未経験からここまで!?SNSで話題”強カワ”魔法少女Webサイト制作に至るまで

未経験からここまで!?SNSで話題”強カワ”魔法少女Webサイト制作に至るまで

Haruna Okumura

Haruna Okumura

「Webデザインに興味があるけど、未経験からスクールで勉強してどのくらいできるようになるのかな?」

そんな疑問をお持ちの方、まずはこちらのWebサイトをご覧ください。



はちゃめちゃに強カワで印象的なファーストビューですよね。キラッキラのお目々で、少女の瞬きの音がいまにも聞こえてきそうです……!

なんとこちらのサイト、未経験からスクールで約6ヶ月学んだ方が制作した作品なんです!

今回はSNSでも話題になった、”強カワ”魔法少女Webサイトのご紹介と、その制作者であるデジLIG卒業生・菅野さんにインタビューしました。

  • 未経験から6ヶ月間、どんな学習をしていたの?
  • 急成長を遂げた理由をどう考える?
  • そもそも菅野さんってどんな人?

これらを中心にたっぷりお話を伺いましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。

実は、本記事のアイキャッチ(記事冒頭の画像)も、菅野さんに制作いただいています! 印象的なMVを生かした、可愛らしさと上品さを兼ね備えている素敵なデザインです。ちゃんと見てなかった……! という方はぜひ一度戻って見てみてくださいね!

ico 人物紹介:菅野 友香さん【STUDIO上野 2022年2月生/Webデザイナー専攻】
新卒でアパレル関連の会社に入社し接客職を経験。その後好きなことを仕事にしたいと決意し、Webデザインを勉強するためデジLIGに入学。卒業制作で作成したイラストレーターSHIZUKAさんのWebサイトがTwitterで話題となる。
デジLIG(デジタルハリウッドSTUDIO by LIG)とは?
株式会社LIGとデジタルハリウッドが業務提携をしてはじめたクリエイター養成スクール。動画クリエイターやWebデザイナーを目指す方向けのカリキュラムを展開している。現在、上野・池袋・大宮・北千住・川崎にて受講生を募集中!

 
――さっそくですが、卒業制作(Webサイト)を公開してどんな反響がありましたか?

公開してからすぐに、Twitterで引用リツイートとかリプライ、いいねなどのリアクションをたくさんいただきました。一番多かったのがデジLIG生からの反響で、デザインもですが、動きの実装がすごい! と褒めていただきました。

クライアントさんもWebサイト公開の投稿をTwitterでされてたんですが、クライアントさんファンの方からも反応がたくさんあったようで、嬉しかったです。

――ポジティブな反応が多かったですよね。菅野さんのTwitterのアイコンもクライアントのイラストレーターさんに描いていただいたそうで、とっても素敵です! 今回のインタビューは、サイトの見どころを伺いながら進めていければと思います!

ToDoリストは毎日分。目標立てがなにより大事

icoローディングページは作品に使われていたハートのモチーフを一枚一枚手書きで作って組み合わせました。クライアントさんにも気に入ってもらえたし、SNSの反応でも褒めていただいた部分です!

――未経験からスクールに入学されて、まずどんなことに取り組まれたんですか?

Adobe製品の使い方やコードの概念も知らない状態だったので、カリキュラムを順に進めて基本的なことを一から学んでいました。

あとは配布されている動画教材の一覧表を自分でスプレッドシートに作り直してメモ欄を作り、視聴後に各チャプターでどんなことを学んだのかを復習がてらメモしていました。デジタルでメモをとると、あの操作方法なんだっけ? と迷ったときに検索していつでも見直せます。他にもショートカットキーやコードの基礎知識など、動画教材で出てきた知識は絶対に取りこぼさないように、必ずその場でメモしていました。

――勉強時間はどのくらい取られていたんですか?

仕事の日は1~2時間ほど。休みの日はご飯、お風呂、寝る時間以外は1日中PCの前で勉強していました。スケジュール立てておかないと後ろ倒しになるので、目標を立てることが勉強をする中で一番大事だと思っています。日々の積み重ねを継続するためにも、週初めにToDoリストを毎日分作り、動画教材を何個見るなどの計画を立てて進めていました。

4つの習慣で最速スキルUP

――カリキュラム以外にも、習慣的にやっていたことなどはあるんですか?

在学期間中から今でも毎日継続してやっていることが4つあります!

💡菅野さんの4つの習慣
  1. Feedlyでデザインのニュースをチェック!
    これによって、トレンドをキャッチアップする力がつきました。Web業界は流れが早いので、すぐにアウトプットに活かせないとしても情報に追いついておく必要があると考えています。
  2. 1日1サイト分析をしてNotionにまとめる
    もともと見た目重視でデザインをしていたんですが、このデザインはどういった効果があるのかを感覚ではなくロジックで考える癖をつけたので、言語化する力がつきました。
  3. アイデアをNotionにストック
    Webサイトのデザインやあしらいがいいなと思った部分をキャプチャしてNotionに適宜ストックしていました。
  4. 移動時間にPinterestで見つけたデザインの良さを言語化
    そのデザインがなんでかっこいいと思うのか、どこがいいのか具体的に考えるようにしました。デザインのインプットを増やしたことにより、困ったときの引き出しが増えました。

――すごい継続力ですね! その4つをうまく続けられている理由はあるんですか?

Webデザイナー専攻の受講期間は6ヶ月と限られた時間なので、自分に合った方法を見つけて、なるべく長く続けられるように意識していました。もしその方法が合わない・効果的じゃないなと思ったらどんどん次の方法を試して、学習方法を変えていきました。

最初はなかなか自分に合った方法が見つからなかったんですけど、トレーナーさんの意見や周りの人が取り組んでいることをすべて素直に受け入れて、一度試してみてから判断していました。

たとえばトレースを始めてみて、私にはトレースは合わないと気づいたんです。トレースすることが目的になってそれで満足をして、考えることをしなかったからだと思います。できたことに対して満足するのではなく、なんのためにこれをしたのか、これやったことで何が得られたんだっけ? というのを常に振り返ることが大事です。小さいPDCAを回していかないと、ぼんやりしたまますぐ6ヶ月が終わってしまいます。

一流にふれることで自分を高める

――普通の人が6ヶ月学んでもこうなれないと思うのですが、他の方とどんなところが違ったとご自身でお考えですか?

思ったらすぐ行動に移す性格なので、もともとの行動力が高い性格要素もあります。あとはなによりデザインを学ぶことがめちゃ面白かったので、「もっとやりたい、もっと上手くなりたい」という気持ちが人一倍ありました。

大学では語学の勉強に没頭していたりと、その分野で一番になるまでやりたい! という性格なので、好きなことに関してはすごい熱量があるタイプなんです。それがWebデザインになったときも、周りよりも秀でていたい、誰よりも高いクオリティを出せるようになりたいと思い、ひたすらやっていました。根性論になってしまいますが、熱量と時間のかけ方が違ったんだと思います。

――その熱量、私もひしひし感じています! ほかに在学中に意識していたことはありますか?

目を肥やすことに注力をしていました。制作をするときに、参考サイトはこんな綺麗にまとまっているのに、自分のはどうしてこんなカッコよくないんだろう? と思うことがあり、見比べてどこが足りていないのか考えるようにしていました。一流を真似してやっと二流になれると思うので、周りと比べて落ち込むのではなく、一流のものを見て目を肥やすことを意識していました。

そうやって俯瞰的にデザインを見れるようになると、自分の「得意なこと」と「足りていないこと」がわかるようになっていきました。私の場合、デザインをしながら「なんかダサいなあ」とは思っても、それがどうしてなのかうまく言語化ができなかったんです。それってロジカルに考えられていなかったり、引き出しが少なかったりすることが理由だと思うので、そこを伸ばすために時間を使いました。

在学中ずっと意識していたものの、卒業制作のデザインのフィードバックをもらったときに、ロジックをちゃんと答えられなかった自分がまだそこにいて悔しかったですね。これなんかダサいってときに、どの部分がどうダサいからどう変えたいのか、を考えないといいデザインが作れないですし、クライアントさんへもロジカルに説明する必要があるので、これからもっと伸ばしたいスキルのひとつです。

「好き」は物ではなく動詞に使うもの

icoオリジナルページは、クライアントさんのイラストで女の子の周りにステッキが回っているものがあり、これをサイトに取り入れたら絶対可愛くなる! と閃きました。魔法少女感全開で作れたのでぜひ見てもらいたいです!

――在学期間の中でデジLIGに通ったことはどのように役立ちましたか?

デジLIGでWebデザインの基礎や楽しさを知れたのはもちろんですが、それ以外のことも自分で取り組む自走力がついたと思っています。というのも、トレーナーさんからもそういうアドバイスがあったり、周りの受講生さんもしっかり勉強に取り組んでいるので私もやらなきゃ! という気持ちになる環境があったからです。

Twitterから他の受講生さんとの交流を広げて、実際にSTUDIOで会ったりご飯に行ってデザインや仕事の話をしたりしました。デジLIGで出会った、他の受講生さんやトレーナーさんからの影響は大きかったです。

――トレーナーさんへの質問などは活用されましたか?

成田トレーナーに一番お世話になりました! 学び始めた頃、いろんな勉強法がネット上に転がっていてどれからやったほうがいいのか、どれをやったらいいのかわからなかったんです。そんなときに相談をしたら、バナーのコンペやトレースという学習方法があることや、参考サイトの探し方などを教えてもらいました。課題のチェックもですが、手を動かして実践する時間をとるのが大事! というWebデザインの勉強の仕方を教えてもらえたのはとても参考になりました。

――Webデザインを勉強して、人生変わったな、自分成長したなと思うことはありますか?

かなり人生が変わったと思います! 好きなことを仕事にしたいと昔から思っていたんですが、前職では好きな「服」に囲まれていたはずなのに、この先何をしたいんだろうと考えることが多かったんです。

でもWebデザインを学んでみたら、自分は「Webデザインをすること」が好きだと気づきました。どんなWebデザインでもジャンル問わず好きだし、Webデザイン勉強してみて自分が本当にやりたいことはこれなんだな、と見つけられました。「好き」は「もの」じゃなくて、「動詞」に使うものなんだなと実感しましたね。

未経験こそ、自分の好きや行動を発信すべき

――卒業制作をTwitterやnoteで発信することは、作品公開前から計画されていたんですか?

公開前からnoteを投稿する計画はしていました。これから卒業制作に取り組む方の参考になったらいいなという思いもあったんですが、それよりもこんなにこだわったサイトを、Twitterや卒業制作発表会だけじゃ説明しきれなくて、自分が語りたすぎて書きました。自己満足の部分が大きかったので、こんなにリアクションをいただけるとは想定していなかったです。

――きっと菅野さんのWebデザインへの熱意が伝わったんですね!

今回こうやってたくさん反応いただなかで、とくに褒めていただいたのがクライアントさんに突撃する行動力でした。私自身作りたいものに関して絶対に妥協したくなかったので、直談判して探すことに抵抗はなかったんですけど、結果として自分の気持ちのままに行動したことに対して評価をいただけたのは嬉しかったです。

最初はデジLIGの人にちょろっと見てもらえたらいいなくらいだったんですけど、いろんな人の目に止まってnoteのリンクをわざわざクリックして見てもらえたことにびっくりしています! Twitterの反応がすべてじゃないとわかってはいるんですが、有名なデザイナーさんにも反応をもらったということで、ちょっとは認めてもらえたんじゃないかと素直に嬉しく思っています。

――ほんと、すごい拡散力でしたよね! ぜひ今回の件から学んだことや考えていることを教えてください。

あまり自分で発信するようなタイプではなかったんですが、今回の件から、未経験だからこそ自らの取り組みを発信していくのはすごく大事なんだと実感しました。未経験だとスキルの部分でプロの人に認めてもらうことはそうそうないと思うんですが、今回はWebデザインにかける熱量や行動っていう部分で評価をいただくことができました。

こうした内面的な部分で勝負できるっていうのは、逆に未経験にしかない強みだと思います。デジLIG生のみなさんも、卒業制作や自分の作ったものに対して、どういう思いで作ったのかを発信していけば、プロのクリエイターさんに見ていただける機会もあるかもしれないので、どんどん発信するべきだと思いました!

これから目指すデザイナー像

――卒業後について、現在考えていらっしゃることをぜひ教えてください。菅野さんはどんなデザイナーを目指していますか?

私が目指すデザイナー像は3つあります。1つは、「誰もみたことがないクリエイティブを作って、人の心を動かせるデザイナー」です。こんなの見たことない! このアイディア面白いなあと言ってもらえることがなによりも嬉しくて、そんなデザインが世の中に溢れたら楽しいと思っています。

2つ目は「情報設計も強いデザイナー」です。情報設計とか論理的な思考ができた上でクリエイティブ色が強いサイトを作れると思うので、サイトは使うものだよっていう基本的な概念を忘れずに、論理的に情報を組み立てられるようになりたいです。

3つ目は「実装も強いデザイナー」です。コーディングをするのも楽しくて好きですし、自分に実装の知識がたくさんあればデザインの幅も広がるのでこれからも頑張りたいです。

――これからデザイナーを目指したい! 人生を変える一歩を踏み出したい! と考えている方に一言お願いします!

未経験からのWebデザインの勉強は、きっと想像以上に過酷で泥臭い努力も必要ですが、それ以上に学ぶ楽しさも半端じゃないです。

なにかを作るのが好き、Webデザインが大好き、好きなことを仕事にしたいと思っている方がいらっしゃったら、私も一緒に切磋琢磨して頑張りたいと思っています! なによりも私自身は楽しんで毎日勉強しているので、これをみてWebデザイン楽しそうだなと思っていただけたら嬉しいです。

大変なことも多いけどそれを上回る楽しさもたくさんあるので、Webデザインを絶対仕事にしたいと考えている人がいたら、デジLIGはすごくいい場所だと思います!

さいごに

今回は、未経験から6ヶ月で急成長をされた菅野さんにお話をお伺いました。強い意志をもってデジLIGに通い、Webデザインの勉強をすることで人生が変わったとのお言葉をいただき、私も嬉しいです。

デジLIGでは、Webデザイナーや動画クリエイターを目指す方のサポートをさせていただいております。転職だけでなく、フリーランス、副業、趣味などで学習を検討されている方も、ぜひ無料個別説明会へお越しください!

無料説明会予約はこちらから

この記事のシェア数

Haruna Okumura
Haruna Okumura Digital Education / School Operator / 奥村 春菜

1995年生まれ。大学卒業後、シェアハウスを扱う不動産会社の海外事業部で賃貸営業を経験。その後学生時代にアルバイトをしていた縁でLIGのコワーキングスペース「いいオフィス」に出戻りし、運営・管理業務に従事。現在は「デジタルハリウッドSTUDIO by LIG」で受講生の入学後のサポートを行う。コミュニティ運営が大好きで、話しかけやすいオーラを出すのが得意。

このメンバーの記事をもっと読む
デジLIG卒業生インタビュー | 84 articles
未経験からWebクリエイターを目指すならデジLIGへ
個別説明会はこちら 資料請求