【人材紹介実績】圧倒的熱量で未経験からIT大手のWebデザイナーに転職

【人材紹介実績】圧倒的熱量で未経験からIT大手のWebデザイナーに転職

Shohei Osawa

Shohei Osawa

こんにちは、「デジLIG」の大澤です。当記事では人材紹介サービスの実績をご紹介します。

▼デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは?
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクールのこと。Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方向けのカリキュラムを展開しており、制作会社運営であることを生かした「プロ基準」の支援が強み。

デジLIGの受講生はクリエイターとして独立や就職を目指している方が多いのですが、「未経験者OK」のデザイナー募集は非常に少なく、どこも激戦です。

そんななか、デジLIG卒業生の西澤さんは、徹底的に作り込んだポートフォリオと入念な面接対策で選考に挑み、GMOメディア株式会社にデザイナーとして就職しました。

今回は同社を訪問し、採用を担当した岡本さん、出井さんと西澤さんにインタビューをしました。同社には採用の方針や選考のエピソード、また西澤さんには未経験で就職に成功した秘訣を伺いました!

▼GMOメディア株式会社とは?
IT大手GMOインターネットグループのメディア企業で、教育、美容医療、ゲームなどさまざまな分野のメディア開発・運営を行う。

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▲西澤さんへの卒業生インタビューはこちら!

応募は3年で400人。デザイナーに中途・未経験を採用する理由

大澤:まずは御社のデザイナーの採用状況について教えてください。 

▲GMOメディア株式会社 サービスデザイン部 部長 岡本さん

岡本:デザイナー採用は2014年から新卒で毎年2名ほど採用していまして、中途採用は2021年に始めました。ただデザイナー経験者は各社取り合いになっていて、状況は厳しい。そこで新卒採用で築いてきた社内の育成・サポート体制を生かし、未経験者の中途採用に取り組むことにしたのです。

他社では即戦力となる経験者を求める傾向が強いと感じます。ですが、それを逆手にとって優秀な未経験者を採用するチャンスだと考えたのです。

大澤:目の付けどころが素晴らしいですね。そこで方針転換できたのも、御社が新人育成に力を入れてきたからですね。

岡本:コンスタントに新卒採用を続けてきたことで、社内には20〜30代のデザイナーがたくさんいます。中途入社の方にとっては年齢が近い社員がいて安心できると思います。

大澤:受講生から「中途で職場の人とうまくやっていけるのか心配」という声をよく聞くので、そこまで考えてくれているとは驚きです。でも未経験者の募集となると、応募者はかなり多いのではないですか。

▲GMOメディア株式会社 サービスデザイン部 マネージャー兼 チーフデザイナー 出井さん

出井:そうですね。「業界未経験・実務未経験」の枠には2021年からの3年間で400人ほどの応募があり、7人を採用しました。うち5人が実務未経験者ですね。

大澤:400人!それだけの数をチェックするとなると、ある程度体系化された採用基準が必要になりますね。

岡本:一応20個ほどのチェック項目を設けています。主に人物像に関するものです。たとえば「周囲にポジティブな影響を与えられる」「フィードバックをきちんと受け入れられる素直さと謙虚さがある」「当事者意識が高い」といった点ですね。

大澤:どれもチームで働くときに大事な要素ですね。西澤さんにとっては初めての転職活動だったそうですね。今回はデジLIGの紹介というかたちで選考を受けましたが、どのような気持ちで挑みましたか。

▲GMOメディア株式会社 Web /UIデザイナー 西澤さん
デジLIGで「Webデザイナー専攻」コースを受講後、2023年8月にWeb/UIデザイナーとしてGMOメディア株式会社に入社。

西澤:正直、GMOメディアのような大手企業を受けるのは少し不安でした。でも全力でやってみて、それでダメなら仕方ありません。デジLIGの皆さんにたくさんアドバイスをいただいたので、その思いに応えるためにも「やるしかない!」という気持ちで頑張りました。

大澤:西澤さんの卒業制作は設計がしっかりしていて、企画書もとてもキレイでした。それを見て、デザインの見栄えよりも設計を重視するGMOメディアさんのカラーにマッチすると考えたんです。それに素直で、ブレがない人柄も魅力的でした。西澤さんなら未経験でも大手にチャレンジできると思い、推薦させていただきました。

ポートフォリオは作品の裏にある「伸びしろ」「考え方」を見る

大澤:今度はデザイナーの選考について少しお聞きしたいと思います。まず書類選考で「ポートフォリオ」をご覧いただくかと思いますが、そこの評価ポイントを教えてください。

出井:主に2点あります。1点目は「伸びしろ」です。ポートフォリオにはその人の現在のスキルが反映されますが、私たちはそれを作るのにどれくらい手間と時間をかけたのかといった、制作の裏側を想像します。すると応募者の「伸びしろ」が見えてくるんです。たとえ未経験でも、デザイナーとしての伸びしろが大きいと判断すれば高評価です。

2点目は「考える力」です。デザイナーの仕事というとデザインをしたりコードを書いたりするのがメインと思われがちですが、実はそれらは仕事全体の2割程度にすぎず、残りの8割はプロセスを考える作業です。ポートフォリオにしっかりとしたプロセスが描かれていれば、考えるのが上手だとわかります。

大澤:なるほど。西澤さんのポートフォリオはどのような印象でしたか。

岡本:全体的にすごくキレイで、デザインのバランスもよかったですね。スクールは短期間で一気に学習を進めるため、スクール出身者のポートフォリオは少し粗いものが多いんです。でも西澤さんのものは丁寧に作られていて、真面目な性格が読み取れました。グラフィックの情報のまとめ方も美しく、これならUIを作るのもうまいはずだと、伸びしろも見えました。

大澤:すごい、そこまで読み取れるのですね。実際、ポートフォリオを作るのにどのくらい時間がかかりましたか。

西澤:2カ月くらいかかりましたね。でもそれくらい手間をかけて作り込んだものにしないと、未経験である自分のスキル以上のレベルの会社には就職できないと思ったんです。制作に時間はかかりましたが、どうしても納得できるものを作りたかった。でも作っていて楽しかったので、全然苦ではありませんでした。

大澤:僕も西澤さんが何度も「ポートフォリオ見てください!」って持ってきたのを覚えていますね。本当にこだわって作っていたので、それがきちんと伝わって良かったです。

出井:「プロセスが描かれているかどうか」がしっかりと見えるポートフォリオでしたね。もちろんその辺りはデジLIGさんのサポートもあったのかなと思っていますが(笑)。

大澤:もちろん本人のこだわりや努力の賜物ではありますが、弊社では転職サポートとしてポートフォリオ作成や書類添削など、企業側が求める基準をしっかり伝えています。

伝説の3時間面接!怒濤の逆質問で伝えた、ありったけの熱量

大澤:西澤さんの最終面接は、なんと3時間かかったと聞いているのですが……(笑)。 本当でしょうか。

岡本:はい(笑)。最終面接は取締役との一対一で、大体1時間程度で終わるんです。でも西澤さんは1時間経っても取締役から終了の連絡がなかった。だんだん「もしかしたら取締役が西澤さんを泣かせてしまったのでは……?」と心配になってきて。思わず出井さんに「突撃してください!」って連絡しちゃいました(笑)。 

出井:私も心配になって様子を見に行ったら、西澤さんが泣いているわけではなく、二人で普通に話しをしていたんです。終わったのは面接開始から3時間後。二人ともフラフラでした(笑)。取締役も「これまで面接してきたなかで歴代最長だった」と言っていましたね。

大澤:3時間の面接は聞いたことがありません(笑)。実は僕もなかなか終了のご連絡がなかったので、心配になって西澤さんに電話していたんです。

岡本:全員が心配してた(笑)。

大澤:一体何を話していたんですか……?

西澤:実は取締役からの質問は早々に終わっていて、そこからは取締役にずっと逆質問をしていました。私は逆質問は自分の熱量を表せるチャンスだと考えているんです。だから思いつく限り、どんどん聞きました。

岡本:相当な熱量だったんでしょうね。「3時間も話し続けるなんて、一体どんな人なんだ!?」ってしばらく社内で話題になりました(笑)。まさに伝説的な面接でしたね。

受講生の潜在的な強みが引き出す、デジLIGならではの仕組み

大澤:今度は入社後について聞かせてください。デジLIGで学んだことで、現場で役に立っていることはありますか。

西澤:まず、マインド面では「自分が100%の出来だと思っても、周囲から見るとそうではない」という考え方ですね。100%の力でデザインするのですが、そこで時間をかけすぎず、できるだけ早く周囲からレビューをもらってブラッシュアップさせることを心がけています。もちろんスキル面でもWebデザインで必要なスキルを学べたことはとても役に立っています。

大澤:なるほど。ちなみにもっと勉強しておけばよかったという部分はありますか。

西澤:しいていうなら、もっとアウトプットをしておくべきだったと思います。私の場合、ポートフォリオを作るなかでスキルと制作スピードがアップしたので、その前からどんどんアウトプットしておけばよかったと思っています。

大澤:御社から見て、デジLIGに通っていたからこその強みだなと感じる部分があればぜひ教えてください。

岡本:まず実務に生かせるスキルや知識を学んでいるところですね。あとはスクールではみなさん同じ課題をやっていると思いますが、それをどう料理するかでその方の考え方が見えてくるので、弊社との相性を考える際の参考にしています。

出井:受講生の潜在的な強みをうまく伸ばしているなと感じますね。西澤さんの設計部分の強みも、デジLIGさんだからこそ引き出されたんだと思います。

大澤:嬉しいお言葉ありがとうございます。最後に、西澤さんにはGMOメディアさんでの目標を、岡本さん、出井さんには西澤さんに期待することをお話いただきたいと思います。

西澤:自分で施策を考えて、それを実行に移してみたいですね。LPの制作も挑戦したいです。あとは選考の際にお二人からサービスデザインに対する熱い思いを聞いていたので、そこにも携わりたいと思っています。

岡本:ぜひ挑戦してほしいですね。あとひそかに期待していることとしては、学生時代からSNSやブログでの情報発信を続けていると聞いているので、会社として取り組むことになったときには情報発信役を担ってほしいですね。

出井:西澤さんは周囲にポジティブな影響を与えられる力があるので、今後も期待しています。あとは自己実現をしていってほしいですね。

さいごに

大手の未経験者採用は狭き門ではありますが、スキルや人柄が企業側が求める人材像に合致し、ここで働きたいという熱い思いをちゃんと伝えられれば、西澤さんのように数十倍の倍率でもちゃんと採用に至ります。

デジLIGでは一人ひとりの受講生と向き合い、その人の強みを引き出して就職までつなげていけるようにしていきます。WebデザイナーやデジLIGに興味がある方は、ぜひ説明会にお越しください。

デジLIG公式サイトへ

また今回のように、クリエイターを採用したい企業に人材をご紹介することも可能です。人材をお探しの際は、お気軽にお問い合わせください。


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Shohei Osawa
Shohei Osawa Digital Education / School Adviser / 大澤 昇平

大学卒業後、大手テーマパークホテルへ新卒入社。人事として中途・新卒・パートアルバイト採用業務に従事。その後転職し、ホテル・観光業特化型の採用支援を行う人材事業に携わり、国内のみならずワールドワイドに人材採用支援を経験。同社にて経営企画責任者を経験後、2022年2月からLIGへ入社し、人材に関する経験から「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」のクリエイター育成とキャリアサポート、事業企画に携わる。

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