スクール仲間の姿に奮起し、未経験からWebデザイナーへ。モチベーション維持の秘訣を聞いてみた

スクール仲間の姿に奮起し、未経験からWebデザイナーへ。モチベーション維持の秘訣を聞いてみた

Akiko Nakanishi

Akiko Nakanishi

こんにちは、デジLIGの中西です!

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(デジLIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・北千住・川崎・町田・大宮にて受講生を募集していて、無料説明会は毎日開催中!

本連載では、キャリアチェンジに成功した方のインタビューを通して、未経験からの学習方法や就職活動のノウハウ、スクール生活についての情報をお届けしています!

▲三本さんのポートフォリオサイト:MIWA_portforio

今回は、上記のポートフォリオサイトを未経験から6ヶ月の学習期間を経て作り上げた三本さんにインタビュー。映像ディレクターから、Webデザイナー兼Webディレクターへの転職を見事実現されました。深夜3時まで働く環境から、定時で帰れる理想の働き方を手に入れた、彼女のスクール生活とは?

本記事はこんな方におすすめです!

  • クオリティの高いWebサイトを作れるようになりたい
  • 独学でモチベーション維持に悩んでいる
  • 未経験からWeb業界への転職を考えている
ico 人物紹介:三本さん【STUDIO川崎 2023年6月生/Webデザイナー専攻】
前職のCMプロダクションでのディレクター職を退職し、2023年6月からデジLIGに入学。STUDIOでの懇親会などにも参加しながら同年11月に卒業。翌年2月にデジLIG主催のスカウトイベントに参加し、スカウト経由でWebデザイナーとして転職。

「架空では身につかない」実在店舗へのこだわり

――ポートフォリオサイトもクオリティ高いですが、卒業制作の中華料理店のWebサイトも素敵でした。どういった経緯で制作されたんですか?

実はとくに知り合いのお店というわけではなくて。中華料理店のサイトを作りたい! という思いだけで、Googleマップで20軒ほどのお店にメールやDMを送ったんです。中華風のデザインに魅力を感じていて。卒業制作はお客様の要望に沿って作る必要があるので、それならば自分の好きな方向性で挑戦したいと考えました。

――行動力の賜物ですね! 実際に承諾いただいたお客様はどんな反応でしたか?

返信をいただいたのがそのお店だけだったので、絶対にここでお願いしたい! と思って直接伺ったら、「面白いね」って言ってくださって。もし承諾が得られなかった場合は架空のお店でやろうと考えていたので、本当によかったです。

――実在するお店にこだわった理由は何かあったんですか?

実は学習期間中に、あるお客様から「サイトを作ってほしい」というご依頼をいただいて。まだコーディングを学習中だったので、デザインとノーコードで対応したんですが、そこで成長を実感できたんです。

それまでは架空の作品で好きなように作れていましたが、「自由にはできるけれど、実践力が身についていない」という感覚がありました。だからこそ、卒業制作は実在するお客様のサイトに挑戦したいと考えていたんです。

――架空のサイトとお客様のいるサイトだと難易度が段違いですよね。

働き方を変えたかったプロダクションディレクター時代

――さかのぼって、三本さんがWebデザインを学ぼうと思ったきっかけを教えてください!

前職はテレビCMのプロダクションディレクターをしていたのですが、朝から深夜3時まで働くようなことが続いていて、「ずっと続けられる仕事じゃない」と思ったことと、将来を考えてこれから働いていくなら手に職つけて稼げるような仕事をしたいと思ったことがきっかけです。

――深夜3時まで……かなり過酷な働き方をされていたんですね。手に職を持ちたいとWebデザイナーを考えたとのことですが、どうして数ある職からデザイナーを目指されたんですか?

情報をまとめて資料作成するのが得意だったので、好きなことしたいなっていうのもあって。そこに自分の手で稼げる働き方という点も相まって、Webデザインが選択肢として出てきました。当時27歳だったので、30歳手前には転職したいと思ってすぐにスクールを探しました。

――30歳までという目標も作ってすぐに行動し始めたんですね! スクールはどんなふうに探したんですか?

本当は1年以内には転職したかったんですけど、しっかり学習して転職して……ってことが一人ではできる気がしなくて、なんとなく転職までのロードマップを引いてくれるところがいいなと考えてスクールを探しました。

いろいろなスクールで教材を見させてもらったり、校舎に行ったりもしました。なかには先生がおらず個室で動画を見るだけのスクールもあったので、その点デジLIGは先生が常駐していて質問もできる環境でいいなと思いました。あとは、卒業生の作品レベルが高い点もよかったですね!

時間があるからこそ。モチベーション維持の難しさ

――ご自身で見て選んだSTUDIO(校舎)だけあって、受講期間中は頻繁に川崎校に来校して学習されていましたよね! 三本さんはトレーナーだけでなく、運営スタッフや受講生さんともよくお話ししている印象がありました。

私は退職してフリーターだったので……(笑)。逆に時間に余裕があり過ぎてモチベーションの維持が大変でしたね。最初の1ヶ月は朝からずっとSTUDIOにこもって進めていたんですけど、2ヶ月目くらいから気持ちが乗らない日も出てきました。

そんなとき、オンライン懇親会で知り合った人のX投稿で「毎日デザインドリルをやっています」という投稿を見て、「やばい、私も頑張らなきゃ!」と思い、また学習に励み始めたりしました。

でも、やはり一人では限界があるので、誰かと一緒に学習した方がいいと考え、仲間と一緒に取り組むようになりました

三本さんのやる気のある日の1日のスケジュール

――やる気がでないときは誰だってありますよね、だからこそ一緒に進められる仲間は大事ですね! いつごろから一緒に学習するようになったんですか?

懇親会には2、3回参加したんですが、本格的に仲良くなったのは5ヶ月目からの卒業制作からですね。クラス制になってからは、みんなで「一緒に頑張ろう!」という雰囲気になって。わからないところを相談し合ったり、作業を一緒にしたり。

最終的には、同じクラスの人と転職活動の時期も重なって、「面接ではこう答えるといいよ」とか「ポートフォリオのここが重要だよ」といった情報交換もできて、本当に心強かったです。

――素敵ですね! 卒業制作は大体10名くらいのグループでクラスになるので、情報交換にも繋がったようでなによりです! 卒業制作で仲良くなった方はどんな方がいたんですか?

私のクラスでは特に4人くらいと親しくなりました。会社員の男性もいれば、私と同じような立場の女性もいて。みんなで集まるときは、クラス担当の成田トレーナーがいるSTUDIOに行ったり、Zoomで繋いだりしていました。実際に集まると成田トレーナーも嬉しそうでした(笑)。

たまたま同じSTUDIOに卒業制作の仲間がいるときは、成田トレーナーが声をかけてくれて、そういった心遣いがすごく嬉しかったです。

スカウトイベントで出会えた理想の環境

――ここからは転職活動について聞かせてください。転職活動はスカウトイベントも利用されていたかと思いますが、どのように進めていたのですか?

11月に卒業して、1月初めにポートフォリオを完成させました。2月からは企業への応募と並行して、デジLIG主催の「ニュークリエイターズスカウト」にも参加させていただき、そちらから内定をいただきました。

実は今でも社長(当時スカウトしてくださった方)から「あのイベントでのプレゼン、すごくよかったよ!」と言われるんです(笑)。飲み会のたびに「あのとき緊張した?」という話題が出ますね。

※ 出場者が企業担当者にプレゼンをし、企業担当者が気になった出場者をスカウトする逆オファー型のリクルートイベント

――私も進行役として参加していましたが、三本さんの発表は印象的でした。Webデザイナー/ディレクターを目指す強い意志と覚悟が感じられましたね。かなり緊張されていましたよね。

そうでしたね(笑)。当時はコーディングは苦手ではないものの得意でもなかったので、デザイナーかディレクターとしての転職を考えていました。今の仕事ではデザインも企画も担当していて、理想通りの働き方ができています

――転職自体の軸は何か決められていたんですか?

未経験だったので、最初の1、2年での成長を最重視していました。そのため、あえてフルリモートではなく出社のある会社を選びました。

仕事内容も、デザインや企画など幅広く任せてもらえる可能性のある会社を探していました。手を動かすだけでなく、自分で考えて提案できる環境を重視したんです。

面接を受けた会社の中には「3年は修行だよ」と言われたところや、求人票とは異なる業務内容だったところもありました。そんな中、今の会社は「なんでもどんどんやっていい」という社風で、デザインもディレクションもできそうでしたし、さまざまな業種のお客様と関われそうだったので決めました。

――転職の軸にもあった会社とスカウトイベントで出会えたようでよかったです! 最終的なキャリアプランとして、どんな姿を目指していらっしゃいますか?

頼られたときに何でも対応できる人材になりたいですね。フリーランスではなく、会社員として。前職では「これできる?」と相談された際に対応できないこともあって……。

――現在の会社での仕事はいかがですか?

とても楽しいです! LPの制作から調査分析、ライティング、デザインまで幅広く任せてもらえて、裁量がかなり大きいですね。

今は新規サービスの立ち上げ段階で、自由に企画を進めさせてもらっています。SNSの立ち上げなども担当していて。しかも残業はほとんどなくて、終業時間になると「はい、帰ろう!」という感じです。残業しても1時間程度なのに、仕事が滞らないのが素晴らしいですね。

前職では「残業=成長」という雰囲気があったので、まったく違う環境です。

――とても良い環境ですね! さいごにデザイナー/ディレクターを目指す方々へメッセージをお願いします!

めげない! 頑張る!」ということです。最初は誰でも自分や作品に自信が持てないものです。高いレベルの会社を目指すのが怖かったり、自主制作に踏み切れなかったり。

私も学習中にお客様から依頼を受けた時、実力に自信がなくて迷いました。でも運営のばやしさんに「受けた方がいいですよ! なんとかなります!」と背中を押してもらって挑戦したことで、大きく成長できました。

周りの仲間の頑張りに刺激を受けることも大切です。諦めそうになったときこそ踏ん張る、仲間の姿を見て奮起する。これに尽きます。

――ありがとうございました!

さいごに

今回は、業界未経験からWebデザイナー/ディレクターへと転身された三本さんのお話を伺いました。

三本さんは、自由な時間の中でも何度も自分を奮い立たせ、周囲の方々から刺激を受けながら、同時に他の方々にも良い影響を与える存在となりました。転職の成功は、こうした積み重ねてきた努力の賜物だと感じています。

実は、三本さんが在学時代から運営しているXのアカウントは、現在学習中の受講生の励みになっています。STUDIOで卒業生作品として三本さんのポートフォリオをお見せすると、「この方のXをフォローしていて、いつかお話ししたいです!」という声をいただくこともあります。

三本さん自身も転職後、定期的にSTUDIOに足を運んで在校生と交流することで刺激を受けたり、デジLIG生のX投稿を見て「私も仕事頑張ろう!」とモチベーションにされているそうです。

一人のデザイナー/ディレクターとしての今後の活躍を、スタッフ一同心より応援しております。この記事がWebデザイナー/ディレクターを目指す方々の参考になれば幸いです。

デジLIGでは、Webクリエイター・動画クリエイターを目指す方々を応援しています。スクールでの学習をご検討の方は、ぜひお気軽に無料個別説明会へお越しください!

無料説明会予約へ

資料請求へ

この記事のシェア数

Akiko Nakanishi
Akiko Nakanishi Digital Education / Education / Career Designer / 中西 明子

クリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」にてキャリアデザイナーを務める。セールス、運営、転職サポートが主な職務。幅広い年代の採用経験と販促企画の知見を活かし、クリエイティブ人材の育成と支援に注力している。大学卒業後、人材紹介会社で販促企画の運営管理を担当。イベント企画や多様な年代の採用に携わり、新規入札案件や販促案件の責任者を経験。2023年11月よりLIGに参画。

このメンバーの記事をもっと読む
デジLIG卒業生インタビュー | 84 articles
未経験からWebクリエイターを目指すならデジLIGへ
個別説明会はこちら 資料請求