こんにちは! デジLIGの有林です!
- デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
- 株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎・柏にて受講生を募集していて、無料説明会は毎日開催中!
本連載では、キャリアチェンジに成功した方のインタビューをとおして、未経験からの学習方法・就職活動のノウハウや、スクール生活についての情報をお届けしています。
今回は、未経験からデジLIGでWebデザインを学び、ジュエリーブランドの会社でインハウスデザイナーデビューを果たした、中村さんのキャリアチェンジ事例をご紹介します。
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人物紹介:中村 涼夏さん【STUDIO池袋 2024年6月生/Webデザイナー専攻/LIGデザイナー直伝!即戦力デザイン集中講座】 新卒でWeb制作会社へ入社。その後化粧品の販促物企画会社へ転職し、企画営業として勤務。ディレクションを通じてデザインへの興味が強まり、デジLIGに入学してWebデザインを学ぶ。現在は、ジュエリーブランドのインハウスデザイナーとして活躍中。 |
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経験を重ねた先に気づいた「やっぱり、やりたい!」
――デザインに興味を持ったきっかけは何ですか?
実は、デザインに興味を持ったのは学生時代からです。大学のダンスサークルで広報を担当し、集客目的でポスターやTシャツのデザインを行っていました。
「これを見た人がダンスを見に来てくれるかな」と考えながらデザインをすることに楽しさを感じ、ビジネス視点でのデザインに興味を持ちました。
――そこから社会人としては、どのようなお仕事を選ばれたのですか?
新卒ではデザインに近い現場で働きたかったためWeb制作会社に入社し、研修でWebデザインの基礎を学んだあと、飲食業界の会社でWebディレクターのアシスタントとして勤務しました。タイアップ企画やWeb制作の動作確認など、主にサポート業務を担当していました。
この経験を通して、「企画の中核により深く携わりたいな」と思うようになったんです。
――アシスタント業務をされたからこそ、ご自身の「やりたいこと」がわかったんですね。
はい。それから企画中心の会社を探して、化粧品の販促物企画会社に転職しました。
店頭の販促物やパッケージの企画・制作、デザインディレクションを担当するなかで、デザイナーと一緒に仕事をするうちに、「クライアントの想いを直接形にできるって、いいなあ」とすごく思うようになったんです。
企画だけでなく、自分の手でものを作れるようになりたい、と感じました。
――数々のお仕事を経験するなかで、デザインへの興味が高まったんですね!
そうですね。心の奥にあった「やってみたい」という気持ちに正直になることにしました。新卒研修で感じたWebデザインの楽しさが印象に残っていたのと、成果がダイレクトに目に見えて、効果検証を通じて改善につなげられる点で、デザインを追求する面白さを感じたんです。
ただ、当時はデザインの学校にも通ったことがなくて、「今からデザインを学ぶのは無理だろうな」と半ば諦めていたのですが……。それでも「人生一度きりだ」という思いで、学び直すことを決意しました。
――なぜデジLIGを選んだのですか?
実はデジLIGに入学する1年前から、「ウェブデザイン技能士」の資格取得を目指してオンラインツールなどで独学していました。
でも、もともと独学を継続するのが得意ではなかったんです。資格試験が終わるとどうしても学習ペースが落ちてしまったり、仕事の残業が続くと疲れて勉強できないまま寝てしまったりと、継続的な学習の難しさを痛感していました。
――お仕事と両立しながらの独学は、やはり大変ですよね。
はい。だからこそ、独学よりも「同じ目標を持つ仲間がいる環境で一緒に頑張りたい」と思いました。それに、課題を期限内にクリアしていくスクールの形式なら、きっと学習を続けられると考えたんです。
「完璧じゃなくていい」働きながらでも続けられた私の学習スタイル
――お仕事と両立させるために、何か工夫はされていましたか?
継続のために「完璧を求めず、小さな積み重ねを大切にすること」を意識していました。
毎日ギチギチに勉強していた、というわけではないんです。仕事で本当に疲れて「早く寝たい」という日は、自分なりのマイルールを作っていました。
たとえば、「10分だけでもソフトに触る」「横になりながらでもいいから、見れそうな動画だけでも見る」と決めて。「疲れているのにソフトを触って偉い!」「やらないよりマシ!」と自分を励ましながら続けていましたね。
まずは行動を起こすことが、何よりも大事だと思います。
💡中村さんの1日のスケジュール
- 平日
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9:00-18:00:勤務(残業ある日は20:00頃まで)
19:00-22:00:STUDIOで学習(2-3時間)※会社からSTUDIOまで徒歩10分の好立地!
帰宅後、就寝
- 休日
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午前:ゆっくり過ごす
13:00-19:00:STUDIOで学習(6時間)
21:00-23:00:自宅で学習(2時間)
――デジLIGに入学してみてどうでしたか?
入学して、期待以上だったのはトレーナーとの距離の近さです。「これ聞いてもいいのかな?」と躊躇してしまうような些細な内容でも、トレーナーの皆さんはすごく気軽に相談に乗ってくれました。
ときにはトレーナーの方から「質問ありますか?」と声をかけてくれたので、私も話しやすかったです。
――質問しやすい環境って、とても大事ですよね。
そうですね。また、周りの受講生の素敵な作品にも刺激を受けました。
今までもいろいろな仕事を経験してきましたが、学習を進めるにつれて「やっぱりWebデザインやりたいな」っていう気持ちが強まりました。
――学習中、一番楽しかったことは何ですか?
デザインを作ってるときが一番楽しかったです!
意図に合ったデザインができたときの「これだ!」という手応えや、トレーナーの方からアドバイスをいただき、デザインをよりブラッシュアップできたときが最高でした。
――素晴らしいですね! では、一番大変だったことはありますか?
コーディングは本当に苦戦しました。デザイン通り忠実に再現するのが難しくて、特に卒業制作のクライアントワークでは「しっかり作らなければいけない」というプレッシャーもありました。
わからないことがあればChatGPTなどのAIを駆使してみたり、トレーナーの方に助けてもらいながら乗り切りました。
▲中村さんの卒業制作:Rei Nishioka Photographer
改善を重ねて、掴んだ内定。諦めずに続けた転職活動
――実際の転職活動について教えてください。
卒業から1ヶ月が経った5月頃から、本格的に転職活動を開始しました。
転職活動期間は約2ヶ月弱で、LIGエージェントを含む5社の転職媒体を利用していましたね。80社に応募して、書類選考を通過したのが15社。最終的に1社から内定をいただきました。
――80社! 転職活動で特に大変だったことは何ですか?
やはり書類選考の通過率が低かったことです。
また、せっかく書類が通って面接に進んだとしても、「スキル不足」を理由にお見送りになるケースが多く、正直、心が折れかけたこともありました。それでも、企業ごとにポートフォリオや志望動機を見直すなど、できる限り改善を重ねながら進めていきました。
――ポートフォリオ制作において、特に工夫した点は何ですか?
職務経歴書だけでは伝わらない「普段の自分」や「人柄」を表現し、採用担当の方に「一緒に働くイメージ」を持ってもらうことを意識しました。そのうえで、数多くの未経験デザイナーのなかから目に留めてもらえるよう、前職で培った企画やデザインディレクションの経験は最大限アピールしました。
実は、ポートフォリオの方向性を決定づける大きなきっかけになったのが、デジLIGの職場体験会※なんです。
- ※職場体験会とは?
- デジLIGでは、就職サポートの一環として、企業と協力して「職場体験会」を開催しています。
未経験採用だからこそ「職場体験会」を。企業と求職者との距離がグッと近づくその魅力とは
――その職業体験会で、ポートフォリオ作りのヒントになるような出来事があったのでしょうか?
はい。当時制作途中だったポートフォリオを現場のディレクターの方にお見せしたところ、「女性的なデザインが得意なことと、好きだということが、すごく伝わるポートフォリオですね。今から作品を増やすなら、無理に別のテイストを入れるより、ご自身の得意なデザインをもっと前面に打ち出してはどうでしょうか」というアドバイスをいただいたんです。
――現場のプロならではの、的確なアドバイスですね!
はい。それまでは「バリエーションを増やすために、男性的なテイストの作品も入れなければ」と思っていましたが、このアドバイスを受けて考えが変わりました。
アドバイスのおかげで、自分の得意分野を前面に押し出す方向にポートフォリオを改善でき、それが最終的に内定につながりました!
▲ポートフォリオ:中村 涼夏のポートフォリオ
ジュエリーブランドで、インハウスデザイナーデビュー!
――新しいお仕事について教えてください。
ジュエリーブランドのインハウスデザイナーとして勤務することになりました。
自社サイトやLP、バナーのデザイン、さらには商品撮影の同行やレタッチ業務まで、幅広く任せていただく予定です! 営業や広報など、各部署への連携が求められる仕事でもあります。
――業務範囲がとても広いんですね!
実務未経験でのスタートなのでプレッシャーもあります。
ですが、自分の得意な女性向けデザインに携われることが本当に嬉しくて、今は楽しみな気持ちのほうが大きいですね。前職での進行管理の経験も評価していただけて、スキルと経験の両面で企業とのマッチングを実現することができました。
――これからWebデザインを学ぶ方に、何かアドバイスはありますか?
「デザインを通して相手に伝える」という意識を常に持つことが大切です。私はもともと趣味でイラストを描いていましたが、販促物のデザインに関わるようになってからは、単に自分の好きなデザインを作るだけでなく、相手に影響を与えるデザインを意識するようになりました。
ユーザー目線で明確な意図を込めることは、よく言われることかもしれませんが、本当に重要だと感じています。
――ユーザー目線で明確な意図を込める。とても重要ですね!
Webデザインのスキルを高めるだけでなく、前職や学生時代の経験など、これまでの自分の経験がどうWebデザインに活かせるかをしっかりアピールすることも大切です。
なぜ前職を辞めてまでWebデザイナーになりたいのか、自分の強みは何かを明確に伝えることですね。実際に私も、前職の進行管理経験が評価されて内定につながりました。
――なるほど。気持ちの面では伝えたいことはありますか?
なにより、諦めないことです! 書類選考がなかなか通らなくても、それは当たり前のことと割り切って諦めずに続けていけば、自分のデザインテイストや経験に合った企業に必ず出会えると思います。
私も最初は、未経験からの転職に不安を感じることもありましたが、「私が前例になる!」という気持ちで挑戦し続けました。
焦らず一歩ずつ進めていくことが、何より大切だと思います。応援しています!
さいごに
忙しさのなかでも「10分だけでもソフトに触る」「横になりながら動画を見る」。
そんな小さな努力の積み重ねが、中村さんの「やりたい」を「できる」に変えたのだと感じます。未経験だからこそ発揮できる自分らしさを信じ、挑み続けるその姿勢が、とても印象的でした。
デジLIGは、Webクリエイターや動画クリエイターとして活躍したい方を全力で応援しています。
「Web業界に興味はあるけど、何から始めたらいいかわからない」
「独学に限界を感じているが、スクールで学ぶ価値はあるのかな?」
「未経験から本当に転職できるのか不安」
そんな学習やキャリアチェンジのお悩みに、スタッフが個別で丁寧にアドバイスします。
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