リスキリングを個人で!受けられる補助金や学習方法を紹介

リスキリングを個人で!受けられる補助金や学習方法を紹介

Shota Utsunomiya

Shota Utsunomiya

こんにちは!「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(通称:デジLIG)」運営の宇都宮です。

ニュースやSNSなど様々な場面で「リスキリング」という言葉を目にすることはありませんか?
テクノロジーの進化により、ビジネスモデルにも変化が起こっている現代において、非常に注目が集まっています。

今回は、リスキリングの重要性や、個人で受けられる補助金、実際にキャリアチェンジを実現した方の実例も紹介していきます。

「新たにスキルを身につけてキャリアチェンジ・キャリアアップを目指したい!」と考えている方はぜひ参考にしてみてください!

リスキリングとは

リスキリングは学び直しのことで、技術の進化やビジネスモデルの変化に合わせて、自身の価値を高められるように、新たな知識・スキルを学ぶことで、経済産業省では下記のように定義されています。

「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」

引用:経済産業省 「第2回 デジタル時代の人材政策に関する検討会」

リスキリングによって、これからも企業に求められるスキルを身につけることで、キャリアアップ・キャリアチェンジへつなげられるでしょう。

リスキリングの重要性

リスキリングがなぜ重要なのか、注目されている背景や個人がリスキリングによって受けられるメリットについて説明していきます。

テクノロジーの進化による未来へ対応する

リスキリングが注目される背景には、テクノロジーの進化や企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進などにより、ビジネスモデル・求められるスキルが大きく変化したことがあります。
DX(デジタルトランスフォーメーション):企業がデジタル技術を活用して、業務プロセスを改善したり、製品やサービスに変革をもたらし、自社の競争力を高めること

近年では、ChatGPTなどのAI技術やロボットの発展が著しく、従来は人の手によっておこなわれていたことも代わりにできるようになってきました。この影響で、近い将来ニーズが低くなる職業があったり、新しく生まれる職業ができたりすることが予想されています。

時代に合ったスキルを身につけ、次世代でも必要とされる人材として活躍していくためにも、リスキリングが重要となってきます。

個人のリスキリングで考えられるメリット

リスキリングによって考えられるメリットは、企業と個人でそれぞれあります。企業の場合は、従業員のスキルアップによる業務効率化や、既存の組織では考えられなかったような新規事業やアイデアの創出が期待できるでしょう。

関連記事:リスキリングにおける企業の注意点・導入ステップの解説

一方で、本記事で紹介する個人でのリスキリングにおいては、次のようなメリットが考えられます。

①キャリアを開くことができる

リスキリングにより新しいスキルを身につけることは、自身を成長させるとともに、視野を広げることに直結します。

勤めている企業において、業務の効率化・生産性の向上を実現し、新たなアイデアを生み出すことで、業務の幅を広げ、キャリアアップが見込めるでしょう。

また、習得したスキルを活かすことで、自身の興味のある分野や適正に合わせた仕事を見つけ、別業種へのキャリアチェンジなども可能です。

②転職において市場価値を高められる

リスキリングを通じて、転職市場で需要が高いスキルを身につけることで、自身の市場価値を高め、転職を有利に進められることもあるでしょう。

DXを推進する企業の増加や、WebサイトやSNSを通じたコミュニケーションが一般的となっている現代において、専門的な知識を持った人材のニーズは高まっています。

現在の仕事で習得した知見やスキルと、リスキリングで新たに習得したスキルを掛け合わせて、企業の求める人材を目指すことで、年収アップを実現できる可能性も高くなります。

個人でリスキリングに使える補助金

ここまで、リスキリングの重要性やメリットについて説明してきましたが、費用面について気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

専門性の高いスキルでは、スクールでの講座の受講が必要なものもあり、スキルを習得するための費用が高額になることもあります。

スキル習得にあたり費用面がネックとなっている方も、補助金を活用することで、受講費用を抑えてスキルアップが可能です。

①教育訓練給付制度

個人で受けられる補助金には「教育訓練給付制度」があります。

個人の能力開発・再就職・雇用の安定を目的としており、厚生労働省が指定している講座を修了すれば、支払った受講料の一部が支給されます。
出典:厚生労働省「教育訓練給付制度」

事前にハローワークでの受給資格確認や申請などが必要で、給付金の対象となる教育訓練は、一般教育訓練、専門実践教育訓練、特定一般教育訓練の3種類があります。

対象となる講座については、厚生労働省が発表している「教育訓練給付の講座指定の対象となる主な資格・試験など」をご確認ください。

②リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業


出典:経済産業省|リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業

「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、転職を経たキャリアアップを目的として、新たなスキルを身につける方への、経済産業省による支援制度です。

参画している補助事業者より、キャリア相談・リスキリング講座の提供、転職支援の3つのサービスを一貫して受けることができ、一定の条件を満たすことで、受講費用の補助を受けられます。

WebデザインスクールであるデジタルハリウッドSTUDIO by LIGも対象となっております。

受講料補助の内容と条件

受講修了で得られる補助(50%)と、転職・就業継続による追加補助(20%)を合わせて、最大70%の補助が受けられます。

受講料補助を受けるためには、補助事業者が定めている修了規程(課題の提出や合格・カリキュラム受講率などを設定)や、キャリア面談への参加回数を満たすことが必要です。

追加補助を受けるためには、補助事業者の転職支援サービスを活用して内定を獲得したうえ、1年間は継続して就業する必要があります。

受講料補助の対象

対象となるのは、正社員、契約社員、派遣社員、パートやアルバイトなど、企業等と雇用契約を締結している方であり、雇用主の変更を伴う転職を目指している方です。

「直近での転職は考えていないが、副業から始めてから、転職を検討している」という方は対象で、年齢制限もありませんので、多くの方にスキル習得・キャリアチェンジを目指していただくことができます。

ただし、経営者やフリーランス、公務員の方、現在無職の方や、講座受講だけが目的で、転職などキャリアチェンジを一切考えていない方は対象外となります。

補助金の対象となるおすすめスクール

個人でリスキリングに使える補助金を活用することで、費用を抑えてスキルアップが実現でき、対象となっている講座は転職サポートがついていることが多いので、キャリアチェンジを目指している方にもおすすめです。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業や、教育訓練給付制度の対象となるスクールをいくつか紹介していきます!

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG【Webデザイン・動画編集】

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG

補助金対象で評判の良いスクールであれば、ぜひデジタルハリウッドSTUDIO by LIG(通称:デジLIG)をご紹介させてください!

デジLIGは、国内外で活躍するクリエイターを数多く輩出している「デジタルハリウッド」と、制作実績が豊富な「株式会社LIG」が提携して運営しているクリエイター育成スクールです。

Webデザインや動画編集のカリキュラムを持ち、上野・池袋・北千住・町田・大宮・川崎に校舎を構えております。通学だけでなくオンライン受講との組み合わせも可能で、多くの社会人にご利用いただいています。

制作会社だからこそ提供できる独自カリキュラムや、現役クリエイターによるオリジナル授業にて、現場で求められるスキルを身につけることができます。

卒業後も、就職・転職サポートをおこなっているので、転職を目指している方にも安心して学んでいただけます。

公式サイト→https://liginc.co.jp/studioueno

受講料金(税込) Webデザイナー専攻:517,000円
補助金活用時(70%適用)の負担額:188,000円(税込) ※329,000円補助
ネット動画ディレクター専攻:317,000円
補助金活用時(70%)の負担額:128,000円(税込) ※224,000円補助
その他にも多くの講座が補助金対象となります。
受講期間 3ヶ月〜12ヶ月
※複数の講座を組み合わせても補助金対象となります
転職サポート キャリアカウンセラーによるキャリア面談、履歴書・職務経歴書添削、面接対策、ポートフォリオ制作サポート、企業紹介など

 
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DMM WEBCAMP【エンジニア】

出典:DMM WEBCAMP エンジニア転職

DMM WEBCAMPエンジニア転職は、未経験者に特化した学習カリキュラムや、ビジネス研修により、エンジニア転職を実現できるプログラミングスクールです。

受講生へのアンケートや、企業への聞き取りから近年のトレンドなどを取り入れながら、常に最新で未経験者に最適化されたカリキュラムを提供しています。

さらに、ビジネス研修として、伝達力や読解力、問題解決力など、ビジネススキルも身につけられます。

受講料金(税込) 就業両立コース:889,350円
補助金活用時(70%適用)の負担額:329,350円(税込) ※560,000円補助
専門技術コース:910,800円
補助金活用時(70%)の負担額:128,000円(税込) ※560,000円補助
受講期間 4ヶ月〜6ヶ月
転職サポート 専属キャリアアドバイザー、キャリアコーチング・自己分析、書類添削、面接対策、企業スカウト、求人提案、ポートフォリオ作成、ビジネス研修など

ヒューマンアカデミー【Webデザイン・その他】

出典:ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーは、就職支援が評判の資格取得・就転職の総合専門校です。来校とオンラインを併用して学習ができ、新宿、銀座、横浜など全国に29教室もあるため、自宅近くの教室を探すことができます。

Webデザインなどのクリエイターを目指す方向けの講座だけではなく、キャリアコンサルタント養成講座なども補助金を活用することもできます。

受講料金(税込) Webデザイナー総合コース:766,899円
補助金活用時(70%適用)の負担額:278,872円(税込) ※488,027円補助
動画クリエイター総合コース:470,752円
補助金活用時(70%)の負担額:171,183円(税込) ※299,569円補助
受講期間 6ヶ月〜12ヶ月
転職サポート キャリアコンサルタントによる面談、書類添削、面接対策、無料の企業説明会、求人紹介、グループ内人材派遣会社への登録など

テックアカデミー【Webデザイン・エンジニア】

出典:テックアカデミー

テックアカデミーは、副業や転職といった目的に応じたサポートを受けることができるプログラミングスクールです。
受講期間が8週間〜と自分のスケジュールに合わせて、学習を進められることや、転職サポートもオンラインで完結するため、全国どこからでも受講できるのもポイントです。

受講料金(税込) Webデザインコース(16週間):526,900円
補助金活用時(70%適用)の負担額:191,600円(税込) ※335,300円補助
エンジニア転職保証コース:547,800円
補助金活用時(70%)の負担額:199,200円(税込) ※348,600円補助
受講期間 8週間〜24週間
転職サポート 専属キャリアカウンセラー、カウンセリング、書類添削、面接対策、求人提案など

リスキリングしてキャリアチェンジした実例

デジLIGでも、未経験からのキャリアチェンジを目指して、スクールでWebデザインや動画編集を学ばれており、多くの卒業生が異業種からの転職を実現されています。ここでは3名の実例をご紹介します!

実例①:紙媒体のデザイナーからWebデザイナーへキャリアチェンジ!

グラフィックデザイナーとして働きながら、Webデザインのスキルを習得されて、制作会社のWebデザイナーとしてキャリアチェンジを成功させた成田さん。

印刷・広告会社のクリエイティブチームに所属し、カタログや駅のポスターなどのデザインをされていましたが、紙からWebに流れが変わっている風潮を感じられ、Webデザインまでスキルを習得することで、今後の仕事の幅やキャリアの視野が広がると思い、学習を開始されました。

ジョブマッチングイベントを通じて内定を獲得された制作会社では、デザイナーとディレクターの垣根がそこまでない環境下で、Webデザインの制作を中心に、企画やディレクションにも関わられています!

実例②:教育業界から未経験でWebデザイナーへ転職!

未経験から6ヶ月の学習を経て、Webデザイナーに転職された三嶋さん。

教育業界でのお仕事にやりがいは感じていたものの、この先の働き方を考えたときにスキルを習得したいと思ったことや、教育業界で働く中で、どれだけいいサービスやコンテンツがあっても子どもに届いていないと意味がないなと感じていたことから、魅力的なものを発信する側になりたいと思ったことがきっかけで、Webデザインの学習を始められました。

転職サポートを受けながら、とことんこだわってポートフォリオを作成し、わずか1ヶ月の転職活動で内定を獲得!
現在は事業会社のデザイナーとして、サイトのMVやバナー作成、運用中のサイトのセッション推移の確認と改善など、さまざまな業務を担当されています!

実例③:タクシードライバーから動画クリエイターへ転職!

未経験でタクシードライバーから動画クリエイターとしての転職を実現させた中村さん。

タクシードライバーとして働いていた時に、コロナ禍で利用者が減ってしまったこともあり、このままドライバーを続けていこうかと考えた際に、新しいスキルを身につけたいと思ったことがきっかけで、もともと興味のあった動画編集の学習を始められました

転職活動では、自分の引き出しの多さを企業にアピールできるよう、自主制作にも積極的に取り組まれて、内定を獲得した企業では、幼稚園や製造業の企業PVの制作において、構成づくりや撮影、編集まで案件単位で担当されています!

まとめ

テクノロジーの進化やビジネスモデルの変化により、働き方も多様化している現代において、多くの方が「理想の働き方・キャリアを実現したい」と思うことがあると思います。
これまで、興味のある分野について、スキルを身につけたいけど何から始めればいいか分からなかった方や、費用面がネックとなっていた方も、個人でも受けられる補助金を活用して、一歩を踏み出してみませんか?

デジLIGでは、各校舎(上野・池袋・北千住・町田・大宮・川崎)とオンラインで毎日個別説明会を開催しています。
理想の働き方を実現するために、一人ひとりに合ったカリキュラムや学習の進め方を一緒に考えていますので、お気軽にご参加いただければと思います!

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Shota Utsunomiya
Shota Utsunomiya Digital Education / School Adviser / 宇都宮 翔太

愛媛大学を卒業後、地元の印刷会社にて、法人営業としてデザイナーと連携してパンフレットやカタログ・Webサイトの企画提案や進行管理などを担当。自身も写真を趣味としており、クリエイティブな分野に携わっていきたいと思いLIGに入社。現在はDigital Education部にてクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」の営業、運営企画、受講生のサポートを行う。

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