社内に撮影できる人を増やしたいなら!2ヶ月で身につく8つのスパルタメニュー

社内に撮影できる人を増やしたいなら!2ヶ月で身につく8つのスパルタメニュー

おまめ

おまめ

こんにちは! デザイナー兼フォトグラファーのおまめ (@omame_creator) です。

デザイナーになる前は独学で写真を勉強して、フリーランスフォトグラファーをしてました。仕事は絶対断らない精神だったので、ウエディングやファッション撮影、メディア撮影、宣材やCM、MV撮影など幅広く撮影していました。

学校に行ったわけでも、師匠がいたわけでもない。最初は周りでカメラ持ってる人もいない状態で、何もわからなかった私でしたが、資料を集めまくって、とにかく撮りまくることで、座学だけで勉強するより爆速で成長できたと思っています。また、自分に才能があったわけではなく、同じような流れで勉強すれば誰でも2ヶ月以内に基礎的な撮影はできると確信してます。

実際にLIGで「スパルタ撮影ブートキャンプ」というカメラ講座を行い、カメラを触ったことがない人でも、撮影ができるようになりました。今回は、撮影ブートキャンプの特徴やメニューを紹介します。やるからには絶対結果にコミットしたかったので、色々工夫しながら講座の内容を詰めてやってみました。

私自身このカメラ講座を開いて、学びがたくさんあったので、そちらも共有させてください。

目次 

【前提】なぜ過去の社内カメラ資料で知識が定着しないのか

LIGでは何度もカメラ講座は開催されたことがあるそうです。さまざまな先輩方の撮影資料もあるのですが、全く定着していない状態でした。

まずは過去のカメラ講座や資料では、なぜみんなが撮影できるようになってないのかということを考え、今回の講座では反省を活かしたものにしようと洗い出しました。

ゴールがない人をターゲットにしている

いつかいい写真が撮れるようになったら、LIGブログでも、趣味でも、自分が好きな写真が撮れるからいいなと思っている方は多いですが、別に撮影できなくても業務に影響はしないので、資料を渡されるとあとで読もう、とダウンロードして終わっている人が多い印象でした。目標がない人をターゲットにしても(きつい言い方ですが)徒労に終わることが多いです。

アウトプットの場がない

資料を見てわかった気になっても、いざカメラを構えてみると、そもそも設定の仕方がわからないなど、できないことが多いことに気づくかもしれません。そんなとき周りに頼れる人がいなければ学んだ知識を生かすことができません。

講師が善意の範囲でしかコミットできない

社内の講座なので、お金をもらうことは難しいです。仲間から感謝されることは嬉しく、モチベーションは上がりますが、自分の仕事が忙しくなれば、チーム的にもそちらを優先しなければならなくなり、アフターフォローができなくなる可能性もあります。

ネクストアクションが決まっていない

学んだことをどう活かすのか決まっていないことが多く、講座が終わったことに生徒も講師も満足してしまうことが多いです。講座は最低限知識を得る場所で、次のアクションまで決めないと、知識の定着は難しいと思います。

スパルタ撮影ブートキャンプを開催するに至った経緯

あるとき、仲良しのメディアディレクターころもさんとご飯を食べていたとき「本当は自分で撮影もしたいけど何からやったらいいかわからない」と相談されました。

個人的に教えることもできるのですが、せっかくなのでLIG全体の撮影スキルを向上させたら、LIGブログのクオリティも上がるし、記事の外注費も削減できるし、レタッチを引き受けるデザイナーの工数も削減できるのでいいことしかないんじゃないかと思って、カメラ講座を開催することにしました。

結果にコミットするスパルタ撮影ブートキャンプの特徴

あえて誰でも受けられるようにしない敷居を儲ける

※実際に告知した文面。

趣味で活かせたらいいなぁくらいの方にはご遠慮いただき、負荷がかかること、目標を設定していただくことなど、手間がかかることも最初に明記しました。これによって「それでもいいから、自分の目標達成のために撮影できるようになりたい」と言ってくれる意欲の高い方々のみ集めることができました。

いらないことは教えない

※実際の資料の1スライド

あくまでLIGブログの記事内画像を撮影できるようになることがゴールとして、余分な知識(クリエイティブなライティングや物撮り、無限にある構図など)は一切排除。

余分なことも話したくなってしまうことはあるのですが、基礎ができ、写真にハマってから好きなジャンルの撮影ができるように知識を蓄えていくほうが身につくと思ってグッと堪えました。

現場で学ぶことのほうが多いと思っているので、知識は最小限で、撮影をこなすことに注力しました。

目標を記載してゴールを明確化

※実際の目標シート

正直、今回参加していただいた方の半分は先輩です。先輩方に対して目標設定をお願いするのは偉そうかなぁと躊躇しました。しかし、ネクストアクションを決めるのになくてはならないものだと思い、目標シートを作って記載をお願いしました。

メディアチームは、社内で撮影できるものは自分で撮影することで、外注費を削減できる。教育事業部では、デジハリウッドSTUDIO by LIG(デジLIG)関連の記事の写真クオリティをあげることで、お問い合わせのUPにつなげる。いいオフィスチームは、コワーキングスペースの写真を綺麗に撮ることによって、サイトからの流入を増やすなど、それぞれのチームによって撮影する目的は違ってきます。

ただ撮影ができるようになるだけではなく、最終的に利益を生み出すところまで考えて目標を決めることで、やる気も上がるし、次になにをすればいいか、なんのために撮影するのかが明確になり、撮って終わりにならなくてすみます。

プロジェクトの成果を自分の評価に組み込んでもらう

※実際に評価面談で出したスライド

評価面談の際にこのプロジェクトを元に上司にプレゼンしました。半年後までに◯円の外注費削減、デザイナーの工数を削減することによって出せる記事の量も増える。

私がいなくても撮影できる人が増えることで得られるメリットなど、このプロジェクトの価値を定量的に伝えました。その際に達成できたあと、自分の給料も◯円あげて欲しいなど、具体的にお願いしました(怒られるんじゃないかと思っていましたが暖かく聞いていただいたジョニーさん、まこりーぬさんに感謝です)。

これもすべて、自分ごと化したいという意図がありました。

講座をするといっても、普段はデザイナーとして別業務があり、その量を減らすことはできません。資料制作、質疑応答、レビュー、進捗リマインドなど、講座時間を差し引いてもびっくりするほど時間がかかったりします。

ボランティア精神でやるのではなく、自分の評価にも関わっていると思うことで、より結果にコミットするようにプロジェクトを進行させることができます。これを踏まえ、参加を決めてくれたメンバーには、会社に利益をもたらす定量的な目標を決めていただき、それを全員分達成させることを私の目標としました。

とにかく毎回課題がでる。実践日を設ける

※実際の実践撮影の様子

普段はリモートで動画講座をしていましたが、知識を入れるだけじゃ絶対に撮れるようにならないので、実践編としてオフィスで集まって撮影会を開きました。

撮ってみると、設定がそもそもわからなかったり、ピントが合わなかったり、講座で学んだこと以外のトラブルも起こります。聞いてもらえると一瞬で解決するので、学んでから実際に撮影するまでの1つの心の障壁を取り除くことができます。

また、構図や設定なども、その場でレビューができるので、自分の癖も知ることができ、他の人のレビューを聞くことで次の失敗も未然に防ぐことができるように。ここでも、メディアの撮影でよく用いられる、オフィスの中の5箇所に絞って撮影することで、次回同じ場所で撮影するときに活かすこともできます。

何よりもみんなとわいわい撮影することで楽しいので、撮影が怖いものでなく楽しいものだと思えるきっかけにもなるのではと思いました。

撮影ブートキャンプの本気で上達するメニュー

集まっていただいた8人のなかには、カメラを触ったことがない人もいたので、本当に1から解説するメニューを考えました。実際のメニューは、私が独学で学んだ順番・内容を踏襲しました。スライドにして約150枚ほどにまとめることができました。

毎週50枚ほどのスライドが必要になり、最初の1ヶ月は結構徹夜で頑張ったりもしました(笑)。詳しい内容はころもさんがブログにまとめてくれているのでこちらをご覧ください。

各セクションで意識したポイントなどをさらっとご紹介していきます。

1.自分のカメラを理解する


部署が違うメンバーが集まっているので、使用するカメラもそれぞれ異なります。このセクションでは、まず自分が使用するカメラのセンサーサイズ、レンズの画角の特性を解説しました。

また、この講座ではフルサイズ換算の画角を共通言語として進めていきたいので、それぞれフルサイズ換算の画角、F値をシートにまとめてもらいました。これによって、撮りたいものと持っているものが異なっていて、今までうまくいかなかったことなどが明確になりました。

2.カメラの基礎知識編


マニュアルモードで撮影できるようになることを目指し、ISO、シャッタースピード、F値のそれぞれの特性と、この3つの組み合わせによって明るさが変わることを解説。

私自身マニュアルではなく、絞り優先モードなどで撮影しているときもあるので、オートモードの有効活用方法も紹介しましたが、基本的に講座中はマニュアルモードだけで撮影してもらうことにして理解を深めてもらうことにしました。

3.撮影地の選び方編


撮影地を選ぶポイントを、過去に会社で撮影された失敗写真から、絶対やってはいけない4つと、もっとよくなる構図や光の見方を解説しました。

メディア写真に特化しているので、よくあるインタビューカットなど、メディア写真で用いられるシチュエーション別に気をつけるポイントを解説し、次回の実践編でどういう風に撮影したらいいんだろう、と迷うことがないよう、各自今後撮影することになりそうなカットの参考集めをしてもらいました。

4.実践撮影


ここまでで学んだ内容を活かし、実際にLIG本社に集まってもらって撮影をしました。よく使うテラスや執務室、いいオフィスの中など6箇所を回って撮影。

わからないことがあったらその場で答え、写真のレビューも一瞬でできるので、とても充実した時間にすることができました。また、各自楽しく撮り合うことで撮影の楽しさも共有できたのではないかと思っています。

5.中間課題レビュー会


前回で撮影の基礎はすべてお伝えできたので、中間課題として、実際に外部にアウトプットする写真を各自撮ってきていただき、Meet上でレビューをしました。オフィス撮影や人物撮影、インタビュー撮影など、チームによってそれぞれ写真のテーマが違い、全員のレビューを共有することで学びがあればと思いました。

課題は今掲載されている記事内画像の撮り直しです。架空の撮影ではなく、実際に自分が撮った写真が世に出るので、実績にも自信にも繋がればと思い、課題を設定しました。

みなさんのアウトプットが本当に素晴らしく、元の写真より格段に良いものを撮ってきてくださって、本当にやってよかったなと思いました……。

6.レタッチ基礎編


この会からレタッチを解説していきます。基礎編ではLightroomの使い方について説明しました。

ただ、1時間では到底お伝えできる量ではないので、ある程度どこで撮ったものでもワンクリックで綺麗にレタッチできる「LIGプリセット」というプリセットを作り、このプリセットありきで説明しました。

この講座のゴールは、全員良い写真を爆速で撮れるようになって、会社の利益に貢献すること。Lightroomを完璧に使いこなすことではないため、プリセットを用意しました。

これであまりレタッチに悩まず、ストレスなく撮影できるようになればと思っています。また、レタッチをする前に参考画像を用意して、ゴールを決めてからレタッチをしてもらうようにしました。今回は、お手本として私がレタッチした写真をお渡しし、似せるようにレタッチしてもらうことを宿題としました。

7.レタッチ応用編


前回の宿題のレビューとして、私の写真を仮の「お手本」として、これに似せる色合い、明るさ、構図になるようレタッチしてきてもらいました。

 


お手本を作る意図としては、好みでレビューをしないためです。レタッチに明確な正解はないので、私の写真が正解というわけではないのですが、今回は基本操作を理解して思い通りに操ることをゴールとしてこの課題を出しました。

また、Photoshopの解説は主にゴミ取りなど、よく使う加工に絞って解説しました。

8.卒業課題レビュー会

最後に卒業課題として、中間課題で撮影した写真をレタッチしてもらい、新しい記事内画像を世に出すことを課題として取り組んでもらいました。

提出する際は、写真のゴールを決めてもらうため、参考画像もあわせて提出してもらい、私はその参考を見ながらどこが違うかなどのジャッジをさせていただきました。最高のアウトプットを出していただき本当に感動でした……。次の章で一部をご紹介します。

実際どれだけ写真が変わったのか一部をご紹介

たくさんお見せしたかったのですが、いい写真はどんどん記事に反映してしまい、BEFOREが残っていた記事の写真が2つしかなく……。こちらを紹介させてください。

池袋のデジLIG校舎を紹介する記事

BFFORE


一番はゴミなどがよけられておらず、ごちゃっとした印象でした。またすべて同じハイポジションから撮影されており、スマホで撮影したような写真に。モニターを見ている写真は特に画面に余白がなく。圧迫感のある写真になってしまっていました。

AFTER


余白を意識し、適切な構図、ポジションで撮影されてとっても見やすくなりました。また、主役であるケビンさんを目立たせるよう、絞って撮影されているなどの工夫から、ごちゃっとした印象が払拭。画面を見ている写真も余白がとられ、圧迫感なく素敵な写真になりました!!

デジLIG卒業生のインタビュー記事

BFFORE


全体が暗く、インタビュー中の写真はピントが人ではなくパソコンに合ってしまっていました。中央に人物がいる写真も、後ろに大きく人の後ろ姿が2人写っているなど整理されておらず、ごちゃっとした印象でした。

AFTER


インタビュー写真なので、インタビュワーの肩越しに三分割構図で撮影したりと、構図に意味を持たせて撮影することができており、ストーリーが伝わるように。まとめの写真も1人ではなく、2人入れることで状況がよりわかりやすく伝わるようになりました。適切な明るさでカメラ内設定がされているので、BEFOREの暗い印象が払拭されました。

撮影ブートキャンプの講師を担当して学んだこと

これをやる前は、職種も違う8人の方に対して、本当に全員に対して結果を出せるのだろうか? 後輩なのにうざいって思われないだろうか? など色々考えていました。でも実際はそんなことなく、熱意を持って聞いていただき、最高のアウトプットを出していただくことができました。

今回、撮影講師をやってみて、プロジェクトを通して学んだことを記載していきます。社内向けの勉強会を成功させる1つの事例だと思ってみていただけると嬉しいです。

やっぱ撮るに限る

最初の仮説の通り、やったあとで思ったのは、とにかく撮ることが大事ということ。

例えば設定で明るくするやり方を学んだとして、実際撮ってみると、どのレベルが明るさの適正露出になっているのかわからずに困ってしまうかもしれません。人の顔で判断するか、背景の壁の色で判断すればいいのか、座学で学んだことを実践し、レビューすることで、どこがわからなかったのか明確になります。

撮らないとなにも始まらないと思いました。

やってきてもらいたいことは絶対事前に伝える

大人数で進めていると、誰かが設定方法がわからなかったり、ソフトのダウンロード方法がわからなかったりすると全体の講座が止まってしまいます。

行き当たりばったりでは進行が悪くなってしまうので、つまづきそうなポイントや、ダウンロード、設定など機種によってやり方が異なるものなどは概要を説明したあと、調べて、講座前日までに用意していただきました。

これによって機材トラブルや基礎的なところでのつまづきで講座が遅れることはありませんでした。

リマインドは大事

私自身、これやった? あれやった? と言われるとムスっとしてしまうタイプなので、あまりやりたくなかったのですが、リマインドしていないものが上がってこないのは自分のせいだと思い、課題提出前など、1つのものにつき3回ほど全体にリマインドしました。

みなさんお忙しく、忘れてしまうのは当然のことだと思い、その思い出す役割を私が担保できればとの思いでやっていました。

オンラインでもコミュニケーションが取れる工夫が大事

大人数のウェビナーで1人で話していると、みんなマイクオフでシーンとした空間で話し続けることとなります。私自身かなり寂しいし、視聴者目線に立ってもあまり頭に入ってこないんじゃないかなと思い、スライドが一段落するごとにクイズコーナーを設け、ランダムに解答してもらいました。

いい間違い方をしていただき、これをやらなかったら定着しなかったなと思っています。

大変、だけどたのしい

通常のデザイン業務に加えて、資料制作、質疑応答、レビュー、進捗リマインドなど、講座時間を差し引いても、びっくりするほど時間がかかり、期間中は作業が深夜に及ぶことも多々ありました。

また、スライドが1枚もない状態で毎週講座があるので、どんな内容にしようか考えるリサーチが本当に大変で、自分がやったことを思い出したり、いろんな初学者向けのカメラ本などを読んだりしました。

そうすることで私も忘れていたような知識を得ることができ、より自分の撮影にも生かすことができるように。また、メンバーの写真が本当に素敵な写真ばかり上げてくれるので、最後には嬉しくて仕方がない、やってよかったと心から思っていました。

受講いただいた方からの感想

約2ヶ月間一緒に走ってきたのですが、今後の改善点など、受講いただいた皆様からの本音をいただきたく、感想をいただきました。

正直どう思われているか不安に思っている部分もあったのですが、ポジティブな意見いただけて本当にやってよかったなぁと思っています・・・!

インハウスエディター ミッチーさん

カメラは何度もやろうやろうと思っていたのですが、F値やISO感度などの基礎知識を学ぶ時点で挫折してしまい、触ったことがなかったです。今回の撮影ブートキャンプでは、その基礎知識から実践まで一貫して行っていただけたので、大変助かりました。

また、メディア運営者としてこれまで何度もフォトグラファーさんに仕事をお願いしてきて、撮影現場も何度も見てきましたが、カメラの設定や構図など、いざ自分が撮影すると、考えることが多くて苦労しました……。

今回の撮影ブートキャンプがきっかけで撮影ができるようになったので、これからどんどん撮影していきたいと思います!

メディアディレクター かけるさん

想像を遥かに超えた丁寧で詳しい内容、ありがとうございます!

正直なところ、最初は「まあせっかくだし一応聞いとくか〜」くらいのスタンスだったのですが、講座を受けていく過程で、本気でカメラを頑張らなくちゃいけないな、という意識になりました……!(講座のおかげで一眼レフも買いました。貯金が無くなったので今は泥水すすって生活しています)

また、メディアディレクターして案件を自分で撮影できるようになったり、Photoshop、Lightroomでレタッチできるようになったりと講座を通して、自分のできることの幅が広げることができました。

まだまだ撮影のクオリティは低く、スキルを上げていきたいので、今後も何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします!!

メディアディレクター ころもさん

今まで「F値・SS・ISO」などよくわからなくて難しそうな設定に対して苦手意識を持っていましたが、この講座でその苦手意識を完全払拭できました! おまめさんの講座はちゃんと原理から説明してくれるので理解しやすくて、今はマニュアルモードで撮影することが楽しいです!

学んだことを生かすためにこれからたくさん撮影を経験したいと思います!

まとめ

少し私のカメラマン遍歴を書かせてください。

私は新卒で入社した会社を退社したあと、紆余曲折ありカメラマンを目指すのですが、持っていた一眼レフは初心者用のもので、趣味のバイクを撮っていただけでした。

そこから貯金をすべて叩いてプロ用のカメラを買い、友人にお願いしてポートレートを撮影させていただき、ポートフォリオとしていろんなプラットフォームサイトの運営会社に持っていったり、SNSで発信したりしました。

一番最初の撮影は友人に紹介してもらったファッション系のクリエイティブ撮影。やったことはありませんでしたが、全然できると言って受けました。ライティングが必要だったのでストロボを買い、撮影日までライティングセミナーに行ったり、自分を部屋で撮りまくって、どういう角度で当てればいいのかなど、かなり研究をしました。

そこからコスプレやペット、建築、フード撮影など、どんな撮影でも、撮影日までテストで自分や周りの人を撮りまくって、自信をつけてから撮影に臨むように。

ウエディングの撮影で一番結果が出せるようになり、BtoCの撮影においてカメラマンは技術だけでなくホスピタリティーも重要、と学んでからは、話し方の本などを読みまくり、とにかく人に会うようになりました。

主に活動していたLovegraphの中では80組以上のお客様にご指名いただき、上位10%のカメラマンに。また、この頃は前職の収入を超えるようになっていました。

SNSで発信することで、作品撮りを一緒にできるようなモデルさんやスタイリストさん、メイクさんなどの仲間もでき、今でも全員のポートフォリオになるような作品を月1くらいで撮っています。その作品のおかげで、広告やWebサイトの撮影、アーティストの宣材撮影などのBtoBのお仕事にもつなげることができました。

学校に行ったわけでも、教えてくれる人がいたわけでもないのですが、私は本とセミナーで学び、ひたすら自分を撮ることでカメラマンとして成長できたんだと思っています。私にとって大切だったのは、質の良いインプットをして、ひたすらアウトプットすることでした。

そのため、たくさん撮れば、誰でも絶対自信を持って撮影をこなせるようになると確信していました。

今回の講座でこれが実証されたと思っています。仕事が忙しい中前向きに課題に取り組んでいただいた皆さまには本当に感謝しています。

ありがとうございました!

LIGはWebサイト制作を支援しています。ご興味のある方は事業ぺージをぜひご覧ください。

Webサイト制作の実績・料金を見る

この記事のシェア数

デザイナー、フォトグラファーのおまめです。好奇心が尽きません。 ギターとバイクと青春と旅が好きです。何かを作り出すことに喜びを感じます。 古代文明を研究するメディアを作っています。 このまま好きなことに夢中になる人生を送りたいです。

このメンバーの記事をもっと読む