転職とフリーランスを両立!福祉×動画の「天職」を見つけた鈴木さんのお話

転職とフリーランスを両立!福祉×動画の「天職」を見つけた鈴木さんのお話

Akiko Nakanishi

Akiko Nakanishi

こんにちは、Webデザインスクール「デジLIG」の中西です!

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(デジLIG)とは
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・北千住・川崎・町田・大宮にて受講生を募集していて、無料説明会は毎日開催中!

本連載では、キャリアチェンジに成功した方のインタビューを通して、未経験からの学習方法や就職活動のノウハウ、スクール生活についての情報をお届けしています!

今回は、未経験から6ヶ月の学習を経て動画インストラクターに転職された鈴木さんにインタビュー! 学習中の様子や、卒業後のお仕事についてお話を伺いました。

スクールで学習した後に、天職に出会うまでの経緯やフリーランスでの働き方をぜひご覧ください。

ico 人物紹介:鈴木さん【STUDIO池袋 2023年4月生/動画クリエイター専攻、AEアニメーションデザイン集中講座】
2023年4月からデジLIGに入学。在学中の6月から動画クリエイターとして転職活動を始め、2023年12月に卒業後、2024年2月に障がい者就労継続支援B型にて、動画をメインとした職業インストラクターに転職。障がいをもっている利用者の方にWebスキルを教えながら、フリーランスの動画クリエイターとしても活動している。

動画を通じて人を笑顔にしたいと思った前職での原体験

ーーさっそくですが、鈴木さんが動画制作を学ぼうと思ったきっかけを教えてください!

私はもともと介護職として施設に勤めていて、施設で新しいレクリエーションを考えることになったんです。当時はコロナ禍で外出が厳しかったので、「入居者さんに動画を見せて旅行気分を味わってもらおう」という案が出てきて、当時一番年下だった私が動画を作ることになったことがきっかけです。

動画を作ってみると意外と楽しくて、入居者さんにも凄く好評で。入居者さんは普段施設からあまり出ることがないので、「動画で地元の風景が見れてすごく懐かしかった」と喜びつつ、涙ぐみながらお言葉をいただいたんです。

そのときに「あぁ、動画ってここまで人を笑顔にできるんだなぁ」と思ったんです。それがきっかけで、動画を通して福祉業界に携わりたい、動画を通じて福祉業界のイメージも明るくしたいと考えたのが始まりです。

ーー素敵な体験ですね……! 介護福祉士のお仕事も続けながら、デジリグで動画の学習を始めたとのことでしたが、お仕事との両立はどのようにされていたのですか?

介護福祉士の資格を取得したかったので、資格のための学習の途中までは今まで通りに仕事をしていました。ただ、「私は動画の道に行く!」と決めていたので、資格取得後は職場にも相談して時短勤務で15時30分には退勤できるようにさせてもらい、その時間分を学習に充てました。

鈴木さんの1日のスケジュール

――介護福祉士としての経験も積みながら、傍らで学習を進められていたのですね。実際学習してみて記憶に残っている出来事はありますか?

懇親会がすごく記憶に残ってます! 初めて懇親会に参加した時はすごく緊張していたのですが、みなさん本当に優しくて、話を聞いているうちに私も頑張りたいってモチベーションを得られたのを覚えています!

当時AE(AfterEffect)アニメーションデザイン集中講座(AE講座)を受講していた先輩がいて、その方から「AE講座が良い!」と勧められて追加受講することに決めました。今思うと本当に受講して良かったと思いますし、懇親会でX(旧:Twitter)のアカウントを交換したデジLIG生とは今でも仲良しなので、懇親会は参加してメリットしかなかったです!

――初めて懇親会に参加するときは誰でも緊張しますよね……。先輩方のお話もそうですが、同じタイミングで入学した方と交流が持てるのも懇親会の良いところですよね!

福祉✖️動画クリエイターとしての道


ーーここからは転職活動について聞かせてください。転職活動はどのように進めましたか?

4月に入学したあと、6月から自分でポートフォリオを作成して、応募できる企業に応募していました。

ただ当時の自分は、ポートフォリオについての全体像を深く理解せずに作成していたと思います。ネットで調べた情報から簡易的に作り、企業に応募してみたのですがやはり厳しくて。そのときにデジLIGのLIVE授業のポートフォリオ講座を受けました。

講座を受けたら、自分がオリジナルで作っていたポートフォリオがダメなパターンに完全に当てはまっていることにそこで初めて気づいて作り直し始めました。デジLIGの転職サポーターの方には親身にサポートいただき、過去作品もしっかりと見ていただいたりと励みになりましたね。

一般の求人サイトも使いながら転職活動を進めて、内定をいただいたのは2社でした。最終的に就職した会社は、1月にXで「動画編集 正社員」で調べたときに出てきた方の投稿にリプライを返すことがきっかけで決まりました。

ーーX経由で内定されたのですね! 内定まではどのような流れで進んでいったのでしょうか?

Xでリプライを送ったあと、DMでお会いしましょう、ということになり1度だけ対面でお会いしました! そもそもきっかけとなった投稿が「Web特化型福祉施設で動画編集ができる方ー!」という内容で、福祉と動画どちらにも関わりたいと思っていた私には飛び上がるほどの吉報でした。

当時Xの募集に対して返信するのは初めてのことだったので不安もありましたが、介護福祉士×動画編集を掛け合わせた経験者はなかなかいないだろうと思い、そこを全面的に主張してリプライを送りました。

ーー実際のお仕事内容としては具体的にどういったものだったのですか?

実際にお会いした際に初めて求人内容の詳細を聞いたのですが、Web特化型福祉施設(障害者就労支援)での、動画を専門とした職業指導員という役割でした。Web特化型福祉施設にて障がいのある方々へ動画編集を教えるというお仕事です。

ーー難しそうな感じもしますが、お仕事内容を聞いて鈴木さんはどう感じられましたか?

まず職業指導員と聞いて、これまでデジLIGで支えていただいた「動画トレーナーのような立場」に自分がなると想像しました。「教えられていた私が、今度は教える立場になってできるのかな?」という気持ちもありました。

ただ、それよりも介護福祉士のときに感じた、「動画を通じて福祉に対するイメージを明るく変えることをこの職場なら、働きながら叶えていけるのではないか?」という可能性にわくわくする気持ちの方が大きかったです!

面談をしてくれた副社長に「働かせてください!」と伝えたら、「内定だと思ってもらって大丈夫です」と、その場でお返事をいただきました。

――お互いに即決だったんですね! 実際、春から働いてみていかがですか?

思い描いていた通りの場所に就職できたと思ってます!

障がいをお持ちの利用者さんに対して、Webスキル習得のためにお手伝いをしていますが、皆さん本当に向上心が高くて私も日々教えてもらうことばかりです。デジLIGで培ったスキルが全て仕事に活かされていると感じますね。

デジLIGにいたときはAEが好きで、AEばかり使っていたのですが、今の仕事ではPr(PremierePro)をメインで教えることが多いので、利用者さんにわかりやすく伝えられるように、今でも動画の勉強は続けています。

デジLIGに通わなかったら今の自分はなかったと思いますし、自分がデジLIGで教えて貰った分を障がいのある利用者さんに向けて恩返しをしていけると嬉しいなと思っていて……。介護福祉士としてもデジリグの勉強としても、すべてを活かしてできることが今の仕事なので、最高のお仕事だと思っています!

本業とは違う、フリーランスの働き方

――デジLIGを通して、鈴木さんにとって最高の職場に出会えたようで何よりです! 鈴木さん個人としても動画クリエイターとして、フリーランスでお仕事もしていると伺いましたが、本業とフリーランスでどのような働き方をされているのですか?

本業は平日なので、土日休みの日に個人的にいただいた動画のお仕事をしています。個人でのお仕事はご紹介や繋がりでいただくことが多いですね。

案件としては、以前勤めていた会社の人から有料で案件をいただいたり、お知り合いで新しく事業を立ち上げる方から紹介動画制作などの依頼をいただいたりしています。

――個人でのお仕事はご紹介が多いとのことですが、案件獲得するために意識していることなどあれば教えてください!

フリーランスは人の繋がりが本当に大事なのでいろんなところに顔を出すようにしてます。例えば、フリーランスの方に仕事を依頼する立場になって考えてみてほしいのですが、名前しか知らない方に結婚式の動画を頼むよりも、顔も知っていて人柄も分かる知り合いに頼んだ方が依頼する側の立場からすると安心できるし、お願いしやすいと思うんです。

なのでフリーランス同士の集まりやイベントなどに参加して、できる限り多くの方と「知り合い」になって自分を知ってもらうようにしてます! それにそういった集まりに行くと、いろんなスペシャリストがいて、不動産のことならこの人に相談しようとか、結局は自分の得にもなるんですよ。

――フリーランスは人の繋がりが大事なんですね。本業もありつつ、フリーランスでの活動についても教えてくださりありがとうございます! 転職もして、フリーランスでもお仕事をして充実した生活を送っているかと思いますが、これから鈴木さんがやりたいことはありますか?

福祉✖️動画クリエイターとして、動画を介して福祉や介護などのイメージをもっと明るくしていきたいです!

いずれは実家の北海道に戻って福祉✖️動画クリエイターとして、フリーランスで働きたいという気持ちもありますが、今の天職とも言える職場で、介護福祉士という経験に誇りを持ちながら、経験を活かして動画を教えていくことのできる環境が好きなので、ここでもっと成長していきたいなと思ってます。

職場にも向上心のある人が多いので、一緒に頑張っていこうと思えていて、今の会社や環境にはとても感謝しているんです。

――天職と巡り合い、鈴木さんの夢が現実になっていくところを間近で感じました……! 最後に、これから動画クリエイターを目指す受講生の方々にメッセージをお願いいたします!

クリエイティブ業界は根気強さが大事です! 案件をこなしていくとスケジュール管理が厳しくなることがありますが、諦めず向き合う力さえあれば大丈夫です!

学習する中で大変なこともあるかと思いますが、映像や動画が好きなら大変さと同じくらい楽しさもあります(笑)! 私もこれからもっと感性を磨いていきたいなと思っているので、同じクリエイターとして一緒に頑張っていきましょう!

――ありがとうございました!

さいごに

今回は、未経験から動画クリエイターに転職された鈴木さんからお話を伺いました。

卒業後わずか1ヶ月で内定を獲得できたのは、夢を叶えたいという鈴木さんの想いとデジLIGで学べることを余すことなく学び尽くした学習期間があってこそだと、たくさん伝わってくるインタビューでした!

学習スタートから1年経たずして、動画クリエイターとして働くお手伝いができて、デジLIGスタッフ一同も大変嬉しく思います。

ぜひこの記事が動画クリエイターを目指す方の参考になれば嬉しいです。

デジLIGでは、Webクリエイター・動画クリエイターを目指す方を応援しています。スクールでの学習を検討されている方は、ぜひお気軽に無料個別説明会へお越しください!

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Akiko Nakanishi
Akiko Nakanishi Digital Education / Career Designer / 中西 明子

クリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」にてキャリアデザイナーを務める。セールス、運営、転職サポートが主な職務。幅広い年代の採用経験と販促企画の知見を活かし、クリエイティブ人材の育成と支援に注力している。大学卒業後、人材紹介会社で販促企画の運営管理を担当。イベント企画や多様な年代の採用に携わり、新規入札案件や販促案件の責任者を経験。2023年11月よりLIGに参画。

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