感していたのかもしれません。

――ものづくりへの情熱が伝わってきます。他にも創作活動はされていたのですか?

そうなんです。実は自分のライフワークとして、オリジナルキャラクターを作ってストーリーを考えることもやっていて。絵を描きながら「作ったキャラクターを動かしたい」という欲求はあったのですが、自分ではあまり自覚していませんでした

そんなクリエイティブな活動が好きだったこともあり、最初はデジLIGのWebデザイナー専攻の説明会に参加したんです。でも「動画制作コースもあるんですよ」と聞いた瞬間、「あ、私が作っていたのは動画だったのかも」と思って。心のなかで「これだ!」と感じました。

――そこでご自身のお気持ちに気付いたんですね! 数あるスクールのなかで、なぜデジLIGを選ばれたのですか?

いくつかのスクールを比較検討したのですが、なかには先生がおらず個室で動画を見るだけのところもありました。でもデジLIGはトレーナーが常駐していて質問もできる環境で、「ここなら安心して学べそう」と感じたのが決め手でした。

それに卒業生の作品レベルがとても高くて、「こんな作品が作れるようになるんだ」とワクワクしました。1年以内に転職したかったので、転職サポートがしっかりしているのも魅力的でしたね。

「こんな風になるんだ」After Effectsでの感動体験

曽根田さん

――動画を実際に学ばれた期間で、一番印象に残っている瞬間はありますか?

After Effectsができるようになりたくて入ったのですが、本当に最初の授業で少しキーフレームを打つだけで、テニスボールが左右に動いたりして。その瞬間がとても楽しいと思いました。あの瞬間を超えるほどの瞬間は、まだないですね

――それほど印象的だったのですね。

はい。自分で独学でやろうとすると、意味の分からないボタンや操作が多すぎて、本当にどこから取り掛かればいいか分からなかったんです。本などを読んでも、平面ではよく分からないし、聞ける人もいない。

なので、実際に動画を見ながら指示の通りに作って、指示の通りに動くというのが、ひとつ「できた感」のようなものがあって、とても楽しかったです。

――受講中大変だったことはありましたか?

通うこと自体は習慣としてやることができていたのですが、「身につけて何をしたいか」や「それを仕事にしたいのかどうか」といったどっちつかずの期間が、自分のなかで「どっちに行きたいんだろう」と探りながら進める時間は長かったです。

やはり、仕事として求められる動画を作ることと、私が「テニスボールが動いて楽しい」と感じるレベルとでは、絶対に違いがあるというのは通っているだけでも思っていました。

――なるほど。学んでいて同じような悩みを抱える受講生は、結構いらっしゃいます。

そうですね。ただ、デジLIGはトレーナーやスタッフの方に相談する環境がしっかりあるので、自分がどこまで、何を身につけたいのかを明確にして、その環境を活用すると良いと思います。

サポートスタッフ制度で見えた、仲間の大切さ

――サポートスタッフ制度(サポスタ)も利用されたそうですが、どうでしたか?

サポスタでの活動は面白かったです。横のつながりを作ろうとするきっかけがあまりなかったのですが、サポスタという役割を持つことで、気軽に声をかけてもらえるんです。

「不安だよね」ということに共感してもらうだけでも、次に進む力が出る方もいますし、素直に自分のできないことを認めることで、力がついたりする様子を見ていました。

サポスタって?
サポートスタッフ(通称:サポスタ)は、デジLIGのカリキュラムを修了し、現在転職活動中の方々にご参加いただける制度です。STUDIO(校舎)で学ぶ在校生とトレーナーの架け橋となり、デジLIGの成長を共に支えていただきます。
👉 「サポスタ」に関する詳細はこちらの記事から!

――サポスタ時代の人脈は今も続いているのですか?

はい、一緒にサポスタをしていた仲間とは今でも交流があります。つい最近も会って遊びましたし、懇親会で顔を覚えてくださった方からも声をかけていただく機会が増えました。

動画に語学力、そしてイラストまで! 複数スキルを活かした理想の職場探し

――転職活動はどのように進められたのですか?

応募したのが27社ほどで、そのうち面接まで進んだのが7〜8社くらいです。いろいろな業界、得意な英語を使う業界も入っています。

私の場合は本格的な映像会社に入るのではなく、企業の広報など、動画制作だけでなく語学力やイラストなど、自分の特技や経験を総合的に評価してもらえそうだと思ったんです。専門特化するより、複数のスキルを組み合わせた方が、自分にマッチする企業に出会いやすいと感じました。

――ポートフォリオ制作はいかがでしたか?
曽根田亜弥 ポートフォリオ

サポスタ時代にポートフォリオを制作していました。完璧を目指すと永遠に完成しないと思ったので、6割ぐらいの完成度で一度形にしました。

――転職活動ではそのポートフォリオをどのように活用されたのですか?

転職活動では、ポートフォリオを求められていない企業にも、備考欄にURLを貼り付けて「こんな作品も作れます」とアピールしていました。求められてはいないけれど、「なんだかいいね」といった反応が来たところに面接に行く、という感じでしたね。

動画制作だけでなく、英語のスキルも活かせることを一緒に伝えて、自分の強みを組み合わせてアピールしていました。

曽根田さんの転職活動のスケジュール

曽根田さんの転職活動のスケジュール

――現在のお仕事について教えてください。

現在働いている会社は企業の広報で、自社のウェブサイトの管理、SNSの管理、あとはコンテンツ作りと編集などを行っています。

会社の魅力を伝える動画で、認知を高めるためですね。人柄や楽しい雰囲気などを伝えるエンタメ系のTikTokを作っています。

――動画だけでなく、幅広い業務を担当されているのですね!

そうですね。WebサイトやLPのイラストなども、私が全部描いてみたりとか、AIを下書きにしたものを自分で描いたりとかしています。

また、会社の製品をキャラクター化して動画にする仕事もしていて、それが展示会の大きなパネルで使われることもあり、やりがいを感じますね。

迷っているなら「趣味から始めてもいい」

――これから動画制作を学ぼうとしている方に、アドバイスをお願いします。
曽根田さん

迷いがあるなら、まずは趣味として始めることをおすすめします!

実は私自身も、学習期間中はずっと「これを仕事にしたいのかどうか」で悩んでいました。でも、趣味として楽しみながら続けているうちに、自然と道が見えてきたんです。

――実際に働き始めて感じることはありますか?

実際に働き始めてもっとも痛感するのは、締切の重さです。スキルが追いついていない状態で、4割程度の完成度で納品しなければならないときの気持ちは、本当につらいものがあります。

だからこそ、心から「動画制作が楽しい」と思える気持ちが仕事においてとても大事ですね。

――一方で、趣味として続けてきたことが仕事に活かされている部分もあるのですね。

まさにそうです。趣味で描いていたイラストが、今では仕事でフル活用されています。会社の製品をキャラクター化したり、展示会の大きなパネルに使われたときは本当に嬉しかったです。

好きなことがあるなら、とことん極めてみてください。思わぬ形で評価される日が来るかもしれませんから。何がどうなるかわからないのが人生です。楽しいと思えることを大切にするのがもっとも大切だと思います。

さいごに

今回は、教師から企業の広報担当者として転職し、現在は動画やWeb、イラスト制作など幅広く担当している曽根田さんにお話を伺いました。

曽根田さんの体験で印象的だったのは、「迷っているなら、趣味から始めてもいい」という温かなメッセージです。趣味で続けていたイラスト制作が今では仕事で大活躍しているように、好きなことを極めれば思わぬ形で道が開けることを教えてくれました。

また、サポスタ経験を通して築いた人間関係や、「テニスボールが動いた瞬間」の感動など、学習は単にスキルを身につけるだけでなく、かけがえのない出会いや体験の場でもあることがよくわかりました。

デジLIGでは、動画クリエイター・Webクリエイターを目指す皆さんを応援しています。「趣味から始めてみたい」という方も、ぜひお気軽に無料個別説明会へお越しください!

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Taiga Akiyama
Taiga Akiyama Digital Education / Education / Leader / 秋山 大河

大学卒業後、地元長野で地域密着型のメディア・出版・広告を扱う会社に企画営業を経験。並行して、複数の地域振興団体に所属し、自治体と青少年育成・まちづくりに取り組む。その後に不動産会社で広報職を経験し、LIGに入社。デジタルハリウッドSTUDIO by LIGのセールス・企画・運営を担当し、クリエイターを目指す方々のサポートを行う。

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