こんにちは! デザイナーのカイトです!
僕は未経験からスクールに通いデザイナーになったのですが、LIGに入社する前、6ヶ月ほど社内のインハウスデザイナーとしてインターンを経験しています。
最近デザイナーを目指す方にそのインターンの話をしたところ、「インターンってどうやって探したんですか?」「したほうがいいんですか?」などご質問をいただき、TwitterのDMでもお問い合わせいただくことがチラホラと増えました。
この記事では実際にインターンのために準備するもの、探し方、デザイナーインターンのメリット・デメリットなどをまとめてみました!
目次
デザイナーインターンはしたほうがいい?
僕としては経験できるのであれば経験すべきだと思っています。
なぜならデザインの実務を通して得ることができるインプットとアウトプットは、独学で学習した内容よりも実践的で質が高いからです。
しかも、日常業務を眺めているだけでも「こんな感じなのか……」と学べることが多いため、インターンが終わった後、転職でどんな会社に行きたいかイメージしやすくなります。
インターンのために準備するもの
ポートフォリオ
▲僕のポートフォリオです
どの会社も必須だと思います。基本的にWebで見れるものはマストで、グラフィック志望の方は紙のポートフォリオが必要です。
僕の所感ですと、Web志望の場合、紙のポートフォリオはあったらなお良いと言う感じでした。他の方よりやる気の面でアピールになるというアドバンテージがありそうな印象です。
▼「ポートフォリオってどうやって作るの?」という方はこちらの記事も併せてご覧ください。
Web業界に転職するなら知っておきたいポートフォリオ作成のコツ。作品例も紹介
未経験デザイナーのためのポートフォリオの作り方【作品集制作編】
履歴書・職務経歴書
会社によってですが、必要なところが多く、まれになくてもいいところもありました。
たまに「現在通っているスクールについてどこに書けばいいですか?」と聞かれるのですが、僕の場合職務経歴書の自己PR欄に通った経緯と現在の状況を書きました。
ガッツ
これはあったらでいいです。
最初はなかなか会社が決まらず心が折れてしまいそうになるため、そのときに必要になる可能性があります。そのときは「他のみんなも落ちてるし次行こ〜」くらいのテンションでどんどん進みましょう。
負の感情を切り捨てます。「どうせ自分は成功するから〜」くらいのマインドでいきましょう。
インターン募集サイトと探し方
Wantedly
僕はWantedlyを使って、どんどん応募しました。経験年数2〜3年とかの募集要項でも送っていました。
とにかく応募しましょう。
Wantedlyの活用の仕方はイチミ様の記事を参考にしていました。プロフィールの書き方のコツや、採用担当者に刺さるプロフィールについてまとめてあります。
Job by 美術手帖
実際に応募したことはないのですが、いろんな会社があるんだなあと知見を得るために参考としてよくのぞいていました。たくさん会社を見て自身のビジョンを思い浮かべるときに役立ちます。
デザインのお仕事
職種とカテゴリーが見易く分けてあり、検索がしやすいです。未経験やインターンの募集もしているのでオススメです。
デザイナーインターンのメリット・デメリット
メリット
インターン後にどんな会社に行こうかイメージをしやすい
現場の雰囲気を自身の肌で感じて見ることができるため、会社を選ぶ際の判断がしやすく、入社後のギャップを軽減できる可能性があります。
デザインを続けるためのモチベーションが保ちやすい
実際のデザイン業務を通して独学で学んでいたことを実践できるため、デザインをしてる感じがして楽しいです。
僕の場合、「クリエイターに近づいている感じがして楽しいな〜」と思いながらインターンをしていました。
いい意味でギャップがあり、そこからテクニックを得られる
デザインといえば、バナー、LP、HP、ポスターなどなど、華やかにパパッと作れるんじゃないの? とイメージしていましたが、必要な写真のレタッチや、イラストとして使う素材の制作(似たような形や同じものを何個も作る作業)など完成までたくさんの作業がありギャップがありました。
地道な作業でしたが、それを通して得た集中力やデザインツールのテクニックはどこでも応用できるものでした。
インプットとアウトプットの質があがる
実践的な業務に取り組むことができ、周囲の方からデザイン情報やテクニックを教わることができます。PhotoshopやIllustratorをはじめ、制作しているとわからないことが出てくると思いますが、そのときに周囲の方が教えてくれます。
※教えてくれない場合は自分で聞くか、時間に余裕がある場合、Google検索、YouTubeを見るなどします。それでも解決しない場合、働く期間を決めて吸収できることだけを吸収して辞めるか、続けてみてそのさきに何か得れるものがあるかも……とモチベーションを保ってみるか、各々無理のない範囲で取り組むことがおすすめです。体が資本なので大切にしましょう。
デザインツール以外も学べる
デザインのことだけではなく、すべての業務一つひとつを通して学ぶことが多かったです。僕の通ったインターン先ではSlackを使っていたので、現在LIGでも連絡ツールとして使っているSlackの運用方法も学ぶことができました。
Slackの、文章をワクで囲むキーを使えば読み手が読みやすくなる、赤文字にしてみるなど、さまざまな工夫に刺激を受け、僕もいまだに試行錯誤しながら日々活用しています。
※すべての会社が一から教えてくれるかはわからないので、自主的に質問するなど状況に応じて取り組むことが必要だと思います。
他にインターンの方がいる場合、刺激になる
僕が働いていたインターン先では、僕の他にインターン生が2人いたのですが、日々の業務を通じて他の方の制作物や取り組みを見ているとそこから学べることが多く、自分もしっかりやらないと……と気が引き締まりいい刺激を受けていました。
それによって勉強を続けるためのモチベーションが上がり、インプットとアウトプットの質も必然と高まります。
転職活動のときに経験がアドバンテージになる
まったくの未経験で0→1スタートの方よりも、少しでも経験がある方のほうが優遇される可能性があります。また、少しの期間でもインターンを自発的に経験していたことで「やる気がある」と思われることもあるため、チャンスや可能性を広げることができます。
インターン先にそのまま就職できる可能性がある
インターン期間が終わる直前に、お声がかかる可能性があります。
あらかじめその会社でインターン経験をしているので、入社後のギャップを未然に防ぐことができます。未知の会社より安心です。
デメリット
先輩が教えてくれるとは限らない
これは先輩というよりも会社全体が、デザイナーを育成する制度が整っていない場合は厳しいという、環境の問題があります。
あまりに忙しすぎて教える暇がない、そもそも、育成する文化がなかったためそうしてもらえないなど考えられますが、その場合は今の自分に何ができ何が吸収できるのか常に考え、取り組むのがいいのではないかと思います。
福利厚生が完備しているかわからない
どの会社も蓋を開けてみないとわからないことが多いので、デザイン業界だけがそうなのか? と聞かれるとそんなことはないと思います。実際にその会社のHPを見れば、どんな取り組みをしていて、これまでどんな歴史を歩んできたのか、よくわかる会社もあります。
とくにブログを更新し続けていて、事業内容をはじめ普段の取り組みがよくわかる会社を選ぶのがいいと思います。僕はそういう会社を中心に探していました。
インターン先が見つかり働く際に注意したいのが、契約内容に反した業務時間を強いられたり、コンプライアンスを無視されるようであれば、自身に無理のない範囲で続けたがいいと思います。なかにはそういうとこで揉まれたいという方もいますが……。
ワークライフバランスが崩れる可能性がある
人によっては現在の労働環境も考慮しながら、ダブルワークのような状態でインターンに取り組む必要があるため、私生活に支障が出る方もいます。自身の生活のバランスを考えながら無理のない範囲で挑戦しましょう。
何度もお伝えしますが、体が資本です! 休むときはしっかり休みましょう。
正直、インターンをすることによるデメリットはワークライフバランスの調整以外はあまりないのではないかというのが僕自身の感想です。それ以上にメリットで得られるリターンのほうが明らかに大きいです。もし可能であればぜひ挑戦してみてください!
まとめ
未経験からデザイナーを目指すのは正直とても大変です。
しかし、このブログを最後まで読んでくださっている方や、現在スクールに通われている方は、すでにデザイナーを目指すために前進しています。その1歩をより大きく、実りのあるものに近づけるために、ぜひインターンを経験して夢を叶えていただければとてもとてもとても幸いです。
僕自身、 Wantedlyで何社も落ちてしまい、最後に面接していただけた会社に拾っていただけたおかげで今の自分があると感じています。インターンの経験はかけがえのない財産になりました。インターンの経験がなければLIGにいなかったかもしれません。
このブログが皆さんのお力になれば幸いです。
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