エンジニア引き止めセミナー資料
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こんにちは、LIGブログ編集部です。

ビジネスシーンに欠かせないもののひとつとして敬語があります。しかし、正しく使えている自信がある人は少ないのではないでしょうか。今回は、間違えやすい敬語の実例と模範解答をまとめました。これらを参考に、正しい敬語が使えるビジネスパーソンを目指しましょう。

※ こちらの記事は、2015年9月3日公開の記事を再編集したものです。

【前提】敬語が大切な理由

ビジネスに限らず社会生活全般において、敬語表現というものは非常に大切です。いくら態度で敬意を表していても、敬語がきちんとできていなければ相手に不快感を与えてしまうからです。

そもそも敬語の間違いが多いとビジネスパートナーとして信用されず、それが原因で商談が上手くいかなくなる、ということも十分考えられます。ただ、尊敬語・謙譲語・丁寧語の違いはもちろん、実は敬語ではないのに(まるで敬語であるかのように)用いられるのが慣習になっている言葉の存在など、敬語を正しく使うのは本当に難しいことです。

敬語の種類

敬語は大きくわけると「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」の3種類があります。丁寧語は語尾に「です」「ます」とつけるのが特徴です。尊敬語と謙譲語は誰の動作かによって違いがあります。主語が自分の場合は謙譲語、相手の場合は尊敬語を使用します。尊敬語は相手を直接立てることで敬意を伝え、謙譲語は自分がへりくだることで相対的に相手を立てます。以下で具体例を紹介します。

丁寧語 尊敬語 謙譲語
する します なさる・される いたす・させていただく
言う 言います おっしゃる・言われる 申す・申し上げる
行く 行きます いらっしゃる・おいでになる うかがう・参る
来る 来ます いらっしゃる・おいでになる・お越しになる うかがう・参る
いる います いらっしゃる・おいでになる おる

よくある敬語の間違いと模範解答

二重敬語

二重敬語は間違えることがもっとも多い敬語表現です。すでに敬語である言葉に別の敬語を重ねていることを指します。以下で具体例と模範解答を紹介します。

間違い 模範解答 解説
どうぞお召し上がり下さい どうぞ召し上がって下さい 召し上がるという尊敬語に「お〜になる」をつけたものでなので、二重敬語になる
おっしゃられる通りだと思います おっしゃる通りだと思います おっしゃるだけで尊敬語なので、「られる」をつけると二重敬語になる。同様に、おっしゃられました、ではなく、おっしゃいました、が正しい表現
ご覧になられる ご覧になる ご覧になるだけで尊敬語。尊敬語の「れる・られる」が重なっているため二重敬語
お客様がお越しになられました お客様がお越しになりました 「お越しに」「なられる」がそれぞれ尊敬語のため、二重敬語

上司やお客様に使うのは失礼な言葉・表現と模範解答

腕を組んでいるスーツ姿の男性の写真

以下、同僚や後輩に対して使う分には問題ないのですが、目上の人に対して使ってはいけない言葉や表現を紹介していきます。日本語としては必ずしも間違っているわけではないぶん、失礼な印象がほかよりも高くなるもしれません。

失礼な言葉・表現 正しい言葉・表現 解説
ご苦労さまです お疲れさまです 「ご苦労さま」は目下の人に対して用いる言葉
了解しました 承知しました・かしこまりました 「了解しました」は敬意のないフランクな表現
しばらくぶりです お久しぶりです・ご無沙汰しておりました 「しばらくです」は同僚や目下に対して用いる表現
いつもお世話様です いつもお世話になっております 「いつもお世話様です」は目上の人に用いるべきではない表現
ご一緒します お供させていただきます 「ご一緒」という言葉は、対等な関係で使われるもの
大変参考になりました 大変勉強になりました 「参考」という言葉が、自分の考えを決める際の足しにするといった表現のため失礼にあたる
すいません ありがとうございます・申し訳ございません 「すいません」は「すみません」の口語として定着したため、目上の人に用いるには失礼な表現
わが社 弊社・当社 外向けに使ってしまうと偉そうな印象を与える
なるほどですね おっしゃるとおりです 「なるほど」自体が目下の人に対して使うもの
おわかりいただけたでしょうか ご理解いただけたでしょうか わかりましたか、という意味になり、目上の人に使うには失礼な表現
お座りください お掛けください 犬のお座りのイメージがあるため失礼な表現にあたる
どうしますか いかがいたしますか 「どうする」という言葉には敬意が含まれていないため
させていただいております しております 「させていただきます」「〜いただいております」は、基本的には「自分のすることが相手に良い影響を与えるとき」「相手の許可が必要なとき」にのみ使える表現です。相手が頼んだわけでもない場面での使用は失礼な印象を与えてしまうこともあります

敬意の対象が不明確となってしまった言葉・表現と模範解答

クエスチョンマークが書かれた紙を持っている手

謙譲語の使い方などで、会話やメールの中での敬意の対象が不明確になってしまった言葉や表現は、非常に多いと思われます。相手に敬語を使おう、と意識しすぎた結果、かえって失礼なことになってしまう典型的なパターンのものを紹介します。十分注意しましょう。

間違い 模範解答 解説
申されていました おっしゃっていました 申されるのうち「申す」は謙譲語で、「れる」尊敬の助動詞のため不適切
ご拝受いただければ幸いです × 拝見させていただきました
○ 拝見しました
× 拝見されましたか 
○ 目を通していただけましたか・ご覧になりましたか
「拝」という表現自体が、つつしんで、というような意味を持つ謙譲語なので、相手の行為に対して使うのは間違い
一緒に参りましょう お伴いたします・ご案内いたします 参る」は謙譲語なので、誘った相手も一緒にへりくだる表現となってしまう
○○様が参られています ○○様がお見えです 謙譲語の「参る」を相手に使ってしまっているため不適切
(他社の相手に対しての)本日は休みをいただいております 本日休みを取っております 「いただく」は自社に対しての敬意の表現
○○様でございますね ○○様でいらっしゃいますね ございますは丁寧語ではありますが尊敬語ではないので、相手の名前につけてしまうのは間違い
あなたが申されたように あなたがおっしゃいましたように 「申す」は謙譲語のため相手に使うのは不適切
あの件についてうかがっていますか あの件についてお聞きになりましたか 「うかがう」は謙譲語のため相手に使うのは不適切
花に水をあげる 水をやる 「あげる」というのは「やる」の謙譲語のため不適切
おられますか? いらっしゃいますか? 「おる」は自分がへりくだるときの表現
どちらにいたしますか? どちらになさいますか? 「いたします」が謙譲語のため相手に使うのは不適切
上司にも申し上げておきます 上司にも申し伝えておきます 社外の人に対して、自分の上司を持ち上げる表現は使わない
資料をご持参ください 資料をお持ちになってください 「持参」は謙譲語になるので、相手への用法としては使えない
お客様をお連れしました お客様をご案内いたしました・お見えになりました 「お連れしました」ではお客様ではなく、その報告相手に対して敬意を払っていることになる
お求めやすい商品です お求めになりやすい商品です 求めるの尊敬語は「お求めになる」
これで結構でしょうか これでよろしいでしょうか 「結構」はこちらの問いかけに相手がOKを出すとき、つまり相手がこちらに返す言葉
ご注文の品はお揃いになりましたか ご注文の品は、以上でよろしいでしょうか お揃いが料理に対しての敬語

本当は誤っているにも関わらず、いつの間にか定着してしまった言葉・表現と模範解答

目かくしをして立っている女性の写真

本当は誤っているにも関わらず、オフィスやお店・レストランなどを中心に、生活の中で当たり前のように使われ続けた結果、定着してしまった言葉や表現も数多く存在します。ここではその代表的なものを紹介していきます。

間違い 模範解答 解説
~のほう × 私のほうで担当いたします
○ 私が担当いたします
単純に日本語としておかしい表現
御社について存じ上げております 御社について存じております 「あげる」は持ち上げるべき相手がいるときに使う表現になるため、対象が人であれば「存じ上げている」で問題ないのですが、人以外に対しては使わない表現
お体をご自愛くださいませ ご自愛くださいませ 「自愛」に「体を大事にする」という意味が含まれている
~になります × 会議の資料になります
○ 会議の資料でございます
「〜になります」といのは、基本的には物が変化していく様子を表す言い方で、敬語ではない
各位様 ○○各位・お客様各位 「各位」自体が「皆様」を意味する
(役職名)+様 ○○社長・社長の○○様 役職に敬称をつけるのは誤り
お名前をちょうだいできますか お名前をうかがってもよろしいでしょうか お名前をお聞かせいただけますか」「お名刺を頂戴できますか」が合成されてできた造語
とんでもございません いいえ、とんでもないです 「とんでもない」で1つの単語なので、これを2つに分けて「ない」の部分だけを「ございません」に変えることはできない
今お時間よろしかったでしょうか 今お時間いただいてもよろしいですか 相手が今話せる状況にあるかどうか聞くのは礼儀ですが、「よろしかった」というのは過去形のため間違い

まとめ

指を口元にあてて思考を巡らせている女性

いかがでしたでしょうか。

もちろん、ここで紹介できていない間違った敬語の使い方の例は無数にあります。

態度と違い、いくら気持ちが込められていたとしても、やはり敬語の間違いはマイナスの印象を与えてしまいます。だからこそ、最低限のルールを学んでおくとともに、正しいかどうか微妙な敬語は別の表現に言い換えるなどの工夫が、ビジネスシーンでは求められます。

気にする・気にしないは個人によって差がありますが、やはり相手を敬うという気持ちがビジネスマナーの基本である以上、敬語はしっかり身につけておきたいものです。今回のまとめがその一助となれば幸甚です。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました。お互いビジネスマナーの基本を忘れず頑張りましょう。

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