こんにちは! デジLIG担当の大澤です。
- デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは
- 株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・北千住・町田・川崎・大宮にて受講生を募集していて、無料説明会は毎日開催中!
本連載では、デジLIG卒業生のスクール体験談や転職の成功事例をとおして、動画制作やWebデザインを勉強中の方に役立つ情報をお届けしています。
今回は、未経験からスクールで学習し、動画クリエイターとしてDX企業へ転職された千葉さんにインタビューをしました。動画クリエイターに転職のためスクールを選択された理由やスクールでの学習方法、実際に制作された作品など、気になることをたくさん伺いました!
本記事はこんな方におすすめです!
- 動画クリエイターとして転職を希望されている方
- 学習方法としてスクールを検討されている方
- 実際の現場での仕事内容が気になる方
人物紹介:千葉さん【STUDIO大宮 2022年2月生/ネット動画クリエイター専攻】 大学卒業後、中小のIT企業に入り6年間システムエンジニアとして勤め、主に客先常駐でお客様先の基幹系システムの開発・保守業に従事。もともとプログラミングが得意だったこともありITに就職。しかし改めて将来を考えたときにやっていて自分の興味関心が強い仕事をしたいと考え、趣味でおこなっていた動画制作に1番おもしろさを感じ、転職を決意。デジLIG入校2ヶ月目から覚悟を決め本格的に学習に取り組むため、IT企業を退職し学習に専念。見事転職に成功し、2022年11月より動画クリエイターとして活躍している。 千葉さんTwitter |
知り合いのために制作した動画が好評で、仕事として志すように
――千葉さんはどのような経験から動画に興味をもったのでしょうか?
学生の頃ニコニコ動画にハマったことがきっかけでした。ニコニコ動画ではユーザーが自由に、各々が「面白い」と思うものを作っていて毎日お祭りのようなクリエイティブの熱気に包まれています。
それを見ているうちに「自分も面白いものを作ってこの祭りに参加したい!」と感化され、AviUtlをインストールし動画の勉強を始めました。
――そうだったのですね! 実際に誰かのために動画制作もされたことがありましたか?
姉の友人から結婚式で流す動画の制作依頼を受け、制作したことがあります。姉の友人夫婦や参列者から動画の評判が非常に良く、すごく感謝されたことを覚えています。
今考えると、それがきっかけで動画への興味関心が高まり、仕事として動画制作をしていきたいと考えるようになったと思います。
――素敵な思い出ですね! 独学でも学習していた中で、なぜスクールに通って学習をしようと決めたのでしょうか?
一番の理由は、実際にプロの動画クリエイターとして活躍しているトレーナーの方に指導してもらいたかったからです。独学である程度勉強はしていましたが、それだけでは仕事としてやっていく自信が持てなかったんです。
――なるほど。独学だけだとどんな点に自信がもてなかったのでしょうか?
独学だと好きなものを好きなようにつくるだけでした。そのため、仕事として依頼された際、求められているものをつくれるのかという点に自信がありませんでした。
相手から求められていることを伝えられる動画をつくれるようになりたいという想いがあり、自信を持つためにプロに習いたいとスクールに通う選択をしました。
――求められる作品を制作することは大切なポイントですよね! ちなみに数あるプロから指導が受けられるスクールの中で、デジLIGを選んでいただいた理由を教えてください。
理由としては3つあります。1つめは、デジLIGを運営しているLIGへの信頼度が高かったということです。以前から趣味でWebデザインを学んでいたこともあり、Webデザインの知識を得るためにLIGブログを見て勉強していました。また、LIGブログに参考として掲載されていた卒業生の動画作品のクオリティが高く「Webデザインだけでなく動画専攻も信頼できる」と思いました。
2つめの理由が1番の決め手となりましたが、クリエイターズオーディションという制度があったことです。クリエイターズオーディションに参加できればこちらから転職活動をおこなうまでもなく、企業の方から声を掛けてくれる大きなチャンスとなるので、「このクリエイターズオーディションに卒業制作で参加しよう」という目標を最初に立ててデジLIGを選択しました。
- クリエイターズオーディション(通称:クリオ)とは、企業と受講生をつなぐデジタルハリウッド伝統のジョブマッチングイベントです。全国のデジタルハリウッドSTUDIO受講生の中から優秀作品が選出され、受講生は企業の採用担当者に向けてプレゼンテーションを行い、企業は「採用したい!」と思った受講生をスカウトできます。以前はオフラインでの開催でしたが、現在は事前にプレゼン資料や動画・ポートフォリオサイトを提出し、Zoomで企業の採用担当者とコンタクトが取れる形式で開催されています。
3つめの理由は、転職サポートがついていたためです。万が一オーディションに出られなくてもスムーズに転職活動をおこなえる保険ということで、心の安寧になりました。
――運営会社であるLIGのこともご理由にあり嬉しい限りです! デジLIGを選んでいただきありがとうございました。
独学では学べないノウハウが身についた
――厳選してデジLIGに通うことを決めていただきましたが、ギャップはありましたか?
学習内容や雰囲気もギャップはありませんでした! 思っていたとおりスタッフの方もトレーナーの皆さんも雰囲気の良い方々で質問しやすい環境でした。
受講生の方々も勉強熱心で、毎月在校生主導でおこなわれているインプット会(勉強会)では、在校生のみならず卒業生やトレーナーの方々も参加していて、学び続けられる環境や関係構築にも有効活用できています。
懇親会やTwitterを通じて在校生同士の交流も多く、今後も自分なりに受講生さんと交流したり役立つ情報などを発信できたらいいなと思います。
また、通学とオンラインのどちらもその日ごとに自由に選択できるので、通学して学習に取り組んだ際にはプロのトレーナーさんに直接お会いしてアドバイスをしてもらえたことや、動画コース・Webデザインコースの隔たりなくさまざまな受講生さんと交流できたこともよかったポイントです。
自分の動き次第で人との繋がりができ、確実に今後の人生の糧とすることができるので、積極的に動くことをおすすめします。
――良い交流が生まれていたのですね。学習していて楽しかったことはどんなときでしたか?
トレーナーさんに自分の作品を添削してもらっているときです。もちろん自信を持って提出したものに対して反応が芳しくないときにへこんだこともあります。
しかし、それ以上にトレーナーさんからのアドバイスが目から鱗なことばかりで、「これは独学では得られないな」と自身の成長に繋がっていることを実感でき、とても楽しい時間でした。
――なるほど! トレーナーさんからのアドバイスにはどんなものがありましたか?
得意ではない分野(実写)に対してのアドバイス内容には特に感銘を受けました。実写の映像だからこそ、光の当たり方などの明るさ調整は独学では気付けないポイントでした。
得意だったアニメーションについても参考動画付きで指導してもらえたため、思い描いていた表現も指導を受けてそのとおり再現できるようになりました。
――プロからの指導でかなりクオリティーが高まったのですね。その力が転職へ繋がったと思いますか?
それだけではありません。動画コースだけでなくWebデザインコースのデザインの授業も受けられたことが転職できたことに繋がったと思います。
特にアニメーションの動画は、動画ソフトの知識だけでなくデザインの知識も非常に重要になってきますので、デザインの知識が得られるWebデザインコースの授業は絶対に受けたほうが良いと思います。
――デジLIGならデザインの授業も受けられますよね! 実際にどんな授業を受けられましたか?
デザインに関する授業はほとんど受けましたね。そのなかでも「フォント、レイアウト、配色」についての授業は非常に勉強になりました!
動画編集のスキルだけ勉強してみても、全体的なデザインを学べるわけではなかったので、動画を見ていただく方々が見たいと思えるデザインの大切さを実感できました。
デジLIGへ入る前のデザインのイメージは、ぱっと見「カッコ良い」としか判断しなかったのですが、学習をしてからは「一つひとつの動きがなぜこうなっているのか」とデザインの考え方をよく考えるようになりましたね。デザインと動画制作の境界線ってないんじゃないかって思いました。
――デジLIGのカリキュラムで素敵な学びを得られて、我々運営スタッフとしても嬉しい限りです!
千葉さんのある日のスケジュール
熱い想いが通じあった企業とのマッチング
――入校目的として掲げていた転職を成し遂げられたと思いますが、どのように企業と出会い、実現に至ったのでしょうか?
転職サイトを通じて応募していた企業もありますが、内定先はスクール入校理由にもあったクリエイターズオーディションへ出場し、出会うことができました。
――すごい! 有言実行できたのですね! クリエイターズオーディション出場はトレーナーからの推薦も必要だったと思いますが、作品制作は大変でしたか?
そうですね……。自分で最初に「クリエイターズオーディションに出場する」という目標を掲げてしまったので、納得のいくものを作ろうと制作時間も多めにとって予定を組んでいました。
しかし考えれば考えるほど「クリエイターズオーディションに出場できるような作品ってなんなんだ?」とわからなくなってしまい、結局最後は時間の余裕がまったくなくなって焦ってしまっていました。
――どのように乗り越えられたんですか?
トレーナーさんにどんな作品をつくろうか相談したところ、すぐにさまざまなアイディアを教えていただきました。その中で「動画あるある」であったり、「人が笑顔になれる作品をつくりたい」と考えたんです。
トレーナーのみなさんをターゲットにして、動画制作における「あるある」をまとめて制作しました。アドバイスをくださったトレーナーさんからも「おもしろい」って言っていただけたのは嬉しかったですね! その作品でクリエイターズオーディションに無事出場することができました。
▼千葉さんが制作された作品はこちら!
――音楽のリズムが癖になりますね。素敵な作品を共有いただき、ありがとうございます! 実際にクリエイターズオーディションに出場して企業様からの反響はいかがでしたか?
いくつかの企業様より、ありがたいことにお声がけいただきました! ソーシャルゲームのWeb動画広告ディレクションを主におこなっている企業様やYouTubeの漫画系人気チャンネルを運営している企業様、今回の内定先などですかね。
――すごいですね! 内定先はどちらの企業様ですか?
「株式会社あつまる」です。主に集客、新卒採用、企業フィロソフィのDX支援をおこなっているマーケティング会社です。お客様が求めている見込み客を効率的に獲得するためのマーケティング戦略分析・提案・実施、定期コンサルティングと、情報収集整理から戦略の分析および立案、実施から改善に至るコンサルティングまで一貫性を持っておこなっています。
動画クリエイターの仕事内容ですと、例えば新卒採用のDX支援であれば、依頼があった企業様の新卒採用サイトに掲載するオフィス・事業の紹介動画や、社員のインタビュー動画、採用イメージ動画、説明会集客動画の制作などを制作しており、他にも社内イベントの告知動画やYouTube動画など、制作内容の幅は多岐に渡ります。
――幅広い分野で動画クリエイターとして活躍できそうですね。株式会社あつまる様に決めた決め手は何でしたか?
直接社員の方とお話ししたり企業訪問をした際に、社員の皆さんが生き生きと働いていると感じたからです。ベンチャー企業で若い方が多いというのもありますが、企業フィロソフィがしっかりと形成されており、それが社員にも浸透していて仕事への熱量の高さを感じました。
私も安定していたSEを辞めるくらいに覚悟を持って映像クリエイターを志望していたので、その熱量の中に飛び込みたいという気持ちが強くなり、株式会社あつまるに決めました。
――千葉さんの方向性と企業様の方向性がマッチングした良い転職になったんですね。まだ入社したてだとは思いますが、どのような仕事を任されているのですか?
最初の課題として公式チャンネルのオープニング映像とエンディング映像の制作に取り組んだり、自社イベント宣伝用の広告動画を編集する仕事をしています。今後はアニメーションを用いた事業内容の紹介動画や、新卒採用向けサイトで流す企業イメージ動画の編集などもおこなっていく予定です。
ゆくゆくは実力を付けて、「こういう映像を作ってみたいから案件を取ってきて欲しい」とプロデューサーに依頼できるようになれればと考えています。
――おー! 入社してすぐ動画制作に携わられているのですね! デジLIGで学んだスキルやデザイン力は活かされていますか?
技術的な部分やショートカット等の知識はもちろん、トレーナーさんとのやり取りを通して学んだ「映像を見た人がどのように感じるか」を意識しながら作ることが活かされているように感じます。
デザインの知識はデジLIGで授業を受けたといってもまだまだひよっ子なので、社内のデザイナーの方に都度ご指摘を受けながら試行錯誤していますが、デザインを構成する考え方の部分がデジLIGでだいぶ成長できたと実務を通じて実感できています!
――デジLIGでの学習が生の現場で活きていて、嬉しい限りです!
勇気を持って、正しいと思った道を信じて進んで
――実際にでデジLIGを卒業され転職をされた千葉さんから、これから動画編集を学ぼうと考えている方に向けてメッセージをお願いいたします。
「未経験から動画クリエイターを目指す」。そのために何よりも大事なのは、「勇気を持って、正しいと思った道を信じて進む」ことだと思います。
今の仕事を続けるか動画クリエイターを目指すか迷っている人は、「今の仕事を続けて今後の人生に満足できそうか?」と自問自答をして、しっかり首を縦に振ることができないならスッパリと仕事を辞める勇気を持つことも大事です。
転職するにもフリーでやっていくにも、未経験から転職できるスキルを高めていくのに一番必要になってくるのは「熱量」なので、迷いのない状態を作るために道を一本に絞ってしまうのが自分の身を引き締めるうえで一つの手段として有効だと思います。ただし、ただ勢いで辞めるのではなく、キチンと転職までの道筋を立ててから辞めることをお勧めします。
それと技術的な面でのアドバイスですが、どんな動画を作るにせよ、動画を構成する要素一つひとつに「なぜその要素を入れるのか?」の理由を考えるようにしましょう。基本的な場合、動画を作る動機は「誰かに何か感じてもらいたい、知ってもらいたい」といったように目的やターゲットが存在すると思います。その目的をしっかりと考えることや、ターゲットへ確実に自分の狙いが刺さるように動画の細部まで理由付けすることが大事です。
同様に好きな動画やデザインを分析する際も、それを見て「自分がどう感じたか?」「その要素のどの部分がそう感じさせたのか?」などの制作者の意図を考えるとさらに動画編集スキルが上達すると思います。ぜひ頑張ってください!
さいごに
転職を目指してストイックに学習に取り組み、見事転職を勝ち取り動画クリエイターとして活躍されている千葉さんにインタビューしました。
インタビューのなかで、好きなことを仕事にできている千葉さんが非常に幸せそうに感じました。千葉さんは、人生の中で1番時間を費やすであろうことが仕事で、その時間を充実させられるのは好きなことをやることだとも語っていました。「好きなこと=動画制作」である千葉さんにとって、デジLIGがお役に立つことができ、非常に嬉しく思います。
デジLIGでは、Webクリエイター・動画クリエイターを目指す方を応援しております! スクールでの学習を検討されている方は、ぜひお気軽に無料個別説明会へお越しください!