動画編集の仕事内容は?魅力や働き方・スキル習得の方法まで徹底解説

動画編集の仕事内容は?魅力や働き方・スキル習得の方法まで徹底解説

Taiga Akiyama

Taiga Akiyama

こんにちは! Webクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(通称:デジLIG)」運営スタッフの秋山です!

動画編集の仕事内容については、普段の生活で触れる機会は少なく「興味はあるけど実情はよくわからない……」という方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は動画編集者の仕事内容や働き方など、ご紹介していきたいと思います!

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動画編集の仕事内容を知ろう

一言で「動画編集・動画制作」と言っても、やることは様々です。1本の動画を作成するために、具体的にどの様な仕事があるのでしょうか?

5つの流れに沿って、紹介していきます。

動画編集の仕事の流れ
  1. 企画・構成
  2. 撮影
  3. カット・編集
  4. BGM、ナレーションの追加
  5. 書き出し、納品

1.企画・構成

動画編集をする前にまず、「どのような動画を作りたいのか」企画や構成を考えなければなりません。依頼主のニーズや困りごとをヒアリングをして最終的なゴールをすり合わせながら、アイディアを出していきます。

「どのような媒体で公開するのか」、「ターゲットはどうするのか」、「撮影は必要なのか」、「イラストやアニメーションは入れるのか」など、依頼主のニーズをしっかりヒアリングし、提案を重ねていきます。完成形のイメージをすり合わせていき、絵コンテやシナリオを作り上げ、この後の工程の準備を整えます。

2.撮影

撮影した映像や静止画などの素材は依頼主から支給される場合もありますが、必要に応じて新たに撮影から請け負うケースもあります。

作品の規模にもよりますが、キャストやカメラマン、音声といった技術者や、カメラや照明などの機材などの手配、撮影現場の確保、ロケハン、リハーサルなどが必要になります。

撮影の規模によって自分一人またはチームを作って進める場合もありますが、効率よく進行していくために前述した構成・シナリオはしっかりと作り、事前の準備を万端にしておきましょう。

3.カット・編集

撮影した映像や画像、音声などの素材が準備できたら、編集に入ります。不要な部分をカットし、シーンを繋ぎ合わせ、必要に応じてテロップを追加していきます。

テロップも動画の内容に合わせて、大きさや色、フォントの種類などを選択することで、より魅力的な作品に仕上がっていきます。

4.BGM、ナレーションの追加

編集が完了したら、BGM(バックグラウンドミュージック)やナレーション、効果音などの音を入れていきます。このBGMやナレーション次第で、動画の雰囲気は大きく変わります。

動画のイメージに合わせて音楽を選択することが重要ですし、動画の種類によっては効果音をプラスすることで、より見やすく、魅力的な作品に仕上がります。

5.書き出し、納品

ミスなどがないか確認をおこない、編集作業が完了できたら、最後に「書き出し」をします。希望の納品形式に動画ファイルを変換をして、完成となります!

▼動画編集の注意点などは、下記の記事でも紹介しておりますので是非参考にしてみてください!

動画編集の仕事の工程は上記が主な流れとなりますが、すべてに携わる場合もあれば分業的に関わる場合もあります。所属する会社や、案件によっても変わるでしょう。

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動画編集の仕事の魅力

成長市場である

一つ目のメリットとしては、動画の需要は現在右肩上がりであり、今後も成長が期待されるていることが挙げられます。実際に皆さんもその勢いを実感されているのではないでしょか?

成長の要因としては、動画配信サービスの増加や、SNSを使った動画広告の出稿の拡大、テクノロジーによる通信速度の加速など様々な点が挙げられます。

令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査出典:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

総務省の調査によると「YouTube」はほとんど世代が利用しており、60代でも約6割の方が視聴しています。
 

【令和元年度】主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)【令和2年度】主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)
出典:総務省 令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

また令和元年〜2年の傾向を見ても1年でSNSの利用者数は増えており、TikTokは全年代で増加していることがわかります。

 

動画広告市場規模推計・予測<広告商品別>(2020年-2025年)” width=”1310″ height=”664″ />出典:<a href=サイバーエージェント、2021年国内動画広告の市場調査を発表

上記の調査によると、国内動画広告市場はまだまだ成長段階であり、2022年の5,497億円から3年後の2025年には1兆円を超えると見込まれています。今まさに追い風を受けている業界であると言えるでしょう。

こうした需要にはあるものの、動画クリエイターは慢性的に人手不足とも言われています。動画編集を可能とする人材が様々な業界で必要とされている点は、大きなメリットと言えるのではないでしょうか

自分のアイデアを形にできる

動画制作は、非常にクリエイティブなお仕事です。自由度が高いため、頭を悩ませることも多いですが、オリジナリティを活かせるぶん、楽しさも感じられるはず。

前述したような制作工程の中で、クライアントの要望や悩みに対して、ご自身のアイデアを実際に動画として形にできること、またクライアントに喜ばれたり、多くの人を感動させたりできる面白さがあります。

自分が作った作品を様々な場所で展開し、多くの方に視聴してもらい、反響が得られる経験は大きな達成感を感じるはずです。

時間的融通が効くので副業でも稼ぎやすい

動画編集の仕事は、個人的な仕事にも活かしやすいメリットもあります。副業として収入を増やしたり、本業フリーランスとして自身で仕事量や単価を決めて働いたりすることも可能です。また、編集作業だけのお仕事だけであれば、PC一台でどこでも作業が可能で効率的なのもポイントの一つ。

もちろん責任も生じるため、無理のない計画性と調整力も必要ですが、好きな場所や時間で仕事ができるのは、大きなメリットと言えます。

動画編集の副業については、下記ご参考ください!

未経験でもスキルが習得できる

クリエイティブな仕事というと魅力的である一方で、専門技術やセンスも必要で難しそうな印象もあります。しかし、動画編集の基本的なスキルは未経験からでも習得できます

まずは基礎からマスターし、多くのアウトプットを重ねていくことで、新しいテクニックや表現アイデアなどを増やし、コツコツとお仕事に繋げていくことが可能です。

動画編集者の働き方

動画市場は需要の高い業界であるものの、働き方も気になるところ。動画クリエイターの働き方は、大きく分けて二つあります。それは、「企業に就職」するか、「副業・フリーランスとして個人で活動」のどちらかです。

それぞれの働き方や特徴についてご紹介していきます。

企業に就職する場合

映像制作会社や広告代理店、テレビ局、ゲーム制作会社などに入社して会社員として働く方法です。

就職活動をして就職するか、アルバイトから始めて実力を認めてもらい、社員として就職するパターンなどが中心です。

編集業務だけでなく、アシスタントとして撮影現場に出て補助的な仕事をすることも多いです。企業や案件によっては多忙な現場にもなり得るので、ある程度の心構えをしたほうが良いでしょう。

基本的にクライアントの動画編集を請け負いますので、「納期」や「顧客対応」に追われること、クライアントの意向に左右されやすい特徴があります。

CMや番組、映画など、締め切りに合わせて完成させなければいけないので、撮影を終えた後に徹夜で編集作業を行う場合もあるでしょう。しかし、企業だからこそ習得できるスキルや経験は多いにあります。

先輩クリエイターが多い環境であるので、技術向上や人脈形成の場として非常に有意義です。大手の企業であれば、大規模なプロジェクトに関われるかもしれません。

個人で活動する場合

一方で、企業に属さずに個人で活動するケースもあります。本業にプラスして副業で取り組む方も多いですが、「将来的にはフリーランスとして自由に仕事したい」と考えてる方も多いはず。

個人で活動する場合、働き方は案件やその人のスキルにより様々で、撮影から関わることもあれば分業的に編集だけを請け負うこともあります。いずれの場合でも「クライアントの動画編集を請け負う」という点では企業で働く場合と同じなので、納期が厳しいケースや突発的な修正依頼など柔軟な対応が求められることもあるでしょう。そのため、スケジュールの管理が重要になります。

また、不規則な生活になりやすいので、ご自身の体調管理も注意したいポイントです。

なお、実績の少ない駆け出しの頃は、仕事量の割に報酬が少なめ……と感じるケースは多いでしょう。やはり最初から単価が高い案件に取り組むことは難しいので、まずは実績を増やすことが重要になります。今はクラウドソーシングやSNSなど、案件獲得の間口は広がっているので、まずは色々な仕事にチャレンジをすることが大切です。

実績を増やせば、人脈も増えて仕事をもらえたり、徐々に単価があがり収入の安定にもつながるでしょう。なお、初めはどうしても収入が不安定になりやすいため、まずは制作会社などに入り実績や経験を積んでから独立をしていくほうが安心かもしれません。
 

以上が企業と個人での、主な働き方の特徴でした!

では動画クリエイターになるために、どのような準備をしていけば良いのでしょうか。次項目では、動画編集者に必要なスキルについて解説します。

動画編集者になるには?

必要なスキル

動画制作全体でみると様々な工程があり、企画力や撮影スキル、チームで制作する場合はコミュニケーション力も必要ですし、個人で仕事する場合は営業力も大切な要素です。また編集の仕事においては、専用のソフトが使えることが大前提となります!

動画編集の現場で多く使われているのが、「Adobe Premiere Pro」です。テレビや映画業界、有名なYouTuberもこのソフトを利用して動画編集をおこなっています。

また、実写だけでなくアニメーションやエフェクト(効果)を使った表現に必要なのが、同じAdobeの「After Effects」です。こちらも多くの現場で使われているソフトで、動画編集を仕事にするために必須となります。

その他に、Adobe IllustratorやAdobe Photoshopなどの、デザインソフトも使えると仕事の幅が広がります。画像やイラスト素材の加工・編集もできるデザインスキルがあったほうが動画のクオリティも上がるため、この2つもある程度カバーできるといいでしょう。

スキルを習得する方法

動画編集者になるには、上記で紹介したようなソフトを扱えるようになるのが必須になりますが、どのように習得していけば良いのでしょうか。

学習方法としては、独学で学ぶ方法と、専門学校やスクールに通って学ぶ方法を2パターンがあります。それぞれのメリット・デメリットをまとめたので、ご覧ください。

独学で身につける

最近では、動画編集のノウハウを紹介する無料コンテンツも増えて、気軽にチャレンジできるようになりました。他にも、書籍や買い切りタイプの教材を活用して、自分のペースで学習を進める方法もあります。

独学で学ぶ場合、かかる費用はツールの利用料金や書籍代のみで、コストが低いことがメリットとして挙げられます。

ただ、自分ですべて進めるので、教えてくれる人が身近におらず効率的な学習が難しく、目的実現までの計画性と、時間と自走力を要する傾向があります。さらにフィードバックのない環境なので作品の良し悪しが判断しにくく、クオリティのレベルアップやモチベーションの継続にも不安があります。

専門学校・短期間のスクールに通う

独学とは違い、講師のもとでカリキュラムに沿って体系的に動画編集スキルを習得し、仕事に繋げる方法です。

映像系の専門学校のなかにはTV局が出資しているケースもあります。実際の番組制作の現場に近いリアルな空気感で、即戦力レベルのスキルを身につけ、制作会社などへの就職を目指します

また、大学生や社会人は、動画編集スクールを使い、学業や仕事と並行して学ぶ方法もあります。現役クリエイターの講師から、動画編集スキルだけでなく案件獲得法を教えてくれるスクールもあります。スクールによっては求人の紹介システムがあるところもありますので、転職や副業・フリーランスを目指す方におすすめです。

▼動画編集が学べるスクールは下記でまとめています! ぜひ参考にしてみてください。

動画編集の仕事が向いてる人

映像や動画が好きな人

普段からYouTubeや番組など動画コンテンツを見ることが好きであるのは、重要なポイントです。動画制作には時間と労力を要しますし、トレンドの移り変わりや新しい技術をキャッチしていることが求められます。

日常的に様々な作品を視聴することが好きな方が、モチベーションに繋がったり、自身の作品作りのアイデアに繋がったりするので、強みになるでしょう。

人を楽しませることが好きな人

動画は人の感情を大きく動かす力を持っています。作品を通して、多くの人を楽しませたり、感動させたり、魅力を伝えたりすることが好きな人には向いているでしょう。

自分のアイデアを形にして、クライアントや視聴者など多くの人から反響を得られるお仕事ですので、大きな達成感を感じるはずです。また「こういう作品が作りたい!」という気持ちが原動力になる人は、上達スピードも速いです。

コツコツ作業が苦じゃない人

前述の通り、動画制作は企画〜撮影〜編集〜納品という工程になりますが、編集〜納品までの仕事は細かい作業が多くなります。数分、数秒のシーンを編集するために、数時間かけることも少なくありません。

そのため、細部にこだわり細かい修正作業にも集中できる人、コツコツと継続できる人は向いていて、オススメの仕事であると言えます。

まとめ

以上、動画編集の仕事内容について、また仕事にするための方法についてご紹介いたしました! 動画市場は間違いなく勢いのある分野ですし、今後まだまだ需要の伸びが予想される仕事です。

もちろん、しっかりと基礎スキルを習得すること、現場に入ってもコツコツと経験を積み重ねることがまずは大事です。

しかしながら、作品作りの楽しさや多くの人を感動させたり楽しませたりすることができる魅力があるのも事実です。将来的には、好きな時間に好きな場所で働ける環境も作れるかもしれません。

デジLIGでも、動画編集スキルを身につけて、転職や個人での仕事獲得、今のお仕事での活用などキャリアを好転させている方が多くいらっしゃいます!

少しでも興味がある方、もっと色々と話を聞いてみたい方、ぜひデジLIGの説明会に参加してみませんか? ぜひ、お気軽にご予約ください!

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Taiga Akiyama
Taiga Akiyama Digital Education / School Adviser / 秋山 大河

大学卒業後、地元長野で地域密着型のメディア・出版・広告を扱う会社に企画営業を経験。並行して、複数の地域振興団体に所属し、自治体と青少年育成・まちづくりに取り組む。その後に不動産会社で広報職を経験し、LIGに入社。デジタルハリウッドSTUDIO by LIGのセールス・企画・運営を担当し、クリエイターを目指す方々のサポートを行う。

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